GW 人気スポット 和歌山
一位 ポルトヨーロッパ
二位 新庄総合公園
三位 片男波海水浴場
四位 四季の郷公園
五位 加太森林公園
(ウォーカーplus調べ)
🤔一位以下は「へぇ…?」て、感じするけども。いま人気あるのかなぁ?まぁ、お金かけずにほどほどに、てな場所ってコトになるのかなぁ。
二位 新庄総合公園ってまったく知らないな。四位 四季の郷公園は、ファミリー層にはお勧めな場所。子供が大興奮できるよね。あとは・・・
五位の森林公園といえば「トイレの幽霊でしょ?」これ結構有名なんだよネ!あと「深山砲台跡の兵隊?」の目撃談とかも、あったなぁ~。
そういや、こんな怪談話、あったよぉ・・・
~夜にはイク♡な~
私は和歌山県和歌山市に住んでいる男性です。ずっとこちらに住んでいる為、心霊スポット関連の情報は色々と耳にしました。若い頃は好奇心が勝ったり、女性と一緒に出掛けてみたりしたものです。幸い心霊現象等にもあわず、所詮噂だけでなんてないなと感じていました。でもある場所へ行ってから、その考えは変わったんです。そこへ何故、行ったか?そこは、何処か?といった体験をご紹介します。
これは今から15年程前で、私が30歳ぐらいの頃の体験です。この頃、私には交際中の彼女がおり、彼女は和歌山県橋本市在住19歳でした。高校卒業してからは私の家へお泊りする機会もふえ、夜中にどこか連れて行って欲しいと言われる事が多くなりました。最初は夜景スポットへ連れていってあげていたんですけど、そのうち連れていく夜景スポットもなくなってしまいます。「もう近辺の夜景スポットは行く尽くしたなぁ」と彼女に伝えると、彼女から「心霊スポットへ行ってみたい!」と、お願いされました。まぁ彼女は若いですし、好奇心が旺盛でした。
それに和歌山市在住ではないので「和歌山市にはどういう所があるんだろう?」と、気になったのでしょうね。それでお泊りする度に、心霊スポットを連れていったというワケなんです。そして行って後悔する事となった、和歌山市の加太にある深山砲台跡へ行ってみました。私もこの場所へ出掛けるのは、実は初めてでした。というのも、以前より友人から「あの場所へ夜行くのは、止めた方が良い」と、言われていたからです。
その友人は私のドライブ仲間で、高校卒業して車を購入してからは、よく深夜ドライブをしていました。和歌山県内は大体この友人とドライブし尽くしたのですが、ここだけは友人から止められたんですよ。その友人曰く「ツレが休暇村紀州加太で働いているんだけど、そこだけはマジでやめとけ!」と、言われたそうです。恐らく友人はツレから詳しい事情を聞いていたから、強く私を止めたのだと思いますが、それは何故か?という事は話してくれませんでした…。
友人が止めてくるけど、どうせありがちな心霊スポットだろうと、タカをくくってたんですよね。友人から止められて未だ行った事はないし、彼女は心霊スポットに行きたがっている。「それなら連れたったら丁度良いんじゃないか?」と、思って彼女を連れて深山砲台跡へと向かいました。自宅から車で30分程で、深山砲台跡手前の駐車場へ到着しました。深夜1時過ぎだった事もあり、他に車は停まっていません。「誰もいないから人目気にせず、イチャコチャ出来るねぇ~♡」なんて、バカ話をしながら深山砲台跡へ向かって歩いていきました。月が出ていたので、それほど暗くはなくガラケーライトでも十分歩いていけました。
現場へ到着すると物凄く雰囲気のある場所でした。周りはレンガ造りの建物ばかり。天空の城ラピュタに出てくるような建物群でした。ここは第二次世界大戦以前に要塞として築かれたそうです。ここに大勢の兵士が詰めており、大砲等も設置されていたとの事。この辺りの情報は後から知ったのですけど、この時は唯ただ不気味で。いまのように廃墟ブームなんてない頃でしたし、確かにここはヤバそうな場所だと実感しました。
レンガ造りの要塞群をみた時、ゾクゾクッと来るものがありました!彼女の顔も引きつっていましたから、恐らく彼女も感じるものがあったのだと思います。ここで引き返しておけばよかったのですが・・私と彼女は、「ここまで来て引き返せない!」という事で奥へと進んでいきます。そしてレンガ造りの建物を見渡しながら歩いていくんですけど、ひときわヤバイ感ある場所を見つけました。
その建物内には大きな室内が一つあるだけで、他は何もなくガラーンとしています。そして向かい側は窓のようになっていました。これまで以上に寒気を感じます。「これはヤバイかも?」と思って部屋から出ようとし、彼女の手をとって外へ出ようとしました。
すると、彼女が部屋の奥にある窓側をみて、固まっています。「どうした?」と尋ねると、彼女は我に返ったものの、物凄く怯えているんです。ここから彼女の様子は急変し「大丈夫?」と尋ねても頷くだけで、声に出して返事はしてくれません。これは早急にここから出た方が良いなと感じ、探索途中でしたが、撤退を決めました。
「もうここから出よかぁ?」と伝えると、彼女は頷き私にヒシっとしがみ付きながら、一緒に歩きました。しかしその時も彼女の様子は、少々おかしいんですよね。何かに怯えているというか。とりあえず深山砲台跡を抜け出し、駐車場まで戻ってきました。
車内に入ると彼女はようやく落ち着いたようで、彼女がレンガ造りの建物内でみた事について、話しだしました。到着時の印象は、私と同じような感じだったようです。「レンガ造りの建物ばかりで、雰囲気があるなぁ~」ぐらいの。そして私と一緒に歩いているうちレンガ造りの建物内に入りました。ここがヤバかったのだそうです。入口の反対側は窓になっていたのですが。その窓から外をのぞくような感じで軍服を着た男性兵士の姿が見えたそう。まるで旧日本軍兵士のような感じだったそうです。
こちらに気付く事もなく、ただ外を見つめているというか見張っているような感じだったそうです。こんな時間に人が、まして兵士がいるなんて事は、ありえません。これはマズい所へ来てしまった!と彼女は感じ硬直してしまった。そんな時に私から声を掛けられて、我に返ったものの声を出して返事をすると、兵士に気付かれそうだと恐怖したそうです。だから私が話し掛けても、返事をしなかったと言われました。そして恐怖はまだ続きます。
私と一緒に戻る事になったものの、先程通ってきた通路の状態も変だったそう。レンガ造りの建物と建物の間に通路があるんですけど、そこに先程みた旧日本兵と同じ姿をした兵士が通路に座っていたり、窓から私達の様子を伺っていたようです。話をして兵士に気取られたらイヤですし、戻っている最中も声を出さなかったそうでした。
深山砲台跡を出てからは、旧日本兵の姿は見えなくなりましたし、車に帰ってきたという安心感から落ち着きを取り戻して、事情を話せるまで回復したと教えてくれました。私は寒気を感じたもののそこまでは見えていなかったので、驚いていると・・彼女の表情がまた変わります。彼女は怯えた顔つきで私の方を、いえ、私の後方を見つめていました。彼女は小さく震えた声で「ぅ後ろぉ…いま、後ろにいるぅ…このまま車を出してぇ…」と、お願いしてきます。
彼女の話し方と表情から冗談ではないと感じ、言われるがままエンジンをかけて車を走らせました。そこから一般道へ出るまで、彼女はずっとガタガタと震えていたので「もしかして外に居た?」と聞いてみました。すると彼女は声を出さずに頷くだけ。さっきも姿を見掛けた時は、声を出していないといってましたし「もしかしてまだ追い掛けてきているのかも?」と感じながら車を走らせました。
往復4車線で車の交通量が多くて明るい道路まで来ると、彼女は落ち着きを取り戻しました。私の想像通り旧日本兵の姿をした兵隊がいたそうです。しかも後部座席に。これを聞いた時は心臓が飛び出るぐらい驚きました。彼女から「もういないから大丈夫」と言われましたけど、本当に落ち着かなかったですね。これで終わってくれれば良かったのですけど。
異変はまだ続きました。このまま自宅へ戻るのも怖いし、途中でファミレスへ立ち寄る事にしたのです。この頃のファミレスは24時間営業をしていますし、夜中でも週末ならそれなりにお客様も入っていて、賑やかでした。「人がいて明るい=これにて安全」というわけではありませんが、こういう所に来ると安心するんですよね。
席に座っているとスタッフが何故か、お水とオシボリを三人分持ってきました。ここで彼女も私も固まります。そう、恐らくスタッフには私達二人と、何かがみえたのでしょう。ここまで来たから安全だと思っていましたが、大間違いでした。私も彼女も瞬時にこの事を悟り、青ざめました。結局このお店では、ドリンクだけをオーダーしてすぐ飲み干して退店。コンビニで塩を購入し、清めの塩代わりに使用しました。これが効いたのか、それから妙な現象は起きていません。
でもそれ以降、彼女から「心霊スポットへ連れていってぇ♡」と、言われる事はなくなりました。もちろん私自身も行かなくなりました。昔、友人から行くなと言われましたけど、本当にヤバかったから止めてくれていたんだなぁ・・今更ながら忠告を守っておけばよかったと、後悔しました。 ~終~
🐱ニャンか怖いにゃ~ん♡
https://maps.app.goo.gl/3MGz75cXrtNje1Mx6
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