雑記

毎日楽しくやろう

人生2度目の春休み

1月に転職し、5月の正社員登用を目前にして、緊急事態宣言が発令された。

 

業種は小売業。スーパーやコンビニ、ドラッグストアとは違って生活に直結するインフラ的な立ち位置の店ではなかったため、現在は休業中だ。

正社員スタッフは休業中の対応をするために出勤しているが、私はまだパートとして雇用されているため、完全に自宅待機である。

最初の3日間は、正直気がふさいでしまっていた。

状況が状況のため、5月から正社員として登用してもらえるか、今でもまだわからない状態だ。「失業」の二文字もちらついた。

転職時期をミスったか。でも年末に前職の退職を決め、1月に今の会社に転職していなかったら、この状況下ではしばらく職を探すのは難しかっただろう。

もっと安定した職に転じればよかったか。2020オリンピックを目前に控え、好景気が予想されていた業界も、コロナの影響で業界地図では軒並み雨マークに変わったと聞く。転職直後でスキルもない状態ならたとえ別の業種への転職だったとしても、ひたすら閑古鳥が鳴いているか、現場に立ってパンク寸前の業務過多だろうなとも思う。

 転職した会社での業務はとても楽しいし、充実している。どんどん新しい業務を覚えていきたいし、社員のことも大切にしてくれていると感じる。人間関係も良好だ。良い転職先に決まったと思っていただけに、先行き不透明なのがとても悲しい。

 

休業前に任された仕事で、商品の紹介記事を書くというものがあった。上手いか下手かは置いておいて、もともと文章を書くのは好きだった。

ぜひこの商品を手に取ってほしい。そう思いながら書いた記事に、読み手の方から多くの反応をいただくことができたのは、可能な仕事の範囲がまだ狭い私にとっては、本当に嬉しいことだった。

 どうせ出勤できないのなら、少しでも手ごたえのあった文章のスキルを少しでも伸ばせないか。なんだったら、商品関係の知識の勉強を兼ねることだってできる。仕事に関連する物事に触れる機会がなければ、日が経つにつれて不安ばかりが大きくなっていくような気がするのだ。

 それに、こういってはなんだが、せっかく時間ができたのだ。転職前の有給消化期間には「これが人生最後の春休みだ」と思っていたが、約1ヶ月の休みが降ってわいている。興味があったこと、やりたかったことに、もちろん今の環境の中でできる範囲で、手をのばすことができる。

どうせだったら、毎日楽しく過ごしたい。

 

今、直近で楽しみに待っていることはふたつ。ゾゾタウンで半額セール+3000円クーポンで手に入れた、普段は手が届かないブランドの服と、食べチョクというサイトで注文した野菜の詰め合わせだ。

自粛が叫ばれる今、外に頻繁には出かけられないけれど、可愛い春服には身を包みたい。コロナで飲食店も休業するところが多い今、農作物を出荷できないと困っている生産者の方がいるのなら、そこから新鮮でおいしい旬の野菜を購入させていただいて、ゆっくり料理を楽しみたい。

 どうしても食べすぎや運動不足は否めないので、筋トレなんかもこの機会に始めたい。3つの密に注意すれば軽いランニングなんかはしても大丈夫なようなので、しばらく休んでいたランニングの習慣も復活させていきたいところだ。

積読の消化も忘れてはいけない。もうしばらくすれば、予約していた新刊も届くだろう。それらのやりたいことを快適に行えるように、部屋の掃除だって怠ることは出来ない。

 収入が制限されている今、節約だって重要だ。この機会に無駄がないか見直して、心がささくれない範囲で節約を頑張っていきたい、そしてこの騒動が落ち着いたころに、推しのお店で思い切り買い物をしよう。オンラインなら生きているというお店なら、そこから商品を購入しよう。

お店はお金を落とさないと簡単に死ぬというのは、ここ最近で身に染みて実感したことのひとつだ。

 

この先どうなるかわからないし、終息にもどうやら時間がかかりそうな状況になってきている。自分の職がどうなるかもまだはっきりわからないし、最悪失職したときに、すぐ次が見つかる保証もない。転職に伴う引越しと給料が下がったことのダブルパンチで、正直貯蓄も心もとない。テレビをつければ一生コロナのニュースだし、SNSは政府の対応や自粛に協力的でないとされる人々や企業への私刑で荒れている。

 気分が塞ぎがちになることであふれている毎日だが、それでも少しでも楽しく過ごせるもんならそうしていきたいし、そうすることでこの先の人生も楽しくすることができる下地作りをしていきたい。

そのための手段のひとつが、このブログのつもりだ。