100119 貧困ビジネスと社会保障の貧困
ZAKZAK:恐るべき“貧困ビジネス”の世界 生活保護者はカネになる
ZAKZAKの記事です。ZAKZAKは,おねーちゃんの裸を記事にするだけではないです。
生活保護受給者向けの「無料低額宿泊所」を運営する団体が、総額約5億円もの所得隠しをしていたことが先週発覚した。しかし、これは氷山の一角。福祉を隠れ蓑に暴利をむさぼる業者はウジャウジャいる。なかには、「暴力団の資金源になっている例もある」という。“貧困ビジネス”の悪辣な実態とは−。無料低額宿泊所とは,社会福祉法第2条第3項第8号にある「生計困難者のために、無料又は低額な料金で、簡易住宅を貸し付け、又は宿泊所その他の施設を利用させる事業」であり,第二種社会福祉事業を言います。 続きを読む
100103 「調停」活用を検討 最高裁など、民事訴訟急増で
出頭しない業者,判決が出ても払わない業者が少なくない中,メリットがどこにあるのかよくわかりません。裁判所の通常訴訟を扱う部の負担軽減以外にメリットが考えられず,裁判所の都合でしかないような・・・
続きを読む091229 元ヒカルGENJI赤坂さん,覚せい剤所持の容疑で逮捕/再犯防止になにが必要?
元光GENJIの赤坂晃容疑者を逮捕 覚せい剤取締法違反で 千葉県警 - MSN産経ニュース
minoru-n 依存性薬物, 刑事政策 こういうニュースは悲しいですね。治療を条件とする執行猶予みたいな制度を構築できないかしら。と,ブコメしておいたらidコールをもらいますた。
id:delcoss 今度は実刑だろうなぁ。 / id:minoru-n そのための保護観察制度ですよ続きを読む
091223 賃料滞納者締め出しに関し,貸主に使用者責任
大家にも使用者責任=管理会社に家賃回収委任−滞納者閉め出しで賠償命令・姫路簡裁
家賃滞納を理由に部屋から閉め出したのは違法として、兵庫県姫路市の男性(53)が大家と不動産管理会社=いずれも同市=を相手に約140万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、姫路簡裁(近藤哲裁判官)は22日、不動産管理会社に対する大家の使用者責任を認め、「閉め出しは不法行為に当たる」として、両者に約40万円の支払いを命じた。判決書きぼんぬ。直感的には,管理会社に対してそう影響力を及ぼさない大家に,そこまでの責任をおわせるべきかについては若干の疑問を感じます。
原告側代理人は「家賃滞納者の閉め出しをめぐり、不動産管理会社に委任契約をした大家の使用者責任を認めたのは全国初ではないか」としており、画期的判決と評価した。(2009/12/22-22:26)
091214 悪魔ともいうべき独立行政法人福祉医療機構/危うい年金前借り 受給額激減、5千件が生活保護に
【朝日新聞】危うい年金前借り 受給額激減、5千件が生活保護に
公的年金を250万円まで前借りできる国の年金担保融資制度(年担)を利用した結果、収入が減って生活保護を受給した例が2008年度で4908件に上ることが、厚生労働省の調べでわかった。病気や冠婚葬祭など年金生活者の急な資金需要にこたえるための制度だが、緩い審査が生活苦を招き、年金と生活保護の「二重受給」を一部で助長しているとの批判もある。実施主体の独立行政法人は、来年2月から審査方法などを見直す。非常に分かりやすい典型的な反応の代表例はこちらのブコメ。
id:oguogu 646生活保護, 649年金 『年金と生活保護の「二重受給」』なのは明らかなのに何故か、借金をしてしまうような人よりも厚労省が悪いみたいな書き方。何処までも高齢者に優しい朝日新聞でした
年金担保貸付と生活保護
記事を読んでこう感じるのは無理もないと思います。実際に,現行の制度でも,二重受給がなされないように想定されています。*1したがって,朝日新聞の江渕崇記者の書き方は正直言って不充分です。ていうか不勉強。問題点は下記のところにあるからです。何が問題か,朝日新聞は分かっていない。