03.後ろの詰まる音

日本でよくテレビのテロップなどに出ますよね。「オーマイガー」

これで、ひと騒動ありました。私がこれを言ったら「それ何?」と聞かれてしまいました。

Sarah: Are you saying “Oh my God?”

 (あなた、オーマイゴッドって言ったの?)

Michiko: Yes, that is what I said.

 (そういったのよ) ※これ、当時、覚えたての言い方でした!

Sarah: Your sound is not like you said.

 (ちょっとちがうのよ)

It may be because of your pronunciations for “G” and last “D.”

 (それはたぶんGと最後のDの発音の問題の問題ね)                

There are several way of pronunciation for “G” sound.  I admit that. So, that is not making confusion.

 (Gの発音については、人によりいくつかの発音があるは、それは問題ないのよ~) 

But, the sound of last “D” is causing problem.

 (おしまいのDの音が問題なのよ。)

See, a lot of my Japanese friend can’t pronounce “T” and “D” in the end of the word. That’s bother me a lot.

 (私の日本人の友達は、みんな単語の終わりのTやDの発音ができないのよ~。それがすごく耳障りなのよね)

Those last “D” and “t” may not be sound alike those are pronounced. But they are there. 

 (単語の終わりのDやTは発音していないように聞こえるけど、そこにあるのよ。If you can’t pronounced them, that is okay, you would just make your mouth like you are pronouncing. That would make big difference.

 (もし、発音できなければ、それはそれでいいから口だけでも発音しているようにつくっとくべきよ。)

Michiko: Is it important? 

 (それって大事なの?)

Sarah: Well, if you keep pronouncing as you are now, you would sound like you are foreigner.  That means you would never get trusted as you are people who living here.  If it is okay for you, you would never mind what I just said.

 (そうね~今の発音を続けてたら、貴方は外人よ。ここに住んでいる人としての信用はもらえないわ。それでいいなら気にしないで。)

But, if you want to get trusted as we are, you definitely need to learn this point.

 (もし、あなたが私たちのような信用を得たかったら、きちんと発音することは絶対に必要よ)

Michiko:  Okay I would definitely try.

 

≪その当時、三戸先生からもらったアドバイス

日本人が欧米人と仲良くなろうとして、彼らが使っているスラングを自分の耳に聞こえるようにそのまま発音するのは、欧米人にはとても可愛く、ときには滑稽に聞こえる。単語の後ろについているDやTは、日本人に殆ど聞こえないことがあるが、その前の音で終わってよいわけではない。特に今テレビのテロップにでる「オーマイガ~」を日本人がそのまま発音してしまうと、ちょっと違うどころではなく、間違った発音と言える程、ネイティブの発音とかけ離れた悪い発音になってしまう。このような単語の例としては、Dot, Perot, Chevrolet, fruit, などがある。

 

 

 

 

 

02.破裂音と唇を噛む音

あるとき私は課題の提出期限に遅れてしまい、校外にある教授の事務所までレポートを送らなければならなくなりましたが、うっかり住所を聞くのを忘れてしまいました。

 

教授の名前はDr. Quebedeaux(ケベドー)といい、ハーバード大学を卒業した優秀な教授です。他州にお住まいの教授は、今晩マンハッタンにあるハーバードクラブに宿泊しているという事で、そこに電話しなければいけなくなりました。

 

電話です!電話はとても難しいことです。目の前にいる相手とは会話しやすいのですが、声だけが頼りの電話は難しいんです。

 

Clark: Hello this is Harvard club. How may I help you.

      (ハーバードクラブです。)

Michiko: Hello.  I want to speak to Dr. Quebedeaux please.  I think he is staying at your Hotel.  I want to speak with him.

   (こんにちは、このホテルにケベドー教授が宿泊されてると思うのですが。お話しできますか)

Clark:  Dr. who?  Would you please give me the spelling of the name?

   (すいませんなんという教授ですか?お名前のスペルを教えてください。)

Michiko:  Okay, it is Q U E B E D E A U X.  

   (そうですね。Q U E B E D E A U Xです)

Clark:  Q U E V E D E A U X?  

   (Q U E V E D E A U Xですか)

Michiko: No Not V but B.

   (あ!ちがいます。VじゃなくてBです)

Clark:  I am sorry but I don’t follow what you said.  Isn’t there someone who speaks English well?  You may want to get help from your friend.

      (申し訳ありませんが、よくわかりません。どなたか英語の話せる方はおそばにいませんか?どなたかお友達に助けてもらった方が良いと思います。)

 

≪その当時、三戸先生からもらったアドバイス

これも、VとBの発音の違いについて。Bは破裂音なので、一旦唇をとじ息で閉じた唇をわるように発音する。破裂音は、他にP等がある。Vは下唇を上の歯ではさむようにして、唇を震わせるように発音する。といって電話などでは紛らわしくなるので、綴りは頭文字の単語を使って表現するとよい。そうすると、以下のようになる。

 

Q as queen, U as universe, E as English, B as Bird, E as English, D as diamond, E as English, A as Apple, U as universe, X as x-ray.となる。

 

Michiko: Okay I will tell you the spelling of his name.  It is Q as queen, U as universe, E as English, B as Bird, E as English, D as diamond, E as English, A as Apple, U as universe, X as x-ray

    (OK じゃあ、つづりを言うわよ。クイーンのQ,ユニバースのU、イングリッシュのE、バードのB、イングリッシュのE、ダイヤモンドのD、イングリッシュのE、アップルのA、ユニバースのU、X線のXです。)

Clark:  Well said.  Now I follow what you said.  And I got his room number.  I will connect you now.  Here you go.

   (良くわかりました。教授の部屋番号もわかりましたので、今おつなぎします。)

 

三戸先生:スペルを説明するときは、以下のような単語を使う。少し違ってもわかりやくければ大丈夫。覚えておくと便利。

A

apple

B

Bird

C

Cap

D

Diamond

E

English

F

France

G

Germany

H

Happy

I

Italy

J

Jerry

K

Key

L

London

M

Music

N

Nancy

O

Octopus

P

Paris

Q

Queen

R

Radio

S

Sugar

T

Tango

U

Universe

V

Victor

W

Washington

X

x-ray

Y

Yellow

Z

Zanzibar

 

 

 

 

 

 

 

01.鼻に抜ける音

ニューヨークについてしばらくたったある日、私は友人からショッピングモールに買い物に行こうと誘われました。

 

「広くて色々あって面白いし、英語の勉強になるよ」と言われて参加しました。

 

向かったのは、ハドソンバリーモール。ついて驚きました。広い!「集合場所はココ、迷子にならないでね」といわれ解散!広さに圧倒され、迷子になるのが怖かったので、仲良しにしてくれている現地人にくっついて行きました。

 

そこで彼は、「アメリカのジャンクフードは癖になるぞ、たとえばあれだ」とアイスクリーム屋をさしました。そして、アイスクリームの注文は、英語の勉強になると言うのです。

 

What would you like? (何が食べたい?)

I like vanilla ice-cream.  (バニラアイスかな。)

Okay.  Let's Go place order.  (じゃあ、注文しろよ。)

Oh!  You want me to place order?  Wouldn't you do it? (してくれないの?)

Well, I think this is good practice for you.  Why don't you do it?  You have to challenge for it.   (勉強だよ!チャレンジしないと。)

 

で、私はバニラアイスを注文しましたが、わかってもらえません。何故か、「バナナか?」と聞き返されます。ま~こんな感じでした。

 

Clark: Okay, haw may I help you.

Michiko: I want vanilla ice cream.  

Clark: Okay bananas right?

Michiko: No, vanilla!  

Clark: Banana right?  How would you like? Single?  Double? Cup?  Corn?

Michiko: Oh no!  I need your help Peter.

Peter: Okay she wants vanilla ice-cream on sugar corn.

Michiko: Okay.  Hold on a moment.  Here you go.

 

≪その当時、三戸先生からもらったアドバイス

バニラの「バ(V)」の発音はバナナの「バ(B)」とは違うことは有名。それと、もう一つ欧米人に聞き取ってもらえない可能性のある発音にバニラの「ニ(N)」である。この発音は、日本語の「ニィ」のように口を横に広げて発音をしないで、中途半端な「ニ」で息を鼻から出すように発音する。ほとんど鼻で発音する感じ。このような発音は日本語にはないので、意識して覚える必要がある。他にはカタツムリのsnails.膝のkneeなどがある。

 

 

 

 

 

0.留学を決意~清水の舞台から飛び降りるって、こんな感じ?~

初めまして。Michikoです。ブログ訪問ありがとうございます。私は留学経験を通して、ネイティブに近い英語の発音を身に着けることができました。その悪戦苦闘の体験を、これからブログに記していきたいと思います。

 

思い起こせば就職して3年が経った頃は、毎日毎日同じ業務の繰り返しで刺激もなく、家に帰ってもだれもいない一人暮らし。

 

学生時代は、社会に出てからの国際交流に希望を持って英語を学んでいましたが、実際に就職してみるとそのような場にも立てず「このままでは英語も忘れてしまう~」と、不安と不満が増殖する毎日でした。

 

会社の人間関係にも慣れず、上司にはしかられてばかり。「もういやだ~、転職してやる~。」と上司に退職届けをたたきつけようとしました。

 

しかし、何故か上司は意外な理解を示し、会社を休職して友人と二人で1年間の語学留学をすることになりました。

 

しかも幸いなことに、会社の上司がニューヨークに住んでいる友人を紹介して下さり、留学先と滞在先はわりとスムーズに決定。さらにありがたいことに、そのお友達が、空港まで迎えに来てくださると言う事です。

 

「良かった~、でも空港でどうやってその人に会うんだろう?」「ニューヨークの空港って、どういう所だろう」不安と期待が頭の中を駆け巡る中、出発しました。これが私達の、珍留学記の始まりでした・・・・。

 

留学先の学校で、私は「三戸先生」という方に出会いました。三戸先生は日本生まれ日本育ちですが、独自の学習法でネイティブな発音を身に着けたという方で、特に日本人留学生の発音矯正を担当されていました。

 

私も留学当初、ほとんどネイティブの発音が聴き取れず、発音も滅茶苦茶で何度も相手から聞き返される始末でしたが、その都度、三戸先生のアドバイスを受けることで克服することができました。このブログの中でも、私が記憶する限り、三戸先生からいただいたアドバイスを紹介してみたいと思います。