2011年世界フィギュア男子FP

きっとフィギュアの神様がさ。高橋大輔にまだ止めて欲しくなかったんだよ。続けて欲しいんだよ。しょうがないな。
オペラTHEの変態怪人・パトリック・チャンの銀河点は納得。SPの時もあのぐらい出るだろうなって予想通りでした。バンクーバーでインフレ起こし過ぎたんだよね。あれ越えないといけないから、そりゃ銀河点になるわな。それにしてもあれだけ凄い演技をしてるのに、見事なまでに心に響いて来ないパトリック・チャンの演技はむしろ愛しいです。多分、表現力・演技力ってヤツが壊滅的に無いんだろうなぁ。技術の鬼で変態道を突き進んで下さい。
逆にPチャンと同じカテゴリーだった小塚崇彦が何だかひょひょひょ表現力を身に着けて来ているようです。どうした、小塚君。女でも出来たか。(下世話)でも、びょーん伸び(足伸ばして滑るあれ)は見事な迄の棒っぷりでさすがの安心感。でも、完璧演技でした。私にとっては今大会ナンバー1演技。何より君の改心の「ヤッター」を聞けて良かった。銀メダルおめでとう。

終わってみれば高橋以外は実力通りだったかなぁ。織田君、いい加減跳び過ぎはやめよう。何度目だ。痩せ細って大丈夫か?と心配だったミハル・ブレジナが見事に4回転を2回も決めてくれて本当に嬉しい。ガチ君といい、羽生君といい若手に良い選手が豊富なのでフィギュアの未来は明るいです。あ、そういや、Pチャンも若手だった。既にプルシェンコと同い年ぐらいの貫禄。

ちょびっと世界フィギュアSP

さっき、全部消えたので、大幅にHPを消費してしまいましたが、ちょこっと更新。織田信成がいい滑り出しで良かったです。最終滑走と聞いた時には大丈夫か?と心配してしまいましたが・・・・・いやいや、良かったよ。彼の場合、スピンでかなりの高得点を出せてるんじゃないかなぁ?あのスピンはほんと凄い。あとパトリック・チャンが大変憎たらしかったです。金メダル持ってけドロボー!完璧Pチャンに勝てる選手はいないよなぁ。

[ガンバレ日本]大震災から一ヶ月が経ちました。

あっという間の一ヶ月だった気もするし、ここまで長かった気もします。現状では被災地はまだまだ手付かずであの時と殆ど変わっていないと聞きます。先の見えない不安に多くの人が晒されている中での震度6級の余震の数々。神様、これ以上いじめないで下さいと思わずにいられない。でも、これが日本という国なんですよね。こんな地震大国に沢山の人が住んで生きているのが日本。恐ろしい地震や台風、沢山の自然災害に見舞われるけれども、自然に恵まれていて綺麗な水にも恵まれている国です。
これだけの地震や余震に合ってもあれだけ多くの建物に被害が無いというのも日本だけかもしれません。忘れかけられていますが、3月15日には静岡東部で震度6強の地震がありました。しかし、驚くほど被害がありませんでした。あっという間に停電は解消されてあっという間に新幹線が走りました。こんなの世界のどこ探しても日本だけじゃないでしょうか。まぁ、静岡は地震に対しての備えや避難訓練等、県民の地震への意識が高いというのもあるでしょうけど。それは今回の津波に襲われた三陸沿岸の方々にも言えるんですけどね。ただ、あまりに桁外れの災害でした。この津波や大地震が首都東京や大阪に来たらと思うと恐ろしいです。特に大阪は阪神・淡路大震災の被災地でもあるのに、地震に対する防災意識が低過ぎるような気がします。色々と政治的取り引きや画策するのも必要ですが、橋下徹にはそこも頑張って頂きたい。この防災意識が高まってる今だからこそなんです。石原都知事は危機管理に長けてる方なので、この時期に再選出来たのは大きいでしょう。けど、この人はホント口には気を付けて欲しい。悪意あるマスコミに悪意ある編集されて足元掬われるぞ。でも、パチンコいらねはよくぞ言った。
この震災で多くの人が亡くなりました。本当に沢山の人です。まだまだ多くの行方不明者もおられます。まだその数は増えるかもしれません。それでも、日本だったからこの被害で済んだという諸外国の声は少なくありません。その防災意識の高さは誇っていいと思います。でも、今よりももっと意識を高く持たなきゃいけないのが、この自然災害大国である日本という国に暮らして行く私達のこれからの課題なんじゃないでしょうか。原発でも何でも完全なる安全なんて存在しないんです。安全という物に神話なんてありません。神様が安全を決めるなら地震も災害も起こりません。でも人間にも限りなく安全に近付く事は出来る筈。それを一番優先しなきゃいけなかった原発で全く出来ていなかった事実。あまりにお粗末な安全神話。今回、明るみになった問題の重要性は計り知れません。原発無くせとは言わない。でも、災害やトラブルに備えて二重にも三重にも安全装置を設けた上で、何か起こった時の最悪を想定してのあらゆる準備を出来ないのなら無くすしかない。限りなく安全に近いと言えるものでないと、廃炉にするのに何十年も掛かって莫大な費用の掛かる原発を稼動するなんざ、あまりにリスクの方が大きいじゃないか。

この地震は沢山の事を教えてくれました。ずっと大事にしなきゃと思います。そして一日も早い復興を願って国民一丸となって、まずは一人一人が何をやれるか考えて実行して行きましょう。まずは統一地方選挙で民意が見えました。良かった。

冬ドラマ。


たまには震災以外の事も。今の状況では何も出来ないんだなとつくづく身に積まされました。祈るしか出来ない。ずっとウソだったんだぜ〜♪

冬ドラマは見る物が何も無いなんて事を書いたんですが、結果としては3本完走しました。しかも3本共すっごく面白くって大満足という。意外と楽しめたクールでした。
まずはデカワンコ。これ始まってから知ったんですが、脚本が伴一彦だったんですね。情報不足でした。これは主役の多部ちゃんが好きなのと脇の個性派オッサン俳優軍団に惹かれまして。結果、大正解。めっちゃくちゃ面白かったです。これは絶対、続編あるよなー。最終回に慰安旅行で蟹食いに行く刑事ドラマなんて前代未聞じゃないか?(笑)終始そのユルさと個性的なキャラクター達と主役のワンコの魅力で楽しませてくれました。もうこんだけ駒揃ってるから一年ぐらい放送出来んじゃね?ぐらいのドラマとしての完成度の高さ。いっそ『相棒』みたいにすればいいじゃないか。『デカワンコ』放送枠作ってもいいんじゃない?ぐらいにさ。たまーにシリアス展開とかも入れーの。ネタ回入れーの。このドラマは何と言っても多部未華子が魅力的でした。可愛くって面白くってもうね。演技もさすがだし。全く女を感じさせないのもいいんだなぁ。今の芸能界で多部ちゃんは希少価値だよー。そんで、シゲさん、コマさん、ヤナさん、キリさん、デーク・・・・じゃないデューク、チャンコさん、ガラさん、ボス・・・・・・と13係の刑事達の愛称がソラで言える程好きになってしまったよ。勿論、田村さんとミッハイルと琴美も大好きだ。何気に渡辺直美の琴美がイイ味出してたよね。あの洋画の吹き替えみたいな演技がなかなか。ところで田口トモロヲ演ずる田村さんは最終回に「どうしてこうなった」状態になってましたが・・・・・・あれは人間不信が解消出来たって事なんだろうか。ミッハイル以外に急に打ち解け過ぎです。あ、ヤナさんのデブ専設定とか最高だよね。そんで琴美じゃないけど、コマさんの格好良さには惚れたわぁ。吹越満、超色っぽかった。何アレ超カッコイイ。冬クールの抱かれたい男ナンバー1確定。で、エロ男爵でない沢村一樹も素敵。そんで大倉孝二は居るだけで楽しかった。アンタ最高。手越裕也も可愛かったなぁ。可愛い顔して突っ張ってるってキャラが確立出来てたもんね。あとデークは反則。(笑)カワイイ!イイ男揃いでウハウハ。次は秋クール辺りで見たいな。あ、でも花粉症の時期か?
スクール!!はどうせ秦建日子だし、つまんないに決まってるわ〜とか思いつつもキャストに惹かれて見たら、何だかエラい大化けした作品になりました。でもね1話はそんなに面白くなかったんだよ。それでもちょっと普通の学校ドラマと違うな〜と思ってリタイアしなかったら回を増す毎に面白くなって行きました。え?ええ?って感じに。特に塚本高史演じる大橋先生の不登校〜復活劇から西島秀俊演じる桐原先生の心境の変化を描いた中盤辺りはかなり良かったんじゃないでしょうか。引き込まれました。これは何てたって江口洋介がひっじょーーーーに良かった。熱血校長なんて薄ら寒いキャラクターになりそうな人物をイイ感じにリアルに、でも、あったかくて真っ直ぐなのが滲み出てて素敵でしたよ、もう。漫画みたいなキャラなのに嘘っぽくならなかったのが良かった。このドラマが面白かったのは江口洋介のお陰と言っても過言で無いかもってぐらいに良かったです。主演男優賞モノ。対立する西島さんの温度差の上手さとか、北乃きいのひたむきさ、コメディエンヌっぷりとかも非常に良かったし、美味しいトコ全部持ってった岸辺一徳も素敵だったわ。何て正しい岸辺一徳の使い方。江口VS西島が江口&西島に変わってく様がワクワクしたなぁ。イイ先生だよねぇ、あそこの小学校の教師達は。んで、何故か小学生よりも可愛かった大橋先生にハートを射抜かれた。さすが塚本君。笑顔がいいんだろうな。あと三浦翔平の現代っ子な体温の低さも良かった。何気にイケメンパラダイスな学校でした。震災の影響で最終回が変則的になったので、集中の仕方が難しかったのと、最終回はちょっと詰め込みすぎかな〜とは思ったけど、良い着地点だったんじゃないでしょうか。これは続編無理だろうけど、このキャストで違う作品見てみたい〜って思える程、それぞれバランスが良かったと思います。ハッピーエンドのように見せかけて何事も簡単に解決しないのが非常に良かったです。とりあえず秦先生ごめんなさい。あと、最近の子役はあまりに出来過ぎててちょっと怖い。もっと荒削りでもいいんじゃまいか。
そしてそしてTAROの塔!こっれは凄かった。凄かった。何かもう感想が「凄かった」で終わりそうな・・・・・むしろそれでいいんじゃないかって思えるぐらいなんですが。圧倒的パワーのある作品でした。ドラマの中で使われてた言葉を使わせて頂くと「べらぼうな」作品だった。この言葉が一番ピッタリだ。もしかしたら、今年の日本ドラマナンバー1の作品かも。まだまだ早いけどね。たった4話なのにその倍ぐらい見たような濃さだったわ。力強いっていうか。あと、とってもエロティックな作品でした。特に太郎と敏子の関係がね。あれはエロかった。キスすらしないのに何であんなにエロいのかね。これはもう松尾スズキが良かったよなぁ。この作品の素敵なエロさは松尾スズキの賜物かもなぁ。とにかく色っぽいんだな。何だろうねぇ、松尾スズキの色気って。文章に出来ないわ。そんで常盤貴子がめちゃんこ良かった!!ほんとイイ〜〜女優さんになったよねぇ。一つ一つの表情とか仕草に釘付けになったわ。この常盤貴子松尾スズキの2人は岡本太郎岡本敏子の関係の危うさとかエロティックさを凄く表現出来てたように思います。2人のシーンが良かった。そんで、これは触れざるを得ない寺島しのぶね。出て来た瞬間に『妖怪!』って思ってしまうぐらいに、芸術に身も心も捧げた人ならざる者って感じでした。強烈に不気味で、でも色気があったなぁ。若い男が落ちてしまうのがすっごい説得力あんだって。その若い男を演じたのが成宮寛貴だったんだけど、彼もほんの僅かの出演で破滅を良く表現してて良かったです。色っぽい。つーか、何気に俳優陣がめっちゃ豪華。西田敏行とか小日向文世とかそんな出番多くないんだけど抜群の存在感だったな。あと岡本太郎岡本かの子っていう非凡な人間に囲まれた普通の人、岡本一平を演じた田辺誠一がこれまたいいんだよねぇ。ちょっと老けメイクには笑いそうになりましたが。(笑)ホント、俳優が皆いいんだよね。やっぱ松尾スズキが良かったなぁ。物真似にならないギリギリの感じ。すっごい研究したんじゃなかろうか。あとさ、かの子を演じた寺島しのぶ松尾スズキもすんごい本人に良く似てるんだよね。特に写真のかの子はそっくりだった。あとさ、若い頃の太郎を演じた濱田岳がべらぼうに良かったです。ああいう俳優さんって日本になかなか居なかったような。いやーこんだけ見事に適材適所な役者陣と、大森寿美男のぐいぐい引き込む脚本と、NHKの演出力が化学反応起こすと、そりゃ「べらぼうな」作品になるのは必然。これは見逃した人には是非見て頂きたい。私は再放送あったら、もう1回録画して一気に見たいかも。そういや、太郎が死んでも、太陽の塔が立っても泣かなかったんだけど、何故か最終回のエンディングで涙がボロボロ出ました。体が熱くなった。やっぱべらぼうだわ。

もう春ドラマは始まりますね。特にコレ!っていうのが無いんだけど、冬ドラマみたいに見始めたら拾い物の作品はあるかも。ただ、ドラマを見たい!って気になかなかなれないんだよね。『TAROの塔』だってすっごい先を楽しみにしてたのに、見るのに時間掛かったもん。自粛ムードっていうのは、「自分達だけが・・・・・」って引け目とかそんなよりも、もっと単純なもので、楽しい気持ちになれないって事なんだよね。早く、心から楽しめるようになりたいです。でも、こういうのって努力してどうこうってもんじゃないし。

胸が熱くなる。


昨日のサッカー、神懸かり的なカズのゴールに歓喜した方々も多いんじゃないでしょうか。私もその1人です。このサッカーを見て一番奮起して欲しい、被災者の方々の多くはこの試合を見れなかったのかもしれません。もう少し、時期を遅らせても良かったのでは?という意見もあるかもしれません。でも、今は、日本が一つになってこの未曾有の大災害に立ち向かわなければなりません。だからこそ、あのサッカーの試合には意義があった。皆で喜びを分かち合うのが、今だからこそ大事。そんな試合で44歳の三浦和義が日本代表チームからゴールを決めました。あの瞬間、日本はまだまだやれるって思いました。さすがキングカズ。『持ってる』んだな。『持ってる』って言葉がこれほど相応しい瞬間は無かった。久々に見たカズダンス最高でした。神様なんて居るのか居ないのか分かんないけど、あの瞬間は神様ありがとうって思いました。試合を開催した全てのサッカー関係者並びに選手に感謝したいです。そして、ごちゃごちゃあって経営陣の汚さが露呈されてしまったプロ野球よ、今こそが挽回の時。選手はいつだって一生懸命です。今こそ、被災者や被災はしていないけど不安を抱える大勢の人達に勇気を与えて下さい。スポーツは大勢が一体になれるから、物理的に試合を開催出来るのならどんどんやった方がいいと思います。そうやって士気を高めていきましょう。被災していない人達がいつまでも気が滅入っていては、日本がなかなか立ち上がれないと思います。ここからです。

震災関連のニュースは毎日、毎日沢山あって、九死に一生を得た人の体験談や、震災直後に津波に巻き込まれた方々を必死で救助をした若者、沢山の人を守る為に亡くなった方々など、色んな記事があります。読む度に人間の凄さを知る事が出来て、こんな言葉を使ってはいけないのかもしれませんが、励みになります。人間って、日本人って素晴らしいなって思えるんです。私達にも何か出来るんじゃないかって奮い立つ気持ちになります。

こんなニュースがあります。

タイ政府、日本へ発電施設移送 (引用元:MSN産経ニュース)
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110329/asi11032918400001-n1.htm
東日本大震災に伴う福島第1原発事故を受け、タイのエネルギー省と電力公社(EGAT)は29日、東京など首都圏での深刻な電力不足に対処するため、ガスタービン発電機2基と付帯設備一式を東京電力に5年間貸与すると発表した。発電施設を丸ごと移設する形で、2基で約24万4000世帯への電力供給が可能という。
三菱重工の技術者らが29日から作業を開始し、4月末に搬出、5月中旬ごろ日本に到着する予定。設備は東京周辺に設置する見込みで、夏の電力需要の増加に対応できるよう、8月ごろまでの稼働を目指す。

タイ政府様ありがとう。元々、日本の製品であったとはいえ、無償で貸し出ししてくれるのはとても有難いです。輪番停電はこれから益々深刻になって行くと思っていた時にこのニュースはとても嬉しいです。韓国も韓国製の移動式火力発電プラント4基を3月中に日本に輸送すると発表してくれています。移動式なので規模は小さいけど、それでも2万6000人分の電力をまかなえるそうです。ありがとう、韓国。

フィリピン女性、白河で献身介護「私たちここに残る」 (引用元:47NEWS)
http://www.47news.jp/CN/201103/CN2011032801000566.html
アキノさんによると、故国の家族からは毎日のように「フィリピンに帰って来て」と叫ぶように電話がかかってくるが、「お年寄りがここにいる限り残る」と決めている。「おばあちゃんたちからチョコレートをもらったり、日本語の勉強用のノートをもらったりとすごく親切にしてもらっている。地震原発も怖いけど私たちだけ帰国はできない」と話す。
フィリピンでは高齢者を敬う習慣が根強く残っており、小峰苑によると、献身的な介護ぶりは「入所者にも非常に評判がいい」という。

彼女達の好意、頭が下がる思いです。こういう外国人の人々も少なくありません。おばあちゃん達の親切がここに今、返って来てるんですね。それと今回のアメリカ軍の支援活動が良く分かるサイトがあります。

『Operation Tomodachi 』
http://www.flickr.com/photos/compacflt/sets/72157626119790243/

トモダチ作戦』。ここには沢山の写真があります。現場で活躍している兵士達だけでなく、一緒に救援に当たっている大勢の自衛隊、消防、警察や民間人も映っています。日本のテレビやネットニュースよりも被災地の事を間近に感じる事が出来るのは気のせいでしょうか?運動場一面に書かれた『THANK YOU USA』の文字。アメリカ兵の手を取って感謝しているおじさん。兵士のヘルメットを被らせて貰って無邪気に笑う子供。細かい瓦礫も1つ1つ片付けている兵士。東北の市民町民と混じって一緒に車を綱引きで片付けている兵士・・・・・・・・・本当に涙が止まりません。今日のテレビでは石巻の高校の汚れた体育館を生徒やアメリカ兵が一緒になって掃除してくれてました。感謝感謝です。ありがとうアメリカ。東北の方々は特に感謝していると思います。

ニューヨークタイムズ東北地方太平洋沖地震写真特集
http://www.nytimes.com/interactive/2011/03/12/world/asia/20110312_japan.html#1
※中にはご遺体の写真もあるので閲覧には注意を払って下さい。

今回の震災の報道は外国メディアのニュースや写真の方が、よっぽど被災地の辛さや悲惨さが伝わって来て、胸を掻きむしられるような思いになります。ご遺体の映っている写真も見ました。日本では許されない事なので仕方ないんですが、やっぱりそこを外しては震災の凄惨さ、東北の方々がどれだけ辛い目に合ってそれを耐えているのか、伝わり難いんじゃないかと思います。でも、難しい問題ですね。プライバシーに関わる部分もあるし。ご遺体を発見して収容するのは相当な数であろうに、その度に手を合せている自衛隊や消防局、警察、自衛団の方々が映っています。こんなに辛い作業でも黙々と働いて下さるこういった方々が居るから、日本は平和な国として暮らして行けたんですね。今更ながらに感謝です。

この大震災で気付かされた事が一杯あります。それを大事にずっと持ち続けたいと思います。

この状況で何が出来るのか?

ツレに台湾に旅行に行きたいと提案して、何で?と聞かれたので莫大な義援金のお礼が言いたいと告げたら爆笑されました。いいんだいチキショウ。東北は一度も行った事がない土地なので、復興が始まったら遊びに行きたいな。でも、東北って1つ1つの県がやたら広いですよね。車じゃエライ目に合うかな。岩手とか秋田とかの広さって大阪府が3つぐらい入るイメージなんですがあながち間違ってないような気がしないでもない。
震災だけでも本当に大変なのに、福島第一原発の事故は余談を許さない状況になって来ました。現地で作業に取り組んでる方々の苦労は計り知れないです。それだけに、原子力保安院東京電力官房長官の記者会見を見ると虫唾が走るほど腹が立って来ます。昨日、ついに原発附近の土壌でプルトニウムが検出されたそうです。ちょっと耳を疑いたくなったのが東電だったか保安院だったかの会見でした。

土壌からプルトニウム検出 「人体に問題はない」福島原発 (引用元:MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110328/biz11032823580029-n1.htm
濃度は過去に行われた核実験の際に、日本で検出されたのと同レベル。「通常の環境土壌中の濃度レベルで、人体に問題になるものではない」としている。

この言葉を鵜呑みにしてもいいのなら、「通常の濃度レベルならこんな大パニックになり兼ねない事を軽々しく一機関が発表すな」だし、仮にもプルトニウムは検出されているのに、軽々しく「人体に影響ない」なんて言葉を簡単に吐けるのが信じられないです。プルトニウムの恐ろしさなんて、物理も原子力工学も詳しくないド素人でも分かります。ほんの微量だってどんだけ危険か。大体、昨日発表された数字は、3月21日、22日のデータですよ。一週間前のもの。プルトニウムの検出に一週間掛かる?はぁ?何で一番危険な放射性物質の検出に一週間掛かるんだよ!それがまずおかしいじゃないか。
このデータは一週間前のもの。じゃ、今はどうなのよ?って事です。幸い、プルトニウムは重いので大気に拡散はしませんが、福島県の方はどうすればいいんだ。例えばプルトニウムを無力化する薬剤は無いの?無いから使用済み核燃料の問題があるんだろうね。そういう物が開発出来てもいないのに、こんなに沢山の原発を日本は作ってたの?そもそも原子力なんて人類の手に余る物じゃないか?高速増殖炉もんじゅ』問題を考えると震えが止まりません。もんじゅの問題が気になった方はWikiでも読んで下さい。おっそろしい事が普通に書いてあります。
それにしても何でこんなバラバラで無秩序な発表の仕方しか出来ないんでしょうか?東電の発表なんて幼稚園児のお遊戯よりも酷いレベル。何回データ間違ったら気が済むんだ。もう、日本だけでどうこうってレベルじゃないのに・・・・・・・何やってんだい、今の政府は。外国に支援を頼むのは政府の仕事だろう。今になってフランスに泣きついた?笑わせるわ。いつの間にか米軍さんは政府通さずに自衛隊と直結でこの有事に当たってくれてますよ。それがどれだけ心強いか。
プルトニウム漏れ=格納容器の破損って考えた方がいいんでしょうね。こうなると益々、汚染が広がってしまうし、何よりも作業員の方々の身体的影響が心配されます。勿論、作業は長期化するでしょうし。ここまで報道されていて、「こうなれば峠を越えた」という最良の結果と、「こうなってしまう可能性もある」という最悪の結果のどちらも見えてこないんです。国民は両方知りたいんですけど、よく分かりません。最良の結果は何となく、冷却機能が作動されて、1〜4号機共、燃料棒が冷却されたら・・・・・・って事なんですが、その後の事は分かりません。漏れた放射性物質も沢山あるだろうし。未来のビジョンが全く見えないんですよね。

10キロ圏内の遺体、放射線量高く収容できず (引用元:MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110328/dst11032818510047-n1.htm
警察庁は28日、福島県警が福島第1原発から5〜6キロ地点の大熊町の屋外にあった遺体の放射線量が高かったため、収容を断念したことを明らかにした。放射線量は公表していないが、「ただちに運ぶのは危険と判断した」としている

こんな事が今の日本で起こっているんですよ。信じられますか?東北の人はとても我慢強い。特に今回の事でそれがよく分かったんですが、その強さへ政府も東電も胡坐を掻いて踏んづけてるとしか思えないです。どれだけ福島の方々に迷惑を掛けたら気が済むんだろう。
東北電力が有する宮城の女川原発はもっと大きな津波の被害に合ったに関わらず、全くの無傷で今は被災者の避難所になっているそうです。福島第一原発津波の想定は最大5、6メートルだったそうで。安全第一の原発津波の想定がたった6メートル。アホとしか言いようがない。はっきり言ってしまえば、今回の原発事故は東電の人災です。勿論、それは政府にも責任のある問題です。それにしても、これだけの東電の体たらくをマスコミが大きく叩かないのは、電力会社が大きなスポンサーであるのが要因の1つでしょうね。ぽぽぽぽーんACの役員には各電力会社が軒を連ねております。マスコミのスポンサー至上主義も浮き彫りになって来ましたね。今は福島第一原発の復旧に全力を傾けないといけないとしても、この事態が収束に向かった時、マスコミは政府と東電、何の役にも立たない原子力保安院、そして恐るべきもんじゅ問題等取り上げて糾弾するんでしょうか?それが出来ないのなら、何の為にマスメディアが存在するのやら。

私達に出来る事は今回の件、長期化してもうやむやにしない事です。政府に審判を下せるのは国民です。ちなみに民主党はこんな時に共産党と手を組んで、子ども手当の繋ぎ法案を可決しようとしてますよ。自公民は反対してますが、3分の2以上の票を獲得すれば成立します。私も自民党の主張するように児童手当に戻すべきだと思います。んなもん所得制限はあって然るべきだろ。
こんなに福島県内で高濃度の放射線が検知されたり、プルトニウムまで検出されているのに、政府はまだ20〜30km圏内に避難勧告をしていないんです。その理由は孫正義氏がツイッター等で糾弾していますが、国の保障問題だと思います。『避難勧告』には保障が発生するが、『自主避難』はあくまで自主的なものなので、国の保障は発生しません。この期に及んで今の政府はまだこんな事をしているんですよ。人の命を何だと思ってるんだ。