あの日記

フィクションですけど許してください

気持ちが残る部屋に居ると

押しつぶされそうになる

 

楽しかったわたしたちがたくさん見えて

まだわたしもその一員なんじゃないかなって思ってしまう

今日ここで待ってたら

あなたが帰ってくるんじゃないかなとか

また食べなかったまかないお弁当持って

帰ってきてくれるんじゃないかなとか

考えてしまいます

 

たくさん面白いことがあって、

こんなに楽しいこと無いんじゃない?ってくらい笑ったわたしたちがまだ居るみたい

不思議な空間

時が止まってる

 

本当はまだこのままでいたい

何も進みたくないけど

始まりのために終わりを作らないといけないの かな

どっか遠くの人にならないで

私で満たされた彼が好き

それなのにみんなに好かれてるかれがすき

すきにあそんだら彼がするか好き

どっかいっちゃいそうで心配な彼が好きなのかもしれない

 

私で満たされたままでいて。足りないくらいのままでいさせたいのに満たして満たして満たしすぎちゃって。溢れちゃう。

溢れたらまた半分からっぽになって。

これの繰り返し。

正直疲れるよ。つかれるけど。でも満たして満たして繰り返して大好き大好き伝えてたい。

死ぬまでそれを繰り返すの。それが私の生きてる意味。

あなたのことが好きで好きで仕方なくて

なんでも思い出にしたかった。

 

レシート。本当に全部保管した。見るだけで楽しかった一日の記憶蘇る。

ラブホのレシート。見るだけで幸せな一日を思い出す。

あなたがラブホで使った歯ブラシ。こっそり持ち帰って舐めたあとは日付をつけて保管した。

あなたの眼に入ってたカラーコンタクト。包んでいつでも一緒。

抜けた毛。壁に貼ったり眺めたり毎日持ち歩いて眺めた。

声。一緒にいる間はこっそり全部録音した。帰ってから聞き返す。もっと一緒にいたかったって苦しくなるけど次に会えるまでそれを聴いてしのいだ。

私の服を初めて畳んで置いておいてくれた日の服の写真。愛しい

私がほっぽってたタオルを畳んでくれた日のタオルはその形のまま持ち帰って写真撮って保管した。愛くるしい。

新しいパンツをプレゼントして、今履いてるやつは持ち帰らせてもらった。ジップロックに入れて今でも持ってる。部屋に置いといて匂いを嗅ぐのが好きだった。手術で入院した時は枕元に置いて匂いを嗅いだ。

身体のものはなんでも欲しかった。

あなたでもしたことないことはわたしが全部したかった。

あなたのことが、好きで好きで好きで仕方ないから。私にはあなただけしか見えないから。

おもいで

寒い日だったのかわすれた 多分秋とかだったとおもう。

いまはもうないところで、彼のステージがあった。

 

まだ夢を見てた私は、それを見に行った。一日に何度かあったね。

秋空の下で狭いステージで歌ってた。

歌は一番上手くて誰よりも飛び抜けて上手い。

あの時もそう思った。

優しくて特徴的で可愛くてかっこよくてちょっとセクシーで一回聴いたら絶対好きになる声!

 

観客は流動的だけど、目当てに観てる人は百人弱とかいたんじゃないかな。。わかんないけど。

 

あのとき、彼がウインクしてくれて私のいるあたりを指さした。

めちゃくちゃ嬉しかった。

でもあまり世界を知らない私は、普段から彼はそういうことしてるのかなって思った。

後から、あれはあの日しかしてなかったことに気づく。し、そう言われる。(これは信じてないけど笑 でも別にそれは良い)

私のこと気にかけてしてくれたことが、嬉しかった。

ちなみに彼は今と昔は違う人になったから、あのときのあなたは少し別の人。

それでもそんな別のあなたがあんなふうにしてくれたのは

嬉しかった。可愛い。あなたの感情が少しでもそこにあったのなら。素敵な声で歌っている最中に、私のこと少しでもおもってくれたのなら。

夢みてたのはよかったのかなって。

思い出のひとつ。なんで今思い出したんだろ。

 

 

 

 

 

 

頭がおかしくなったからなのか分からないけど、あなたが家からいなくなってからの記憶が全然ない。

いつもの熱量だったら何時でも何処へでも追いかけて絶対に家に連れ戻してたけど

あの日はなんか無理だったんだとおもう。

 

過ごしてた日の記憶も驚くくらい薄れてっている。

薬のせい?なのか。

それとも

人間ってこんなもんなのか?ておもったけど多分ショックすぎて関連する記憶が全部思い出させないように脳がロックしてるんだと思う。

思い出したら死んじゃうから。

 

かろうじて覚えてるのも

断片的で

本当に存在してたのか不明なくらい現実味が薄い。

 

お風呂からあがって、

めちゃくちゃ綺麗な顔が全部見えちゃってるときに褒めた日は私の機嫌が良い日らしい。

褒めてくれたって言われる。

今日は好きになってくれたの?とかも言われた。

死にたい

やっぱり思い出さなきゃ良かった。

脳みそは仕事してないみたい。ロックしてそのままずっと思い出さそうとしてもやめてください。

私は多分悪いやつだから、

地獄に落ちて、

誰にも会えないとおもう。

生まれてきてごめんなさい本当に

どこで間違えたのかなって思うけど、

この世に生まれた時から私がこうなる運命だったなら

非条理だし

ごめんなさいって思うし

みんな良い人だったのにごめんなさい。

 

 

 

 

 

誰にも理解されないような関係

それで良い

むしろそんなのが良かった

誰にもわかってほしくない

ほかになにも要らなかった。ほんとうにそうなった。

 

私たちの物語には必要なストーリーばかりだけど

こんなおはなしは要らないかも

 

どこにいてもいいよ

 

はやくもどってきてなんてまだおもって

 

外の天気が悪いのも、暑くて息ができないのも、戦争が起こるのも、病気が流行るのも、

全部わたしが悲しいから!

 

わたしが悲しいから世界がおかしくなる。

 

はやく、たすけて

 

もっと変わった自分になる約束は

伝えられないままじゃいやだ