「事実」か「意見」か?ー考えるためのツール(2)
↑SUSHI FACT? いえ。SUSHI FACTRYです。
「バカを卒業したい」一心で、考えるを考えてきた私が一番インパクトを受けたのがコレです。「事実」か「意見」か?
そんなことも分かんないの?って思われちゃうかもしれないですけど、結構できていない人多いんですよー。
欧米では当たり前?
私のような情弱(※)の特徴として、「事実」と「意見」を区別できていないということがあります。
アメリカを中心とする欧米では、この区別はめちゃくちゃトレーニングするようで、子ども向けのドリルにはFactとOpinionを区別する問題がたくさんあります。
以前、NHKのニュースで、トランプ大統領の元側近のバノン氏がこんな風に記者のインタビューに答えていました。
記者「今、北朝鮮情勢は緊迫していますが、
それについてどう思われますか?」
バノン氏「That's your opinion.」
「それは、あなたの意見です。」
つまり、「北朝鮮情勢が緊迫している事実なんてないよ。」と言いたかったんですね。
このインタビューを聞いて、「事実と意見」がめちゃくちゃ腑にに落ちたんですよ。
もし私だったら「わかるー。北朝鮮とアメリカ、今って結構危ないよねー」と、うっかり事実として認識してしまっていただろうから。
それぐらい、欧米の人(特に重要な立場にいる人)は、相手の意見にうっかり乗らないように訓練しているんだなーと感じたんです。
うまく記者に乗せられないためのテクニックなのかもしれないですけど。
事実と意見を区別する
では、念の為プチ解説。「事実」とはニュースでアナウンサーが読み上げるような内容のことです。
■今日は朝から雨が降っていた。
■カラスは黒い。
■お笑いコンビ・メイプル超合金の安藤なつ(38)が“いい夫婦の日”のきょう22日、一般男性と結婚した。
一方で意見は、自分の考えのことです。
■雨は憂鬱だ。
■カラスはかわいくない。
■安藤なつは面白い。
そんなの当たり前ですって?
では問題です。
以下の文は事実でしょうか?意見でしょうか?
■犬は4本足だ。
■受験にはお金がかかる。
■ポテチは体に悪い。
答えはまた次回。
無限の可能性なんてねぇよー考えるためのマインドセット(1)
ちゃんと考えるためにはマインドセットが必要だなぁーと思ったのでマインドセットについても触れておきます。
「あなたには無限の可能性がある」が思考停止を呼ぶ
残念な事実をお知らせいたします。
あなたには無限の可能性はありません。
子どもにも無限の可能性はありません。
0歳の赤ちゃんだって無限の可能性はありません。
人には向き、不向きがあります。
人には好き、嫌いがあります。
例えば、私は料理が苦手です。
私が自分の無限の可能性を信じて、今から料理人になろうとしても難しいでしょう。だって、味がよく分からないんですから。クソまずいたいしておいしくない完全食を毎日平気で飲む女は料理人になってはいけないのです。時間の無駄です。
▼クソまずい完全食はこちら
https://huel.mention-me.com/m/ol/hv5of-you-jia-ban-ye
無限の可能性がないから、
・自分は何に可能性があるのか?
・何をしたら幸せになる可能性があるか?を必死で考えるんだと思うし。
無限の可能性がないから
・何に時間と金を投入するのか?
・何を辞めるのか?を必死で考えるんじゃないのかなー。
「私には可能性があるから、なんでもできる」って思ってなんでもかんでもやろうとしていた、過去の自分を呪っています。
無限の可能性を信じてるから教育虐待するんじゃないの
子どもの教育に関して言えば、無限の可能性を信じなければ、教育虐待とかなくなると思っている派です。
この子は、算数の才能しかないなー。国語は諦めようとか。
この子は、運動の才能は全然ないわー。運動はやめさしとこ、とか。
可能性を信じちゃってるからこそ、教育虐待に走ってるんじゃないの?と思う部分はあります。だからこそ「こいつ、才能ないわー」って思ってあげた方が、親子ともに楽なんじゃないのかな。
自分に関して言えば、
この分野は苦手だからやめとこー、とか。
あの人が得意そうだから手伝ってもらおー。とか。
無限の可能性なんて信じない方が幸せだと思ったり。
参考:「無限の可能性があります」の類義語
こう言われる時は、だいたいカモられる時だと思ってますー。
・初心者でも簡単にできます
・誰でもスキルを身に付けられます
・忙しいママでも簡単
・1ヶ月でファーストキャッシュを稼げます
「考える」は何をすることなの?ー考えるためのツール(1)
「バカを卒業したい」と毎日願っている私の「考える」論です。
1.「考える」ってこの4つをすること
いろいろな本やネット、コンサルタントをしている人から教えてもらったことを自分なりにまとめるとこんな感じになりました。
- 情報が入る
- 情報と自分の関係を判断する
- 問いを作る
- 答えを出す
例えば、あなたが海で泳いでいたとしましょう。
すると、サメが足元にいるのに気がつきました。
「サメがいる!」コレが「1. 情報が入る」です。
「サメに襲われるかもしれない!」
自分にとってサメは危険な存在だと認識するのが「2. 情報と自分の関係を判断する」です。
「どうやって逃げよう?」コレが「3. 問いを作る」ですね。
そして「全力で岸まで泳ごう!」というのが「4. 答えを出す」です。
2. 考える上級者の「考える」は何が違うのか?
考える上級者は何が違うのでしょうか?
上級者と私をと比べるとこんなことが違うように感じてます。
- 情報の入り方が違う
- 立てる問いが違う
情報の入り方とか、問いの立て方とか、なかなか上級者に及ばないなーと、いつも考えている今日この頃です。
このあたりに関しては、こちらの本がオススメです。