ルビーの品質判定、価値判断できない鑑別業者がピジョンブラッド色とコメントするのは反対

ピジョンブラッドのルビーを探しておられる

方は多いと思う。

下の写真のような色の濃い(しかし濃すぎない)

ルビーをピジョンブラッドというが、かなりの

お客様が、鑑別業者の発行する分析結果報告書

に「ピジョンブラッド色」とコメントしている

モノを探している...と言われるのに驚く。

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ピジョンブラッドのルビーが欲しいのか?

それとも、「書類」が欲しいのか?

本来、ピジョンブラッドとは、素晴らしい品質

のルビーを褒め称えるためのことば。

三者の鉱山で宝探しもしたこともないから、

客観的に鉱山での品質ごとの出現率も知らない、

その上、品質判定もしないで、コメントする

のは間違っていると思う。

モリスは、世界最高峰のスイスの宝石研究所にも

「実際に品質判定、市場価格を研究しない

博士の皆さんがピジョンブラッドというコメントは

お客様が混乱するからやめて欲しい」と伝えている。

宝石は、絶対的価値を持つ「宝物」であり、

希少性の高さと伝統がその価値を支えている。

だからホンモノの天然無処理で美しいミャンマー

ルビーは、買うときも高価。

もちろん手放す時も高価。

かなりの頻度で、「ピジョンブラッドカラー」と

コメントされているが、手放すときにとても値段が

つけられないルビーを見る。

その度に、持っていた方の気持ちを思うと...気の毒。

プロフェッショナルなら、自らがピジョンブラッド

と呼んだルビーは、次の世代も高い価値がある逸品

だと責任を持つべき。

私は、そう思う。

鑑別業者がピジョンブラッド色というのは反対。

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ルビーブランド  Mori's ruby(モリスルビー)銀座


公式サイト: https://www.morisruby.com/


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宝石ルビーを大切にするということは...

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ブルーサファイアが産出されるミャンマーのモゴック鉱山のある鉱区。

環境破壊が問題になり法律が改正され、重機を使った採掘が禁止されたため、閉山することになった友人の鉱山主。それでも彼は、何か明るい表情。

「環境が悪化していくのは忍びないので、植林を続けてきたが...これで、良いのだよ」とのこと。ミャンマーに来て以来、長く付き合ってきて、採掘後の姿を憂いてきたがので、何とも嬉しい。

宝石ルビーを持って大切にすることは、そのルビーの持ち主が、どう生きたか?続く世代に伝える。

モリスは、美しいルビーは、見た目だけでなく、お届けするまでのプロセスも美しくなくてはならない...と思う。

 

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モゴック鉱山の友人と...

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自然の造形美であるお宝ルビーを預かる仕事をしているモリス。自社で北部Nam-yaルビー鉱山を採掘した頃から、採掘した後の環境やそこで一緒に働いた人たちの将来が気になっていた。もし、自分が住んでいる場所に、海外から誰かが来て一緒に仕事をして、用事が済んだらサッと帰ってしまったら...しかも、汚していったら、間違いなく、その人たちが嫌いになると思う。私たちは、そうなりたくなかった。日本で育った人であれば、皆が、そう感じたはず。ミャンマー人社員の方が数の多いモリスにとって、ここは、自分達が住んでいる場所だと思っている。...今回は、数日間だったがミャンマーのルビー鉱山があるモゴックへ出かけた。長らくお付き合いしている鉱山主である友人と会って、これからの話が盛り上がった。かねてから、鉱山採掘のあと、どうすれば良いのか?を語り合ってきた仲。ルビーを採掘し、お宝を頂くだけいただいたら、後は放っておくのは、恥ずかしいな..と.話し合ってきた。彼は、既に自費で、何万本もの植林を行ってきた立派な人。「30年後、子供達の時代には、森に戻る、その時も一緒にその景色を見よう!」と。

彼が植えた木々を嬉しかった。


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モリスルビーのシンギュラリティカット、その呼び名の意味

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モリスルビーのシンギュラリティカット。

シンギュラリティとは、世に一つしか存在しないという意味。宝石を見つけて、それを持つことしかできなかった太古の人類は、そのうち研磨する方法を見つけ、形を変えることができるようになった。産業革命の時代を機に、自然の造形美であり、硬くて形を変えられないモノの代表格であった宝石の形も人間は変えられるようになった。技術が発達したことで我々は地球の資源を色々な分野に使えるようになり、その恩恵を得た。人間がつくった政府の許可があれば、資源が使える。まるで地球は、人間の持ち物だと言わんばかりに、人間がつくった政府の許可があれば、資源が使えるようになった。しかし、私たちの世代は、「省エネ世代」。無限だと思っていた母なる地球の資源は、実は有限であり、このまま人類が資源を消費し続けると、私たち自身の存続が危ぶまれることが分かった。

そういう時代に、私たちは宝石の研磨は、何を大切にしたら良いのだろうか?自分達の作業しやすい(ジュエリーの枠に装着しやすい形)、小さくなっても形を変えることだろうか?

モリスは、鉱山でルビーの採掘をして、天然無処理で美しいルビーの原石、いわゆる加熱などの人為的な処理をしなくても最初から美しい原石は「自然の造形美」、限りある地球の資源のシンボルであると感じた。

最小限の作業で、その自然の造形美を伝えたいと生まれたのがモリスルビーのシンギュラリティカット。

人が決めていた宝石の形を、自然が決める。私たちは磨くだけだという「振り子の方向が逆転した一瞬」そして、そのルビーが世の中に一つだけだという意味をこめて「シンギュラリティカット」という名前にした。

人の技術の正確さを競いあった時代から、自然の造形美を「絶対的な形」と捉えて、それを磨く、より美しい姿にして、次の世代へ受け継ぐ...という人の感性が、いずれ地球をキレイにしていくかも知れない。

そもそも宝石文化の始まりは、母なる地球、宇宙の法則を人間が崇めるところから始まったのだから。

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とても難しい...ピジョンブラッドのルビー

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ミャンマー産ルビー、これはモリスのピジョンブラッドの見本。

品質は、ジェムクオリティという最高品質。ルビーの品質には、この他に冠婚葬祭等で立派に映えるジュエリークオリティ、普段使いに向いているアクセサリークオリティの3段階に分けてみると理解しやすくなる。

同じ大きさのミャンマー産、天然無処理のルビーだとしても、品質によって、売り買いされる時の値段は100倍ぐらいの差が生じることもある。

気を付けなければならないのが「ピジョンブラッド」という呼び方。元々は、素晴らしいルビーを称えるために使われていたが、今では、アクセサリークオリティだと判定する品質のルビーでも、色さえ合致していれば鑑別書(分析結果報告書)に、「ピジョンブラッドレッド」とコメントされる。ルビーの品質は、天然かどうか?宝石の種類はどうか?原産地はどうか?処理の有無はどうか?美しさ、色の濃淡はどうか?欠点はないか?サイズはどうか?など、それぞれをしっかり判定するべきで、色だけでルビーの品質は見分けることはできない。注意してほしいところ。また、宝石ルビーの「価値」を評価する時は、品質だけではなく、それぞれ品質ごとの産出量、市場での人気、それに加えて、伝統と慣習も考えあわせて行う。

太古より宝石の中で最も価値が高いと認識されていたルビーは、人工的に合成されたものの種類も最も多い。人為的に美しさを改良したものも多い。

ルビーは専門に研究し続けなければ、とても品質保証などできない難しい宝石である。

ホンモノのピジョンブラッドのルビーをご覧になりたい方は、是非、問い合わせてほしい。 

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2000万年前に結晶した時のことを覚えているのか? ルビーの原石

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 私のお守りのようルビーの原石リング…

後ろから光を照らすと… 正面の正三角形と逆の三角が現れ、

イスラエルの国旗のような模様が浮かぶ。

約2000万年前に結晶したマイルビーは、その頃から全く変わらない姿で、私にメッセージを送り続ける。

宝石を持つということは、「悠久の記憶」を持つということかも知れない。

人工的なモノにはない感覚。

人間が誕生する遥か前に存在していたモノで、何かの法則をもっていて、それを私が有難い、と思っている。

宝石を代表するルビー、ダイヤモンド、エメラルド、サファイアの中で、人類最古の人工合成石の発明は1883年のフランス、ヴェルヌイ博士の作ったルビー。もう、136年前にはできている。

人類の化学技術の発達はすばらしいことで、私たちの生活を便利にしてくれるし否定はしないが…。

でも、そもそも、その化学も母なる地球...自然の手のひらの上。

宇宙を含めた自然の摂理を理解するためのモノだと気付かせてくれるものなのか?

宇宙は、人間が創ったモノではないし...。

考えてみれば、私たち人間は、地球や宇宙にとって何なのか?

ひょっとしたら人間からみたカビみたいなものなのか?

(他の生命を駆逐するし、放っておいたら環境破壊するし)

だったら、チーズを美味しくするような「カビ」でいたいな、と思う。

 

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こんな素敵なジュエリーになりました

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モリスルビーが「ハシビロコウ」になった。

モリス銀座店の店長とモリスルビーのこと、その魅力を

しっかりとみて頂けるアーティスト、職人さんが

連携してつくってくれた。

何とも、あたたかい雰囲気のブローチ...

2000万年前に結晶した時の地肌が、くちばしの部分

生命力を与えているようだ。

こういうジュエリーは、長~く受け継がれていくだろう。