謎のみるってぃの謎を解き明かすブログ

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みるってぃの下の階の謎

こないだ、

「なんか子供の声するなー、まぁ週末の夕方だもんなぁ」と思いながら寝ていたら

月曜の朝、下の階がもぬけの殻になっていた。


さみしい、かも。


いや、さみしいというより心に小さな小さな穴が空いた感じかな。


実際下の階の住人とは初めから終わりまで一切関わらなかった。


きちんと引っ越しのご挨拶を手土産付きで行ったみるってぃとは違い、

2〜3ヶ月前にふわっと引っ越してきてノー挨拶。

そしてこないだ忽然と引っ越していった下の階の住人。たち。


一体何人家族だったのかも知らないし分からない。

多分生活時間が大幅にずれていたんだと思うけど、騒音や騒ぎ声もほとんど無かったしなぁ。

たまぁに子供の声がした位。


だから思い入れもへったくれも無い。



でも、ひとつだけ有る。


毎日みるってぃが車を出す時、必ず下の階のベランダが目に入って、

毎日洗濯物を干してるおばちゃんがそこにいた。


無の表情でタオルや何やかやを干してるおばちゃん。

そしてそれを車を動かす都合上、無の気持ちで視界に入れていたみるってぃ。

ただそれだけ。

毎日毎日車に乗って、洗濯物を干してるおばちゃんを視界に入れて、働きに出掛けて。


それが、今日は違った。

車に乗って、バックするために後ろを見たら、誰もいなかった。


「あ」


と思いつつすぐに思考が流れて終わってしまったけど、

十数時間後に1日の全てを終えて車を降りたら、何も無い誰もいないベランダと向かい合ってしまった。


うわぁ。

いなくなっちゃった。


「さみしい」とまでは言えないような感情なんだろうけど、

やっぱり、さみしいよ。


私のせいかな、もしかして?

洗濯機がうるさいせい?

帰りが遅くて階段うるさかった?


今まできっちり思わなかった言葉が出てくる。


「よろしくお願いします」や「こんにちは」の代わりが無言で互いの存在を目視することだったなら、

無言でいなくなるのが「さようなら」なんだろうな。


どこにいってしまったんだろうか。

お元気で。