ひとりごと。

ジャニーズWEST桐山照史くんのファンがだらだらとひとりごとを零す場所。

2015年、夏が始まりました。【2015少年たち】

少年たち、観てきました。
ネタバレ含みますので、苦手な方は回れ右でお願いします!

ストーリーとしては今までの「少年たち」とほぼ変わらず、だったのですんなりと入り込めました。

しげが演じていた孤独な少年は、大西くん。
各グループのリーダー的存在で、Rivalを歌うのは大吾くんと康二くん。
この二人は兄弟で、弟を残してきたのは大吾くん。母を亡くし、大吾くんを恨んでいる康二くん。

大吾くんが赤グループ、康二くんが青グループ。
赤グループには他に、大西くん・正門くん・赤名くん・児玉くん。
青グループには、丈くん・大橋くん・リチャード・浅田くん。
スリが得意な少年は大橋くん、星が好きな少年は丈くん。

看守長は龍太。その右腕的な存在が古謝くんと真鳥くん。
看守長を摘発する看守は今江くんと末澤くんで、新たな看守長は今江くん。

しっかり役付けされてるのはこのくらいでしょうか。
ほぼ変わらず、とは言っても役柄が割とごっちゃになってましたね。大西くんが死ぬのかと思いきや、大西くんをかばって大吾くんが死んだり。そして死に方がかっこよくなっていたり。スローモーションやめて正解だよ、こっちのが泣けるよ。
最初は以前の少年たちと照らし合わせながら観てたんですけど、どんどん頭がこんがらがってきて内容が入らなくなってきたのでやめました(笑)

と、自分の脳内を整理するためでもある説明はこのあたりで終わりまして。
感想としては、すごく良かった。これに尽きます。

最後の挨拶で龍太が、「今までの少年たちよりも、今回の少年たちが一番良かった、と言われるように頑張ります」的なことを言っていたのですが。その気迫が、すごく伝わってきました。今までの少年たちに出演してきた龍太の言葉だから余計に、ですかね。

今の関西ジャニーズJrってユニットが存在しないですよね。これって何年ぶりなんでしょうか。
少なくとも私が関西に目を向けた頃にはすでにいくつかのユニットがあって、解体されたりまた新たにできたり、色々ありつつも何かしらのユニットは存在していたんですよね。でも今って、完全に解体されてしまって「関西ジャニーズJr」の括りしかない。ある意味、すごく良い環境だなあと思いました。全員が、前へ出ようとがむしゃらな感じというか。貪欲さを感じて。ああ、これだ、と。ぞくぞくしました。


そして、Show Time。


ロマンティックは、やっぱり楽しかったですね。あのC&Rをやると、松竹だなあという気がします。
意外だったのは無限大と、横山くんのソロ曲confUsionでした。そこ?そこくる?っていう。

さて。この先は私の超個人的な感想で、不快な思いをする方もいらっしゃるとは思います。が、どうにも消化しきれないので零させてください。

ビクゲは、歌わないでいて欲しかったです。
あの子達が悪いわけではなく、歌が下手とか、ダンスが下手とか、そんなこと言いたいわけでもなく。実際下手でもなんでもないですし、丈くんかっこいい!とか、なったんですけどね。
うーん、なんだろう。たぶん私は、ビクゲを歌うのは、踊るのは、BBVじゃないと嫌なんでしょうね。正直言うと、7WESTと一緒に歌っているのすら違和感がすごかったので。更に、でしょうか。
Give meも同様でした。黒と白のスーツ。ごめんなさい、無理でした。ペンライト振れませんでした。


今と比べてBBVが最高で最強だった、とは言いません。比べるものでもないですし。
ただただ、私がBBVの10人のことを好きで好きでたまらないだけです。

とは言え、今はユニットがないからこそ、ユニットでのオリジナル曲というものも無くなってしまっていて、過去のユニット曲を引っ張り出すしかない状況ですよね。私は正直B.A.D.の歌を歌ってもらうのも良いと思うし、7WESTの歌を歌うのも良いと思います。(7WESTファンじゃないのに勝手に言ってますけど)
だけどなんだかね、BBVとBOYSにはあんまり触れて欲しくないんですよね。めっちゃ勝手な事言ってんなー!と自分でも思います。ええ、思います。どん引きです。でもまあ、これが正直なきもちです。


と、超個人的な感想は以上です。

今回少年たちを観てきて、関西の「これから」がとても楽しみになりました。ジャニーズWESTが巣立ってからも毎公演一回は観に行くようにしてきましたが、ようやく「始動」した気がしています。
2015年も、夏が始まりましたね。彼らにとっての今年、一つの山場だと思うので、気を緩ませず全力で突っ走ってくれますように。また観に行ってたら笑ってください(笑)

2015年春ツアー パリピポ まとめ

遅ればせながら、ジャニーズWEST 1stツアー パリピポお疲れ様でした!全16公演、誰も大きな怪我なく無事に駆け抜けてくれたことを本当に嬉しく思います。

セトリや細かなレポはまた別で残したいと思いますが、とりあえずのまとめというか。取り急ぎ、私が入らせてもらった5公演の思い出と感じたことをざっくりと残してみます。

さて、今回のツアー。当初2公演分のチケットのみ握り締めて臨みましたが、ご縁がありまして初日オーラス含めて5公演入ることができました。お友達には感謝しかないです…゚(゚´ω`゚)゚。ピー

初日は、スタンド中段でした。セトリや演出を追うのに必死で、正直ほとんど覚えてません!
とにかく隣にいた友達と、やばい!かわいい!かっこいい!しぬ!とひたすら言い合っていたことだけ覚えてます…。アンコールでのスタトロ、すぐ目の前をグリンピースの妖精©流星が通り過ぎたのがキュンポイントでした(笑)

グループとして初めてのツアー。セトリから演出から自分たちで考えた!というだけあって、ステージに立つ彼らはとても自信に満ち溢れているように見えました。ただひたすらにかっこよかったです。

まずね、OPとEDの映像かっこよすぎ!中盤でパリピポくんから君たちはコメディ路線でいかないと!とか言われてるグループとは全く思えないくらい。照史くんの伏し目がちな綺麗な表情も堪能できましたし、カードを手にして降りてくる7人の最強感たるや。このグループすごいわ、と素直に感じました。
そもそも最初の曲が青春ウォー!ってところが個人的には意外で、何でこれ?って思ってたんですけど。あれ、めっちゃテンション上がりますよね。や、やられた…!ってなりました。というか、終始やられた…!!状態でした。アルバムを聞いてそれぞれの曲の演出をぼんやりと妄想したりもしましたけど、私なんかの妄想をおもっっっきり上回って上書きしていってくれました。だから好きです。

今回はオーラスのみ、お友達にお声がけいただいてアリーナ席に入ることができまして。最初で最後のアリーナだったもんで目に、体に焼き付けておきたい!と思って。
私、基本的には感覚で楽しむ人間でして。事細かなことは覚えてなくても、今この時に目の前にいる彼らと、この空間を覚えていたい、と思うんです。
その反面、自分の感じたことを自分の言葉で残しておきたい、とも思うので、やっぱりメモも取りたいし。そのメモを元にね、こういうブログなんかに残しておくと、後々、数年後に読み返した時にすごく楽しくなるから。形に残したい、でもその一瞬を鮮明に感じていたい、という葛藤でいつもメモを持つか悩むんですよねえ。誰かめっちゃ記憶力よくなる方法ご存知ないですか?教えて欲しい…。
そして同じような理由でうちわを持つこともたまに考えます。正直邪魔ですし(笑)でも、照史くんのファンがここにもいるよ!!ってアピールはやっぱりしていたいと思うし…悶々、となるのがいつものパターンで。結局今回は右手にペンラ、左手にメモとうちわ、胸元にハート型サングラス(うちわで見えないけど)、とフル装備で臨みました。

で、そうそう。アリーナ!レーザーの演出が本当に綺麗で、まるであの色鮮やかなレーザーの海の中にいるような感覚でした。ちょうどアリーナ席の頭上を通るようになってるんですよね、あれ。上を見上げたらすごくキラキラしていて、幻想的で、今まで見たことのない景色でした。SCARSの時に頭上を舞う紙吹雪(銀吹雪?)もとても綺麗で、曲の世界観とマッチしていて。陶酔してしまいました。彼らもこの景色を見たんだろうかとふと考えて、もしそうだったらすごく嬉しいなあ、と思いました。

ちょっとだけ残念だった点。
やっぱりお喋りの面、というか、盛り上がりの中で何気なくぽろっと言った言葉が思いもよらない波紋を生むことがあるので…言葉には気を付けましょうね…!ということと、生歌だからこそたまに見える音程や音量の不安定さは今後の課題なのかなと感じました。

ファンの課題としては、まず彼らが喋ってる時に無駄に騒がない。私は横浜、大阪、神戸しか入ってませんが彼らのホームでもある大阪でのみ、MC中に叫ぶ、バラードのイントロで叫ぶ、などが見受けられて、悲しかったし、申し訳なかった。
後は…これはどこもそうだと思うんですけど、銀テ争奪戦が恐ろしすぎる(笑)外周に落ちた銀テープをセルカ棒で拾おうとするファンもいました。ちょっとそれはやめませんか…?見ていて気持ちのいいものではないし、万が一スタンドから落ちて怪我でもしたらどうするんですか。責任を取るのは誰ですか?もう少し、考えて欲しいです。
そして淳太くんのぶ誌での発言。席に座るの早すぎ問題ですが…これ、ジャニヲタの悪しき習慣ですよねえ。前々から言われてますもんね、淳太くんには…(笑)私もMCの時は彼らのタイミングに合わせて座ろうと心がけてますが、映像のところも立っているべき、という感覚がなかった、というのが正直なところです。べき、というか自然とそうあるのが当然なのかもしれないですが…うーん、習慣になっちゃってるんですよね…。あ、映像だ。座って見よう。みたいな。それでも淳太くんがああいう言い方をするということは淳太くんだけの意見でもないんだろうなあと思うし、今、まだアリーナ・ホールクラスでコンサートをやれている内に改善すべきところなんだろうなーと思いました。もちろん体調が優れない方は座っていただいて!私のようなBBAでも、元気な人はちゃんと立って参加するのが彼らのためになるのなら、そうしたいなあと。思う次第です。


色々と零しましたが、1stツアーなのに完成度が素晴らしく高い(さすが我が軍!)。というのが総括です。
もちろん課題点もたくさんあったと思います。彼らについてもそうですし、私たちファンについてはもっとたくさん。それを踏まえても、素晴らしくて楽しいツアーだったと言い切れるものでした。いやもうほんとに、ジャニーズWEST大好きです!♡


それでは皆さま、次のお仕事が発表されるまでは6/17発売のDVD&Blu-ray、『なにわともあれほんまにありがとう』を観て頑張りましょう٩(◦`꒳´◦)۶
なんとなんと、伝説の(?)白塗りジャニーズが見れちゃいますよ…!!w乞うご期待、ですね♡

アルバム「パリピポ」第一印象

パリピポフラゲはしたもののゆっくり聴けなかったので、改めてしっかり聴きました!そして個人的な感想です。第一印象はあくまで第一印象で、コンサートで聴いてからは感じないことかもしれないので記念に残しておきます。


○パリピポアンセム
某湘南的な…バンバンッ!の第一印象と似てる。ぶんぶんぶんぶぶーん!でタオルぶん回すんですよね!わかります!外周走り回るWESTくん達が浮かびます。
個人的に苦手なノリなんだけど、バンバンッ!と同じくコンサートで聴けば聴くほど好きになる気がする。良いEC曲になりそうだなー。


○Toxic Love
ピコピコ系、ちょいラップ、変声。
駄々こねるみたいな高音が好き。
てかりゅかみラップ!萌えの塊!壊したくなるゥ…からのあっくんソロパート。で、大サビ。これはテンション上がりそう。


○キミコイ
謡曲ちっく、ジャズっぽいリズム。
ベースがかっこいい、弾きたい。
全員スーツでビシッと決めて欲しい!
タップダンス盛り込めそう。
途中それぞれのソロのとこでは一人ずつピンスポで抜いてください!!


○SCARS
ヲタの好きそうな切ない系ラブソング。
各メンバーのしっとりとした歌声がソロで聴けるのがうれしい。
曲調としては某ザイルさんのらばーあげいんを思い出します。
シックな衣装でしっとりと歌い上げて欲しい!雪降らせて!
おおおあっくんのソロ高音あるよ!神ちゃんのハモりきれい!最後あっくんなんですね楽しみにしてます!


○アカンLOVE〜純情愛やで〜
コッテコテの関西弁ラブソング!
ピコピコしてるけどなんか懐かしい感じ。パラパラみたい。
これもがっつりダンス曲になりそう?


○Mambo de WEST
うー!まんぼ!って感じ。曲調やリズムがちょいちょい変わる。ノリの良い明るい曲、人生楽しく行こうぜ!的な。
みんなでわちゃわちゃ踊ってそう。
てかコスプレしてそう…コントかミニコーナーか盛り込めそうだなあ。
濵ちゃんのセリフ、コンサートでは変えてきて欲しいとこ。オイシいなあ、ここ。濵田節楽しみにしてる!


○PARTY MANIACS
英語とラップとちょっと裏声ちっく、変声もあり。
重低音がすき。
クラブミュージック寄り。ジンアカニシっぽい。
ゴツめで派手な衣装着てガツガツ踊って欲しい。クリミナル的なカッコつけあきんちょさんが見れそうで楽しみです。


兎にも角にも、生で聴いてから!という感想です。どんな演出で魅せてくれるのか、ひたすらに楽しみです。

君が歌う時、僕も共に歌う

全くの担当外にはなりますが、少しだけ。

関西ジャニーズJr.の金内柊真くんが事務所を退所されたようです。2009年4月3日入所、退所日は2015年4月1日になるんですかね。

彼を初めて認識したのはいつだったか覚えてないけど、ギャンスタ…?リトギャン…?的なラインにいた気がする…気のせいかも…(曖昧)2010年の少年たちでは岡崎くんあたりと一緒に出てたっけね。センターが康二という…今思うとなかなか感慨深いですけどね。

あれ?なんか文ちゃんに似てる子がいる!気になる!っていうところから認識したのは覚えてます。色白で目力強くて綺麗な顔立ちで、だけどダンスはまだまだへたっぴでね。ターンもぎこちないし身体もしなやかじゃないし、ウインクもギギギ…って感じだし、なんか気になるわこの子…ってなってました。

で、ふと気がついたらなにわ皇子とKinKanが結成されていましたね。King of 関西て!なんじゃそら!と正直思ったりもしましたけど。ジャニーさんのネーミングセンスには慣れたようでなかなか慣れないもんですね…。

その頃の金内くんは、ダンスも笑顔もほとんど違和感はなくて、とても綺麗で。この子はちゃんと努力して、着実にステップアップしていく子なんだなあと思って見ていました。なにキンラインはなんだか親戚の子を見守っているおばさんの気持ちになっちゃってもう…(ノ∀;`)

あほすきのレギュラーになってから、関西のセンターを張っていた内の7人が卒業してから、金内くんはめきめきと成長していった気がします。

去年の春松竹。ツッコミが金内くんオンリーの場面が多くて、助けて照史くん!なんて叫んでいたりしたけど(笑)それでもまた、いつの間にかすっかり全体の纏め役、ツッコミとして定着してましたね。これもまた、彼の努力の賜物なんだろうなあと思います。



18歳。高校も卒業し、これから社会人になっていく。金内くんが選択したのは今までとは違う場所だったようだけど、金内くんなら新しい夢を必ず掴み取れると思うから。変な大人に惑わされないで、そのまま大人になっていって欲しいなあと、BBAはただそれだけを願います。

6年間、本当にありがとう。たくさんたくさんありがとう。金内くんの未来が、輝かしいものでありますように。

ブラッドブラザースについて

だらだらと語ります。
ネタバレありまくりです。


“嘘だと言って 作り話だと”


主にラストのマルシアさんの歌声が離れないままここ数週間を過ごしております。そうです、ブラブラロスです。

この舞台、色々とヤバイですね。語彙力なさすぎてあれなんですけど、ほんとやばいっす。観る人観る人を引きずり込む舞台。そして観れば観るほど、もっと観たくなる舞台。こんなの知りませんでした、わたし。



個人的見解を、零しておきます。



兄弟の契り。

“僕はいつも必ず、兄弟を守る。
そして、味方になる。
そして、お菓子を分ける。”

この契りの言葉が、ラストシーンまでずっと頭に浮かびました。

エディは最後までこの契りを守ろうとしていた。ある意味、子供のまま。
ミッキーはエディよりも早くに大人にならなければならなかった。大人になりたいと思っていた、大人になったと思っていた。だけどきっと、中身はエディと同じ子供のままだった。

2人は最初からお互いに憧れてますよね。14歳のエディが再会の時ちょっと悪ぶってるように見えるのはわたしだけかな(笑)ミッキーの真似をしてるのかなあ、と感じました。悪態をつくのも、ミッキーへの憧れだったのかも。と。

“なれたらいいのに、あいつに。”

お互いそう思っていて、きっとお互い自慢の親友であったはず。それが1人の女の子の存在で少しずつ、変わってゆく。

リンダ。
幼い頃からミッキー一筋で、本当に本当に可愛らしい女の子。(未だにまりゑリンダが観れていないのでなっちゃんリンダの印象のみですが。。)

18歳の9月(クリスマスまで3ヶ月、なので)、エディが大学に経つ前日にようやくリンダへの恋心が明らかになりますね。

あの歌、大好きです。
“もし僕があいつだったら、とっくの昔に言ってるよ。君を愛してるって。…もし僕が、ミッキーだったらね!”

“でも僕は言わない、君が好きなんて。愛して欲しいけど…。”

“僕は…ミッキーじゃない。”

あーーーー切ない(ノ∀;`)なにこれ切ない(ノ∀;`)ってなるシーンです。
そしてこの後、ミッキーを促してリンダに告白させるんですよこの子。なにこの天使。

この時点でミッキーはエディの恋心に気付いていたのかなあ、というのは疑問。
リンダのほっぺにキスさせるのは阻止していたし、うっすら気付いてはいたのかも?でもようやく手に入れたリンダを独占したいだけだったのかもしれないなーとか。考える。




母ちゃんに結婚の報告をするシーンで“クリスマスより前に結婚したいんだ!”と、敢えてエディが帰ってくるクリスマスを示すのは…うーん、なんだろう。
「エディを驚かせたい」なのか、「エディに取られる前に自分のものにしたい」なのか。どっちにしてもエディを意識しているのは明らか。

この頃には互いの環境の差については身に染みて分かっていただろうから、少しでも優位に、というか、カッコイイ自分をエディに見せたかったのかなあとも思う。結婚して、大人になった自分。ああ、これが私的に一番しっくりくるかもしれない。

もう一つこのシーンで印象的なのは、母ちゃんがミッキーに“私と一緒にいて何もいいことなかったよね。ごめんね。”って言うところ。このあとね、ミッキーは笑顔でこう言うんです。

“バカなこと言わないでよ!あったに決まってるだろ?母さんサイコーだよ!”

これが最後にガツンとクるやつです。



さて、結婚をしてすぐにミッキーは失業します。失業手当でなんとか生活をする日々。仕事を求めても、門前払い。“大人びているが、世間知らず”なミッキー。

“仕事はないよ、お前にやる仕事はない”

これが格差社会の現れ、というか。まだまだ若くて働けるミッキーでさえも門前払いなんだもんなあ。



そして訪れたクリスマス。
始まる鬱展開…。



仕事も希望もなく日々を過ごすミッキーの前に戻ってきた親友。新しい生活を満喫し、何不自由なく暮らす親友。

自分には何もなくて、エディは何でも持っている。

きっと惨めだったんでしょうね、自分が。本当ならエディに奢ってやれるくらい稼いで、好きな人と結婚をして、子供も授かって。“君ってサイコーだよ!”と言われる自分でいたかったんだろうなあって。
だけど現実はそうじゃなかった。

“お前は本当に馬鹿たれだよ”

少しでも大人でいたかった、背伸びしたミッキーの精一杯の言葉。

だけどエディは、兄弟の契りを守ろうとするの。兄弟を“守り”、“味方になり”、“お菓子”、つまりミッキーが欲しいものを分けようとする。

“金ならあるよ、たくさん持ってる!…少しやるよ、ほら。”

“…バカにすんなよ!お前の金なんかいらない、欲しくねえよ!”

必死で大人になろうとするミッキーの、精一杯の強がり。惨めな自分への憤りとか、恵まれた親友への妬みとか。自分で処理しきれずに爆発した、感じ。

“行けよ、早く行けったら。…俺に殴られる前に行っちまえよ!”

エディを無理矢理帰させたあと、ミッキー目元をごしごしするんですけど。それもまた切なくて。そしてこのシーンのBGMがマイベストフレンドっていうのもまた泣けるポイント。

“なれたらいいのに、あいつに”

帰ってきた親友にこんなことしたかったわけじゃなくて。ただただ、3ヶ月も仕事が見つからない不安やエディへの憧れ、リンダを幸せにしたい気持ちとか…ぐちゃぐちゃになってしまったんだろうなあって。

そして、その日。

“なんだよお前、今の姿は。何にもねえ、おふくろと同じじゃねえか!…なあ、いい仕事があるんだよ。見張ってるだけで50ポンドだ!”

サミーにそそのかされて強盗の片棒を担いでしまったミッキー。
この、50ポンド。ライオンズ夫人がジョンストン夫人に、手切れ金として叩きつけたお金と同額なんですよね。これもなんか意味あるのかなあ、と。ぼんやり。

“撃った!人を撃った!”

指をクロスして10秒数えたら、誰も死なずに済んだ。でもそれは、子供の頃のゲームの話。

ミッキーは混乱したまま逮捕され、そして刑務所へ。(サミーがどうなったのかはどこにも描かれていないし、これ以降サミー出てこないですよね?どうしたんだろう。逃げ延びたのか、もしくは死刑とか。殺人、だし。それもあってミッキーの混乱、錯乱は続いたのかなあとか)
錯乱状態のミッキーに、医者は“鬱病です”と“簡単に”診断を下す。そして処方された薬と、医者からの“これを飲めば治る”の言葉に縋り付いたミッキー。

わたし、ミッキーは鬱病じゃなかったんじゃないかって思ったんです。本当は違った。リンダが言うようにただただ落ち込み、混乱していただけだった。だってミッキーは大人びているけれど、世間知らずな子供だから。理解が出来なかった、受け入れられなかった。失業し、愛する家族も満足に養えず、少しの希望を見出した仕事は失敗に終わり、兄は人を撃ち殺し…そんな現実を受け入れ、立ち向かえるほど大人ではなかった。ただそれだけだったんじゃないかなあ。

だけど医者は鬱病の薬を処方した。
当時の薬って今よりも強力なものだったんですってね。囚人を大人しくさせるためとか、そういう目的でもあったのかも。そんな薬にミッキーは縋り付き、そして感情を失う。まるで“透明人間”のように。

リンダは、それでもミッキーを愛していて。どうにか薬を止めさせようとする。

“あたしにはアンタが必要なの!愛してんのよ!でもミッキー、アンタが薬を飲んでる時は駄目。まるでそこにいないみたい…。”
“ああ、そうだよ。そのために飲んでんだ。透明人間になるためにな。…さあ、リンダ。薬くれよ!”

このやり取りを観る度に涙が出ます。
こんなにもリンダはミッキーを求め必要としているのに、ミッキーは消えてしまいたいと思っている。未だに現実を受け入れられていない。透明人間になるために、ミッキーは薬を求めてしまう。

だけどそんなミッキーも、少しずつ理解し始めてはいましたよね。だって薬、止めようとしてたもの。身体が震える度に無意識に薬へ伸びる手を、自分で押さえ込んでた。何度も。現実に向き合おうとしていた。

そんな時に、エディと一緒にいるリンダを見つけてしまう。

一瞬で、正気を失った。
“殺してやりてぇ”と思った。
親友であり、兄弟でもあった、エドワード・ライオンズを。


数年ぶりに対面するエディとミッキー。ミッキーの右手には、拳銃が握られている。

“俺たち、友達じゃなかったのか?兄弟じゃなかったのか?”

“俺は何にも持ってない。俺にはもう、一つしかない。…リンダだ。”

“リンダだけは手離したくない。だから俺は考えなきゃならなかったんだ。でも、もう遅すぎた。”

“俺はまた、考え始めたんだ。…お前とリンダも友達だったんじゃないか、って。リンダも、あの子も、全部お前のもんなのか?なあエディ!そうなのか?!”

“そんなわけないだろ!!”


あのクリスマスの日、兄弟なんかじゃないと否定したのはミッキーなのに。今度はミッキーから2人は兄弟だってことを強調して、確認して。あのクリスマスの日の言葉はやっぱりミッキーの強がりで、心の奥ではずっとそう思っていたのかなあって。それとも、そう思っていたかったのか。

ミッキーの言葉をただ聞いていたエディが、初めて声を荒げるところ。きっとエディはなんでも自分が持っているとは思ってなくて。愛するリンダは自分を頼ってくれているけど、それもミッキーのため。リンダの想いを身に染みて分かっているからこそ、やるせないね。

エディとリンダが友達だから、あの子はエディのものっていうのは…どういうことなのかなーって、未だにスッキリしない部分です。暗に浮気を疑っているっていうのは分かるんだけど、“友達”っていうのがね。友達=兄弟で、兄弟はお菓子を分かち合うもので…それが子どもってことなのか。うーん、この辺はもうちょっと考えたい。

この後、少しだけ昔のミッキーに戻るんです。はっとした顔をして、ゆっくり周り(客席)を見回して、笑う。昔のように。

“…俺、なにしてんだ?”

この瞬間が、とても切なくて。

“俺、お前を殺そうと思ったんだ…これに弾が入ってるかも知らないのに。”

バカだな、って言うみたいに笑って、手にした拳銃を見下ろすミッキー。何もかも元に戻ってくれそうな気がした。

そのまま拳銃から手を離して、エディと2人ハグをして、そんなラストだったら良かったのに。


到着した、ジョンストン夫人。


“撃たないで!ミッキー!”

“2人は兄弟なの!”


この時点ではまだ、エディもミッキーも兄弟の契りのことしか浮かんでなかったんだと思う。ああ、そんなの分かってるから、って顔をして聞いてたから。

母は続ける。


“ミッキー、あなたには双子の兄弟がいたの。2人は育てられなかった。…だから、1人譲ることにしたの。”


パッと顔を上げる2人。
少し目を見開いて、母親を真っ直ぐ見つめるミッキー。
視線を揺らして、困惑した様子のエディ。

2人は全てを理解した。

ミッキーの眼差しが強くなり、少し、涙が滲む。罪を告白した母親に向かって、涙を堪え発する言葉は、真っ直ぐ胸に刺さる。


“…お前。”


“…お前、…なんで俺を渡さなかった?”


“…そうしたら俺がこいつだったかもしれないのに!”


鳴り響く銃声。
同時に倒れる2人。


“バカ言わないでよ!あったに決まってるだろ?母さんサイコーだよ!”


母さんの子供で良かったと笑っていたミッキーの、最期の言葉がとても重くて。お前、の一言がとても冷たくて。悲しい、だけでは言い表せない。
そしてミッキーの最期の言葉を聞いたエディの切ない顔。エディも同じことを思ったのかもしれない。なれたらいいのに、ずっとそう思っていた相手だっただろうから。

どちらが不幸か、なんて議論をする気はないけれど。エディはミッキーが思っているより幸せではなかったんだろうな、とは思う。もう少し、ミッキーに考える余裕があれば。その余裕を与えられる環境であったなら。2人はずっと友達でいられたかもしれない。




なんかやっぱりあらすじになるのは何故…不思議…。とりあえず二幕は怒涛の展開で、場面場面でゆっくり考える余裕がないので、一旦まとめてみたかったのです。

あと3日で終わるなんて嘘だろ…悲しくて寂しくて堪らんです。

映像化!映像化!!(反響)

淳太くんの10000字インタビューを読んで

Myojo 4月号、中間淳太くんの10000字インタビューを読みました。

なんというか、あー淳太くんだなあという感じ。

結成時から仲良しこよし、じゃなかったB.A.D.の2人。ごくせんの頃からだったんですねえ。私が2人をじっくり見始めたのがごくせん前後からなので、もしや一番熱々な時期を見せつけられていたのか…そらやられるわ…と一人納得しました。未だにばどちゃん2人括りが引くほど好きで、愛しいの塊です。
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そして、淳太くんからBBVの言葉が出るとは。10人、すごかったもんねえ。Big Gameで片手を突き上げる10人の姿は、今でも鮮やかに思い浮かびます。今思えばBBVって完全に一つのユニットとしてではなく、複数ユニットが集まった連合軍的な強さがそこにあった気がします。だからこそ、迫力があったのかも。
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個人的な見解ですが、淳太くんって昔からヲタの求めることとか、好きなものとかを理解していて、そんでそれを「こういうのがええんやろ?好きやろ?」って突きつけてくるタイプ(褒めてます)だと思っていて。それはきっと淳太くんが現場でのファンの反応や、ファンレターを気にかけてくれているからだと思うんです。(つい最近ヲタ用語にツッコミを入れて話題になってましたけど。笑)

ファンをたくさん泣かせた、という言葉。デビューしてから、淳太くんの口から何回も聞いた気がします。ほんと泣かされっぱなしだよ!と声を大にして言いたいところです。
が、最後の締め方についてはちょっとなんだかなあという気持ちになりました。
淳太くん、そこはそんなに簡単に切り替えられないよお。
少なくとも私はこれから先も、きっとぐずぐずしちゃいますよ。それだけ大きなことだったんですもん。
なんならBBVでさえまだ引きずってますよ、私は。うじうじしててごめんなさいね!と思いつつ。。ヲタってそういうもんですよね…_:(´`」 ∠):_

だけど淳太くんの言うことも分かりますし、彼ら本人はそうあって欲しいとも思います。前に、ひたすら前に。突き進んでいて欲しい。その背中を追わせて欲しい。そして、見たことのないような場所まで連れて行って欲しいです。

全て読み終えて、ああ、淳太くんだなあと思いました。きっとこれからも、こんなん好きやろ?と見せつけてくれるんでしょうね。私はそんな淳太くんがとても好きで、頼もしくて、彼と同い年っていう共通点だけでなんだか頑張りたくなります。

淳太くん、私もおばさんって言われても頑張るね(切実)

ブラッドブラザースおすすめポイントまとめ。

ただいま新橋演舞場にて絶賛公演中のブラッドブラザース、初日だけ観に行ったわたしの個人的おすすめポイントまとめ。


まずは言わずもがな、設定の素晴らしさ。

桐山照史くんと神山智洋くんと言えばジャニーズWESTのずんぐりむっくりーずとして(私の中で)有名ですが、その2人が双子であるということ。なにそれ可愛いの塊…。普段はこんな感じでめっかわな二人!

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ですが、ブラッドブラザースのポスターめっちゃシリアス!憂いを帯びている!

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こんなギャップありますか…と、これだけで気持ち盛り上がるのであります。


以下は実際に観劇して、おすすめしたいポイントです。


幼少期の愛らしさ。

まずこれ!これは外せません!桐山くん演じるミッキーと神山くん演じるエディの可愛さ愛しさいじらしさ…言葉にできません。初日だったから余計にでしょうけど、会場がどよめきました。彼らの可愛さに。

桐山くんのミッキー、個人的に2009年の夏松竹座で演じていたリュウジに似てるなーと感じました。もちろんミッキーは7歳の子供ですし、その幼稚な感じは別として(笑)なんでしょうね、ちょけ方というか。純粋で真っ直ぐで、なんだかキャラクターが被るというか。なんとなーく、の感覚ですけど。桐山くんらしいキャラクターだったと思います。

神ちゃんのエディは、凄いですね。思えばわたし、神ちゃんが神ちゃん自身とは全然違うキャラクターを演じているのを見たことがあまりなかった気がします。神ちゃんであって神ちゃんではない、そこには確かにエドワード・ライオンズがいました。

二人とも駄々こねたり拗ねたりするシーンがあるんですが、それが悶絶モノで。とにかく観ていただいて、その目で愛でてきて欲しいです。


2人の思春期!

幼少期と同様に可愛さ爆発してるのが思春期を迎えた2人の様子。基本前屈み、みたいな(笑)下ネタが苦手な方はちょっと、かもしれませんが、個人的にはめっちゃ面白かったです。アイドルなのに(笑)っていう。


リンダ可愛いよリンダ!

思春期辺りから絡んでくるのがミッキーの幼馴染みでもあるリンダなんですが。まあこの子が可愛いこと!お転婆で勝気で、だけどミッキーにゾッコンで。なかなか踏み出せないミッキーに焦れながらもついていくっていう、もうとってもいい女の子です。とにかく可愛い!まだ昆さんのリンダしか観れていないのですが、まりゑさんのリンダもとても楽しみにしています。


2人の喫煙&キスシーン!

喫煙シーンは一瞬ですが、今回は本当に火をつけて吸ってます!その時の衝撃がメモに残されてました。
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照史くんあんまり肺が強くないって聞くのでほんの少し心配なんですけど、まああのくらいなら支障ないのかな?わたし自身がタバコ吸ったことないので分かりませんが、火をつけて煙をふかすシーンはなかなかかっこいいです。
そして話題のキスシーン!神ちゃんはほっぺたに2回、照史くんはお口に3回やります。がっつりやります。リア恋枠の方は心してください(笑)キスする直前の2人の表情が見所ですかね。なかなか見られない顔なので\( ˆoˆ )/♡


ミッキーの変化。

これも大きな見所かなあと個人的に思っています。詳しく語るとネタバレになるのであれですが、オトナになったミッキーは幼少期の頃とは全く違う雰囲気になるんですけど。そこを演じている照史くん、見所です。わたしは目が離せなくなりました。


マルシアさんと真琴つばささん。

もちろん他のキャストの方も、ですが、わたしが元々このお二人しか知らなかったので余計に存在感がすごいです。語彙力が来いってレベルの感想になりますが!とにかくすごいです!特に真琴つばささんはナレーターとしか聞いてなかったので、わたしのイメージではANOTHERの大地真央さんみたいな(ユーマァ?的な)参加の仕方かと思っていたんですけど、物語の進行役として各シーンの区切りでかっこよく歌ってくださいます。悪魔のような、神のような。不思議な存在。


迫力の生演奏!

これ!最初から最後まで、生の演奏です。圧倒されました。人の呼吸あってのものだと思うので、舞台全体が生きている感じがしてとても良かったです。松竹座ではどういう風に聴こえるのか楽しみですね。



ネタバレに触れない程度でざっくりと個人的な感想をまとめてみました。とりあえず観た後の第一の感想としては、あんな7歳児が欲しい…でしたけど(笑)

少しでも気になっている方はぜひ、まだチケット買えますのでちらっと見てみてください!新橋演舞場も松竹座もまだ行けます。こんなに良い舞台なのに空席があるのが本当に勿体無いので…!

新橋演舞場は2/28まで、大阪松竹座では3/4〜3/15が公演期間となっております٩( 'ω' )و♡