Dunkirk

ブラックアウト/オールクリアを読んでいた私としては見ておかないといけないかと。

 

すごかった。映像の力はすごい。

戦争の体験がない私が活字から浮き上がらせる想像だけでは補えない何かを、実際に息をしている多くの俳優さんが教えてくれました。

目線が等身大の人で、それも名も無き人たちで、好んでフランスの地を踏んだわけでもなく、一瞬の判断と偶然とで生死が分かれてしまう状況に置かれて、帰りたい一心で。

本当に戦争は駄目だと実感できました。ただ、今行われている戦争とはだいぶ異なることは確かだと思いますが。

 

字幕でも全く問題ないです、なぜならほとんどの俳優が話さないから。

あの場で声を発することにどれだけの意味があるのかと。目立たず騒がず、体力は温存し、視線で意思を通わせること。声を発した途端に暴徒となりかねない個々の緊迫感に圧倒されました。

職務を全うできる人はまだ、自分の意思を実際の行動として体現できたのでしょうが、戦場で数として表現される人たちにとってはもう地獄でしかないです。

 

100分de名著でハンナ・アーレントを特集していて、私がちょうど興味を持って、かつ以前友人に進められていた「夜と霧」をとうとう買い、読み終わった後で。

私はこの映画を見たことで、戦争について、もう少し想像力を深く働かせることができると思います。

 

誰も他人を虐げずに暮らしていける世の中であればと思いますが、「関ヶ原」のように最後の一瞬の誰かの判断まで未来はわからないし、「夜と霧」の筆者の言うとおり置かれた環境に良くも悪くも適応するのが人間です。

人は不確かです。私が今日こんなことを考えてそれを書くなんてことは、昨日の私には想像もつかなかった。「夜と霧」ではなく「Dunkirk」で泣きました。現代人だと痛感します。

これから「人間の条件」を読みたいと思います。学び続けるしかない。言葉を鵜呑みにしてはいけない、そして見くびってはいけない。人よりも長く存在でき、作られた瞬間から解釈は受け取る側に委ねられるが故に、言葉こそ強力だ。

はてなブックマークとFirefox

私はずいぶん長いこと(もう7年くらいは)通常ブラウザにFirefoxを使っています。当時Firefoxの機能(デザインも変えられたりタブの位置も変えられたり、アドオン一杯入れられたり)が大好きだったのです。今はもうクロームもだいぶ追いついてきてしまっているので、あえてこのブラウザを使っているのはブックマークによるところが大きい次第です。

そのブックマークサイドバーとして使用しているのがはてなブックマーク。ローカルのブックマークはパソコンがオシャカになった時のダメージが大きいので、オンラインでかつ周りには非表示にできて、タグで管理できて、サイドバーとしても使えるってことでとっても役立ってくれています。

・・・いました。

ちょっと前のアップデート(Firefox側?)のあと、タグの絞り込みがまったく効かなくなってしまったのです。検索バーは入っているのでタグを打ち込めば直接探せますが、、、それじゃあ意味がないじゃないか。

切ない。

 

今日開発者さんのブログで不具合のコメントがほかの方からも上がっていたので、、、私だけではなかったと一安心はしたものの(→自分だけかと思って設定すごいいじった。)、ちゃんと修正してもらえるのか不安。

いまはみんなクロームを使っているのでしょうか。クロームへ移行するんだったらブックマークはまた別のサイトをあたらないといけないのかと、ちょっと考えている次第です。仕事場ではChrome使用なので(まあ、firefoxをわざわざインストールして使わないですよね。)特に不便があるわけではないのですが。

 

タグが下に持ってこれて、サイドバーは右にあってくれて、タンブラーの投稿がクリック一つでOKならもう問題はない気がします。
そもそも、この希望もそれほど大事なのかと言われると自信がなくなる。。。

 

さて、今日は健康診断でした。元気で働けることに感謝を、ただ意見というのはなかなか突き通すことが難しいですね、、とわかりきったことを改めて実感した日でした。

帰国して半年

今年4月28日に帰国をして、もう半年が経ちました。

ラッキーなことにちょっと英語も使える仕事に就くことができました。まあ、口ほどにもないですが。

また居場所を見つけてぽつぽつ日本生活をしていきたいと思います。やっぱり日本は住みやすい国だね。日本人にとっては。

最近Rebuiltというポッドキャストを聞くようになって、アメリカの話を聞くことが増えたせいで、ちょっと意識をし始めました。が、私のようなバリバリの文系にとってはアメリカで職探しは至難の業でありましょう。理系に憧れる・・・

 

ちゃんとしっかり契約は切って戻ってこないといつまでも引き落としが止まらないと教えてくれた携帯会社ORANGE(EE)。国際電話2回かけた挙句にまだ引かれた。
契約解除の際には気を付けてください。

銀行の口座引き落としの欄から削除するというすばらしい力技を教わったので皆さんにもお伝えしておきます。

 

自分探し

もう恥ずかしいけれど、なかなか自分が見つかりません。
有難いことに仕事をすることが出来て、なんとかかんとか生活もできて旅行まで出来て。楽しい楽しい毎日を送っているはずが、ちょっとのことで眠れなくなって、具合悪いような気持ちになって。何処にも居場所がないと思って。

贅沢者。

いつまで逃げていられるかなぁ。ホントは一生逃げていたいなぁ。世間の目から。いい歳してブラブラして、プライドは一人前どころかヘタしたら二人前で。どんなことも失敗しないようにするのはスキを見せないためで、結局どこまでも怖がりで人が苦手なんだと。

さて、イギリスのクリスプス(ポテチのこと)、Walkersが有名ですが、その中でSensationsと言うのがあります。こちら、思いの外いろんな人に人気でした。

Walkersは試したことある人が多いかと思いますが、イギリスに来たらWalkersのシリーズ、別途試してみてください。

読んだ本

英文を読むのは私には難しい。やっぱり時間がかかるのがネックで。
日本語だと単語の意味を考えずに読むことができるので、英文を単語に分解しなくてはいけない状況にイライラします。ただ、読んでみて思うのは1ページに収まる情報量は英語の方が多いよう?

そしてやっぱり自分が好きなジャンルを読まないと続かないです。もしくは、映画でみたことあるとか、ストーリーの展開がよめるとか。1ページで何回辞書をクリックしていることか。→残念なのが内蔵辞書、副詞とか動名詞になっちゃうと'原型+ly'みたいな書き方で、全く意味わからん(かと言って、原型は本文に出てこない限り調べられない)。そんな時は・・・諦めて想像する。これが私の解決法。調べたりはしない。だから全く上達しません。

Jonas Jonasson  The Hundred year old man who climed out of the window and disappeared

ドタバタコメディでグチャグチャ、偶然が重なりあって伊坂幸太郎風味、ついでに歴史も学べます。とても人気が出て映画にもなりました。作家はスウェーデン人のジャーナリスト。この人のもう一作、スウェーデンを救った少女も気になる。

John Grisham Sycamore Row

これは面白かった。訴訟とミステリー。後半はゾクゾクするし書き方が丁寧。
この作家有名ですよね?私の中ではこの人とシドニー・シェルダン、と言うイメージがあります。他もちょっと気になる、、けど、内容に入っていくのに時間がかかる。英文の壁。

Parnell Hall The Baxter Trust

こっちを読んで、John Grishamは難しかったことに気づきました。そしてやはり訴訟(→シカモアロウ読んでたからスムーズ、やっぱり経験だな、何事も)、ミステリーだし会話文が多めでサクサクすすめます。ただし、日本語であればきっと気づけるはずの伏線にはほぼ気づけないので、ストーリーを後追いすることになってしまうのが悔しい。これは和訳されてないですが、値段もメチャメチャ安いです。次を買ってしまいました。私はパーネルホールを学生時代読んでいて、好きな作家さんだというのも大きいです。


やっぱり文学ではなく娯楽小説が圧倒的に好き。そしてミステリーが良いと再確認して、進まないWhite Queen(こっちでは超売れてる)を振り返る。史実だし、イギリスだし、絶対滞在中に読むのがポイントじゃないかとは思うんだけども、ハードル高いなぁ。

イギリス作家の何も読んでない。私が知ってる横文字の作家さんはほぼアメリカ勢なんですね。偏りを感じます。

感想

私は感想文が割と得意でした。

感想を求められてばかりじゃ受け身の人になってしまうわなぁ。あの人の意見は間違っていると思う。じゃあ、私は一体どうなのか。それがない。

どちらかと言うと望まれる答えがなんとなく用意されていて(用意されているのがわかって)そこへ向けて話を進める技術、、、、が感想文です。空気を読む。これが会社に従順な従業員を作る秘訣かと。ストなんか起こしようがないわ。

私は完全にその一人であって、それがイヤでイヤでしょうがないような、日本のシステムの内にいる間は得であるような(残念ながらイギリスで働いてはいても日系企業なのでね)、世渡り上手と影でささやかれているようでいたたまれないような、感覚があります。

一つ言えるのは、私は声高に善行(に限らず、意見)を訴えて回る人がとても苦手であるということ。私に真似が出来ないから妬みが混ざってるんでしょう。

私は話すのが下手です。口が回るのは歌が好きだからで、歌が好きなのは歌詞が決まっているからでした。なんて単純な。

話すスピードで言葉を紡ぐのはとてもむずかしいです。前後に矛盾がないように話を繋ぐなんてとても短時間ではできない。書いたものなら何度も見なおして書き直すことができる。時間も沢山使えます。

 

イギリスはだいぶ寒くなってきました。ここ2・3日雷や雨がスゴイです。晴れ間の合間に雷雨が混ざるのが面白い。ほんの1時間前、狐の嫁入りをみました。

写真に残そうと思ったけど、上手くできなかったので忘れないように書いておきます。

お昼 マッシュルームとチーズ入りオムレツもどき(まとまらなかった、でも美味しかった)

Tumblr と Tombloo。そしてTumbfix

このブログにもリンクしてありますが、タンブラーと言うスクラップブックを長いこと使っています。

見つけたのは私がカナダに居た時なので2009年くらい。使い方が面白く、またブラウザとして使っているFireFox対応のTomblooと言うアドオンのお陰で、気に入ったページ、写真などをワンクリックで投稿することが出来たのでとても満足していたのでした。

今も自分の好きなもの、また後で見返したいものなどをポツポツ集めています。携帯端末でも見れるので、音楽や写真などをここに投稿しておくと、とても見やすいし、友達にもちらっと紹介出来て楽しいのです。

ただ、このTomblooと言うアドオン。ワンクリック投稿のエラーが出まくるようになっていました。まあ、YouTubeなどは以前からリブログのロックがかかっている場合もあったため、Tomblooのアドオンに対してブロックがかかるページが増えたのかなぁと単純に考えていたのですが(同じタンブラーからのリブログは簡単に出来るので、ソレで満足もしていた)、日曜日からそれが気になってしょうがなくなりました。

 今日仕事から帰ってから、ネットのいろいろなページで(Tumblrブログ以外)ワンクリック投稿を試してみました所、なんと全てエラー。ナゼだ、こんなに全部が全部ダメなハズがないと原因を探して探して、(出たエラーコードなどを検索したりして・・・全く検索出ませんでしたが)やたら遠回りをして。Tumbfix発見。

Tomblooは去年7月に更新をストップしたそうです。現在そこから派生した形でTumbfixが更新されており、ダウンロードした所、ささっとリブログできました。どのページも!!ありがとうmmこれでまたTumblr以外のサイトからいろいろスクラップが出来ます。

最初っから林檎の木さんを検索していればよかった。そして去年の7月からできてなかったはずなのにソレを放置していた自分にまたびっくり。

私にはパッチだのレジストリ云々を自分でどうこうするというのは敷居が高すぎるので、公開されているものを素直にダウンロードし、それが使えないのなら残念と諦めて沈黙するのみ。。。ああ、世の中には頭の良い人々がいるものだなぁ。有難い限りです。

Tomblooが使えない時点でTumblrもかなり評判を落としたと思うのですが(→私は単純にそれを栄枯盛衰なんだと思っていました。もう、タンブラーを使う人が居なくなってるんだと。)Tumbfixが頑張ってくれているうちはTumblrもまだまだ使えますね。

 あ、でも最近のTumblrで困ることはまだありました。自分で投稿する場合、一つの記事にある程度の時間がかかる(かどうかわからないが)と、エラーが出て全くの最初からやり直しになることです。それが怖くて投稿の途中で一度ドラフトに入れと言う面倒なことをしています。さらに、そんな手間をかけているのにもかかわらず、更新がされなかったり写真の位置が大幅に変わったりと余計なことをしてくれるんです。

自分向けの投稿には向かないのか、やっぱりスクラップ専門でしょうか。ただ、データの容量を気にせずに(投稿1つに対しては制限ありそうですが-写真は10枚までなんです-)ず~っとアップ出来るんですよね。それがとても良い。

私の2009年からのデータ量なんて一体どのくらいになってるんだか、検討も付きません。でも見返すとその頃の自分の偏り加減が見えて面白いです。

さて、スッキリしたところで、今日は寝ます。