第1話 空
その日の空は透き通るような青だった。
梅雨の明けた次の朝と言うのはこうも暑いものなのか。
ぼんやりとしながら朝食を作る、身支度をする。
ーーーーーー朝は苦手だ。
何かが始まる中で、一歩踏み出すのはとても勇気がいる。
それが例え1日という時間の中を進んでいくことであっても。
勇気を持つ者は周りの持たない者達の注目が集まり、惹かれるものである。
しかし一方、勇気を持たない者はその逆である、悪なのだろうか。
ーーーーー否、一歩を踏み出せばそれぞれの才能を開花させる。勇気のある者と言うのは「勇気」と言う才能を開花させているに過ぎない。もちろん、勇気が悪である時もあるのだから。
そう、聖那に足りないものは
「勇気」
彼女にとって1日生きることであっても夢の中であっても、何事にも関与しない傍観者にあることに、少しの変わりがない。
ーーーーーしかし、そんな彼女にも
「夢」の中の彼に。
いつか。
会いたい、と思う。
それが彼女にとっての大きな「希望」であり、その時が来るまでに「勇気」をとっておこうと思う。とっておくよりも、出さなければならないのだが。
物語 追記
*舞台
場所は日本国。携帯電話もほぼ全員に普及した平成時代。
だが、読者の世界と違う「異世界」。
世界中が異世界は存在すると断定し、皆こことは違う世界に思いを馳せている。
この世界において超能力や、神は当たり前のように存在する。
こんな、「同じ」だけど「同じ」じゃない、違う世界のお話。
*主人公
☆愛澤 聖那 (あいざわ せな) 16歳
長い黒髪に緑色の眼が特徴の純日本国人。
性格はおとなしく、言葉を話すことが苦手(だが、授業では出来る)。
親友は同級生の恵理と千歳に心を許している。
気になる人は夢の中の人だけ。
好きな色はモノトーン(白と黒)。
得意科目は社会、美術、音楽。
苦手科目は体育、理科。
田中 恵理(たなか えり)
聖奈とは小学校からの幼馴染。
ショートカットの濃い茶髪で茶色い眼が特徴の元気印。
明るいオレンジ色が好きで所持品は全てオレンジで統一。
だが、部屋の色は黄緑。そこが不思議。
得意科目は体育、国語。
苦手科目は数学、美術。
有村 千歳(ありむら ちさと)
聖奈とは中学校からの同級生。
長い黒髪に所々金色の髪が入っていて、碧い眼をしている。
帰国子女。好きな色は青。
得意科目は英語、数学。
苦手科目は国語、技術家庭。
*追記
今のところはこれくらいしか考え付きません。
続けていこうと、やっと手を伸ばしました。。。
良かったら見てくださいね(笑)