ママチャリの前輪 各部の重量

 家にある腐った前輪の各部の重量を測りました。

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ママチャリの前輪(26X1-3/8)

 

 

まずはタイヤ。

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スポーツサイクルと比較して一番重いのはこのタイヤでは・・・

 

 

 

 

チューブは

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次いで付属品

虫ゴムが完全になくなってます。

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リムテープ

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 スポークを外しましたが、3割近くのニップルが固着しており、うまく回らず、スポークが切断されました。ほとんどは外せましたが、ニップルが回る際にバキバキと音がし、サビや金属片が飛んで来るので注意が必要です。

 

 本来、スポークとニップルは別々で測るべきですがニップルの中にスポークの先端が入っている物もあるので同時に測りました。36hです。

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ハブは

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最後にリム

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 意外とリムは軽いです。でも前輪だからブレーキシューによって削られ軽くなったのかも。

 アルミリムですがスポークのサビがリムまで来ています。

 

 

まとめ 

写真では単位がmlですがgと等しいです。

タイヤ (26x1-3/8) 522
チューブ 166
バルブ、ナット 4
リムテープ 24
スポーク+ニップル(36h) 283
ハブ 194
リム 513
合計 1706

ママチャリの両足スタンドの劣化について

 安価なママチャリ(2万円以下)に使用されている両足スタンドの劣化具合について記述します。両足スタンドには左右の2箇所にバネがあります。左側のバネです。

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両足スタンド(左側)

バネの下とスタンドを結合しているのはワイヤーです。つまり一番最初に損傷した部分です。

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左バネ下部

本来、スタンド側にはバネを引っ掛けることができるフック状の突起がありましたが、飛んでいきました。そのため、ワイヤーで固定しています。


 左バネ上部です。

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左バネ上部

 こちらも1年以内にバネの先端が切れそうです。

続いて右側のバネですが思ったより損傷は少ないです。

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右バネ上部

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右バネ下部

結論

 最もバネが動く左側のバネ下部が最初に破損し、次は左側のバネ上部が破損しそうです。右側のバネが損傷するのはまだ先のようです。このママチャリを運用して4年目です。

 

ママチャリに関して思うこと

 ママチャリに関して個人的に思うこと、感じることを書かせていただきます。このような意見を持つ者がいるのだなと思っていただければ幸いです。ここで記載するママチャリは2万円以下の安価な物とします。

 

 

 

 

ママチャリのデメリット

 

ママチャリはほとんどの人やほとんどの状況に適さない。

  • パーツが重い
  • パーツの制度が悪い
  • パーツが錆びる
  • 車重が重くなる
  • 長時間、長距離走ることが困難。上り坂は極端に疲れる。
  • 上り坂で立ち漕ぎする際に手が腰の位置にくるため非常に漕ぎづらいし力が抜けやすい。

 

 

 

 サドルの位置に対しbbが前にありすぎ。つまりシートチューブ角が小さすぎる。そのため、力が抜けやすく、登坂は著しく困難。おそらく年配かつ女性には適しているであろう。若いかつ男性にはメリットが少ない

 

  • 分解が困難
  • 長期にわたる運用が困難 

 スポークテンションが下がってきたため、上げようとしたらニップルが錆びていてニップル回しがはまらない。

 そもそもニップルやスポークが錆びているため、ニップルを回したらスポークが折れそう。

 

  •  カスタムが限られる。

 カスタムすると、時間と金を浪費する。外装8段変速にしようとするとハブだけで5000円くらいする。Deore XTと同じくらいの価格だ。

 

  • タイヤの取り外しに工具が必要

そのためパンクしたら、押して歩くしかない。

 

 

 

 

 

 

 ママチャリのメリット

 

  • 万人が乗ることができる。
  • 自転車そのものが安価
  • チューブ、タイヤが安価かつ入手が容易

チューブはダイソーで300円、タイヤはホームセンターで1000円で入手可能

 

  • ステップスルーやスタッガードフレームのため乗り降りしやすい。特に自転車に乗る祭、助走をつける人にとっては最適だろう。
  • シートチューブ角が小さいため、停車時でも足が地面に容易につく。おそらくbbドロップも大きいのでは。

 

  • デフォルトの状態でかご、スタンド、ライト、二台、馬蹄錠、泥除けが付属

 

結論

 ママチャリは必要な備品が全て揃っているインスタント自転車である。しかし自転車と呼ぶには様々な面から程遠い。(特に性能、維持の面で)緊急で自転車もどきが必要であれば購入もいいかもしれないが使い捨て自転車なのでエコとは程遠い。エコとは程遠いが経済には貢献できるかもしれない。買っては捨てを繰り返すからである。

 通常の自転車のように壊れた箇所をピンポイントで修理することもできなくはないが、非常にやりにくいし、すぐにパーツがだめになるため、長期間運用するのであれば通常の自転車を購入したほうが時間も金も浪費しないし、よっぽどエコである。

 

 ママチャリのコンセプトは非常に素晴らしいものだが、パーツが粗悪すぎる。しかし、通常の自転車は備品が揃っていないため、安価なクロスバイクを購入し、かごや泥除け、ハブダイナモ、馬蹄錠をインストールするのが最善の策だと思う。

 

最近変速性能が悪くなったと思ったら

 自転車を購入してから数年間、ほとんどシフターやディレイラーのアジャストボルトをいじったことがなかったのに、ここ数日は変速性能が悪くなり、変速しづらくなりました。(リアディレイラーはローギア側、フロントディレイラーはアウター側、いずれもインナーケーブルの張りが強くなる方向への変速)そのため、アジャストボルトを用いて調整していました。そしたら、写真のように突然ケーブルが切れました。

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 結論としては、いきなり変速性能が悪くなった場合は、インナーケーブルが切れかかっている可能性が大いにあります。切れる場所はディレイラーもしくはシフター内部の2箇所でしょう。今回はシフター内部でした。ディレイラーで切れかかっている場合は発見が容易ですが、シフター内部で切れかかっている際は少々気づきにくいですね。

ブロックダイナモってすごい! MagBoy MLC-1

 自転車用のダイナモはハブダイナモしか興味がなく、ブロックダイナモなんて全く視野に入っていませんでした。

 

なぜならブロックダイナモは、重くて暗いし、うるさいという概念があったからです。

 

 しかし以前購入したハブダイナモ(DH-2N30-E)の軸の重さに失望してしまい、これならブロックダイナモでいいやと思いMagBoyを購入することになりました。

 

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 結果、ブロックダイナモに対する悪い固定観念が完全に無くなりました。

まず常時点灯してもいいのではと思えるくらい軽くなったこと。そして非常にあかるくなったこと。また、静かになったこと。そして安いこと。

 

 とにかく白熱電球タイプのブロックダイナモとは比べ物になりません。

コストパフォーマンスが良すぎです。

 

こんなにいい物なら、もっと早く取り付けるべきだったと思います。

 

スペック

LED 日亜化学 0.5W

ダイナモ出力:1.2W

重量:230g(実測)

明るさ:2500cd (15km/s)

目測で200lmほど

 

 時速3kmほどでもしっかり点灯しているのはすごいと思いました。

低速時に点滅することもありませんでした。

 

 意外だったのは重さが230gほどと軽量だったことです。

  • ハブダイナモ+ライトの重さよりハブ+ブロックダイナモの重さのほうが、かなり

    軽量になりそうです。 

     

     

 

ハブダイナモて重いのね DH-2N30-E

  ハブダイナモとはどのようなものかと思い、クイックリリース式で最も安価であろうものを購入しました。

 

シマノのDH-2N30-Eです。

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スペック

穴数:36

出力:6V 2.4W

オーバーロックナット寸法:100mm

重量:730g(実測)

 

 まず、実物を手にもってハブ軸を指で回そうとすると全く動きません。これは、おかしい。玉当たり調整がされていないと思い、玉受けを緩めても効果なし。

 

 端子のついている大きいほうを指で回すと何とか動きました。ゴリゴリゴリ・・・と。どうやら本当にこの重さのようです。

 

 この感覚は、ブラシレスモーターの軸を指で回すような感覚です。ハブダイナモてこんなに重いものなのかと思いました。とてもショックです。

 シャッタープレシジョンやシュミットはここまで重くはないと思いますが。

 

 クロスバイクにつけようと思っていましたが、さすがにこれくらい抵抗があると、足でこいでいても負荷を感じるのではと思い躊躇してしまいます。

 

 おそらくこのハブダイナモは、ママチャリについているハブダイナモをクイック化しただけかと思います。