晩酌と食い気

キリンジとクライミングとイエノミの記録

でぶみ

秋冬物のぱんつを履いたらきつい。体重計をひっぱりだし測ったら前回2019年3月より3キロ増えていた。なんてこった。加齢なのか、在宅勤務のせいか、禁煙のせいか、わからない。166の52から、今56近い。

 

仕事が多すぎて虚無。36協定申請。ださい。令和の今、ださい。

 

ライミング、ぼちぼち。3年前取り付いて敗退したルート。2便でRP。前回はレストしてもムーブが定まらずモジモジしてテンションした箇所が、われながらテクいムーブで突破。なんつって、これクラック5.9の話。でもクラックで真っ当にトライ出来るメンタル、ノウハウが身についたのは数字に表れない成長だと思う。

そうはいっても好事魔多し。多幸感の背後にはつねに魔が潜んでいる。

 

 

 

祈れ呪うな

コロナ以降、業務が1.4倍、持ち前のテキトーさで乗り切っているがそろそろ限界ってところで異動、といっても隣のユニットだけどね。業務の棚卸して移動先で巻き取ってもらえることを期待している。

6月からじむ復帰して、週一、二回。でも残業(といっても在宅だが)後、1,2時間。週多くて4時間じゃどんどん弱くなる。今でも弱いのにこれ以上弱くなることってありえる?って思うけど底は深い。本当に深い。

 

ホーム一強いAさんの登りを見る機会が増えて、この人はとにかくフィジカルが凄いからそれで語られがちだけどフォームがきれい、足も手もつま先まで神経が行き届いると気付いた。前腕が太すぎてまぶし壁ではほかのホールドが邪魔して損している。

5分でいい、私が私のままAさんの筋肉が宿ったら、どんなことが出来るだろう、きっと筋肉の無駄使いで終わるだろう。Aさんみたいに登れるわけない。無理にデッドしてホールドとった瞬間魔法が解けて間接がバラバラになって、変なフォームで瞬時に骨折して落ちる、、、そんなことを想像していたら、mさんに地蔵になってますと、と言われた。

最近数回トライしてダメな課題は、もう途中から落としどころを見つけてトライいている。あのホールドが取れたらいいか、、、って。筋トレになったし、とか、あのホールド踏めるようになったし、とか自己満足しているふりして帰る。ふりしてるのバレてるだろうな。自己欺瞞。わかってるよ。どうせ誰より下手な私。今まで何人に抜かれていったことか。もうこの3年くらいずっとどん尻。私より下手な人はどんどんやめていくというのもあるけど。

それでも完登出来ればうれしい。なのにそれさえ諦めて何がたのしいんだ。自己満足さえできないならやめればいい。

 

 

 

 

祈れ呪うな

ジムを自粛して2週間になる。外岩のパートナーはおもに二人。今週末はAさんの車でちょっと遠出する予定だった。だけど3日前の時点で彼女はまだジムへ通っているという。計4人で車移動。うーん、無理。心の扉が閉まってしまった。

一方Bさんは2月から職場と夫以外との接触は避けている。現地集合ならビレイするよ!と言ってくれたが。車のない私がいくのは難しいエリア。

諦めた。ただの趣味なのだ。ジムは年間フリーパスで一年分支払い住だから、私が行ったところで売り上げ貢献できるわけではない。無用の客なのだ。完全に元とれなくなるけど、ホームジム存続のためには常連客は行かないほうがいいのだ。そのかわり友達が週末トレーニングボードを取付にきてくれることになった。賃貸の壁に穴開けることになるがやむなし。世界に平和が戻る頃、私は懸垂できるようになっている。

 

 

テレワークもすっかり慣れた。誰とも話さず2日目、買い物のついでに花を買った。クリスマスローズ。バラ。そしてコアジサイ。一本ずつ花瓶にさす。さらに線路沿いの道でおわりかけのユキヤナギをぱくってコアジサイにそえた。

 

夜更けすぎの静けさは尊い

長年悩んで四方手を尽くしてそれでも詰んでしまった問題、一生逃れられない。その苦しみを一時忘れるために、別の苦しみの原因を顕在化させて関係をぶっ壊してしまった。何にも残らない。もうそれでいい。私の、彼の心の問題。

 

先日飲み会の帰り、最近千葉から越してきたOくんが歩いて帰宅するというので一緒に帰りがてら私のお気に入りのコースを案内した。森に囲まれた研究所、ゆるい坂道に沿う長く伸びた塀、まっすぐ伸びた線路、暗渠から聞こえる水音。遠くに見える団地、ビル群、高架橋とちいさなトンネル、初期キリンジの郊外感というか、都会でもなく田舎でもない雰囲気がいい。この道が歩きたくて今の住まいに引っ越したようなものだ。MVとかに使ったらさぞかし映えるだろう。バイババビンバの二番煎じになってしまうが。Oくんもたいそう気に入ってくれたらしい。これから飲み会の時はここ通って帰りますと。

そんないい場所見つけられたらいいなあ、と思って、昨夜は2,5駅歩いてレイトショーに行った。一駅またいで反対側に渡ったら見える景色がぜんぜん違う。電車にのっているときは意識していなかったが、うちから駅までは線路のほうが高い位置にあるけど、駅から映画館のある町までは、線路が峡谷の谷底になっていて、電車の通過音はきりきりと苦し気な音に聞こえる。

 

懸案のK駅前は心がざわつくことはなかった。彼が言っていたイルミネーションはよくもわるくもなく、悪く言えば凡庸。よくいえば清潔。比べるものではないけれど、あかりはネオンのほうがすきかなあ。人の営みとか味わいがあって。

一駅歩かないうちにブーツの中の足、小指の付け根が痛くなってきた。まえはこんなことなかったのに足変形してきたのか。

 

帰りもゆっくり歩いて帰った。登り電車はこの時間でも人がいっぱいだ。深夜スーパーでビールと野菜をかって帰宅したらもう1時だった。往復2時間以上時間も歩いたせいか、3時すぎに布団に入ったのに眠りは深かったようだ。いつも睡眠を妨げる始発電車の音にも気が付かず目が覚めたのは8時過ぎだった。

 

愛子っていい名前

お世話になってる方からふるさと納税の返礼品をいただいた。桜肉。なぜだ。牛肉がよかったよー。いやいやありがたくいただきます。私馬肉って食べたことがない。食べる機会もなかった気がするし、どうやって食べようと調べたけど、馬肉ユッケがいちばん美味しそう。

先週は久しぶりのRP。実に7か月ぶりか。嬉しい気持ちと、やれやれまた毎週岩場にいく日々が始まるのかという気持ち。生活との折り合い、いろいろ。。

 

愛子様は18歳。早いなあ。当時はお世継ぎ問題とか不妊治療とかご懐妊されたとか報道されてたよな。ぼんやり認識していた程度。若かったし皇室のことなんか興味なかった。出産のニュースも、へー無事お生まれになったかね、くらいの気持ちだったが、、愛子というなまえをきいて、くっきりと喜びを感じたのを覚えている。

愛子ちゃん、愛子ちゃんか。いい名前。あのうちに赤ちゃんが生まれたって。そうかーほんと良かった、愛子ちゃんたくさん愛情をもらってすくすく元気に育ちますように。親戚のおばさんみたいな気持ちになった。なんでだろう。名前って大事。

 

ずーーーっとカリカリ勉強。もうすっかり、忘れちゃってた。前夜ギアをパッキンしながら、あって思った。たった3ヵ月だけど懐かしいなって。世間が起きる前にもそもそ出かけていく週末を思い出した。

久しぶりに岩場にいった。

リハビリクライミング。遺跡のような岩場で、振り出した雨音が沢の音に重り、終了点にクリップした時まじりあった。お天気のくずれとの勝負はひきわけかな。

連休明けからあっという間だった。請求書に印鑑を押すようにウィークデイが過ぎ週末がきて、週末は人のビレイしたり軽く山にいったり土曜の夜から彼が来て家で飲んで日曜はいっしょにすごしての繰り返し。はやく自分のクライミングがしたいという気持ちは訪れず6月になってしまった。

課長が辞めた。つねにぶれず冷静で、でも心のある仕事だった。いつだったか彼のプライベートが知れた時、堕落というかDQNというかそんな生活しているのにあんなに誠実な仕事が出来るのはどういうことんだと思ったものだ。いつも心にhさんを。hさんが見ている(見守っている)と思えばいいかげんなことはできない。心が立ち返る場所を固めてくれた、そういう存在だった。ありがとうございました。

amazonプライムで映画をみた。紙の月。いつのまにかわたしは映画をみる能力がなくなってしまった。がんばって細切れに4回、やっと見終わった。この人クライミングすればいいのに、と思った。非日常、非生活、生きている実感。欲しいのか、わからない。そういったものがクライミングで得られるかといったら私は違う。某さんがいうレジャーなのだ。私のクライミングは。

今週末は雨。雨の山に行こうかね。みどりの山が湿って、木々や葉っぱは色濃く花びらは濡れそぼって。そんな山の中に入り、山を感じたい。

ヨンヨン、かっこいい。こういう自覚的な人好き。キリンジのシングル楽しみ。こんなにわくわくさせてくれる稀有な存在。

 

晩酌記録:ビール、白ワイン、rからもらったアイ子のおから、小松菜炒め。チーズ。