2/12(月)で終わってしまいましたが、滑り込みで『みちのく いとしい仏たち』@東京ステーションギャラリーに行ってきました。
青森、秋田、岩手などの北東北地方に祀られている民間仏を集めた展示でした。
我々が仏像として想像するものとは大きく逸脱した、素朴でユニークな仏様が多くて、見ていてつい笑顔になってしまうものばかり。
展示はとても素晴らしかったです。
ただ、もうちょっと突っ込んでほしかったなぁと、物足りなさのようなものを感じました。
いわゆる京都などのお寺に祀られている仏像とは違う姿となったのはなぜか、どのように地元では信仰されていたか、などを詳しく紹介するようなものも欲しかったな……。
北東北ですから気候も土地的にも厳しいとは想像できますし、その厳しい現実から仏には許されたいという願望から、かわいらしい造形となったとか、
仏師などの専門家が彫ったのではなく大工などが彫っていたので、稚拙(この表現もどうかな……)なものが多いなど説明はありましたが、
もうちょっと歴史的にどのように伝播したとか、土地についての情報など知りたかった……。
とはいえ、私は仏教についてまったく知識がありませんので。
ミッション系の学校でしたしね。
でも最近、お寺とか仏像とかの展示があると行ってしまう。
もっとお寺とか仏像の知識が欲しい。よい本はないかな。