どんな時も僕の全て

儚さと美しさ

アイドルでいる彼が好きでした。

 

 

広いステージで、揺れ動くペンライトの海に囲まれて歌って踊る彼が好きでした。

 

指先までしなやかに踊る姿が、顔を最後まで残して回るターンが、腕よりも肩が動くところが、変わらず忙しそうなステップが、彼のダンスがドンピシャでした。

 

 

必ず左足を引く礼に顕嵐くんの全てが詰まっていたんじゃないかと今でも錯覚してしまうし、噛み締めたようにゆっくり会場を見渡す視線に顕嵐くんの未来を見ている気がした。

 

 

不安定ながらも芯の通った歌声に

どんどん上手くなる演技力に

ふっと笑って優しく手をふるファンサービス

 

なぜか信じてしまう

根拠のない自信

 

見せない美学

 

 

笑っちゃうくらいに、

顕嵐くんの全てが好きだったみたいです。

 

 

優しくてあったかくて努力家で華があって、どこまでも魅力的な人でした。

 

 

 

ジャニーズjr.の世界に足を踏み入れて4年が過ぎ、今までたくさんの仲間たちの背中を見送ってきたけど、今日それが担当でした。

 

出会いと別れの繰り返しの4年間。セクボ、トラジャ、らぶ、どのグループも好きになれたのは顕嵐くんの努力だったと思います。顕嵐くんだけじゃなくメンバーも大好きになって、大好きな友達にも出会えました。

 

 

 

けど今はポジティブなこと言えそうになくて。

 

ただただ、

顕嵐くんのこと本当に好きだったんだなあって。

幸せだったなあって。

 

 

 

 

 

これからを語る気もなく

未来を夢見ることもまだできないけど、

 

私の人生を豊かにしてくれた顕嵐くんだから

きっとこれから、彼の人生も豊かになると信じて。

 

 

 

 

 

4年間半、貴方の担当でいられて幸せでした。

 

 

8年間アイドルを選び続けてくれてありがとう。

夢を夢のままで終わらせない顕嵐くんを

好きになりました。

 

 

 

 

 

 

ジャニーズjr.の阿部顕嵐くん、今までありがとう。