算数が好きになる! 数字に興味を持つ方法。

発達障害持ちの7歳の娘がいます。この娘が異様に数字の魅力にとらわれているのを見て、算数が苦手な人達もこないな感じにしたらクイズ感覚で楽しく問題が解けるのでは?と思いブログを始めてみました。小学生でもわかりやすいように説明していきます。(文章下手ですが)

小学生・算数が苦手な子の教え方

 

教え方といっても、子供さんによって様々変わってくるかと思います。

うちの娘の場合、数字に執着があるので算数に関しては教えなくても勝手に自分の世界を繰り広げてどんどん知識を進めています。(今はなぜか素数探しに夢中・・その前に宿題片付けろよといいたい・汗)

逆に国語には興味を示さず1年生の最初のテストで51点という笑わせてくれる点数をとってきた事があります。(1年生の最初のテストなんて幼稚園児でも高得点とれるレベル・)

とりあえず1年でこれはヤバイだろって事で一緒に本読み、本の内容をわからせる為に問題を全て数字に絡ませてなぞなぞ形式で出してやりました。(例えばこの本に何人登場人物がいた?とか)

そしたら数字に絡ませた途端にどんな問題でもクリアしとります。

漢字なんかも画数から入って教えてやると理解し高得点とれるようにもなりました。

但し、左右が対象になることも多く「人」はいまだ「入」と間違えてますけどね・汗

娘に勉強というものを教える事が増えてきたな~なんて考えてる時、ふと昔の事を思い出しました。

もう遥か昔の話なのですが私が高校1年の頃、近所の中学1年生(女)の家庭教師をしてくれないか?という話しが舞い込んできました。

その頃の私は底辺高校に通うヤンキーくずれでした(笑)

ただ数学だけは進学校に通えるレベルの偏差値持ち(数学以外は平均偏差値40のお馬鹿丸出しでしたけどね)

その中学生は勉強、特に数学が致命的にできないので週に1回1時間数学だけを教えてほしい。バイト代5千円払うから!

 

バイト代に釣られて即OKした私。

実際教えようと中学の教科書などを揃え張り切っていたのですが・・・

 

その子は数学どころか算数が出来ない子でした。

とにかく算数時代に習う分数の理解が出来てない。

慌てて小学校時代の教科書をひっぱりだして、分数ってなんやねん?なところから進めていくのですが、ずっと頭をかしげてるし(泣)

きっと小学生時代、授業の内容すらわからず先生に説明されても理解できなかったんだろうなと・・・

今から思えば、その子は学習障害だったんやと思います。

ADHDの私が学習障害の子の家庭教師・・・怖っ!!

 

小一時間、分数ってこんなんやと理解してもらおうと格闘する私、でも理解できてないその子。

もう疲れはてちゃいましてね、とりあえずコタツの上にあったみかんでも食べて休憩しようと思ったんです。で、みかん真っ二つに割った時に「あっ!」っと閃いてその子に質問したんです。

 

「なぁ、今みかん何個に割った?」

「え?二つ?」

即答出来たので次に、真っ二つに割った1つを取り出し、

「これは二つに割ったうちの何個?」

「1つ」

「正解!これは1つのものを二つ割ったうちの1つ、2のうちの1・・・、これが1/2やねん!」

「あ・・」

その子の顔が一瞬パっとなりました。

しめたと思い、次に真っ二つに割った二つを離してだし、

「これは二つに割ったうちの何個?」

「二つ」

「そう、二つ割ったうちの2つ、2のうちの2・・分数でいったら何?」

「・・2/2?」

正解したと同時に離していた半分ずつのみかんをひっつけてやりました。

「ひっつけたみかん、1つに戻ったやろ?2/2は1ってことやねん。わかる?」

「うん」

なんとなくですが、分数ってこんなんやを少し理解してくれた様子。

ここからは同じみかんで1/4~4/4、1/6~6/6をゆっくり学習してようやく教科書の問題に取り掛かる事が出来ました。

みかん大活躍!(笑)

 

娘の国語の勉強でもそうですが、得意なものに絡ませて問題を出してやる様に、算数が苦手な子がいたら数字を好きなものや馴染みのあるもの、生活習慣に必要なものに置き換えて一緒に学習するのも1つの方法だと思います。

 

 

 

 

 

チャレンジ!線を描いて式を作ろう。

 

 

 

このブログを始めるにあたって、私もいろいろ勉強しなきゃと思い旦那の書斎にある理数系の本やらを片っ端から読んでみたりネットで調べてみたりしたんです。

 

その中で暗算ではないけれど、これ小さな子でも喜ぶんじゃないのかなってのを1つ。

 

掛け算を線で表して答えを出す方法です。

 

×

これでやってみましょう。

 

まず、の線を引きます。

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次にの線を平行に下に引きます。

 

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これで式の最初の数字、12が出来ました。

下手っぴですが続けます。

 

次の数字、23のはこんな感じで引きます。

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そして最後、の線です。

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マウスで描いているので線がぐにゃぐにゃで申し訳ないですが、これで線の式が完成です。

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これを灰色の点線で仕分けました。

これの交点を数えていきます。

 

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まず、灰色の点線で仕分けた右下の点を数えます。

点の数は

次は真ん中の点、つあります。

最後は左上の点、つです。

 

全部数えおわったら、あとは左から数字を並べてやるだけです。

答えは276になります。

 

もう一問やってみましょう。

46×32

 

線の式はこうなります。

 

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 右下の点の数が12、真ん中が26、左上が12になります。

この場合10の位は隣の1の位にプレゼントします。

12を真ん中26にプレゼントして27

27になった真ん中のを左12にプレゼントして14

14はもうプレゼントする場所がないのでそのままで。

左から数字をならべると左14真ん中

答えは1472になります。

 

これって実際は筆算した方が早いんだろうとは思いますが、式が線で表せる事ができるって面白いなぁと素直に感動しました。

仕分け方と繰り上げ計算さえできれば、点を数えるだけですから子供さん達も楽しんで掛け算に取り組めそうです。

 

最後に123×123の線の式と仕分け方はこれ。

 

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ぜひ、答えをだしてみて下さいね。

 

 

 

 

 

 

 

チャレンジ!2桁×11はすぐに暗算出来る。

 

2桁×11の暗算、普通に計算ができる大人なら頭の中でこんな感じに考えるのではないでしょうか?

 

2桁×10、それにその二桁を足すと×11になります。

例えば、72×11だとすると先に72×10=720をしてから720+72=792で答えが出てきます。

これでも十分に暗算できるのですが、他のやり方でも二桁×11の計算は簡単にでてきます。小学低学年の子供さんでも楽しみながら取り組めます。

 

72×11

最初に72の7と2を引き離して足し算します。

7+2=9

この答えの9を72の間に入れてあげるだけでOKなんです。

間に入れると答えは792、めちゃくちゃ簡単です(笑)

違う数字でやってみましょう。

62×11

6と2を足し算します。

6+2=8

8を62の間にいれて、答えは682です。

このやり方だと簡単な足し算が出来る小学1年生なららくらくに答えを出す事ができます。しかもちょっとデキる1年生扱いされちゃったりもします(笑)

でも1つ注意点!

足し算の答えが1~9までの1桁なら間に入れるだけでOKですが、足し算の答えが2桁になった時はどうする?

98×11でやってみましょう。

9+8=17です。なので間に入れて答えは9178だ~!なんて考えたらダメ!アウト!それお馬鹿!

答えが2桁になった時はこうします。

 

98×11

9+8=17です。

先に答えの1の位の7は98の間に入れてあげます。

これで978になります。

次に10の位の1を先頭の9にプレゼントしてやるんです。

9に1をプレゼントしてやると(要は足し算)10になります。

よって答えは1078になります。

違う数字でやってみましょう。

 

87×11

8+7=15になり87の間に5で857、8に1をプレゼントして9、答えは957になります。

極端にいっちゃえば、1桁同士の足し算は最大でも18(9+9)なので、答えが2桁になったのなら先頭に1を足しちゃえばOKなんです。

この点さえ注意すれば、楽勝で暗算出来るようになります。(2桁×11に関して)

 

娘にこのやり方を教えたら、教室で拡散させたみたいでみんなが思う娘のイメージが少しだけ変化しました。

 

お馬鹿な子から、お馬鹿だけど算数だけは出来る子に・・・

お馬鹿な部分は一生つきまといそうですけどね(汗)

 

 

 

 

 

九九に親近感を!一番の鬼門は7の段。

 

「九九で一番苦手な段は?」

九九を習い始めた小学生に質問すると、圧倒的に7の段が多いとのこと。

とりあえず7の段をここに書いてみます。

 

7×1=7

7×2=14

7×3=21

7×4=28

7×5=35

7×6=42

7×7=49

7×8=56

7×9=63

 

ざっとこんな感じなのですが7の段の答えってぱっと見てもたいした法則性がみえません。

しいていえば答えが、奇数・偶数・奇数・偶数と繰り返されているだけ・・・

これじゃぁ確かに小学生たちは暗記するという方法しかなく、出来る子と出来ない子の差が出てきてしまう。

本当に丸暗記するしか方法がないのか?

とりあえず7の段がなかなか暗記できずに克服できない子供さんがいたら、今から書く方法を試してみてください。

 

①まず先に7の段以外の1~9の段を理解する。(8の段・9の段については当ブログに覚え方?みたいなのを書いているのでぜひ参考にしてみてください。)

②理解できたら7の段の7×7=49 これだけはしっかり覚えてください。

7×7=49が暗記できたらあとは脳内変換を子供さんに身につかせてあげるだけです。

例えば、7×2なら2×7と数字を前後ひっくり返すんです。

 

7×11×7

7×22×7

7×33×7

7×44×7

7×55×7

7×66×7

7×7

7×88×7

7×99×7

 

一度、子供さんに問題を出してみてください。

「7×3はいくつ?」

そこで子供さんが「えーと・・」とか悩んでいるようなら、

「じゃぁ3×7はいくつ?」

すぐに切り替えさせてあげるんです。

そこで3×7が答えられたら必ず言ってあげてください。

「7×3も同じ答えなんだよ」と。

最初は低い数字からやっていきましょう。繰り返すことによって、そのうち子供さんも九九というものに馴れてくれて7の段にも抵抗がなくなるのではと思います。

まぁ、このやり方も一種の暗記ですよね(笑)

でもどうせなら苦手意識など持たずに楽しく覚えていきたいところです。

一緒にお風呂に入りながら、リラックスした状態で覚えていくとより効果がありそう。

親子のコミュニケーションにもなりますしね。

 

 

 

 

 

九九に親近感を!つまづきがちな8の段。

 

小学生が九九を学習する段階で、8の段が苦手という声があがってます。

一応、8の段にも数字の法則性があるんです。

8の段が苦手なお子さんがいたら、とりあえず紙に8の段を書かせてみましょう。

答えを見ながら書いてもらってOKです。

まず最初に書くのは、×5までの8の段です。

 

8×1=8

8×2=16

8×3=24

8×4=3

8×5=40

 

 

ここまで書いてもらったら、答えに注目します。

答えの1の位をみてみましょう。

上から、8・6・4・2・0と2つずつ下がっていってます。

次に10の位は上から見ていくと、0・1・2・3・4と1つずつ上がっていっています。(8×1=8の10の位は0とみなします)

×5までを把握してもらったら、次は×6~×9を書いてみましょう。

 

8×6=48

8×7=56

8×8=64

8×9=72

 

 

 

 

上から、8・6・4・2と×5までの時と同じように2つずつ下がっていきます。

そして×6からの10の位は上から、4・5・6・7と一つずつ上がっていっています。

 

×1~×9、1の位と10の位を上からぶっ通して書いてみます。

 

1の位→8・6・4・2・0・8・6・4・2

10の位→0・1・2・3・4・4・5・6・7

1の位と10の位を切り分けて考えるとそれぞれ数字の法則性が見えてくるのがわかります。

でもこの覚え方って小学生低学年からすれば、ちょっと混乱してしまう子供さんがいそうな感じも・・・9の段の規則性とは訳がちがいます。

 

そこで現在九九絶賛中の娘に聞いてみました。

「8の段ってどうやって覚えたん?」

「8のだんは4のだんの2ばいやねんで~」

娘、ドヤ顔・・・

 

4の段

4×1=4

4×2=8

4×3=12

4×4=16

4×5=20

4×6=20

4×7=28

4×8=32

4×9=36

 

4の段の答えを2倍にすると全て8の段の答えになると主張しとります。

確かにそうなんだけどね、これ2桁の掛け算に突入しとるやないかい!(笑)

まぁ全て×2なので8の段を暗記して覚えるよりは楽なのかな?

そこで2桁の掛け算なんてと固まってしまう子供さんは、考え方を切り替えてみましょう。

 

8の段は4の段の答えを2回足す。

答えが4なら4+4=8、答えが28なら28+28=56

まぁ繰り上げ計算がありますが、すこしはハードルがさがるのでは?と思います。

 

 

 

九九に親近感を!九の段は面白い。

 

小学生のお子さんがいる方はご存じの通り、1年生の3学期から2年生にかけて九九の練習が始まります。

数字大好きな我が娘(現1年生)は食事しながらも頭の中では九九が駆け巡ってたり。

そんな娘に対して、お友達のママさん達は、

「娘ちゃん、算数出来て羨ましいわ~」

いやいや、取り柄がそれだけしかないんです(涙)

よそのお子様が当たり前に出来ている事は見事に出来ず、発達障害ゆえの結構な問題児やったりなんです(苦)

でも一つだけだけど褒められるのは親として嬉しいことです。

いろいろなママさん達の情報によれば、九九によって算数の苦手意識を覚えてしまう子がちらほらいるとか・・・

ある日、娘にありきたりな質問をしてみました。

「算数(数字)、なんで好きなん?」

「え?クイズみたいだから!」

即答でした(笑)

もしかしたら、算数が嫌いな子供さん達も数字をなぞなぞやクイズみたいな感覚で学習していけば苦手意識がなくなるんじゃないのかなと?

そこで紙とペンを取り出して九九の九の段を娘に書いてもらいました。

 

9×1=9

9×2=18

9×3=27

9×4=36

9×5=45

9×6=54

9×7=63

9×8=72

9×9=81

 

次に答えの2桁の数字を足し算してもらいました。

例)答えが18なら1+8、27なら2+7という感じで。

 

 

もうおわかりのように、どの答えを足してもになるんです。

「うわ~、全部になる~!」

我が娘、大興奮www

あまりにも有名で大人からしたら、それが?って感じですけど小学低学年にとっては新しい発見です。

おかげさまでアホの一つ覚えみたいに九の段ばっかり唱えちゃって、ちょっとウザい奴になってしまいましたけど(笑)

まぁこの知識って直接勉強には役に立たないかもですが、

数字に興味を持つきっかけということに関しては、うってつけだと思うんです。

数字に興味をもてば、数字に親近感がうまれる、親近感がうまれたら算数の授業がきっと楽しくなるはず!

九九の苦手なお子さんがいたら、ぜひ試してみてください。

 

そういえば、娘の発言で思い出したのですが私もクイズ感覚で因数分解解いてたりしていたなぁって・・・

やっぱ蛙の子は蛙って事なんですかねぇ(苦笑)