日ありの家の中
なんとなくほっとするのが
久さしぶりにおとずれている
だるさが延々と続いていた。
12月のなんとなく落ち着いた空気で
家にいる
だらだらしながら数年間生きてきた
これからもだらだらしながら過ごす決意に満ちている
写真を日記に乗せたりしたらもう少し見栄えもいいかもしれない
でもそこまでやる気力が起こらない
もう少し前進しなければいけないようだ。
君といると夜が伸びる
秋の夜長なんていう
465日目にて
ようやく
新しい進化の秘宝を手に入れることが
できたようだ
テレビかラジオかはたまた演劇の練習の声か
部室にいると
君がいた
あのこは帰ってしまったのか?
と聞くと
はて?
と、首をかしげるだけだったが
本を読む動作にいつの間にやら戻っていた
忘却の彼方
夜まであとわずか
傘もいらない1日
この日は遠くの場所にあった
下校している途中
窓から街を眺めているのは
この春に出会ったアイツだった
昇り竜のような雲を見上げていた記憶の中の夏は、息苦しく、俺の呼吸を乱し続けてくれた
そんな夏は
まだまだ生き延びつづけるもんだと
覚悟していたからな
だがもうこの空気が訪れていたことに
さっき気づいた
建物に縛り付けられていることが長かったので、散歩をしてみたら
あちこちで、良いにおいがあがっている
時間の凍結解除
時間はとめられないのか
なぜか、7月7日が近くなると
雲がやってくる
観測史上最速で梅雨があけたこともあり
おれはひそかに期待していた
だけどやはり雲がやってきて
物語の世界のように
満点の星くずを観測することは
叶わなかった
水はすぐそばで息をしている
記憶違いをしているだけなのか
それとも、本当に天の川がそこにあったのか
願い事?
みらいからの遣い
こどもの姿の彼女
天頂の領域から彼女は来た
彼と彼女のために約束を成し遂げても
みかえりはない
ただ空気がふるえて
耳に届くだけ
憂鬱の憂鬱
窓が1つある
退屈が空に浮かんでいる
飛行機が流れてる
こぐ自転車
このペダルの重みしかまだ知らない
夜は何ものからも独立した生き物であたたかい
なにものにもならないと願った日から数えて
遠い星になってしまったわたしは
また、あの日のあの部屋にもどろう