春だ!せみねだ!栗原だ!

TBC桜まつりの翌週、4月13日に栗原市瀬峰の五輪堂山公園で催された第38回せみね桜まつり。その最後にTBCラジオの公開録音が行われました。

何年前からやってますかね、毎年お笑いタレント2組を呼んで特番を放送しているのですが、今年は「まちゃまちゃ」さんと「クールポコ」さん。
司会は佐々木淳吾アナと増子華子アナ。なんで増子さんなんだろうと気になっていたのだけど、マイ杵を持ってきてクールポコさんと共演がしたいと破天荒なことをのたまわれたのでした。そうだ、増子さんといえば自前の臼と杵を買ってラジオで餅つきをしてしまう女傑だった。
クールポコさんの餅つき芸(実際についているわけでは無い)と増子さんが同時に見られて、満開の桜のようにしあわせな瞬間を味わうことができました。

五輪堂山公園

(公開録音は一切の撮影・録音が禁止ということだったので、ステージではなく入口の写真で。)
少し足元の悪い広場にステージトラックが停まっていて結構な人だかりになっていました。そこにTBCのマイクロバスが横付けしてきて公開収録スタート。そういう環境なのでまちゃまちゃさんはマイクを床に叩きつけるネタができず漫談のような感じのトークになったのだと思います。クールポコのネタ披露では実は臼を持って舞台から降り観客の中に入って地元ネタをやったのですが、降りることは想定外だったのか音が割れて、これは放送に乗らないかもしれないねなんて言っていたのでした。「男は黙って川口納豆」。やっぱりカットされてました。残念。2組のネタが終わった後のトークでもまちゃまちゃさんもクールポコさんも飲み屋さんをやっているという話をしていたのだけどカットされてました。
そのあとは番組で放送された通りのアトラクションがあって公開収録終了。これでお祭り自体もエンディングということになり、みんなで餅まき(クールポコさんが実際についたものでは無い)。残念ながら私は餅をつかみ取ることはできませんでした。ぢゅんごさんが後説をしていたのですが、私は帰りの汽車があるので瀬峰駅までダッシュ。駅は目と鼻の先にあるのに走るとかなり掛かるのでした。でも走らないと次は1時間待ちだし。それでも念願だったクールポコさんのネタを生で見れて充実したハルノヒでした。


それにしても、なんで東北放送瀬峰町で特別番組を作り続けているのでしょう。ひょっとして

県道1号線の起点・瀬峰駅西口

1号線と1チャンネル、1つながりなのかな?

おい、みむめも。県道1号線は古川佐沼線だ、古川と佐沼を結んでいるんだ。瀬峰が起点なわけがないだろ。
そうだよね、みむめもの常識は世間の非常識。瀬峰駅はかつての仙北鉄道の起点でした。佐沼を経由して登米(とよま)まで行っていたのだけど、廃線になってから瀬峰と佐沼の間の線路跡が宮城交通のバス専用道路になり、それがなぜか県道になり古川佐沼線に組み入れられたのです。でも線路はJR東北本線の東側を走っていたとされています。何故瀬峰駅の西口が県道1号線なんだろう? やっぱりガセネタだろ!

TBCラジオ2024年4月期タイムテーブルであれやこれや

「TBC桜まつり2024」の会場に潜り込んでラジオのタイムテーブルをもらってきてから3週間、気がつけば4月27日になってしまいました。なかなか録り溜めた録音が消化できず、聴いていない番組もあるのであまり大それたことは言えないのですが、簡単にさらっていきたいと思います。

改編については、TBCラジオ2024年4月改編情報 - みむめもーどで大体の憶測は書いたかと思いますが、大きく外れたのは「tbc Today」(月-木16:55-17:59)。
「Today'sクローズアップ」と「ネットワークトゥデイ」の谷間の時間帯(17:25頃-17:30)は「イーグルストゥデイ」。ナイター直前情報もここでやることになりました。松尾武アナが「3.11みやぎホットライン」(月19:00-19:30)を担当することになったので月曜は林田悟志アナが担当することが多くなりましたが、ナイターの無い月曜は「イーグルストゥデイ」をそこそこに「月曜から夜ふかし」ならぬ「月曜からtbc」なんてTBCラジオ、テレビの音声を主にしたコーナーを作っています。「tbcニューストゥデイ」は今期も17:47から、そしてそのままエンディング。「tbcスマイル体操」は無くなってしまったのですね。(金曜は元から「Today'sクローズアップ」、「tbcスマイル体操」は無く「tbcニューストゥデイ」はこれまでどおり17:25-17:30。月-木と金曜で時間が異なっている。)
「Goodモーニング」(月-金6:30-8:00)の7時直前にあった「tbcスマイル体操」ももうありません。
「tbc Today」では「Today'sクローズアップ」、「Goodモーニング」では「モーニングスコープ」。これまでのコメンテーター陣にニューフェイスがひとり。スポーツキャスターの鈴木光裕さん。言うまでも無くRakuten.FM TOHOKUで野球実況をしているフリーアナウンサーです。

野球中継に関しては、もしかして今年は西武ドーム楽天戦って最終戦を除いてすべて金土日開催? 文化放送ライオンズナイターのネットは金曜だけ(西武ドームでの楽天戦の初戦である4月19日はさっそく斉藤一美アナが実況、文化放送ライオンズナイター公式マネージャー・乃木坂46向井葉月さんがゲストというスペシャルな放送になりました)。
そんなことはさておき、CM明けのタイトルコール。楽天イーグルスに対するファンの応援コメントを収録して流すようになったのね。いつ録ったんだろう? 諸般の事情で楽天戦を放送しない日の中継はこれまで通りのジングルが流れています。
タイムテーブルには解説者が10名も記されています。おでん屋さんやパン屋さん、いろいろいらっしゃいます。50音順なので最初に名前があるのは梅津智弘さん。今月無事初登板を果たしました。奥さんは県内各局でレポーターとか何とかでよく見かけますね。局のwebサイトの「東北楽天イーグルス放送カード」のページにプロフィールが紹介されている解説者はそれらのうちの5名です。こちらは50音順ではなく草野大輔さん、高橋雅裕さん、鉄平さん、岡本真也さん、そして大塚孝二さん。
大塚さんは昨年のセパ交流戦の最後の試合がTBCラジオ初登場、今年はTBCテレビにも登場しました。かつては東日本放送のテレビ中継によく出ていた覚えがあります。東北福祉大の監督を務められプロ野球中継の世界に戻ってきました。そういえば、大塚さんって大塚光二さんじゃなかったっけ? Wikipediaによると本名は大塚孝二さんで西武に入団した時も孝二さんだったようなのだけど入団2年目の終わり近い1991年10月からから登録名を光二に変更したようです。以後昨年までずっと光二だったはずですが、今年から本名の孝二に戻したようです。
「tbcナイタージャンクション」(火-金21:00もしくは野球中継終了時-21:49)の前半25分は「岡崎郁のミュージックブルペン」。今年も月替わりのトップバッターは元巨人の岡崎郁さん。お相手は吉田恵美さん・・・ではなく廣岡まりあさん。
どういった方か自己紹介してもらえればよかったのですが、今年の初回4月2日は野球中継終了が21:54だったので放送無し。実質4月3日から始まったわけですが、何事もなかったかのようにトークに入っていきました。念のために地方局の放送をラジコプレミアムで聴いてみますと、ちゃんと廣岡さんの自己紹介がありました。地方局は水-金、東北放送のみ火-金の放送なので、水曜は地方局では第1回なのだけどTBCラジオでは第2回ということになります。火曜の放送がフルで潰れたTBCラジオにとって4月3日の水曜は第2回ではなく第1回ではないのかな。第1回は曜日がずれても放送しませんか? ちなみに廣岡さんはナゴヤドームのボールガール出身のフリーアナウンサーです。しかし、廣岡さんの出演は最初の2週間だけでした。4月16日から吉田恵美さんが戻ってきました。体調不良で初回の収録を代わってもらったみたいです。吉田さんも廣岡さんもホリプロの所属です。「ミュージックブルペン」が終わった後の残った時間(最大24分)はこれまでどおり「ベストミュージックコレクションジャパン」。
余談ですが、今春に10年間の放送に幕を下ろした文化放送制作全国ネットの「ココロのオンガク 〜music for you〜」はプロ野球開幕戦のため木曜が最終回の局と金曜が最終回の局に分かれました。最終回は木曜の局も金曜の局も同一内容。金曜最終回の局向けに木曜最終回の局には放送されない裏送りの回が一話挿入されました。

野球中継に話を戻します。土曜は13:55に交通情報ができました。ニュースじゃなくなったのね。デーゲーム中継は13:58スタート(中継のない日は交通情報の後13:58-14:00は「tbcイベントインフォメーション」)。中継終了後は17時を過ぎたとしてもちょうどいい時間まで「土曜3時はラジオジョッキー」。日曜はたぶん競馬中継中に試合が終わったら16時から通常通り「Sofa×Music」になるのだと思いますが、16時ちょっと過ぎに終わったときは16:24まで「ベストミュージックコレクションジャパン」で16:25-16:54は「ロジャー大葉の愛してJ-POP天国」29分短縮バージョン。TBCラジオはラジコタイムフリーの番組表を野球中継終了時刻に合わせて書き直すということをしてくれないので、この短縮バージョンが放送されるかどうかはタイムフリーを実際に聞いて確認するしかありません。短縮バージョンでは愛してのメールを読んでいる暇はないのでJ-POPを掛ける音楽番組になります。野球中継が16:29を過ぎれば短縮バージョンが放送できなくなるので「ベストミュージックコレクションジャパン」を16:54まで、17時を過ぎたときは「ベースボールストーリー」じゃなかったかと思うのですが実際はどうなるでしょうか。今年はまだそこまで延びていません。

ほかに土日で気になったこと。というか常に気にしているのは土曜朝9時に載っているけど放送されないアナログタロウ。今季、遂にその名が番組表から消えてしまいました。

9:00(月2回)ジャパネットたかたラジオショッピングSP
  (他 週)ショッピング番組、他

具体的には「9:00旬!SHUN!ピックアップ、9:15わくわくお届け便」なわけです。最期に「アナログタロウ 痛快!アナログヒッパレ~」がこの時間に放送されたのは2023年12月30日だったことになりました。ただ、ふいに時間調整に必要ができたときに不定期で放送されることはあります。まだ望みは捨ててはいません。(←何の?)

土曜夕方に放送されていた「東北工業大学presentsラジオオープンキャンパス」も3月で終わりその後が気になっていました。タイムテーブルには(移)マークがついているのですが、4月から新装開店して「東北工業大学presents TOHTECK radio」(4月7日スタート、日5:45-6:00)になりました。パーソナリティは渡辺花ちゃん。仙台放送「あらあらかしこ」の「石田亜佑美が行くっ!」のコーナーでおなじみですが、TBCラジオは初登場になるのだそうです。番組内容はこれまで通り東北工業大学の先生方に研究内容を尋ねるものになっています。

アンジュルムステーション1422」が打ち切られ、直前の番組「MUSIC BAR MIRAI亭」(日19:00-19:30)のエンディングで「このあとは『あにまにあ』でお楽しみください」って言うのかな? と思っていたのですが、「このあとは『あにまにあ』でお楽しみください」って言うんですね。てっきり同じハロプロのよしみで「このあとは『アンジュルムステーション1422』でお楽しみください」って言ってるだけかと思っていたんだけど。そういえば「MUSIC BAR MIRAI亭」はいくつかの放送局でネットされているのだけど放送局ごとに別々の内容をお送りしているのだろうか。と思ってラジコプレミアムでRKBラジオを聴いてみたら「このあとは『シティポップナイト』でお楽しみください」、ラジオ日経第一では「このあともラジオNIKKEI第1の番組でお楽しみください」って、ここだけ差し替えているんですね。「それじゃネットの意味ねーじゃねーかバーカ」と言う人はTBCラジオにはいなかったのですね(←これは私の誹謗中傷ではなく「宮川賢のまつぼっくり王国」のCMに出てくるセリフです、ねんのため)。「アンジュルムステーション1422」は打ち切って大丈夫なのかなと思っていたのですが、佐々木莉佳子さんは既にハロプロからの卒業を発表されていたのですね。それなら打ち切っても問題無し。

土曜午前の大規模公園「サタディ・イン・ザ・パーク」は今春から午前中だけの放送になりました。番組ホームページは13時までのままですが正午までです。減らされた土地には正午からは「ホットハウスpresentsしゅーかんティーナ・カリーナ」(自社制作)、12:25から5分間のニュースを挟んで12時半から「Nisshoプレゼンツ 渡部絵美の住まいるハウス」(TBS・HBC共同制作)と2軒の家が建ちました。そういえばプロ野球開幕直前の「プロ野球三都物語」にTBSの小笠原亘アナがゲスト出演し、「住まいるハウス」が4月から仙台でも福岡でもネット開始することを宣伝していましたっけ。
コメント欄に情報が寄せられていた通り、「サタディ・イン・ザ・パーク」からはアウトドアライター赤羽正典さんの「リフレッシュライフ」のコーナーや「ムッシュムラセのきょうから1週間あなたの運勢」改め「今月の占い」のコーナーが無くなってしまったわけですが、「エンジョイ!シニアライフ」のコーナーもなくなったの? 「weekendラジオナビ」の毎月最終週に組み込まれたんですね。3月まで毎月最終週はスポーツライターの菅原悦子さんが担当していたわけですが、4月27日は「みやぎシルバーネット」の千葉雅俊さんでした。もちろんシルバー川柳の紹介もここでされました。

「GoGoはみみこいラジオな気分」(月-木12:00-16:30)では木曜に気になったことがふたつ。「とーくぱーく」木曜の「地球にアクセス」が無くなって(番組ホームページにはまだ載っているが)「ふるさと自慢おらほのシンガー」というローカルの歌手の方を紹介するコーナーになりました。「地球にアクセス」って「ボリュームワイド」のころからやってたような気がするくらい古くから木曜にやっていたと思うのだけど。国際電話に金がかかるのか、海外特派員の方を探すのが大変なのか、どういう事情があったのか分かりませんが、隠れた長寿番組がなくなってしまったようです。そして14:51-15:00の休憩時間(tbcラジオ防災減災一口メモ/tbcイチオシパワープレイ)、木曜は「イチオシパワープレイ」じゃなく「いいもの5ミニッツ」なの? たまたま聞いた日が「いいもの5ミニッツ」/防災減災一口メモだったのか毎週なのか他曜日もなのか。竹谷宣子さんはいったい一日に何回登場するんだ、いやだ、こんなこと確認したくない!

いやだと言えば、定時ニュースの初めのうるさい音。「tbc Today」がスタートした時に夕方5時のニュースのオープニングに使われたのだけど、今年元日からかな、すべてのローカルニュースでやるようになったのね。ナイター中継5回裏終了時のスポットニュースでも。で「河北新報ニュースです」って言い終わったら音を止めるのだけど、人によってはニュースを読み終わったらまたあの曲を流すのね。J-WAVEみたいにニュースのあいだじゅうBGMとして流しているわけでは無くってニュースを読んでる間は止めておくのがTBC流。

最後に、月曜夜に移動になった「tbc-radio What’s new!」(月20:45-21:00)。「東北放送開局70周年ラジオパーソナリティ」に選ばれた佐々木美緒さん、伊藤芙夏さんの担当は3月23日、3月30日で最後だったのですね。4月からは局アナが週替わりで担当する番組になったのですね。と言っても初回4月1日は「東北放送開局70周年ラジオパーソナリティ」だったはずの佐々木夏音アナの担当でしたが。
6名が選ばれた「東北放送開局70周年ラジオパーソナリティ」のうち塩入未央さんと佐々木夏音さんは局アナになり、佐々木美緒さんを除く5名は「GoGoはみみこい」の月曜から金曜のアシスタントに就いたわけですが、佐々木美緒さんは普通の大学生に戻るのかな? そう、まだ二十歳になったばかりなのです。人生これからです。

TBCラジオ時報2024年4月

変化が無いと思ってほったらかしていたら今年に入って大きく変わったところがあります(変更点は★印)。
前回、2023年5月時点のものはこちら

朝5時:5時の防災メモ
朝6時:6時の防災メモ→(たぶん今年3月から)★宮城運輸
朝7時:味の牛タン喜助→(今年正月から)7時の防災メモ→(4月から)★ファイナンシャルプランナー三嶋啓二(FP仙台)
朝8時:仙台銀行
午前9時:9時の防災メモ
午前10時:(月-土)は藤崎の50秒CMが終わると時報が鳴る、(日)は10時の防災メモ
午前11時:(昨年6月から)お弁当のこばやし
正午:牛たん利休
午後1時:1時の防災メモ(※昨年12月と今年1月かな、NTT東日本がドローンのCMを流していたような気がする)
午後2時:ニードル「ワレワレハ・・・」編
午後3時:肉のいとう→(今年2月から)★3時の防災メモ(深夜3時と同じもの)
午後4時:食べログ→(今年4月から)★4時の防災メモ(深夜4時と同じもの)
夕方5時:酒のやまや
夕方6時:(土日月)6時の防災メモ ※火-金は野球中継中につき時報CM無し
夜7時:(土日月)7時の防災メモ ※火-金は野球中継中につき時報CM無し
夜8時:(土日)8時の防災メモ ※火-金は野球中継中につき時報CM無し、月曜も時報CM無し?
夜9時:伊東洋平
夜10時:竹森マサユキ
夜11時:(月-金、日)「GoGoはみみこいラジオな気分」 ※土曜は時報CM無し。
深夜0時:「サンドのぼんやり~ぬTV」 ※このCMのみ20秒 
深夜1時:(月-土)林田悟志 ※日曜は時報CM無しでクロージング(クロージングアナウンスの担当は林田悟志アナ)
深夜2時:(時報CM無し)
深夜3時:(月-金)3時の防災メモ ※土曜は時報CM無し、日曜も試験電波中のため時報CM無し
深夜4時:(土のみ)4時の防災メモ ※月-金深夜は時報CM無し、日曜深夜も試験電波中のため時報CM無し。

ほかにも私が気付かなかっただけで変更点があったのかもしれません。「フェイクニュースニダ!」「すべてのデマの発信元だ!」と糾弾するだけではなくここはこうだと指摘してくださるとありがたいです。
朝7時の個人名義の時報はたぶん初めてなんじゃないだろうか。大昔はあったのかな、私が物心ついてからは(←いつ?)そんな例は無いと思うのだけど。
被災地のラジオ局として時報の防災メモは意義のあることなのだけど、アナウンサーの頭数も戻ってきたことだし番組出演者や局アナの時報スポットがまた増えてくれるとマニアとしてはうれしく思います。
これを書くために「佐藤朱の月YOH!あかり」の夜8時近辺の部分だけタイムフリーで聴いてみたのですが、ちょうど曲が掛かっていた時間で、たまたま時報を入れなかったのか毎週月曜8時の時報が無いのか分かりません。だったら毎週聴けYOH! ごめんなさい。

ここ最近のFM局予備免許について 2024春

半年に一度の定例行事です。 自分なりにできる限り調べてはいますが誤りがあったり抜けているものがあったりしているかも知れません。

補助金交付決定

総務省のサイトの「予算執行の情報」というページで「補助金等交付決定」というEXCELファイルをダウンロードして「民放ラジオ難聴解消支援事業」という事業を探しています。
ファイルの締めの時期の問題で令和5年第2四半期と第3四半期、つまり令和5年7月から12月の分は読めるのですが令和5年度第4四半期(今年1月から3月)のファイルはまだ読めません。で、見つかったのは第3四半期のファイルから一つだけ。これは中国総合通信局のプレスリリースが出ていました。
・2023年11月16日 令和5年度無線システム普及支援事業費等補助金 <「民放ラジオ難聴解消支援事業」補助金の交付を決定>
広島県三原市で、受信障害対策中継放送の整備(三原市中之町)。補助割合は3分の2。
受信障害対策中継放送ですからコミュニティFMのFMみはらですね。交付金額が一気に7局も建てた3年前のおよそ3分の2なので、今回も複数の中継局ができるのかもしれません。
と思ったら、中継局について最も詳しい個人サイト「でんぱでーた」の掲示板に『ギャップフィラー3局が開局した模様です』という情報が出ていました。そのうち公式な情報が出るかもしれません。
このほか、第2四半期のファイルには『沖縄北部連携促進特別振興事業費補助金』という費目で『北部地域ラジオ中継局設備機能強化事業』に対して『北部広域市町村圏事務組合』に交付されています。交付割合は何と10分の8。なので金額だけで言えば上記三原市と同じ事業規模。前年度から2年間かけた事業のようです。これは中継局を新規に作るのではなく『地上基幹放送等に関する耐災害性強化支援事業』に相当するものかもしれません。よくわかってなくてすみません。

予備免許付与

本免許が下りる前には予備免許が降ります。地方によっては予備免許が出ていることが各地方の総合通信局より発表されます。既に開局しるものもありますが、タイトルを列挙します。

12月12日に本免許が交付され、12月20日「FMはたらんど」は開局しました。はたらんどとは幡多(はた)地域という意味です。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/kochi/20231212/8010019392.html
https://www.kochinews.co.jp/article/detail/708076

3月22日に本免許が交付され4月1日「FMまほろば」が開局しました。近畿では初めての「公設民営」のコミュニティFMになるのだそうです。運営するのは一般社団法人田原本まちづくり観光振興機構という、町の観光協会に相当する団体です。
https://tawaramoton.com/info/9894/
プレスリリースの放送区域内世帯数を見ると田原本町(たわらもとちょう)よりも隣接する天理市橿原市桜井市のほうが世帯数が多いようです。それらと反対方向に隣接する三宅町とその隣の川西町も放送区域に入っています。

  • 2024年1月9日 株式会社CBCラジオ及び東海ラジオ放送株式会社に豊橋FM補完中継局の予備免許 <令和6年3月目途にワイドFMで聴取可能となる予定です>

3月22日に本免許が交付され3月25日から放送を開始しました。これで東海ラジオは大手を振って豊橋局と新城局を廃止もとい休止できます。
https://www.tonichi.net/news/index.php?id=107871
プレスリリースの放送区域図がほぼ愛知県の南半分となっていて、ホントかな、と疑いたくなります。西は知多半島ぴったし、南は渥美半島まで(伊良湖岬手前の南岸の一部を除く)、東はキレイに静岡県境に沿っています。豊橋局なのだけど送信所は北に離れた岡崎市(旧・額田町)の本宮山。ほぼ長方形な放送区域の北東端から豊橋市に向けて電波を発射していることになります。

このところ積極的に中継局を増設しています。今回も3局の設置。『これにより、コミュニティ放送が聴きづらくなっていた酒田市中野俣地区、北俣地区及び平田地区並びに庄内町の一部においてコミュニティ放送の受信環境が改善し、聴取エリアが広がります。 』とのことです。プレスリリースの放送区域図を見る感じでは、東部の出羽山地沿いの部分を除いて全域をカバーできたように見えます。3月18日に本免許が交付されています。

4月下旬には開局の見通しだそうです。もう試験電波は出しているようなので開局は近いのでしょう。局名は「FM DAMONO」。「にんげんだもの」のだものです。足利市相田みつをさんの出身地なんですね。
https://www.shimotsuke.co.jp/articles/-/866211
https://www.tokyo-np.co.jp/article/311674

道内のいくつかのコミュニティFMでパーソナリティを務めているミュージシャンの方が動いているようで、町の広報紙や「note」で2年前に紹介されています。すでに栗山駅前の施設に放送設備は整備されているようで後は開局するだけ? 年内開局予定です。

震災直後、南三陸災害エフエム「FMみなさん」という臨時災害放送局ができ、ドキュメンタリー映画も制作されました。私も観ました。その映画は「今後二度と上映されるべきものではありません」と言われしばらく忘れられていたのですが、今年3月に南三陸町で久しぶりに上映会が行われたそうです。そんな折のH@!FM(はっとエフエム)の中継局設置。「FMみなさん」でも最後のほうはH@!FMの番組を流していたはずですから11年ぶりに南三陸町登米市の放送局の音声が流れるということになるのだと思います。余談ですが、H@!FMは昨年12月からJ-WAVEの再送信を止めてその時間帯は音楽を流しているそうです。

本免許付与

放送局が開局するときには免許付与のプレスリリースが各地方の総合通信局から出るものなのですが、近頃は予備免許の時しか出さなかったりして、この半年で本免許のプレスリリースは2件しかありません。実際に開局している局はもっとあります。
す。

これにより既設のAM田野畑ラジオ局は2月1日15時25分、IBCラジオ「ワイドステーション」の番組内で大塚富雄アナの号令により停波、1年間の放送休止に入りました。
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/ibc/976208

株式会社コミュニティメディアは長崎市の企業ですが2008年から対馬市でCATV事業を行っています。4月8日に開局しました。かつてラジオ日本の朝ワイド「立川こしらのガッテン!こしらじお」を担当されていた立川こしらさんが対馬在住なんだそうで、その縁で落語家さんの番組がいくつかあるのが特徴的です。アプリのFM++で聴けるかと思います。九州総合通信局のプレスリリースの放送区域図を見ると親局と中継局のごくごく近所しか示されていないのですが、出力20Wずつなのにそんなに電波が飛ばないのかな? 余談ですがこしらさんは名前の通り立川志らくさんの弟子。立川晴の輔さんより年下ですが先輩です。晴の輔さんの番組はありません。
https://fmtsushima.ne.jp/

この2件は予備免許の節で前述の通りです。

開局済みの局

総務省電波利用ホームページにある無線局等情報検索でここ最近の免許付与について検索してみますと、免許の年月日が一斉再免許(コミュニティFMを除く)翌日の2023年11月2日以降であるFM放送局は21件ヒットしました。前述のIBC岩手放送田野畑補完中継局は11月1日に免許が下りていますので、昨秋以降新規に開局したのは併せて22局ということになります。

放送局 中継局名(※1) 設置場所 周波数(MHz) 出力(W)(※2) 免許付与日 開局日
株式会社アイビーシー岩手放送 IBC田野畑FM 岩手県下閉伊郡普代村 81.5 20(19.3) 令5.11.1 令和5年11月1日
函館山ロープウェイ株式会社
FMいるか
茂辺地(※3) 北海道北斗市茂辺地2丁目 80.7 1(3) 令5.11.29 令和5年12月1日
当別第二(※3)    北斗市当別4丁目 1(3)
当別第一(※4)    北斗市当別1丁目 0.05(0.08)
三ツ石(※4)    三ツ石2丁目 0.05(0.16)
向野(※4)    北斗市向野 0.05(0.16)
MSI株式会社
FMはたらんど
JOZZ9AK-FM 高知県四万十市 77.9 20(7.8) 令5.12.12 令和5年12月20日
柏崎市
FMピッカラ
?(※5) 新潟県柏崎市 76.3 0.25(0.25) 令6.3.7
?(※5) 0.25(0.56)
?(※5) 0.25(0.56)
?(※5) 0.25(0.56)
?(※5) 0.25(0.56)
株式会社コミュニティメディア
FM対馬
JOZZOCT-FM 長崎県対馬市 77.7 20(34) 令6.3.8 令和6年4月8日
比田勝 長崎県対馬市 77.7 20(34)
酒田エフエム放送株式会社
ハーバーラジオ
中野俣 山形県酒田市中野俣地区 76.1 5(2.0) 令6.3.18 令和6年4月1日
北俣 山形県酒田市北俣地区 76.1 5(5.7)
平田 山形県酒田市平田地区 76.1 5(5.7)
株式会社CBCラジオ CBC豊橋FM 愛知県岡崎市 91.8 50(150) 令6.3.22 令和6年3月25日
東海ラジオ放送株式会社 東海ラジオ豊橋FM 愛知県岡崎市 91.0 50(150) 令6.3.22 令和6年3月25日
一般社団法人田原本まちづくり観光振興機構
FMまほろ
JOZZ7BV-FM
たわらもとエフエム
奈良県磯城郡田原本町 79.5 20(16.5) 令6.3.22 令和6年4月1日
株式会社ラジオ沖縄 川平 沖縄県石垣市 79.9 100(※2) 令6.3.22 令和6年4月1日(※6)
琉球放送株式会社 川平 沖縄県石垣市 78.5 100(580) 令6.3.22 令和6年4月1日(※6)

能書きをいろいろ。
(※1)について。
中継局名の欄は通常、コミュニティFMの親局については呼出符号と呼出名称を入れているのですが、FMはたらんど、FM対馬についてはプレスリリースに呼出名称の項目が無いのでわかりません。局名と同じかもしれないし「FMまほろばーたわらもとエフエム」のように別かもしれません。総務省電波利用ホームページにある無線局等情報検索では呼出名称はすべて伏せ字にする決まりになっています。
(※2)
出力の欄の括弧書きの数字は「最大実効輻射電力」なのですが、局によっては「最大」のない「実効輻射電力」になっているところがあります。何が違うのか細かいところは私はよくわかりません。ラジオ沖縄の川平局ではなぜか表示がありませんでした(WikipediaではRBCiラジオやNHK-FMと同じだとしています)。

(※3)(※4)について。
函館市コミュニティFMFMいるか函館市の隣、新函館北斗駅のある北斗市に中継局を5つも建てました。FMいるかが「北斗市防災ラジオ」の運用を2023年12月1日に開始したことに伴うものです。
FMいるか北斗市中継局開局のお知らせ * 函館のコミュニティラジオ FMいるか 80.7
総務省電波利用ホームページにある無線局等情報検索では北斗市より下の住所や中継局名は伏せ字になっていますので(住所はFMいるかの上記のリンク先から採りました)、正確にはどの局がどの表示に合致するかは分かりません。FMいるかのサイトに書いてある順番通りに当てはめましたが、もしかすると(※1)の2局の間で、(※2)の3局の間で対応が間違っている可能性があります。

(※5)について。
FMピッカラのwebサイトは新しくなったようなのですが、それでも中継局についての説明やお知らせらしきものは全く見つけられません。半期ごとにこれをまとめるにあたって参考にしているブログのひとつ『VHF-DX blog ~海外FMを聞く~』に『新潟県柏崎市(FMピッカラ)の受信障害対策中継局に免許交付』というエントリが立っていました。
VHF-DX blog ~海外FMを聞く~ 新潟県柏崎市(FMピッカラ)の受信障害対策中継局に免許交付
しかし、その参考元となっていたリンク先に見覚えが・・・
ここ最近のFM局予備免許について 2023秋 - みむめもーど
これは申し訳ない。お詫びに、この情報をどうやって見つけたかについて紹介します。
じつは、柏崎市の入札情報は新潟県の入札情報のサイトに入っています。

柏崎市電子入札は、新潟県電子入札システムを共同利用するもので、システムは国土交通省が使用しているJACIC(一般財団法人日本建設情報総合センター)の電子入札コアシステムを使用しています。

柏崎市電子入札システムは、新潟県と同じシステムを利用するので、操作方法は新潟県のものとほぼ同じです。

 ―『柏崎市の電子入札の概要/柏崎市公式ホームページ』より

なので、新潟県電子入札ポータルサイトで探すことになります。ただし、夜間や休日は見ることができません。
新潟県電子入札ポータルサイト(工事・維持管理・委託) - 新潟県ホームページ
谷根送信点、西長鳥送信点、旧・西山町の宮川、椎谷、大崎の3送信点で計5つの中継局ができたなだと思いますが、5局がどの順番で並ぶかはまるで分りません。

(※6)について。
開局日については現地の人なのかな、たぶん個人のX(旧・Twitter)の情報によるもので、Wikipediaでもそうなっています。昨秋調べたときに八重山広域市町村圏事務組合のサイトにあった『入札公告(八重山地区ラジオ中継局機能強化事業)』というリンクからダウンロードできる各中継局の設計図から『バンナ岳の新石垣中継局と新川平中継局の周波数がRBC88.1(予定)、ROK89.9(予定)と現行の石垣局(RBC89.0、ROK87.8)と異なっているのが気になるところです』と書いたのですが、その数字と実際は異なっていました。予定はあくまで予定ですからね。川平中継局については新設なので新たに免許が下りたわけですが、石垣中継局は移設なので免許はこれまで通りです。ただ周波数は川平中継局と同じRBC78.5、ROK79.9に変更になっています。島内同一周波数というわけです。ラジオ沖縄のサイトではひとくくりに『石垣・川平中継局FM 79.9MHz(100W)』と書かれています。なお、2012年3月に2局体制になっているNHK-FMは石垣87.0、川平77.7で別周波数です。
蛇足ですが、川平は仙台市青葉区川平だったら「かわだいら」ですが、沖縄県石垣市川平なのでジョン・カビラ川平慈英兄弟と同じ「かびら」と読みます。

未開局の局

予備免許が下りていてまだ本免許が下りていない局は栃木県足利市、北海道栗山町、宮城県南三陸町と3つかと思います。このほかに公表されていないものがある可能性はあります。『でんぱでーた』では広島県三原市のFMみはらでギャップフィラー3局が開局した模様だとしていますし。

放送局 中継局 設置場所 周波数(MHz) 出力(W) 予備免許付与日 開局予定
足利コミュニティFM株式会社
FM DAMONO(エフエムだもの)
JOZZ3DD-FM
あしかがエフエム
栃木県足利市 88.3 20 2024年2月21日 令和6年4月
株式会社エフエムくりやま JOZZ1BF-FM
エフエムくりやま
北海道夕張郡栗山町 78.8 20 令和6年3月7日 2024年予定
株式会社登米コミュニティエフエム
H@!FM(はっとエフエム)
三陸 宮城県本吉郡南三陸町 76.7 20 令和6年3月27日 令和6年4月21日

と予定稿を書いているうちに南三陸町の中継局は開局してしまいました。

4月19日に免許が下り、4月21日に運用を開始しました。まだ無線局等情報検索でヒットしないのでこちらに入れておきます。
一方、他の2局は局のwebサイトに開局予定と出てはいるのですが、まだ正式な開局はしていないようです。
特にエフエムくりやまは、出願時の代表取締役社長だった深澤雅一氏が4月22日付で取締役を退任し、3月28日付で新代表取締役に村田峰史氏が選任されていたことが4月22日付で発表になっています。ググるHBC北海道放送報道部の岩見沢通信員に村田峰史さんという同姓同名の方がいらっしゃるようなのだけど同一人物だろうか。開局予定が遅れているようですが無事開局できるといいなと思います。

送信所の移転

「でんぱでーた」の掲示板の情報なのですが、沖縄県与那原町コミュニティFM「FMよなばる」。局のwebサイトのトップページに
・令和6年3月29日送信所を南風原町の沖縄タワー(海抜192m、地上高44m)へ移設しました。
という記事が出ています。たしかに無線局等情報検索でも南風原町と出てきます。南風原町にある集中無線基地局「おきなわTOWER」には2017年6月に那覇市コミュニティFM、fm那覇が送信所を移転、2017年11月にラジオ沖縄のFM補完中継局が設置されています(本放送開始は12月、RBCiラジオは豊見城市にある)。FMよなばるがFM局としては3局目となります。
ほかにも沖縄県浦添市コミュニティFMFM21」が局舎のある丸産業ビル屋上から隣に引っ越してきた浦添総合病院に送信アンテナを移設したとか、送信アンテナの移設の事例はあるようなのですが、無線局等情報検索では市町村レベルまでしか公表されないので隣の建物だと追いかけるのは無理です。

それでは、『ここ半年のラジオ局の閉局と運用休止』に話は続きます。

ここ半年のラジオ局の閉局と運用休止 2024春

去る昨年10月26日、コミュニティFMを除くすべての地上基幹放送局の新しい免許が一斉に交付されました。11月1日に発効しています。
それを機に閉局するAMラジオ中継局があるかもと思ってはいたのですが、実際に無くなったのは在阪AM3局の京都中継局ぐらいなもので。

閉局

2023年11月1日をもって(10月31日か?)廃局になったと思われるものはふたつ。

11月5日付のリストにはあったのを確認しています。11月7日付のリスト以降消えてしまいました。五所川原エフエムに関しては、つがる市の出来島局で免許人が伏せ字表示になっている(これはいつからそうなったのか分かりません)、金木局が消えたのと同時に市浦局の出力が1.2Wに減力している、という変化があります。局のwebサイトの会社概要は更新されていません。何故こんなことになったのか分かりません。ただ、宮城県登米H@!FMの南三陸中継局が開局した時の東北総合通信局のプレスリリースに付随する「【参考】東北管内におけるコミュニティ放送局の開設状況」というpdfファイルを読むと、五所川原エフエムの中継局は『2局』となっているので市浦局と出来島局の2つしか現存しない、金木局は廃局になったということになります。

熊本県水上村には熊本放送が免許人の中継局1局と水上村が免許人の受信障害対策中継局(SFM)が2局で計3局の中継局がありました。
11月7日付のリストには3局ともあったのを確認しています。11月8日付のリスト以降川口局だけが消えてしまいました。なぜだろうと思ってググってもこれといったものは見つかりません。ただ、村のwebサイトに載っていた村長の今年の年頭のごあいさつに

 村内では、令和2年7月豪雨、令和4年台風14号災害での復旧復興に取り組んでおりますが、江代千ケ平地区と川口地区では現在も住民18世帯31名が長期避難を余儀なくされています。昨年末から、一部村道が通行可能となりましたが、一日も早く安心して元の生活を取り戻すことができますよう、引き続き復旧復興に取り組んでまいります。

なんて書かれていまして、ひょっとすると災害の影響かと思ったりもするところです。googleマップでは見つけられないのですが、川口は球磨川のかなり上流にある集落のようです。


な~んだ、なくなったのは2局だけか。
ところが、実際は今春に一気に5局もコミュニティFMが無くなりました。すべて3月31日付です。

このうち、エフエムわたりについては昨年9月30日に最後の放送を終え半年間の放送休止を経たうえでの閉局です。東北総合通信局からプレスリリースが出ています。

局のwebサイトはいつの間にか見られなくなっていました。
ここ以外の4局はそれなりに長い歴史を刻んできた局たちでした。

やおコミュニティ放送は昨秋のうちに閉局のお知らせを出していました。大阪らしく(?)にぎやかに閉局のイベントを行ったようです。

BTVは昨年末に閉局のお知らせを出していました。シティエフエム都城を親会社だったケーブルテレビ局BTVの直営にしたのですが、諸経費の高騰により機器の更新が困難な状況になったようです。ケーブルテレビの放送機材とコミュニティFMの放送機材は種類が異なるのでしょうね。
NHK宮崎がwebにニュースを上げています。

エフエムさんだは昨年末にラジオ放送終了のお知らせを出していて、インターネットラジオ局への転換を告知していました。4月からは第2章を歩んでいるようです。全文は読めませんが神戸新聞の記事をば。

なお、総務省電波利用ホームページにある無線局等情報検索では4月27日現在、八尾と三田はまだ消えていません。亘理は4月の中頃にひっそり消えたようです。都城と北谷は4月1日付でバッサリ消されました。

FMニライは閉局のお知らせを出したのは今年になってからのようです。Yahoo!ニュースになっていたような気がします。改めてググる琉球新報の記事がヒットしました。

元は「FMちゃたん」でクレスト社が免許を継承して「FMニライ」となりました。「ニライ合同会社」に分社化して経営移譲を模索していたようなのだけどうまくいかなかったみたいです。

このほか、ニュースになっていたのが、ニッポン放送AMステレオ放送を止めたということ。ベリカードの発行も止めちゃったんですね。これも3月31日付。

無線局等情報検索では4月7日付のところでAMステレオを表すD8EからAMモノラルを表すA3Eに電波の型式が変更されているのを確認しました。
これで、AMステレオ放送も残るはラジオ大阪和歌山放送和歌山局の2局となりました。

運用休止

昨年11月の基幹放送局の再免許の目玉が『AM局の運用休止に係る特例措置』です。簡単に言えば6か月電波を止めても免許取り消しにしませんよというものです。3か月以上の周知期間を設けたうえで待ちに待った運用休止ができる。さっそく昨年11月の免許更新から3か月が経った今年2月1日に茨城放送(土浦、関城(県西))、南日本放送(阿久根、川内、大口)、岩手放送(田野畑)の3社が中継局の運用を休止しました。

南日本放送では3中継局をひとくくりに北薩中継局と呼んでいるのですね。で、
『なお、3つの中継局は運用休止後、必要な手続きを経て廃止される予定です。』
廃止が前提の休止だと正直に伝えているようです。
一方、茨城放送では、局のwebサイトの最下段に「AMの運用休止について」というリンクを置いていて(https://lucky-ibaraki.com/post_info/410296/)、そこにはFAQとして

Q 今回の特例措置の終了後は、そのまま閉局(廃局)になるのですか。

A そうではありません。今回の特例措置の結果を踏まえ、慎重に判断されます。今後のスケジュールについてはわかり次第お知らせします。

という項目があり、今回の運用休止が即廃止だとは言っていません。
ちょっと待った! 2月1日をもって茨城放送は「株式会社LuckyFM茨城放送」に社名変更しました。これからは茨城放送ではなくLuckyFMと呼んでください。

なんですと?!
遂にFM放送局になってしまったのか!
もうAMラジオ局ではないのか!

取り乱しました。

AMラジオ放送の運用休止を予定する民間AMラジオ放送事業者(13社)の休止期間を総務省が出している資料から抜き書きしておきます。

事業者名 休止予定のAM局 休止期間
株式会社アイビーシー岩手放送 田野畑局 2024年2月1日~2025年1月31日
株式会社LuckyFM茨城放送 土浦局・関城局 2024年2月1日~2024年7月31日2025年1月31日(※2)
株式会社新潟放送 長岡局・柏崎局 2024年2月5日~2024年9月1日
北陸放送株式会社 七尾局・山中局・輪島局 2024年8月1日~2025年1月31日(※3)
福井放送株式会社 敦賀局・小浜局 2024年2月5日~2024年8月4日
東海ラジオ放送株式会社 下呂局・恵那局・上野局 2024年7月1日~2025年1月31日
新城局・豊橋 2024年8月1日~2025年1月31日
山口放送株式会社 須佐田万川局 2024年2月5日~2025年1月31日
萩局 2024年2月19日~2025年1月31日
山口局 2024年3月4日~2025年1月31日
岩国局 減力(※1):2024年4月1日~4月28日
停波:2024年4月29日~2025年1月31日
下関局 減力(※1):2024年4月29日~5月26日
停波:2024年5月27日~2025年1月31日
周南局 減力(※1):2024年5月27日~7月28日
停波:2024年7月29日~2025年1月31日
南海放送株式会社 新居浜局・宇和島局・八幡浜 減力(※1):2024年2月1日~3月31日
停波:2024年4月1日~2024年9月30日
RKB毎日放送株式会社 行橋局 2024年2月5日~2024年8月4日2025年1月31日(※2)
九州朝日放送株式会社 行橋局 2024年2月5日~2024年8月4日2025年1月31日(※2)
長崎放送株式会社 佐賀局・唐津局・
伊万里局・有田局
2024年2月5日~2025年1月31日
株式会社熊本放送 荒尾局 2024年2月5日~2025年1月31日
株式会社南日本放送 阿久根局・川内局・大口局 2024年2月1日~2025年1月31日

資料(https://www.soumu.go.jp/main_content/000909360.pdf)についていた注釈がふたつ、いや3つ。
※1 減力とは、空中線電力を段階的に下げることを指す。
※2 より長期間検証を行うため、再免許申請時から変更届出が出されたもの
※3 申請時は4月1日から9月30日までを予定していたが、能登半島地震の影響により延期されたもの。復興の状況により、さらに変更される可能性もある。

だそうです。元の原稿を作ってから茨城放送の社名変更とか能登半島地震とかありまして多少の変更が生じています。
なお、「中波放送(AM)局の運用休止に係る特例措置の適用希望を伴う申請をした中波放送事業者」のうち、東海ラジオ放送の高山局、神岡局(岐阜県)、尾鷲局、熊野局(三重県)は申請が認められませんでした。東海ラジオ放送はこの時点で親局以外にFM補完中継局が無かったのだから当然だろうと私は思います。逆に下呂局、恵那局(岐阜県)、上野局(三重県)はよく認められたなと。該当する電波監理審議会(第1121回)の議事録(公開されています)を読むと、総務省はこの4局は不適、他の13社34局は適として答申し、承認されたようです。で、この4局は来年1月31日までの休止期間が終了してからの再チャレンジということになるようです。
これらは無線局等情報検索では特に何の区別もなく表示されています。無線局等情報検索では運用中か休止中かは判らないというわけです。

♪あなたって不思議だわ あなたっていくつなの?

番組表集め2024春 - みむめもーどを書いていて、何人かの落語家さんの名前が出てきてしまったのですが、本文の趣旨から外れてきたような気がしたのでその部分だけ書き直すことにしました。まず登場人物のまとめ。例によって出典はWikipediaです。

名前 生まれ 入門 真打昇進 笑点 初ラジオレギュラー番組
桂宮治 1976年10月 2008年2月 2021年2月 2022年1月 2022年3月28日
文化放送桂宮治のザブトン5」
春風亭一蔵 1981年7月 2007年8月 2022年9月  -  2023年10月6日
文化放送「くにまる食堂」金曜11時台
春風亭一之輔 1978年1月 2001年5月 2012年3月 2023年2月 2010年10月3日
JFN「SUNDAY FLICKERS」
立川晴の輔 1972年11月 1997年 2013年 2024年4月 2018年4月8日
ニッポン放送「週刊なるほど!ニッポン」

笑点大喜利メンバーに限って言えば
・就任順は、宮治>一之輔>晴の輔
・年齢順は、晴の輔>宮治>一之輔
・先輩後輩の序列である入門順は、晴の輔>一之輔>宮治
・一人前とされる真打になった順は、一之輔>晴の輔>宮治
宮治さんは化粧品のセールスマンからの転職、晴の輔さんと一之輔さんは大卒で就職先が落語家。と書いたら語弊があるかな? 落語の世界に後から入った宮治さんが先に大喜利メンバーになったり、一之輔さんは若くして(21人抜きで)真打昇進を果たしたり、いろんなことがあるものですね。

本題はラジオについてなのでいろいろ補足を。これもまた出典はWikipediaなんですけど。
まず、宮治さん。
「ザブトン5」の前にはその当時文化放送ナイターオフにやっていた夜ワイド「みらいブンカ village」の木曜枠『落語家が、何か面白いこと言ってるよ』という番組があって、あえて固定のパーソナリティを置かず、週替わりで真打と二ツ目のコンビでしゃべり倒すというものだったそうなのですが、立川談笑さん(真打)と当時二ツ目だった宮治さんは毎月登場するという形態だったようです。このアシスタントが西川文野さん(当時局アナ)。それ以前から「らくごのデンパ」という落語の番組を持ち、プライベートでも落語好きなんだそうです。
で、2020年春改編でそれらの番組が終了し、夕方ワイド「西川あやの おいでよ!クリエイティ部」と「桂宮治のザブトン5」がスタートします。それで宮治さんと西川アナのコンビの番組なのですね。ただ、この年の春改編は1週目(3月最終週)が文化放送開局70周年記念ウィークだったことで地方局と文化放送で改編開始が1週ずれてしまい、「桂宮治のザブトン5」は地方局では3月28日スタート、文化放送では「おいでよ!クリエイティ部」と同じ4月4日スタートということになりました。番組最初の1週間はいわゆる裏送りです。そのため、関東地方においては4月3日にスタートしたTBSラジオ桂宮治「これが宮治でございます」』のほうが先に始まった番組という捉え方もできます。
次に一蔵さん。
文化放送「くにまる食堂」は今春までは11時から13時という正午またぎの昼ワイドだったのですが、昨秋から金曜の11時台だけ春風亭一蔵さんがレギュラー出演することになっていたのだそうです。なぜ一蔵さんが選ばれたかについては諸説あるようですが、邦丸さんが休みで水谷加奈アナが代演する際にパートナーとして一之輔さんを呼ぼうとしたら裏番組をやってるのでNGということになり一蔵さんに白羽の矢が立ったようです。今春の改編で「くにまる食堂」は以前の「くにまるジャパン 極」と同じ4時間枠に戻りました。「おとなりさん」から領地を回復した月-木9時-11時は邦丸さんと日替わりパートナー、月-木11時-13時は邦丸さんと坂口愛美アナが担当します。しかし金曜には邦丸さんは出演せず『くにまる食堂フライデー ~どうした!?一蔵!〜』というタイトルで4時間通して一蔵さんと水谷アナのコンビで担当することになりました。これで在京民放AM3局はすべて午前ワイドが月-木と金曜で別編成になります(ラジオ日本やJ-WAVEもです)。
そこで一之輔さん。
垣花正さんがニッポン放送を辞める原因になったとも言われているニッポン放送の金曜午前ワイド「春風亭一之輔 あなたとハッピー!」は2019年4月にスタートしています(『垣花正のあなたとハッピー!』全体としては2007年10月1日放送開始、2019年4月以降は月-木の放送)。今春の改編で「伊集院光のおたよr もとい「伊集院光のちょいタネ」ができることに伴い「テレフォン人生相談」が内包番組から外れ放送時間が8時-11時の3時間に短縮されました。
一之輔さんと一蔵さんは同じ春風亭一朝さんの門下、もちろん一之輔さんが先輩。そして9時-11時の間は二人の番組がオモテウラの関係になります。
ただ、それより前から続いているのがJFN系列の日曜の朝ワイド「SUNDAY FLICKERS」。番組開始の2010年10月3日から一之輔さんがパーソナリティを務めています。今年で15年目に入るのか! 現在は日曜朝6時から7時ないし7時半に集約されているようですが、以前は局によってネットしている時間帯がまちまちで、飛び乗り飛び降りの都合で一時期ネット局がゼロになる時間帯ができて(?!)その時間帯にツイキャスをやっていたなんてWikipediaには書いてあるんですけど。そう言われれば拙blogコメント欄にそんなコメントが来たことがあったようななかったような。「はてなブログ」はコメント欄を検索できないので記憶が定かではありません。「SUNDAY FLICKERS」はFM東京では放送されていません。「有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER」みたいなものですね。
最後に晴の輔さん。
東京で放送されない地方局向けの日曜のワイド番組はFMだけでなくAMにもありました。ニッポン放送制作の「中村こずえのみんなでニッポン日曜日!」という番組で2003年4月からあったのですが、これが2018年4月8日から「中村こずえのSUNDAY HAPPY MAP」に模様替えし、その時にレポーターに起用されたのが立川晴の輔さんでした。
同じ2018年4月8日の深夜に同じニッポン放送でスタートしたのが全国38局ネットの「週刊なるほど!ニッポン」です。ニッポン放送では日曜深夜の10分番組だったのですが、一時期なぜか土曜の「オールナイトニッポン0(ZERO)」のラスト10分を飛び降りて放送するという謎なことをしていました。この春から再び日曜深夜の番組になります。日刊スポーツでは本紙もwebも『ニッポン放送「週刊なるほど!ニッポン」(日曜午前4時50分)に出演中』としていますが、正しくはこの春より日曜深夜1時30分です。
「笑点」新メンバーは立川晴の輔 落語の立川流からレギュラー入りは初代司会談志以来55年ぶり - 芸能 : 日刊スポーツ
それに対して中日スポーツのwebでは「週刊なるほど!ニッポン」だけでひとつの記事を作っています。
『笑点』新メンバー・立川晴の輔、出演するラジオ番組「ひそかに好き」「スマートなイメージ」と話題:中日スポーツ・東京中日スポーツ
こちらの記事は放送時間を正しく『日曜深夜1時30分から』と書いています。記事をアップした時刻が『2024年4月7日 19時07分』と書いてあるのだけど、「笑点」の放送が17時30分に始まって18時に終わるのに19時過ぎに記事にできてるって、仕事が早い。