三日月丸のあいうえお歌☆6992

☆あいうえお歌とは5O音46文字を重複せず全て使い切って作る新定型詩、不思議な現代版いろは歌です
6992
★なにくわぬ
 かおてつきあう
 ゆめさそい
 よふけをこほれ
 せまるひとのみえ
 はらんすたもち
 やしろへねむり

☆何食わぬ
 顔で付き合う
 夢誘い
 夜更けを溢れ
 迫る人の見え
 バランス保ち
 社へ眠り

三日月丸のあいうえお歌☆6991

☆あいうえお歌とは5O音46文字を重複せず全て使い切って作る新定型詩、不思議な現代版いろは歌です
6991
★なつのはちようにゆたね
 ふらんこてけしきをかえ
 みろくもせおいぬまあそひ
 われめへやとるさほりすむ

☆夏の波長に委ね
 ブランコで景色を変え
 弥勒も背負い沼遊び
 割れ目へ宿るサボリズム

三日月丸のあいうえお歌☆6990

☆あいうえお歌とは5O音46文字を重複せず全て使い切って作る新定型詩、不思議な現代版いろは歌です
6990
★とりいそめ
 なおやけるみち
 かわくよは
 ゆうてんこえた
 せきふつをまね
 のさらしへむれ
 あすにもほろひぬ

☆鳥居染め
 尚焼ける道
 渇く世は
 融点越えた
 石仏を真似
 野晒しへ群れ
 明日にも滅びぬ

三日月丸のあいうえお歌☆6989

☆あいうえお歌とは5O音46文字を重複せず全て使い切って作る新定型詩、不思議な現代版いろは歌です
6989
★えほんにおさまらぬひへ
 ゆけないきもちあめふりを
 はかくれのねそうてやすむ
 よつしみわたせるところ

☆絵本に収まらぬ日へ
 行けない気持ち雨降りを
 葉隠れの寝相で休む
 四辻見渡せる所

三日月丸のあいうえお歌☆6988

☆あいうえお歌とは5O音46文字を重複せず全て使い切って作る新定型詩、不思議な現代版いろは歌です
6988
★まねくもの
 こちらへおいてと
 ふりかえる
 あわれみぬつた
 ゆひさすせなに
 そむけはしんや
 ろほうをきよめ

☆招くもの
 此方へおいでと
 振り返る
 憐れみ塗った
 指差す背なに
 背けば深夜
 路傍を浄め

三日月丸のあいうえお歌☆6987

☆あいうえお歌とは5O音46文字を重複せず全て使い切って作る新定型詩、不思議な現代版いろは歌です
6987
★むちなせに
 たてよこゆれる
 えんとろひい
 わへおさまらぬ
 そほうのかみは
 ねしりをあつめ
 ふきけすやくも

☆無知な背に
 縦横揺れる
 エントロピー
 輪へ収まらぬ
 粗暴の神は
 捻りを集め
 吹き消す八雲

三日月丸のあいうえお歌☆6986

☆あいうえお歌とは5O音46文字を重複せず全て使い切って作る新定型詩、不思議な現代版いろは歌です
6986
★ちれはあせぬねいろおひ
 ゆるむよそめへやすらきを
 とほうもなくふしつけに
 わたかまりさえのみこんて

☆散れば褪せぬ音色帯び
 緩む余所目へ安らぎを
 途方も無く不躾に
 蟠りさえ呑み込んで