実写化
実写化と言えば原作ファンがとてつもなく拒絶反応を起こすことでおなじみではありますが、原作を知らない人からすると手っ取り早く知れるいい機会だと思います。
実際僕も実写化で咲-saki-を知れてファンになりましたし。
そんな実写化でかなり好評なのが「アヒルと鴨のコインロッカー」
原作ファンからしたらよく映像化できましたねって話らしい。
逆に映画から入った側からすれば小説ではどう表現されているのか気になるレベル。
大学進学で仙台に越してきた主人公は隣人の男と同じアパートに住むブータン人の為に広辞苑を贈るため、本屋の襲撃を計画する。しかし隣人がとってきたのは広辞苑ではなく。。。
小説でどう表現されているかはわからないけど、映像での衝撃が半端ない。
全ての過去が明らかになった後のラストに皆さんが何を思うのか。
ぜひその目で確かめてみてほしいっす暗い映画かもしれないけどすばらです。
今日はこんな感じ。
またね
問題作
Yahoo!映画3.5 映画.com3.6
この中途半端な評価を受けているのが見たことない人でも名前は知っているであろう
「桐島、部活辞めるってよ」これは問題作。結論から言っちゃうとこの映画に桐島は出てこない。厳密にいえば出てるけど一瞬屋上に居たとこだけ。セリフも無い。
桐島が部活辞めたことから始まるその周りにいた人間の変化の映画なんすよね。
女同士の仲良くないってお互いわかってるのにグループでいる感じとかリアルすぎてやばいし、桐島が抜けたバレー部とか地獄すぎてここもやばいし、桐島と真反対な存在の陰キャの映画部とかそもそもやばいし、そんなやつらの人間関係が色々やばくなっていく映画なんだけどいかんせん桐島が出てこないことに一回目の視聴では戸惑って頭に入ってこない。
ちゃんと見た人も良く描けてる青春映画とかで片づけてるからこその中途半端な評価何だと思う。
ただ、この映画程考察が面白い映画も他にはないんっすよね。
桐島はキリストだとか天皇だとか大げさだろって思うけど意外と読むと納得するんですよね。学校という狭い空間の中にいるヒエラルキーのトップは彼らにとってキリストや天皇と同じであっても不思議じゃないし。そんな象徴が居なくなって困る信者のカースト上位集団と、影響を受けないカースト下位の陰キャ達。ここをものすごく上手に描いてると思います。だからただの青春映画なんかと一緒にされたら困る。
最後、桐島に最も近かった彼女も居て運動神経もいいカースト上位の子が涙して終わるんだけど、何故泣いたのかは実は明確な答えは出ないまま終わる。この投げかけに対しても様々な考察があるので、ぜひ一度見て自分なりの考えをもって考察サイトとかのぞいてみてほしいと思います。ほんとすばらな作品です。
今日はこんな感じ。
またね
暗黒
韓国サスペンス映画の暗さったらやばい
画面がずっと薄ら黒い感じ。あとしょっちゅう雨降ってる感じ。
たった3作しか見てないけど韓国映画は素晴らしいと思う。
今日はその中でも飛び切り暗かった「チェイサー」を紹介するっす。
話はデリヘルが次々失踪して数が少なくなっている時にヘルス経営してる主人公が熱で寝込んでる嬢を出勤させる。しかしまぁ出勤させた先がデリヘルを殺してる殺人鬼の家で絶体絶命。主人公も失踪の謎を追っててちょうど出勤させた家にいったきり嬢が帰ってこないことを突き止めて家に向かう。。。
こういった類の映画ではお決まりだけど警察がひたすら無能。一回犯人は警察に捕まるし、人殺しましたって供述するけどまぁ無能だからね。
あとこの犯人のサイコパス感がやばい。そしてラストがホントもうね。。
韓国映画のバイオレンスな感じはもはや芸術。言葉では説明できないけど邦画でも洋画でもあの感じは出せない気がする。
気軽にお勧めできるような作品じゃないけど、気が向いたらぜひ見てみて損はないですよ。ほんと韓国映画すばらです。
今日はこんな感じ。
またね
行ったり来たり
ずっと探してたDVDがこないだ行ったらありました
「鍵泥棒のメソッド」「アフタースクール」の監督の作品
「運命じゃない人」監督自身で脚本も担当していて上記の二つの作品が邦画でもトップクラスのもんだから過去の作品も面白いんだろうなぁって思ってたけどその通りでしたね。
話は行く当てのない女性と婚約者に逃げられた男と逃げた女。そして男の親友の私立探偵とヤクザの親分。この五人が一つの時間軸の中でそれぞれ何してたのかっていうが描かれてるんだけど、これがもう素晴らしい。さっきのお前の行動はそういう事だったんかぁってなるたびに少しにやけちゃう。
「パルプフィクション」と似てるけど、これは答え合わせしなくても今がどの時間軸かしっかりわかるようになってる。
結局彼と彼女は運命の人だったのかどうか。そしてラストの後、二人ってか三人はどうなるのか。最後の投げかけもすばらなお話でした。
今日はこんな感じ。
またね
癒し
近所のレンタルでは旧作8本で1,080円。
いくらミステリー好きとはいえ全作ミステリーは重すぎるので
適度に他カテゴリを混ぜるのだけど、SFとアクションは好みではないため
コメディやヒューマン系を借りたりする。
今日はそんな中でも最近印象に残った映画を紹介するっす。
コメディだとイエスマン!これは素晴らしい。冴えない銀行マンがセミナーに参加して何聞かれてもイエスと答えることにした結果、最初はホームレスに金とられたり、ギターや韓国語習ったりとかはちゃめちゃだけど徐々に幸運が続き始めて遂には恋人もできるけど。。。
コメディの良いところである頭空っぽにして見れてしかも最後ほっこりする終わりで最高だった。何よりヒロインが好きです可愛いでした。
ヒューマンだとチョコレートドーナツ。ゲイカップルが育児放棄されたダウン症の子供を保護し幸せに暮らしていたものの、法律の下に引き離されて親権を申し立てるもゲイ、しかもショーパブで働いてるってことで認められず。。。
私たちが一番幸せを考えてるって法廷での心からの叫びは涙腺にもろに来る。
そしてラストは心がギュッとなる。基となった本当の話とラストは違うらしいけど、ほんと違っててよかったって心から思った。そんな結末。
いっちゃえばバッドエンドなんだけど、トラウマ的なことはなくまた見たくなるように思うのはこの映画が名作だからなのかなって思ったりします。これは本当に必見です。
今日はこんな感じ。
またね
一期一会
映画を借りる。
ミステリー映画の最後にすべての点が線としてつながるあの瞬間がたまらなく好き。
とはいってもそれは綿密に練られてる映画だけであって。。。
そこそこ当たり外れが大きいカテゴリだとも思う。
そんな僕の最近借りた当たりとはずれ映画。
当たり 閉ざされた森 誰が誰を殺したのか。食い違う生存者の証言と綺麗なラスト。騙されて口が開きっぱなしでした。
はずれ パーフェクト・ストレンジャー ラスト7分11秒で騙されるってかっこいいキャッチコピーついてるから身構える。でもラストが近づくにつれてちゃんと自分は騙されるんだろうかって要らぬ心配をしてしまう。結局騙されないまま終わる。
今日はこんな感じ。
またね