【医学生に対する質問集②】医学生は忙しいのか?
こんばんは。医学生mintです。
医学生に対する質問集第2回です。
↓第1回の記事です。
「医学生は忙しいですか??」という質問も本当によく聞かれます
結論から言うと、自分次第と学年次第で忙しくも暇にもなります。
以前、
という記事でも紹介したのですが、学年によってやるべきことが大きく異なります。
1年生は比較的自由で義務とかは特にありませんが、ほぼ全員の医学生が所属する”部活”という団体だと、一番仕事量(雑用)が多いので、それに慣れていない方は時間がとられるかもしれません。それに加えて自動車教習所に行ったり、バイトを始めたりと、高校まではあまり経験していないことに時間が取られるので、わりとしんどく感じるかなと思います。
2年生以降はそういった大学生活にも慣れますが、部活・授業・実習・バイト全部をこなそうとするとそこそこ忙しくなります。部活は運動部だと週3~5回ありますし、練習試合や大会などで日曜がつぶれることもしばしばあります。それに加えて授業や実習はほぼフルコマありますし、バイトはひとそれぞれですが、やはりやっておいた方が将来のためになりますし、、、
それでも私自身はそこまで忙しいものではないかなと思います。というのも、部活は好きでやってるだけだから趣味みたいなもので、いやなら辞めればいいだけですし、授業や実習も出席をとらない授業だと行かなくてもいいですしね(自分で勉強ができる人は授業に行かなくても自分で勉強をすればいいと個人的には思います;そしてそういう人が医学部には多いです)この辺りは自分次第で調節可能ですね。
テスト勉強も、普段から勉強するよりも直前期に集中してやったほうがはるかに効率がいいです。ですので、普段はそこまで勉強時間をとらないです。ただ、5年生になると、病院実習で患者さんを目の前にするので、そこはきちんとやった方がいいとは思いますが、勉強時間は実習の合間に取れるので、家でやることはあまりないです。
と思うことを書き連ねてきましたが、実際ほんとに自分次第です。部活もバイトもせず、授業も必要最低限しか出ない という風にすればほんとにいくらでも時間ができます。なので、医学生でも自分次第で時間を作ることは可能ですので、医学生でない方もあまり医学生を忙しいと思わず、こいつら結構遊んでるなと思っていただいていいです。どちらかというと実習期間に徹夜でレポートを書くなどということをしている看護学生など他の医療系学生のほうが忙しいですので、医学生には厳しく、他の医療系学生には暖かく接してあげて欲しいです。
↓医学生の生活についても記事にしてます。
【医学生の生活④】医学生のプライベート【恋愛・部活・遊び・飲み会】
【医学生に対する質問集①】医学生はモテるのか?
こんばんは。医学生mintです。
ここからは医学生がよく聞かれるであろう質問に答えていきたいと思います。
まず第1回ですが、「医学生はモテますか??」という医学生がほんとによく聞かれる質問です。
結論から言うと、
別に医学生だからどうこうというのは特にありません!!
医者は医者であるだけでモテるらしい?ですが、医学生はお金があるわけでもないので、それだけではモテません!
ですが、医学生は基本的に何事にも真面目で努力できる人が多いので、スポーツを頑張ったり、バイトを頑張ったり、モテるために自分磨きをしたり(笑)、色々することによってかっこいいなと思われる人も多いです。ですが、そういう人たちも学内にいるとただのマルチな医学生なので、あまりモテませんが、ひとたび外部の環境に触れると、医学生というブランドに加えて、他にも才能があるとなると周りがほっておきません。
なので、モテたいと思う医学生や医学部受験生は今のうちに勉強以外に誇れるものを作ってください。
そうすると、モテるようになるというのはもちろん、人間的にも大きく成長するので、医師になってからの役にも立つかなと思います。
と、えらそうに言ってますが、私自身は勉強以外に誇れるものは英語を話せることくらいなものなので、モテません(笑)
研修医になったらモテるという話は方々から聞くので、その期待を胸に4月から仕事を頑張っていきます。
医師はその仕事内容自体が責任を伴うもので、それがモテる一助になっていると思うので、仕事ができる人がモテるのかなと思います。
おわりに
もてたいと思う方も思わない方も、ぜひ勉強以外の特技を何か見つけてみてください。さすれば、人間的な成長とともにモテも舞い込んでくるでしょう(笑)
お金と医学部の関係 医学部にはお金がかかる? 【医学部入学後】
こんにちは。医学生mintです。
前回、
という記事で、医学部入学前までにお金がかかるかどうかを考えてみました。
お金はかかるが、かけなくてもどうにかなるということがわかりましたね。
今回は医学部入学後にお金がかかるかどうかを考えていきたいと思います。
国立と私立
医学部はほかの学部よりも国立と私立の学費の差がすごいです。一般的に「医学部は学費が高い」と言われるのはあくまでも私立のことを指していると思われます。国立であれば、どこの学部も変わりませんので。6年間ある分少しお金がかかることは事実ですが、大体の理系の方が大学院に行かれると思うので、それも考えると大きく差はないかを思われます。
入学金・授業料
国立であれば大体入学金が30万ほどで、授業料が年で約50万円ほどです。さらに、お金のない家庭には免除制度もあるので、うちみたいに本当にお金がない家でも問題なく6年間通うことができます。私立であれば6年間で合計の学費が安くても2000万(年350万ほど)、高いと4000万(年650万ほど)します。お金のない家はもちろん、一般のサラリーマン家庭も手が出ない金額ですね。
ですので、お金のことが心配な家は、国立に通うしかありません。というか、個人的には同じ医師免許が取れるのに、わざわざ学費がべらぼうに高い私立に行く意味が分かりません。よっぽどの理由がない方はなるべく国立に行きましょう。
教材費
医学の専門書は高く、案外馬鹿にできません。1冊2万円するものもあり、それぞれの科目でそろえると破産してしまいます。ですので、みんな中古で買ったり、先輩から譲り受けたりなんとか工夫して教材を用意しています。特に低学年のうちは買わなくてもどうにかなるので、あまり買わずにお金をためておくといいかもしれません。
国試前の時期になると、ビデオ講座や国試対策問題集が必要になってきますが、
の記事にも書いているのですが、自分の必要に応じて買えばいいので、全部買わないといけない。。。と考えない方がいいです。国試対策の費用として周りはビデオ講座や教材をフル購入して15万ほど使っていましたが、受かるためだけでしたら一部の教材のみの5万ほどで大丈夫かと思います。
ですので、ここは自分次第でいくらでも節約できるところだと思います。
生活費
生活費は地方と都会とで大きく異なると思います。僕は地方だったので家賃が非常に安く済みました。この辺りはグーグル先生のほうが詳しいかと思われます。
食費はある程度抑えることができますが、あとは調節が難しいので、ここはコントロールしづらい部分かなと思います。
部活の費用
医学部は部活がとても盛んで、みなさんなにかしらの部活には所属すると思われます。医学部は一部の地域を除き、各県に1つしかないので、となりの県まで行って試合をしたり、西日本全体の部活の大会があったりと、かなり費用がかさみます。
人間形成のためにも部活はかかせないものだと考えているので、ここは惜しまず出してください。
↓部活を含めて医学部のプライベートな部分についても書いてます。
【医学生の生活④】医学生のプライベート【恋愛・部活・遊び・飲み会】
その他費用
その他の費用として、飲み会代、旅行代などの遊びの費用やCBTや国試などの各種受験費用、医籍登録費用などほんとに出費がかさみます。ですが、どれも欠かせないものですので、ケチらず出すしかありません。。。( ノД`)
おわりに
医学部にはお金がかかるかを考えてきました。自分次第で抑えれる部分がたくさんあり、そこを抑えることで、多額の出費は抑えれます。どうしても使わないといけない部分はありますが、それはどこの学部に行っても同じだと思うので、医学部だからと言って特別かかるお金というのはそこまで多くないです。
↓医学部入学前のお金のことについてもまとめています。
お金と医学部の関係 医学部にはお金がかかる? 【医学部入学前】
こんにちは。医学生mintです。
非医療系の方に、「医学生です」とか、「4月から医者になります」と言うと、「よく頑張ったねえ」とか「大変だったねえ」以外に言われることとして、「医学部はお金かかるからねえ」があります。
これ、言われると結構イラっと来ます。私は、小中学は公立、高校は私立でしたが特待生だったので入学金・授業料無料、奨学金は名ばかりでただの借金ではないか の記事でも書かせてもらった通り大学はほとんど奨学金で行っています。塾にも高校受験前の半年しか行っていません。ですので、ほとんど親にお金の面での迷惑をかけていません。(世の中にはもっとかけていない方もおられると思いますが、あくまで平均と比べてです)というのもあり、お金がかかると言われると、自分の努力が否定された気がして悲しくなります。
と、前置きはそこまでにして、医学部入学前も含めて時期に分けて実際医学部にはお金がかかるかを考えてみました。今回は大学に入るまでにかかる費用を考えてみました。
結論を言うと、お金をそれほどかけなくても医学部には入れるということが言えます。
以下詳しく見ていきましょう。
小学校~中学校
私の周りではあまりいませんが、中には小学校から受験をされる方もおられるみたいです。ですが、ここは将来の学歴というよりは、育ちや環境を重視されてのことですので、医学部に入るためには小学校受験は全く持って不必要だと言えます。
中学校受験ですが、周りには経験者がとても多く、必須条件ではありませんが、しておくと医学部に入りやすいのかなと思います。私はしていないのであまりよくわかりませんが、私立の中学の場合、受験から中学3年間の学費まで合計で400~500万ほど必要だそうです。
ここで公立に行く方とすでに大きな開きがあります。私の個人的な意見としては、中学は地元の公立に行ってそこでトップクラスをとる方が賢いかなと思います。そのためには塾の費用がかかるではないかとおっしゃる方もおられると思いますが、今は参考書や映像授業など安くで済ます方法はいくらでもあります。現に僕自身は塾に行った最後の半年以外は進研ゼミだけやってました。
高校受験はかなり真剣にやった方がいいです。医学部というのは地方大でもなかなかの難関ですので、県で1~5番手クラスの高校に入らないとかなり厳しいです。僕自身5番手くらいの高校でしたが、その中でもトップクラスでないと医学部には受からなかったです。そのための出費は惜しんではいけません。僕は補習塾のようなあまり有名でない塾に行ってましたが、高校の同級生は割と有名進学塾などに行ってました。
そうすると3年間で塾の費用が50~100万ほどです。
高校
晴れて高校に入学できたら、高校の費用です。ここは高校によってプラスで塾が必要なところ、そうでないところ、また無償化の対象かどうかでいろいろあると思いますが、3年間で公立で150万、私立で300万が妥当です。
そのうえで、大学受験のための塾に行くかどうかで費用は大きく変わってきます。
予備校では現役でもフル講座(夏期講習などもいれて)では100万円ほど、浪人すると年間100~150万ほどかかります。
私の意見
ここまで見ていただいて、医学部受験はお金かかるなあと思われた方もたくさんおられると思います。ただ、私自身かかった費用は、高校受験の塾(半年)で20~30万ほどとその他参考書などの雑費くらいで、ほとんどお金をかけていません。というのも、そのころから有名予備校講師が書いたわかりやすい参考書がAmazonやBook offなどで中古で安く手に入り、お金をかけなくても勉強できる時代となりました。今はインターネットもさらに発展し、映像授業が安価で受けられるようになっています。今までのように、高いお金を払って塾や予備校、私立学校に行くのが果たして正しい選択なのかを今一度考えていただけたらなと思います。
おわりに
長くなりましたが、結論を言うと、お金をそれほどかけなくても医学部には入れるということが言えます。
私がどうしてお金を大切に思うようになったかのきっかけについて書いています
【読書記録】熱意をもって働くことの大切さ【バッタを倒しにアフリカへ】
こんにちは。医学生mintです。
今は春休みで悠々自適に、気楽に過ごしていますが、4月から私も研修医になり、社会の歯車として何十年も働いていかないといけません。その覚悟と準備のために今は何冊か本を読んでいます。その中でも面白いと思った本「バッタを倒しにアフリカへ」を紹介します。
この本を手に取ったきっかけ
上記の写真を見てもらうと分かる通り、めっちゃ心惹かれる表紙です(笑)
それに加えて、帯に 前代未聞、抱腹絶倒の科学冒険就職ノンフィクション! と書かれていたらみなさん一度は手に取りたくなると思います。
そして、ページをめくるとバッタに食べられたいとのメッセージが目に入り、思わず買っちゃいました。
著者の紹介
著者は前野 ウルド 浩太郎 というパンチの効いたネーミングの方です。決してハーフなわけでも、アメリカ人なわけでもありません。由来が気になる方は著書を読んでみてください!
この方はアフリカのある地域でバッタの研究をされている方で、小学生の時にバッタ博士になるという夢をもってそれを叶えられました。バッタ博士になるという夢を叶えた後も、バッタの生態を探るために努力を惜しまない著者の姿勢に感動します。
熱意、熱意and熱意
前野先生は本当に熱意のある方で、バッタの生態を解明するために(バッタに食われるために?)、アフリカの砂漠の奥地、しかも地雷地帯の直前まで行ったり、サソリに刺されたり、何度も死にかけていますが、それでも辞めることをせずにまっすぐに研究を続けていきます。
そんな姿をみて、私も苦境に立たされたとしても患者さんのためにも医師を続けていく覚悟や熱意を持っていく必要があると感じました。
厳しい状況に立たされることも多くあるとは思いますが、私みたいなものが医師になれたというのを強く噛みしめて生きて行けたらなと思います。
研究者の苦悩
さらに、この本には研究者としてのリアルな苦悩も書かれています。院卒という高学歴ながらも、必ずしも給料のもらえる仕事に就くことができるとは限らず、時には無給で研究を続けていかないといけないこともあるそうです。
医学部も院卒と同じだけの6年という時間がかかりますが、卒業後は仕事にほぼあぶれることはなく、給料もある程度は保証されています。その点ではすごく恵まれているのだということを再認識しました。ですが、その環境に甘えるのではなく、前野先生のようにまっすぐな志で医療に向き合う必要があると感じました。
おわりに
今回はあまり書いてこなかった読書記録を書いてみました。バッタを倒しにアフリカへという本は本当に万人におすすめの本ですので是非読んでみてください。
ブログ開設初期にも読書記録書いてます。
【ラオス・ルアンパバーン】一軒家貸し切り!ラオスの情緒を味わいながら安く快適に泊まる!
こんにちは。医学生mintです。
今回はラオス・ルアンパバーンで、街中から少し(トゥクトゥクで10分ほど)離れた閑静で自然豊かな場所に安く、快適に止まることができる宿泊施設を紹介します。
いつも紹介しているホステルではなく、今回は民泊(Airbnb)を使ってみました。
施設名
施設名は EBONY HOUSEです。
立地
先ほど記載した通り、街からは少し離れたところにあるため、常に街にいたいという方には不向きですが、逆に自然や古民家に囲まれたところにあるので、リアルなラオスでの生活をされたい方には強くお勧めします。
お金
私たちは5人で泊まって1泊1万円でしたので、一人当たり1泊2000円ほどとなっています。以下に記載する設備・サービスで考えると非常に安価だと思います。
雰囲気
自然に囲まれており、庭も広く、周りも古民家しかないので、非常に落ち着いた雰囲気が漂っています。田舎の日本の家みたいで、自然が好きな方はドはまりしてしまうこと間違いなしです。
庭にはどこから来たかわからないにわとりがたくさんいました(笑)
設備・サービス
2階建ての一軒家に、部屋は寝室3つにベッド4つ、大きいリビングが1階と2階にあり、庭や2階のバルコニーには寝ころぶことができる椅子が3台ほど、シャワー室は2つ、洗濯機やキッチンもあらゆる必需品がそろっており、タオルや冷蔵庫内の無料のドリンク(水、ジュース、牛乳、ビールなど)、フルーツ(バナナ、マンゴーなど)もあり、これ以上ないくらいのサービスでした。どんな高級ホテルに泊まってもこれ以上のサービスはありえないでしょう。
ここにいると本当にリラックスできます。。。
キッチンも調味料や調理器具を含めあらゆるものがそろっているので、長期間の生活もありです。
蚊帳付きのベッドです。きれいにベッドメイキングされており、ホテルと変わらぬクオリティです。
私たちは朝昼観光に行き、夜は2回のバルコニーで飲みまくるという幸せな時間を過ごしました。
さらに最終日には、宿の所有者(ルアンパバーンの高級レストランのオーナー)が食事会を開いてくださり、おいしいラオス料理を堪能しました。タイミングが合えばラオス料理もごちそうになることができるというまさに至れり尽くせりの宿です。
作っていただいたのは巻いて食べるサムギョプサルみたいなラオス料理です。
おわりに
今回の旅では民泊を複数利用しましたが、その中でも最もよかったのが、ラオスでの宿です。田舎でのんびりと過ごす家を探すには一番のやり方です。Somsakさんという方がオーナーですが、他にももっと小さめの家とかも民泊に出しているそうなので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか?
ルアンパバーンでの観光についても書いてます。
112回医師国家試験に合格しました!
こんにちは。医学生mintです。
本日は、先日受験しました医師国家試験の合格発表でした。
4月から関西のとある病院で研修させていただきます。
研修医になると、なかなか旅行関係の記事はアップできないと思います。
ですので、研修医の日常や読んだ本、医学的なお話を中心にできる限りブログを更新していけたらなと思っております。
来年度以降に医師国家試験を受けるみなさん。
周りと同じレベルを常にキープしておけば合格する試験ですので、そこまでの猛勉強はせずに、部活にバイト、旅行など自分の好きなことを思う存分楽しんでください。
医師国家試験への向き合い方の記事も書いてますので、5年生以下の方は是非ご覧ください。