Cat’s purr

トリアタマ用メモブログ

分かる人にしか分からないことを書く。

えみくりさんのブログで、おじろう組の里中守さんが今年の5月に亡くなっていたことを知った。えみくりさんと同世代くらいなのに、いくらなんでも早すぎる。ショッキングなニュースだった。

えみくりさんの書くもののなかで時々名前を見かけるくらいで、失礼ながら、私はおじろう組さんの本を買ったことはなかった。おじろう組は超大手サークルなのに、ミーハーな私が通ってこないなんてなんでだろう? と思ったら、里中さんを悼むツイートの画像に小次健の表紙の本が。そうか。私は健小次で、高河ゆん尾崎南を読んでいたのだった。それに、ジャンル関係なく読んでいたえみくりさんは、C翼では源岬だったよね?
初めて同人誌を手にした頃の自分は逆カプという概念もなかったくせに、今思うとカプ固定だったらしい。だから一度も本を買うことなく来てしまったんだった。バカだな、私。おじろうさんのC翼本、読んでみたかった。

そんな私だけど、里中さんと里中さんがいなくなってかなしい人たちへ、哀悼の意を捧げたい。
でも、あっちに行くのは早すぎてとても残念だけど、うらやましいとも思ってしまう。好きなことをずっと続けて、たくさんの人に愛されて。私も何か、好きなことを思いっきりやったあとであっちに行きたい。そんな気持ちになった。

 

翼や星矢全盛の頃の同人作家さんには、とんでもないスターが多い。それまでにはなかった規模の大手サークルが次々に現れて、数々の伝説を残していったと思う。
今もそういうカリスマはいるのかもしれないが、C翼や星矢のときほどのビッグジャンルは現れないし、あの当時のカリスマレベルの人も、ちょっといないのでは?って個人的に思ってる。
多分、今は同人作家の人口があのときの比ではなくて、コンテンツも量産されているがゆえに、あの熱量が再現されることは、今後は起こりにくいのかもしれないね。

そんなことを考える懐古厨なのである。

中居さんと声優さん

先週の中居正広金スマは声優特集だった。

 

番組はすごく面白かったし楽しかったのだが、私はこの推しと推しの共演を、どう形容していいかわからない気持ちで見た。
 
中居さんは私の推しである。92年からなのでかれこれ30年ほどの往年の推しである。中居さんは言わずと知れた元ジャニーズの人。ジャニーズと、声優さんは、私の中では別々のカテゴリーに分類されている。
 
私の一見解かもしれないけど、オタクはしばしば、オタク趣味とそれ以外を区別しがちだ。
声優好きな自分は、オタクな自分。
ジャニーズ好きな自分は、一般の自分。
個人的には、そういうカテゴライズだった。
交わることなどないと思って長年過ごしてきたので、中居さんと神谷浩史の共演で、そのカテゴリがオーバーラップしてしまって、なにかめちゃくちゃ落ち着かない気分になった。
 
声優さんがこれだけ話題になったり活躍している昨今、もう声優さんが好きなことをオタク趣味として隠さなくてもいいのかもしれない。
神谷浩史が好きですと、パンピの同僚に言っちゃってもいいのかも。
オタクが恥ずかしいとは思わないが、理解されなくて否定されたり、色眼鏡で見られたりするのが面倒で、オタクじゃない人にはオタばれしないように生きてきた。でも、そもそもそれがもうナンセンスなのかも。まあ、私は腐女子で、腐オタをばらす気はないので現実的ではないのだが。
 
神谷浩史は2006年頃からの長年の推しさんで、今の最推しは古川慎なわけだけれども。
待ち受けの画像が誰か聞かれて、大好きな声優だと答えられるようになるのかなーとか、考えた夜だった。
 
あーーーしかしほんと金スマの神谷すごかった。
当たり前なんだけど、声優さんって役者さんだよね。
声だけの演技でも、表情も仕草も、リヴァイになってた。
かっっっっこよかったです。本当に。
中居が「神谷さんがかっこよくて、神谷さんばっかり見ちゃう」だって。
だよね!!!!
わかる!!!!!!
この気持ちを中居と共有する日が来ようとは……。
本当に感慨深いです。笑
 
 
関係ないけど、同僚が陰謀論者になってしまって最近会話がしんどいので、マジでオタばれしたい。
私、本当は推しの話しかしたくないんですとめちゃくちゃ言いたい。
推しがどんなにかわいいか語らせてほしい。陰謀論しんどい。
↓3年前も同じこと言ってた
 
文中敬称を略していて失礼しました。
普段の呼び方で書きました。

だかいち沼にいます。


 

*ご注意:ネタバレにいっさい配慮していません

 

すげー沼なんですけど。笑
何気なく見たアニメがじわじわおもしろくて、原作Kindleで一気読みして、鬼リピートして、ドラマCD買いそろえるまであっという間だった。久しぶりに沼に落ちた。CDは最初、初回限定セットが残っていた4巻と5巻だけ買ったら、リピートが止まらなくて、結局残り4作品も買ってしまった。すごい俊敏だった。

「抱かれたい男1位に脅されています。」タイトルだけは知っていて、人気があったのも知ってた。でもなんとなくBL卒業しつつあって今まで通らずにきてしまったので、今さら沼にはまってちょっと戸惑ってる。そしてなんでもっと早く読まなかったのか後悔してる今は。すごくすごくおもしろいです「だかいち」。

沼は楽しいけどお金が大変だよ。入手困難になってるドラマCDの「ロケバス痴漢セット」とか「高人さんお誕生日セット」とかの小冊子も読みたいけど、これはもう諦めた。相場がとても高すぎる。
それからさらに深く沼に潜って、今は桜日梯子ファンブックを注文したり、最新のスペイン編が載ってるマガビkindle版をあらかた購入したり。雑誌を追いかけるようになったらホンモノの沼だよ。「恋する暴君」以来だこんなの。あ、アニメ円盤1巻も予約したんだった。だって特典CDがついてくるんだもん。(円盤1巻は1話収録のみなんだよ。全部で7巻出るんだよ鬼だよ…)

そのスペイン編の最新号はマガビ11月号で、「12月号に続く」って書いてあるのに12月号には掲載名がないんだよね。なんで? 急遽休載なのか、間違いなのか。こちとらやきもき追っかけ中なんだからやめてくれよ。どこかにアナウンスしてくれよ。あっリブレに問い合わせしてみる? リブレのサポートめっちゃ親切だし回答早いし聞いてみたい。でも今日、ファンブックの再版状況問い合わせたばっかりだから聞くの恥ずかしいかも。こいつどんだけ沼なんだよプって絶対思われそう。同じアカウントでCD連続3回注文して問い合わせして即ファンブック購入したあげく、「だかいちの連載は次いつ載りますか?」とか聞くの絶対恥ずかしい。聞かないけど。

そのファンブックはさ、kindleではカラーが見られないから紙の本がほしかったのにいろんなところで品切れ中で、アマゾンは入荷まで2ヶ月とか書いてあって一応注文可ではあったのよ。でも公式のリブレ通販で品切れ中だったから、これ入荷なさそうだなと思って、「再版予定ありますか?」って聞いたの。そしたら、一時間くらいですぐ返事が来て、「在庫調整したので現在数冊のご用意ができました。重版の予定は未定なのでお早めにお求め願います」ってことだったので即リンク飛んで俊敏に購入したよね。ありがたやありがたや。
ファンブック楽しみだなぁ。これが届いたら今度は、紙の本を揃えたいんだけどさすがに来月かな…。紙の本は売り切れるってことはないと思うし。

あーすげー!! 久しぶりにどっっっっぷり沼だ!!笑
非オタの友人から「最近はなにかはまってる?」とかメール来たんだけど、オタバレしてるとはいえガチBLの話はできんよ…。けどだかいちの話しか今はきっとできない。

 

マガビ10月号は「准太史上最も酷薄な夜」っていうアオリでね。これ読まないでいられなかったよね。その中で准太が、冬文対策で高人さんに別れを切り出された時のことを思い出して不安のどん底に落ちちゃってキレちゃうシーンがあってね、なんかもう可哀相で可哀相で辛いんだよ。
高人さんも「抱きしめてやらなきゃいけない気がする」って思ってるんだけど、いかんせんキレた准太に両手縛られてるからね。高人さんはいつもと違って「チュン太離せ」って最中ずっと言ってるんだけど、准太はそれを拒絶されてると取ってしまってますます闇落ちしていくあのかみ合わなさ。

ハピエンBLだからどうせあとでちゃんとなぐさめてもらえるのはわかっていても、准太が不憫ですげーやきもきする。かわいそうにめっちゃトラウマになってるんだよあのときのセリフが。「じゃあな、東谷」っていうアレが。

高人さんを抱き潰した翌朝、准太が朝ご飯作ってる間に高人さんが部屋から消えちゃって、そのときの准太の後ろ姿が哀れで…。綾木にちょっかい出されて一人で電話を握りしめてるときの後ろ姿に似てた。マジほんと不憫だったー。

翌11月号は准太表紙だけだったし。えーと…この続きいつ見られるの? Kindleは来月半ば? あれ、これ待ちきれなくて紙のマガビ買っちゃいそうじゃない?
紙の雑誌はすぐに溜まるのでなるべく買いたくないんだけどな。なんとか我慢できますように。というかもうコミックス6巻出てもいいくらいストック溜まってない?
これからネトラレトライアングルの雑誌掲載があって、それからコミックスになるとして、来年の春頃? CDの次作は来年の夏か秋頃?
それまで生きる…! けど、もちょっと早くしてほしい今すぐギブミー感がはんぱないって特にコミックスの次巻。

こうやって書いてみると、私は准太推しなのか?って思うけど、だかいちは箱推しというか作品推しでちゅんたか推しだよなー。どっちがってことはないかな。かわいそうな准太萌えではあるけど、早くパタキラしてる准太が見たいよ。

 

高人さんの「じゃあな、東谷」にどれだけ准太は傷ついていたのか。今回その傷が思いのほか深かったことが分かって、やっぱり…!って思った。
あのあと、冬文が誤報だったと報道が出て、そのどさくさで高人さんのスキャンダルもうやむやになって、准太と離れている必要がなくなって覚悟を決めた高人さんが准太を取り戻しに行って大団円だったけど、もし、高人さんが何もしなかったら、准太はどうやってヨリを戻すつもりだったんだろう?って思った。
「いちばん尊敬している先輩と近々同居する予定なんです」なんてテレビで発言して言質を取ったからにはどうにかして取り戻すつもりだったことはわかるんだけど、それを直に見てみたかった気もするんだよね。必死に、もう一度好きだと告白する准太が見たかったし、それに絆される高人さんも見たかった。

あと、例のキス写真は長谷川の元にデータまだあると思うんだけど、それはいいんだろうか。准太はなんとか手に入れようとするんじゃないかって思うのよ。あ、それとも、黒百合さんとの写真を撮らせたあとにちゃんと取引してたのかな。(長谷川は「撮らされた」って言ってたから多分そうだな)
いくら旬じゃなくなったとはいえ、男同士の、抱かれたい男1位と2位同士の濃厚キス写真なんて、いつでもめちゃくちゃスキャンダルだと思うんだけど。時期関係ないと思うんだけど。しかも黒百合さんとの仲はガセだったってわかってからなら、義理立てなくキス写真載せられちゃうんじゃない?って思うんだけども。なんかそうはならずに長谷川さんいい人で終わってしまってよかったけどもさ。

あと黒百合さんどこまで知ってんの?って思った。いやあれ全て知ってる顔だけどさ、周りのスタッフも訳知り風に微笑んでいたけどさ、ちゅんたか公認ってことなの? みんな知ってるけど准太の味方で騒がないでくれているいい人達なの…?!って思ったんだけど私だけだろうか。
あ、そっか。准太は黒百合さんに「西條高人さんのスキャンダル写真の相手、あれ俺なんです」って打ち明けたあと、「あれは足を踏み外した西條さんを受け止めただけのもので報道されているようなことではないんです」って説明して、「とても尊敬している先輩に迷惑をかけてしまってなんとかしたいと思う。どうか協力してくれないでしょうか」的に話しているとしたら、高人さんとの恋愛関係にまでは言及していなかったのかもしれない。
だとしたらね、高人さんが「こいつの指は薬指以外も全部俺が契約するので」とかぶちまけたのは超絶爆弾発言だったのでは??? 俺たちホモです、みたいな発言ぶちかましたのに、黒百合さんはそんなの今さら、みたいな顔で「あらあら」とか微笑んでたけど……どうなんですか??? 「後ろの彼に嫉妬されちゃうわね」とかも言ってたからご存じなんだとは思うけどー。准太がそこまで暴露していたかどうかは疑問なんだよね。
わかった。准太「協力してもらえないでしょうか」のあと、黒百合「尊敬する先輩、ね。……本当にそれだけかしら?」みたいな返しがあって、「……高人さんは俺の特別な人なんです」みたいなやりとりあったかも!!!って思う。皆まで言わずとも分かってくれた黒百合パイセンなのかも……!!!

ほんと、ここまで当て馬キャラが当て馬として気持ちよく機能している作品って私は見たことないかも、黒川百合江。綾木千広にしても、ひどいゲス野郎なんだけど、ちゃんと人物が描かれていて、酷いだけの人間じゃなくて、その上メインキャラにいやというほど嫉妬させてくれる当て馬キャラはそういないよ。読んでてどっちも嫌いになれないところも共通してる。
「あの男にどこまでこの体を許したんですか…!」
「黒川百合江を抱いたのかよ……!」
こういうセリフ、めちゃくちゃめちゃくちゃ盛り上がるよね。ベタなのに読んでてキュン死する。
というか、こうやって書いてみると、紅葉鬼編といい、パパラッチ編といい、高人さんと准太で同じようなことやってるんだなー。当て馬が現れて、別れそうになって、前よりもっとくっつく。という展開をくり返しているだかいち。ベタなのになんでこんなにおもしろいんや…。

 


0章の准太のモノローグ、「嫌われるってこういう感じなんだ」ってすごいセリフだと思うんだけど。え?この子ったらそれまで誰かに嫌われたことがない子なの?って驚愕した。
いくら顔もスタイルも性格もよくて人気者でも、やっかまれたり嫉妬されたりして嫌われることなんて普通あるでしょ。二十数年生きてきて、初めて人に嫌われたと自覚したんだよこの子。「嫌われるってこういう感じなんだ」すごいセリフだよ普通言えないよこんなこと…。恐ろしい子……!
作中で「天使力」とか言われている準太のチャーム能力は恐ろしく高いんだけど、准太はそれを自分で分かっているところがあるよね。対して高人さんも非常に人を引きつける魅力を持った人なんだけど、もちろん芸歴の長い人気俳優なので、自分の魅力は自覚していてそれを見せる能力も持っているんだけど、プライベートな部分では無自覚なところがあるよね。その無自覚な魅了を准太に対して発揮している高人さんが好きです。無自覚な高人さんにドキッとさせられている准太を見るのが死ぬほど好き。要はツンデレ萌えってことなんだけれども。

高人さんが自分の魅力になんで無自覚なんだろうって考えたら、高人さんの周りって、准太以外はあんまり高人さんをちやほやする人がいないから?ってちょっと思った。卯坂GPといい、佐々木マネといい、特別扱いしないフランクな感じがするよね。高人さんの親しい人はみんなそうだし、それまでの恋愛遍歴も割と相手と対等な関係を築けていたんじゃないだろうか。高人さんが仕事以外で素を出して付き合っている人はみんなそうだったんだろうなと思うよ。

酒癖があまり良くない高人さん。その上あまり酒に強くもない高人さんは、気を許した相手の前ではうっかり飲み過ぎて記憶をなくしたりしちゃうんだけど、ということは、あの綾木にも気を許していたっていうことになるよね。それは気心の知れた舞台メンバーと一緒だったからが大きいと思うんだけど、高人さんは割と綾木のこと嫌いじゃないのでは?って思う。綾木のことよく見てて、どんなタイプなのか分析して仕事のアドバイスまでしてるあたり。でもそれは准太のときもそうだったから、特別な好意がなくても、共演者にはいつもそういう気遣いをしてしまう人なんだろうな。ライバルとして意識しつつ、共演者に対してリスペクトする気持ちにあふれた人だよなと思う。同じ仕事をしている人に対しての愛があるんだよな、なんか。綾木なんか仕事に対しての姿勢は褒められたもんじゃなかったのに、才能がある人のことが大好きなんだよな、高人さんって。

だから才能のかたまりの准太を見てると焦燥感もあるし、誇らしくもあるし、一緒に歩いて行くために自分も頑張ろうって思える。とてもとても健全な思考の人だ。でも准太は割と違うんだよね。高人さん至上主義で、多分高人さんが俳優だから自分も同じ仕事してるようなふしがあるよね。「高人さんは分かってない。俺にとっては西條高人だけが全てだ」はっきりそう言ってたし。そこのところのすれ違いが、今後割と大きくなっていきそうな気がする。スペインでもかなりそれがネックになってきてるしね。

でね、綾木のこと高人さんは嫌いじゃないんじゃないかっていう話。高人さんの評価は「中の上」だから嫌いな訳がない。舞台で共演した仲間だしね。准太的には、大事な大事な高人さんに手を出したとんでもないゲス野郎なんだけど、高人さんはなんかもう水に流しちゃってるよね。結果的に大事にはならなかったし、「先に潰れた俺も悪かった」って言ってて自分にも非があるって思ってるみたいだし。ここでも准太と高人さんに温度差があるんだよね。
高人さんはたいしたことないって今は思ってるかもしれないけど、准太としては許されないことを綾木はしたからね。あーおもしろい。

好きな気持ちに大きさがあるとしたら、高人さんより准太の方が大きいのか。そうは思わないけど、准太のほうがちょっと不健全なんだよね。高人さんは准太のためにならないと思えば別れることも辞さないけれど、准太は例え二人とも破滅しても絶対に離れたりしないでしょ。二人ともお互いのことが好きなのに、准太はヤンデレ気質なんだよな。高人さんはひたすら男前で。あーーーおもしろい。
同じ芸能BLの「春を抱いていた」だと、岩城さんが高人さんタイプで加藤が准太タイプなところあったんだけど、加藤は病まずに健全な道を行ったよね。加藤は俳優としての野心もしっかりあって、岩城さんをライバルだと思っていたけど、准太は正直、高人さんをリスペクトしすぎてライバルだと思ってないでしょあんまり。というかこれっぽっちも思ってないのでは…? そのあたり今後どうなっていくのか、とても楽しみだよ。ほんとに。

 

ちょっと語りすぎじゃない?こんなに語ることあるってすごくない?笑
この長文をもし読んでくれた人がいたとしたらお疲れ様でした!!!