続モラトリアム期

日常の出来事など

2年間の就活振り返り

遂に就活という監獄から解放された。ブログで振り返っていきたいと思う。同じ学年、更にはその一つ下の学年にも越されてしまったわけだが内定が出て、6月から働くことになった。そこそこ頑張りたいとは思っている。自分としても満足できる結果になりました。ご声援ありがとうございました。
 
以下就活語り
 
大学4年の就活生のときは気になる企業だけを受けていて、仕事に対して興味が湧かないとやる気が出ないのでこのやり方は性に合っていたと思う。多分。あれこれしている内に特に興味のあった2社の面接を受けることになる。その時点で浮かれていて、入社後のイメージを頭の中で膨らませていたけど、どちらもお祈りされて就活に対してのやる気をなくす。
 
あとは面接で回答が何も浮かんでこないで沈黙が続き、空気が止まってしまうあの瞬間が嫌だった。同業他社があるのに何故弊社なのか?みたいな質問に対し、当時は御社のオンリーワンなものを提示しないといけないと考えていた。そのせいで面接中に黙りこんでしまったことがあって、就活が嫌になって匙を投げた。これが大学4年の7月である。
 
次に就活から目を背けたくて一人暮らしを始める。10月に入居して、その次の月には退去。さらにその次の月には卒論をなんとか完成させたと思ったら、定期購読していたチェンソーマンの連載が終了してしまった。さらに月日が流れて、気づいたら大学を卒業していた。就活を再開する選択肢はあったけど大学の最後の学期に20単位取らないと卒業できなくて、単位取得を免罪符にして罪悪感からなんとか逃げ切ることができた。
 
卒論の提出期限とチェンソーマンの連載終了がほぼ同時期で、デンジとマキマさんがいたから卒論を完成させることができたと言っても過言ではないと思う。だからこそ情報解禁前に2部の連載が決まったことを教えてきた地元の友達を、長かった就職活動が終わった今でも許していない。
 

原付を買った

原付を買った。前回の一人暮らしの話ではないけど、家から連れ出してくれる何かが欲しかったのが始まりで、生活に刺激が欲しかった。車ほどではないけどバイクがあればと思っていた時に、アニメ『スーパーカブ』を見てしまった。それからバイクの事ばかりをネットで調べるようになり、YouTubeからはバイクの動画を勧められるようになって、それから流れるように原付を契約した。原付を選んだ理由は一番免許を安く早く取れるからだ。
 
買ったのはズーマーという原付で、前面には丸目のライトが2つ付いていて、パイプのようなフレームが特徴的だ。タイヤが大きいせいか、近くで見ると思ったよりも存在感がある。幅広いシートの下にはスケボーを入れるためのスペースがあるけど、買う人のほとんどがスケボーを入れることはないだろう。この空洞もデザインの一部で、見た目の独特さに貢献しているところだと思う。一応コンビニの袋を掛けられるフックが付いていて、弁当を運ぶことはできた。でも他のスクーターに比べると機能性はかなり低い。購入理由の半分は風変わりなこの見た目で、残りの半分は自分の好きな『仮面ライダー龍騎』の主人公が劇中で乗っていたことにある。自分の好きな作品に登場している。これ以上の付加価値があるだろうか。自分がズーマーに乗る時にヘルメットにゴーグルを付けて、斜め掛けのバックを使っているのは完全に『龍騎』に影響されているからだ。別に城戸真司(主人公)になりきりたいわけではなく、ズーマーに乗るならこの格好しかあり得ないと思ってた。何回も見返している作品だからこれは仕方ない。
 
完全に余談だけどズーマーには燃料計の代わりに燃料ランプが付いていて、ガソリンが1Lを切ると点滅してガソスタにはよ行けよと催促してくる。にも関わらず龍騎の最終回では真司はズーマーをガス欠させてしまう。1Lを切ってからランプが点灯すると言っても、リッター40キロは走るのでガス欠させるほうが難しい。今まで何気なく見ていたシーンだけど、同じ車両に乗る事で作品により深く浸かることができて感動した。完全に余談。
 

一人暮らしを始めた

10月から一人暮らしを始めた。某疫病のせいで授業もバイトも家で完結するようになり、家で過ごす時間が増えた。家で過ごす時間が増えるとストレスもそれなりに溜まって一人の空間が欲しくなった。そろそろ実家を出ないといけないという使命感も一人暮らしを始めた理由だったと思う。
 
家賃は管理費込みで3万3千円と安く、風呂トイレは別。内装も綺麗め。内見に行った部屋が事故物件だった経験もあり、ようやく見つけたその物件は即決だった。実家からは近かったくて必要なものはその都度取りに来ればいいと考えていて、引っ越しは特になにもしなかった。不動産屋から鍵を受けとった後は電気と水道を通して、最低限の生活ができるようになった。ガスは通さなかった。実家から離れた場所ではなかったので風呂の時だけ帰ればいいと考えていた。
 
満足していた物件だったが入居時に気になったところが一つあった。インターホンになぜか知らない男が録画されているのだ。暗くてよく見えなかったが男に見えた。電気を通して自分が部屋を空けていた間に誰か来ていたようだった。アパートのオーナーの人かと思い、その時は特に問題視はしていなかった。ただ今考えるともう少し気に留めるべきだった。
 
こうして人生初の一人暮らしが始まったが、実際は一人暮らしと呼べるものではなかった。実家にすぐに帰れることができるため、昼は借りている部屋で過ごして、夜は実家に帰ってくる生活を送っていた。本当に最低限の生活ができる環境しか整えなかったので、冷蔵庫、電子レンジ、洗濯機が部屋になく、出来ないことがあまりにも多くて実家への寄生を続けていた。もちろん寝具も買っていなかったから実家のベッドで寝ていた。後に寝袋を試してみるも、朝起きたときには体がバキバキになった。先述したようにガスを通してなくて風呂にも入れなかった。実家で風呂に入ってから部屋に戻る気力はあるわけがなく、当初思い描いていた生活はできていなかった。