夕日見便りmickey

Life is Amazing!素晴らしき今ここ

おとぎの国

(60)おとぎの国
日本帰国にPCRは無し、ワクパスでOKになったものの、入国アプリ登録が必須で面倒でしたが無事帰国出来ました。
まず電車に乗ってしみじみ感じるのは、日本人はなんと小さい人達でしょう!大きな西洋人を毎日見慣れた目には、コロボックルか妖精かと思う程に日本人はチッコイ人種です。而も女性は何だか子供っぽい服を着ています。秋葉原で1泊することにし、夕暮の街を歩くとメイドカフェの女の子が歩道にズラリと並んで、フリフリミニの衣装で子供みたいな細く平べったい声で呼びかけるので、アアここはやっぱりおとぎの国妖精の国なのだわと確信したのです!
西欧人が日本が好きと言うはずです。御伽の異国おとなしくて、優しくてサービス満点ですから面白いし居心地は満点でしょう。私達はお寿司を食べて、居酒屋に梯子酒すると、周りの声が聞こえてきます。ワオ、意味が手に取るように分かる不思議!分かり過ぎて気味が悪いねえ--。西欧人は情熱的ですがとても合理的そして自立しています。比べると日本人は情緒的と思えます。酒場の話も互いに気分を喋って陶酔してる様子です。又自立より周りに合せてバランスしています。だからマスク!もう役に立たないマスク!(日本中ずーっとマスクしててもこんなに蔓延したではないか!マスクが役に立たなかった証拠だわ)周りに合わせてマスクの国はちょっと辛いです。どの国もマスクなんてしていませんでしたから。又蚊や虫がほぼいませんでした。湿度が低いせいでしょうか?日本は湿度高く水の国という感じがします。人も自然もしっとりしています。
そして翌日、台風の中、電車が止まって友人の車で半年ぶりに帰宅しました。庭はジャングル化していましたし、室内は大掃除必須です。もっと驚いたのは、色々忘れていて家電も使えなかったりしました。コーヒーメーカーは壊れたと思いましたし、シャワーのお湯が出ないと思ったら電源忘れてたとか〜全く愉快です。しかし、とうとう帰宅したのです!不思議な気分です!我が家は多過ぎる自分の物で溢れています。長旅の後の客観的になっている目を、やがて消えゆくまでのつかの間、面白がって楽しんでいます。
日本の美味しいご飯と日本の良さを噛みしめて、ぼちぼちと参ります!
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ドバイおまけ

(59)旅の終わり、帰国の途に着きました。ジョージアからドバイに到着したのはお昼頃、空港から1歩外に出て驚きました。暑いだろうと覚悟していましたが、覚悟等ぶっ飛ぶ暑さで、熱風というか、サウナの中というか、灼熱360度から暑さがきます。そしてホテルに入るとめちゃ寒いのです。この温度差で身体はきっとオタオタしているでしょう。このドバイは旅のオマケです。高層ホテルは広々立派です。バスルームが2つも有ります。砂漠の中の人口の街は何でも世界一です。ビールも世界一高くレストランでしか飲めませんが1杯2000円、友人は世界一の7つ星ホテルのアフタヌーンティーを勧めてくれたが一人2万円ですから止めました。世界一のドバイモールと世界一の噴水ショーを巡って、ドバイバイバイです。これからエミレーツで帰ります。夢の様な6ヶ月間でした。みんな親切だったなあ!言葉分からなかったけど心は通じて楽しかったなあ! 長旅の夢が叶ってありがたかったなあ!心配して見守っていてくれた皆様ありがとうございます!!
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ジョージア最後の日々

(58)ガマルジョバ!
トビリシに戻って来ました。3週間ぶりのトビリシにもはや懐かしく、嬉しいような気分がしていることに驚いています。今まで引っ越しの度に、新しい国 未知の街で緊張していましたが、ここは慣れ親しんだ既知の街です。そこに戻って来て嬉しい-らしい自分に妙な気分です。とまれ見知った街は、気楽です。 家はルスタベリ通りのオペラ座の前を入った、いい感じの古くから有る住宅地で近所の人が隣のベンチでおしゃべりしています。入り口のベランダにはブランコがあって黒猫ちゃんが寝ています。なんと猫の名はノミ!微妙〜
部屋はとても綺麗で居心地良く完璧、とても気に入っています。涼しくなったのでバスタブ付きも嬉しいです。
そしてここが、とうとう最後の家です。ここまで予定通り無事に来れたことに大いに大いに感謝です。無謀にも一人で決め、計画した旅です。陽ちゃんが付き合ってくれたので実現出来ました。陽ちゃんにも感謝です。4月1日に出発して今日まで、放浪生活にも慣れて、これがまるで普通という感じがあります。今は旅が終わってしまう淋しさと、同時にそろそろ帰りたいと思う気持ちがmixです。感謝と共に大事に残りの日々を過ごします!
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葡萄は素晴らしい

(57)ぶどうは偉大です!
今日は小さなワイナリーを訪ねました。この小さなワイナリーは看板もなく扉は固く締まっている普通の屋敷です。やっと出てきたオーナーは、我々を歓迎してくれて、早速地下のワイナリーに案内してくれました。とてもひんやりしていました。そして地面に埋めた瓶クヴェヴェリを見せて、ワイン造りの説明をしてくれました。この独特の製法はジョージアで8000年も前から始まったのだそうです。カヘティ地方の良質な葡萄を足で潰しカメに入れて醸造してその後樽で熟成します。白、赤、そしてオレンジワインです。白ワイン用のぶどうで皮や種も入れる赤ワインの製法で造るときれいなオレンジワインになるそうで、ジョージアの名物ワインです。説明が終わって上のテラスでテイスティングです。オレンジワイン2種類と赤ワイン、そしてチーズやナッツ、フルーツもう3人で宴会です。どれも美味しくて、オレンジワインはとても渋くも美味しく最高でしたから私は飲みすぎてしまいました。
別の日、宿のオーナーは、庭でブランデーを造っていました。。庭の果実を発行させたものを蒸留します。ワインの絞りカスのぶどうを発酵させて造るとチャチャという名になります。40度の強いもので2回蒸留して80度の火の付く強いお酒も造っていました。勿論ここでも宴会です。近所のおじさん達と出き立てをグイグイです。私は少しだけ。というわけで最初はぶどう酒、カスでチャチャ葡萄は2回お酒になります。又葡萄ジュースを煮詰めて作るチュルチヘラというジョージアのお菓子が出来ます。葡萄はそのまま食べたりジュースで飲んだりしても美味しいですから、本当に素晴らしい果物です。葡萄の葉で作るトルマというジョージアの料理もあります。そして聖者ニノの十字架は葡萄の枝ですから、なんと葡萄は偉大でしょう!もうじき葡萄の収穫が始まるジョージアに私はもういません。
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葡萄は偉大です

(57)ぶどうは偉大です!


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今日は小さなワイナリーを訪ねました。この小さなワイナリーは看板もなく扉は固く締まっている普通の屋敷です。やっと出てきたオーナーは、我々を歓迎してくれて、早速地下のワイナリーに案内してくれました。とてもひんやりしていました。そして地面に埋めた瓶クヴェヴェリを見せて、ワイン造りの説明をしてくれました。この独特の製法はジョージアで8000年も前から始まったのだそうです。カヘティ地方の良質な葡萄を足で潰しカメに入れて醸造してその後樽で熟成します。白、赤、そしてオレンジワインです。白ワイン用のぶどうで皮や種も入れる赤ワインの製法で造るときれいなオレンジワインになるそうで、ジョージアの名物ワインです。説明が終わって上のテラスでテイスティングです。オレンジワイン2種類と赤ワイン、そしてチーズやナッツ、フルーツもう3人で宴会です。どれも美味しくて、オレンジワインはとても渋くも美味しく最高でしたから私は飲みすぎてしまいました。


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別の日、宿のオーナーは、庭でブランデーを造っていました。。庭の果実を発行させたものを蒸留します。ワインの絞りカスのぶどうを発酵させて造るとチャチャという名になります。40度の強いもので2回蒸留して80度の火の付く強いお酒も造っていました。勿論ここでも宴会です。近所のおじさん達と出き立てをグイグイです。私は少しだけ。というわけで最初はぶどう酒、カスでチャチャ葡萄は2回お酒になります。又葡萄ジュースを煮詰めて作るチュルチヘラというジョージアのお菓子が出来ます。葡萄はそのまま食べたりジュースで飲んだりしても美味しいですから、本当に素晴らしい果物です。葡萄の葉で作るトルマというジョージアの料理もあります。そして聖者ニノの十字架は葡萄の枝ですから、なんと葡萄は偉大でしょう!もうじき葡萄の収穫が始まるジョージアに私はもういません。
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ジョージアン ポリフォニー

(56)アルメニアから夜行列車でジョージアに戻り、ムツヘタと言う町に来ました。ムツヘタはBC4世紀からAD6世紀にかけてジョージアの首都で、町ごと世界遺産に指定されています。
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町には3つの世界遺産の古い教会があり、その最も大きいスヴェティツホヴェリ大聖堂は聖女ニノの祈りによって病を治す聖水が流れた柱の伝説や、キリストの外衣の一部が埋められているなどの言い伝えがあります。その大聖堂でポリフォニーを聴きたいと思い、そのすぐ隣の家に1w滞在しています。
ジョージアン.ポリフォニーはアカペラ多重声合唱で、ユネスコ「人類の口承及び無形遺産の傑作」に指定されています。ポリフォニー(Polyphony) は複数の声部からなる音楽で、全ての声部が独立し、それぞれが同じ比重で歌われます。
ジョージアポリフォニーは、キリスト教になるずっと以前から、ジョージアの各地方で日常的にアカペラで歌われていました。そこへキリスト教が入ってミサもポリフォニーで歌われるようになった様です。ですからジョージアの教会にはオルガンはありません。西洋音楽の影響は受けていないのです。
ところが、大聖堂のミサの時間に行くと、入れてはくれませんでした。観光客が増えミサの時間に観光客は入れなくしたようです。(そうですよね 皆熱心に祈っているのに、物見遊山で観光客がウロウロなんて嫌ですよね)分かりますが〜残念過ぎます!殆どその為にだけ、他には何もないこの町に来たのですから、がっかりです。出直してミサが終わってしまった教会を、私もやはりとウロウロ見学しました。さて、外に出てからご飯を食べる相談をしていた時です。??マイクテスト?音のする教会の横手に回り込むと、人だかりが〜ナントイウコトデショウ!! アカペラのポリフォニーコンサートが始まったのです!
12人程の男女が、素晴らしく美しいハーモニーで歌い出しました。あれ程聴きたかったポリフォニーが目の前で歌われています!。心地よい響きが青空に広がります。何という幸せ!私の為のコンサートかしらって思ってしまう、嬉しさ。曲は最初教会音楽で後半は民謡風、何曲も続きます。途中から録画もしてみました。ジョージアの3弦の楽器が1本入る曲は民謡でしょうか、手拍子が入り、子供が踊ります。最後に子供も飛び入りで歌って、皆が笑って終わりました。とても素敵でした。本当にありがたいです。今日も感謝す


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(西洋音楽史上ではポリフォニーは中世〜ルネサンス期にかけて流行ったようで、複数の声部でかつリズムも別のものをポリフォニーと呼ぶようです)



天使たち

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〈55〉アルメニアエレバンに2週間、本当に暮らしている訳でもなく、地元に馴染んでいる訳でもなく、言葉の問題も多く、深い付き合いに成りようが無いとも言え、やはり悲しき異邦人なのです。それでも、色々な場面で笑顔を交わす事があって、そんな時が私はとても好きです!何とか笑って欲しいとオープンに接すると、大抵笑ってくれます。そしてどんな人の笑顔もハッとするほど美しく、それだけで嬉しくなって満たされてしまいます。。私は笑顔はプレゼントと思います。美人の多いこの街ではベビーカーのママも綺麗、そしてすごく可愛い子供達、本当に子供がかわいい!それで気が付きました。ヨーロッパで親が子供を叱っているのを私は見たことがありません。むずがっていても泣いていても、わがままでも親はしかめっ面さえしません。優しく話すか又は静かに見守っています。決してイライラしていないし、又、周りの人も誰一人嫌な顔などしません。子供が静かになると、親はキスをしてあげ、少しも責めたりはしません。そのせいか、子供達がとても可愛いのです。自分が無条件で愛されていることを十分知っているのす。世界を信頼している感じでのピカピカな瞳は全く綺麗です。屈託のない表情は、一度も否定されたことの無い純な輝きです。日本の子供はもっとオドオドしている様に思います。親や周りの顔色を見て、叱られないか、自分はこれで大丈夫だろうか、と常に安全を確かめているように感じます。だから真っ直ぐの綺麗な視線の子が少ない気がします。その流れで大人になり、社会にはみ出ないように自主規制しながら生るのが当たり前になっています。自己肯定感の何とも育ちにくい国と思います。旅に出るのが好きな理由の一つがのびのび出来ることです。こちらでは自由を感じます。皆が自分の好きにしているし、他者の自由に干渉しない気がします。そう言えば、渓谷で年配のおじさん達が何組もトランプ遊びをしていました。ビールも飲まずに楽しそうでした。暑い日で時々川に入ってふざけていました。まるで子供みたいです。人生の今を屈託なく遊び、笑う素晴らしい〜おじさん達を見て、私達も一緒に笑い何だか幸せでした。これでいいよね。これでいい!これがいい!
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