Whole Elephant Bar Vol.4【これからの教育政策を聴く、語る】
「平日の晩に一杯やりながら、世界の全体”像”について聴き、語る」をコンセプトに開催しているイベント「Whole Elephant Bar」。
第5回目となる今回のテーマは「これからの教育政策を、聴き、語ろう」ということで、文部科学省の現役官僚である久芳全晴(くばまさはる)氏をお招きしてお話をお伺いしました。
久芳全晴(くばまさはる)氏 プロフィール
2003年、文部科学省入省。教育委員会制度、社会教育、高等教育、地域スポーツ、熟議に基づく教育政策形成等の業務に携わる。2006年から2年間、内閣官房教育再生会議担当室に、2012年から2年間、岡山県教育委員会に出向。現在、独立行政法人日本スポーツ振興センターにおいて新国立競技場整備事業を担当。
お話のメイントピックは、最近頻繁に目にするようになった「新学習指導要領」。
小中高校での教育の基本となる「学習指導要領」を約10年ぶりに全面改訂し、2020年度から順次導入される予定です。
これまでの知識偏重ぎみであった教育から、思考力や表現力を主体的に育むアクティブラーニングを重視することなどが大きな方針として掲げられています。
未来の社会を創る要である教育。
その教育がどのように変わっていくのか、知っておくことは大切だと思います。
以下ページから概要を見ることができるので、ご興味あるかたは是非!
久芳さんのお話をお伺いして、一番強く印象に残ったこと。
それは、「大人も共に学び続けなくてはいけない」ということです。
今、日本では少子高齢化がどんどん進んでいますが、2060年には1.2人で1人の高齢者を支える割合になるそうです。
かく言う私も、2060年には80歳。
支えられる側になっています。
でも、これって恐らく不可能ですよね。
定年という考え方はなくなり、
元気な限り、お互いに助け合い、貢献しあいながら生きていく。
その中に、人生の深い喜びと、人としての終わりなき成長がある。
そんな社会になっていくのではないかと思います。
そのためにも学び続けることは必須なんだと、健全な危機感と共にその大切さを感じました。
久芳さん、貴重な時間を本当にありがとうございました。
いろいろなものを引き受けている誠実なあり方にもとても感銘を覚えました。
(投稿者:古江 強)