コーイチ、呪いを解いてくれ







 超特急のコーイチくん、いやあなたの中では既にいない存在だとしたら吉野晃一くんに言いたい。



 あなたの突然の脱退発表に大変驚いています。


  私が超特急を見てきて約5年。
  初めてのフォーラムは今でも忘れないし、埋まらない代々木第一体育館の公演の景色を鮮明に思い出します。
あれから3年で代々木第一体育館ではチケットが取れなくなりました。
 テレビをつければ超特急の音楽が流れ、「超特急」でお任せ録画をしていればCS、BS、地上波合わせると録画機器が2つじゃないと対応できなくなりました。
長々と思い出話がしたいわけではないので割愛しますが、2017年これは大きな飛躍の年であったということは言うまでもないと思います。本当に凄い。色々な所に連れて行ってもらいました。色々な景色を見せて貰いました。


   その10日後、脱退という文字を読んで絶句しました。


  この耐え忍んだ6年間をやっと還元できる時期になった矢先の悲報に足場が崩れていくような気がしたのを覚えています。


  先に言っておくと辞めるな、と言いたい訳ではないのです。


  コーイチくんのやりたい事はうたうたいや自身の活動からひしひしと伝わってきていました。
きっと今はコーイチくんの本意ではないということも知っていました。知っていて尚ここに居てくれと言うのはあまりにも自分勝手すぎる願いだというのを重々承知しています。

  しかし、メンバーのブログからも全員が納得できる言葉は無かったことを知りました。これ以上詮索するな、と言われている気がしました。多分言われてると思うんだけど。

  超特急にハマる前まではジャニーズも好きだったし舞台俳優オタもしたし、地下アイドルや似たアイドルにもハマっていましたが超特急のファンを8号車と呼んでメンバーの中に入れてくれる超特急のある意味な精神的な近さをとても新鮮に思っていました。
  だからこそ、今回の一連の出来事がこんなにも悲しいのだと思います。
  アイドル(と、ここでは呼ばせて貰います)とファンの間に溝はあると嫌でも思い知らされた日でした。
  勿論最初から越えられない壁があるのは知っていたけれど、ディ〇二ーランドにいたと思ったら実は有明海の干潟で1人でムツゴロウにコーイチくんって名前つけてジタバタしてたような、夢から覚めたような、そんな感じ。

  コーイチくんが何も語らないから、全部憶測です。
憶測で話します。

  長年応援してきたグループのメンバー脱退に傷心中の私の目に飛び込んできたのは、あるひとつのツイートでした。

本気アーティスト 吉野晃一!(笑)
または、新人クン♪
何が新人なのかは、ナイショ(笑)

  すっごい腹立つ風に書き直してたらすいません、元ツイ探すのも面倒で...。
おいおい誰だと思う間もなくあの人か、と思いました。
彼に恨み嫉みを書き連ねたい訳ではありません。私達の年代なんか特に目にする機会も多かったんじゃないかな。バンド好きでした。解散と休止してるけど。一回ライブに行ったよしみでちょっと聞きたいんですが、

「本気」アーティストってなんだ。

  アーティストに本気って書くのは何?爵位の話?
アーティストって目指してる時点でみんな本気なんじゃないの。
いや、こんな言葉の綾で揚げ足取ってる場合じゃないんです。

  この文を読んだ時世界の全てを憎む程傷心してネガティヴな発想しか生まれない私にふとひとつの思いが浮かびました。

「超特急してると本気アーティストとしては見られないのか」

  ここです。
私はコーイチくんの声が好きです。
コーイチくんの声で超特急を知ったので特に。地球上でこんなに好きな歌声の人にはもう出会えないんだろうなって割と本気で思ってます。
  そんなコーイチくんの生誕祭には行ったことがないので、実質うたうたいが、コーイチくんのアーティストとしての一面を知る初めての機会でした。
  バックボーカルなんて言われてるけど、実際CDに入るのはボーカル2人の声でしかないので日常に寄り添うという点の超特急のメインってボーカルなんですよね、という話で脱線したので戻します。
  コーイチくんが初めて自身で作詞作曲したという歌を弾き語りしてくれると言われた時の興奮を今でも再現できます。
少し忘れかけていましたがあの時はバックボーカルという柵が今より濃くあった気がするのでボーカル発信で何かあるというのは本当にワクワクしたんです。(ダンサーにマイクがつき始めたころ某Kくんが「バックボーカルなのにMCまわすのはおかしいと思った」的なことを屈託のない顔で言っていたのに本気で怖いと思いました。某Kくん大好きですけどあの時だけは。)

  この歌はやっとGOサインが出たんですと嬉しそうに話すコーイチくんの歌はやっぱり素敵でした。
missing you。
今言う事じゃないけどこの歌一番好きなのでチャンネルあげて欲しい頼みます。逸れました、戻します。
  これからも作っていくと言っていたコーイチくんの言葉の通り、新年会でも弾き語りを聴く機会に恵まれたり、チャンネル開設に至ったりと文明開化を迎えた明治を見ているかのように私の目にはどんどんコーイチくんの歌に触れられるようになったと思っていました。
  吉野晃一名義でチャンネル開設した時から薄ら気付いてはいたけれど、「超特急のコーイチ」としての評価まで上乗せしたつもりはなかった。
  普段は超特急のコーイチとしてやってるけど吉野晃一も凄いんだよ、ってそんな1粒で二度美味しいみたいなグ〇コにも怒られるゆるゆるの認識で手を叩かれるのが我慢ならなかったのかな。吉野晃一をちゃんと見れていなかったのが伝わったのかな。手紙を書いたわけでも直接言ったことがあるわけでもない、思ってるだけでは何にもならないなと今この文章を書きながら悔しい思いでいっぱいになってきました。
  今は朝方の5:49です。

  それでもコーイチくんが本気で歌に取り組んでいることはあなたが作る歌で感じてきたつもりだった。
  他のメンバーが映画だったり地上波のバラエティだったり露出も増えて超特急の名前を売っている時も人には役割っていうものがあるんだと勝手に思っていました。だからコーイチくんは音楽に専念してくれって、専念した結果がこうなるとは夢にも思ってなかった...というのは嘘だけど、こんなにも早いとは思っていませんでした。


  早い、どうかなぁ。コーイチくんにとって6年間は早かったのかなそれともやっと過ぎた、そんな6年間だったのかな。


  私はコーイチくんの声でこそ超特急を好きになったけれどペンライトの色は違います。だから、今まで見てきていないコーイチくんが沢山いるだろうし、そこはコーイチくん推しさんの思いがそれぞれあると思います。
  それでも客観視してきたこの5年間特別コーイチくんかわいいかわいいで見てきたわけじゃなくてもコーイチくんが、いやそもそも超特急が本気でアーティストしてないなんて誰にも言われたくない。
  最初こそ非アイドルシールなんて貼って今でも超特急はアイドルじゃないです論争が一部では行われてますが正直もうどうでもいい。結局人の感性なんて十人十色なので、言わせておくしかない、ただし超特急を知ってパフォーマンスを見てから決めてくれとそれでもアイドルだと言うのは仕方ない実際グレー所によりブラックだと私も思うので。
(自論ですが、超特急をアイドルからアーティストに引っ張っていってる最大の要因はコーイチくんだと思ってました。エーネやtrfさんに通用するようなそんな何かを彼が担ってくれていたと思っていたので確かにコーイチくんにはほかの人にはない何かがあった。あったからこそ、違う道を選んだ事が悔しい。)

 ただアイドルは本気でアイドルしているし、アイドルとアーティストの確執なんて数字には出ないそれは売り手の気持ちの世界なので自論かます事は無いですね、割愛します。


  私が言いたい事はユーキくんやユースケくんなんか特に言葉にして彼等は超特急の中で命燃やしているんだと言う事を伝えてくれる機会が多く、常日頃その事を胸に応援していました。
彼等は歌じゃなくてダンスで、言葉で、自分達にできる方法でその日その日を大切に生きていました。
応援していくうちにこれは自己満足の世界ですが私も超特急と本気で生きて来ました。超特急、凄いんです。



  ここから先は私の話なのでスクロールして貰って全然構わないです。


  元々色々なオタクをしていたと言いましたが精々初日とオーラスあとは住んでいる地域、舞台なんかは一ヶ月などまとまってあるので行きやすいですし早い時には一年前から全部決まっているので引き篭もり気質の私にもハマりやすい。
しかし、地下アイドルとか似たアイドルって最初行きこそするもののそんなにガッツリはハマらない。何より接触しないといけないことの心労、早くて2週間前告知のタイトなスケジュールでなんとか予定ずらして全通!までするグループは無かった。いや、本当に引き篭もり気質って舐めちゃダメなんです。心の底から外に出たくないんです、家に何もなくても家にいる方がマシなんですよ。化粧もしたくないし、見た目も気にしなくていいし。お金を使わないからそんなに切り詰めて働かなくてもいい。最高じゃないですか。
  でもそれって結局心の底から行きたいと思える趣味がなかっただけで、今思い返すと超特急好きになったこの数年間めちゃめちゃ無理してた。
  それはつらいとかではなくて、人間ってこんなタイムスケジュールでも生きれるんだなって知る事が出来ました。あと服もメイクも勉強出来たし、7キロ痩せてキープできてる。過去の自分に教えてあげたい。今ではもう無理だなと思う事も増えたけれど(オールとか)それでも後悔しない数だけは行ったと言えます。




  長い私の話が終わって、本題に入ると、コーイチくんの言葉が何も無いから人っていうのはひとりで考えているとどんどんネガティヴな方向に行ってしまう。なんだか超特急が本気で取り組んでいない集団だと意識高い系軍団からは思われてんのかなって思うと、悔しくて悲しくて堪らなくなって今回「うわ、でたよジャニオタすぐはてなブログ書く」と思ってたはてなブログに書きました。(キ〇プリデビューおめでとうございます)
 


  未練たらしく書きましたが全てはもう終わってしまったと私は思います。
  超特急の未来の話ではなく、リョウガさんの「どうしようもなかった」という言葉も、カイくんの「.」ピリオドの意味も、ユーキくんが前日に受け取ったと表明した事も、タカシくんもタクヤくんもユースケくんの言葉の意味も全て私が駄々をこねて泣いてなんて薄情な!と言えるくらい子供でありたかったと願うほど、彼等がずっと大人だったんです。大人にならざるを得なかった。だから私もそう思うしかない。
  でもコーイチくんは社会人になれるか分からないらしいんです。
なれるかなじゃない、なるんだよ。



  一ファンの都合のいい解釈としては事務所との軋轢で居づらくなってしまったコーイチくんが飛び出していった、帰ってくるなら帰っておいでとこれで丸く収めたい。しかしきっと違うんだろうなとどこかで感じてしまう自分がいる。でも、私はこの数年間の蜜月を守るために都合よく知らずにいた方がいいこともあるんじゃないかと思い始めている。ユースケくんとタカシくんのブログね、さすがにあれは吉野晃一なんでだよって心の中の年下愛護団体が顔を出しかけましたけどコーイチくんに対して怒りたいわけじゃないんです。
  前に書いた通りに、辞めるなと言いたいわけじゃない。
辞めろとも勿論言いたいわけではなくて、私の育ってきた環境の中で知った、人間関係って一度拗れるとこれが中々戻りにくい。しかも、真っ向の衝突じゃなくてある一点だけになると周りも何も言う間に絡まっていって本人にしか解き方がわからない。そして彼等は若い。
  あと余命が平均寿命でいっても60年以上ある、折り返し地点でもないその中で将来を考えて飛び出して行くのを止める権利は誰にもない。
  就職でも辞めたくなっても3年は我慢しろ、なんて言うけれど実際新卒で入って3年も耐えていたら26歳になっているしその間に何回死んだ方がマシだと思うか分からない。
家でうだうだひとりでいるとこんなネガティヴな考えしかでないので簡単に辞めるななんて言えない。



  それでもコーイチくんの言葉ひとつひとつを思い返すとどれが本心だったんだろう、ってどこか期待は捨てられない。
今後出てくるか分からないコーイチくんの言葉でもっと今の気持ちはドン底になるかもしれない、どうしよう、もういっそ「今チョー楽しいですイェーイ!」くらいのノリで来られた方がそっかー!楽しいか!よっしゃいくぞー!ってなるのかなって白み始めたAM7:00の空を見ながら思います。
  お腹空いてるし思考力は著しく低下しているので明日の私はきっと真逆の事言い出すかもしれません。多分言い出す。
感情ジェットコースターはつらい。



  ただコーイチくんの「今後も応援お願いします」だけでもいいその言葉をどこかで待ってる人がいる。超特急のコーイチを知っているオタクには応援されたくないのかもしれないけれど。(つらい)
  このままでは今まで見てきたグループが仲違いによりそれぞれの道を行く結果となりました、になるのがつらい。
  まだビジネスライクで全然裏では仲良くないです誕生日なんか知らないですだったらブログは書いてなくて。



  人の人生背負えってそんな無責任な事を言ってるわけじゃないけれど、「7人の時間に勝るものはもうこの世界にはない」ってユースケくんが言った言葉で、東京ドームのスタンドから私はその景色を涙を浮かべて祝福しながらも頭のどこかでは「ああ、あの日から彼の中で最高の更新は止まってるんだった」って思うんだろうな。すっごいつらい。


  ずっとずっとユースケくんの不安要素がない世界になればいいと思い続けて推してきた。超特急はみんな好きだ。それでも、その中でも不器用な彼が抱えてきたものを少しでも楽にしたかった。2017年、報われていく様を見て泣いた。
だからコーイチくんに無理しろ、って言いたいわけじゃないのを分かって欲しい。これはただの外野の我儘であって人の人生を縛りつけていい理由にはならない。



  ただ、ふたつ、覚えていてほしい。
ひとつはユースケくんがどんな形になってもコーイチくんが大好きだってこと。
ふたつめは、これからの私に言葉の呪いをかけたこと。


  明日がどうなってるかわからない、コーイチくんがどんなアクションを起こすのか分かりませんが双方がいい方向に向かっていく事を心より願っています。




  最後に、6人体制になった超特急をこれからも変わらず応援していきます。これはほぼ自分に言い聞かせているようなものでこうしていなければきっと私は1年後も3年後もコーイチくんの帰りを待ってしまう。
  コーイチくんにその気が全く無ければこれこそただの重荷になる。本当はコーイチくんの声が聞きたい。歌が聴きたい。笑い声が聞きたい。暴れ回って戻ってきてくれるなら暴れ回りたい。それでもどうにも叶いそうにもないので、またどこかでひょっこり現れた吉野晃一の歌を聴きに足を伸ばしたいと思います。どうかこのブログが載せた数日後に「何だあのブログ、焦りすぎだ杞憂だったじゃないか」と言われる事を祈って。


  朝の8時になったので化粧して今日も仕事に行こう。皆さんも金曜日まで1日頑張りましょうね。