一口馬主の喜怒哀楽

社台&サンデーレーシングの一口馬主をして感じた喜怒哀楽を赤裸々に綴っています。イスラボニータ(引退→種牡馬)、バンゴール(引退→繁殖牝馬)に出資していました。現在は小休止中。またイスラボニータ、バンゴール産駒で一口馬主になりたい。

イスラボニータLINEスタンプ、LINE Payで買うと実質1円(1/31まで)

1/25~1/31の期間、LINEスタンプをLINE Payで買うと実質1円(=購入金額-1円が還元されるため)で買えるキャンペーンが行われています!(※いずれか1つのみ)

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この機会にぜひ「競走馬スタンプ!イスラボニータ」を実質1円でGETしてください
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イスラボニータ LINEスタンプ 競走馬 馬

 

イスラボニータのLINEスタンプを制作・発売しました!

このたび、イスラボニータのLINEスタンプを制作・発売いたしました!

 

store.line.me


競走馬スタンプ!イスラボニータ」というスタンプ名です。

 

数か月前にマユキ号のLINEスタンプが発売され、馬主さんの許可があれば競走馬でLINEスタンプにできる…という事を知りました。

イスラボニータ LINEスタンプ 競走馬 馬

イスラボニータのLINEスタンプです

 

それならイスラボニータも…と、社台グループ様のご協力を得て、LINEスタンプにする事の許諾を頂き、その他もろもろの約束事(お金絡みアリw)や契約なども交わして、無事に本日発売に至りました。

 

デザイナーでもなんでもないオッサンの私が作成したため、素人仕上がりではありますが、イスラボニータの可愛さに免じてお許しください。

 

画像の使用許可をしてくださった方々にも改めてお礼申し上げます。

 

競馬に限定するとあまり使いどころがないかな~…と思ったので、日常生活や普段のLINEのやりとりに使いやすいセリフにしました。

 

このイスラボニータLINEスタンプをキッカケとして、今後は競走馬のLINEスタンプが増えてくるといいな…という思いもあります。

 

1個120円(LINEにチャージする必要があります)ですので、良かったらお一ついかがでしょうか?競馬友達にプレゼントするととても喜ばれると思います。

 

よろしくお願いいたします。

イスラボニータ、初年度は170頭に種付!

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イスラボニータ、まずまずの種付数

先日、社台SSより在籍種牡馬の種付数が発表されました。

気になるイスラボニータの種付頭数は170頭!

200頭という数字もネットでは踊っていただけに大台には乗らなかったか~という感じ。

でも、G1一勝の馬としては上々の数字ではないでしょうか。

種牡馬は初年度が勝負

社台の種付頭数の推移表を見ても、多くの種牡馬が初年度から2年目は種付頭数が減ります。イスラボニータもおそらくは来年の種付頭数は100~120頭ほどになるのではないでしょうか。

このこと自体はよくある流れなので仕方ありません。

問題は初年度産駒の2歳成績

そして問題は初年度産駒がデビューする3年後でしょう。それこそイスラボニータのように2歳戦の開幕週で勝利を挙げるとか、2歳重賞ウィナーを最低でも1頭、出来れば2~3頭は出したいところ。

イスラボニータ自身の特徴として「早熟性」が挙げられると思います。早くから高い完成度でクラシック戦線の中心を担ってきました。同じ事が産駒にも求められているはずです。クラシック目標じゃなくても、短距離路線でポンポンと2勝してオープン馬になるとか、そういうのが欲しいですね。

種牡馬も過酷な競争が待っている

無事に種牡馬になれた、日本最高峰のスタリオンである社台SSに繋養された事はイスラボニータにとって素晴らしい事でした。大半の牡馬の予後が悲しいものである事を考えれば本当に、本当に。

しかし、種牡馬になったから、社台SSに入ったから、で安穏とした日々を送れるかと言ったらそうではありません。

産駒の成績が芳しくなかったら、アッという間に種付申込みが減ってしまいます。種付数が減ってしまえば、もっと種付数が望める種牡馬との入れ替えが待っているわけです。スタリオンは社台だけではありませんので、即種牡馬引退…とはならないまでも、やはり社台SSにいるのと、日高地方にいるのでは相当に格が違ってきます。格だけで済めばいいのですが、そうではありません。

社台SSにいれば上質な繁殖牝馬との交配が望めますが、日高では繁殖牝馬の格も落ちてしまいます。競走馬の成績は種牡馬もそうですが、繁殖牝馬の質も大事です。結局のところ、イスラボニータはどこにいっても「競走」「競争」とは切っても切れない世界にいるのです…。

そろそろ種牡馬界隈も世代交代

社台SS内でもディープインパクトを頂点とした、過酷な競争が待っています。最近ではロードカナロアがディープ、キンカメの後を継ぎそうな雰囲気になっています。ディープインパクト16歳、キングカメハメハ17歳。種牡馬としての引退は20歳前後が平均的ですので、そろそろこの二強にも引退が近づいてきました。

そうなると次の種牡馬界を背負って立つのはどの馬か?…となるわけですが、現状ではロードカナロアが一歩、二歩リードしてると言ってよいでしょう。アーモンドアイをはじめとして、多くの重賞ウィナーを生みだし、その勢いは衰えるところがありません。

ただ、ロードカナロアの後は大混戦です。

最強馬オルフェーヴルも、種牡馬としてはやや苦戦気味。重賞ウィナーは出してますが、種付数と比較するとやや物足りなく、2018年の種付数は136頭と大きく減らしてきました。

他ではドゥラメンテでしょうか。ただこれも来年デビューの初年度産駒の出来次第でしょう。

イスラボニータにも需要はある

ライバルを見ているとそうそうたるメンバーなので気が遠くなりますが、イスラボニータにはイスラボニータの魅力があります。

  • 種付料が150万とリーズナブル
  • 早熟性、かつ、持続性も望める
  • 距離適性も1200~2000mと広い
  • サンデーサイレンスの血は入っているものの代を重ねており交配しやすい
  • 気性の良さ、身体の丈夫さ
  • フジキセキのラインを受け継ぐ

こんなところでしょうか。特に「フジキセキ」の忘れ形見というところはポイントでしょう。

同じフジキセキ系であるキンシャサノキセキも15歳なので、彼の後釜としての期待も高いでしょう。狙うべきはもちろんポストキンシャサノキセキ。コンスタントに産駒が走り、中には重賞やG1を狙える馬も出てくる…というのが理想的です。

頑張れ、イスラボニータ

イスラボニータの種牡馬生活は始まったばかり。今は楽しみしかありません。早く産駒がデビューして、私自身も再びアツい応援が出来る事を楽しみにしています。

出来るならば、イスラボニータ産駒の一口馬主となって、イスラボニータで叶えられなかったダービー制覇、古馬G1制覇を一緒に喜べたら…と思っております。

WIN-WINな社台レースホース、サンデーレーシング、G1レーシング会員紹介キャンペーンのご紹介(内容パワーアップ)

一口馬主界の重鎮、社台レースホース、サンデーレーシング、G1レーシング(以下、社台と表記)のカタログ配布時期(5月中旬くらい)が迫ってきました。

社台では現社台会員による会員紹介キャンペーンを行っています。このキャンペーンが紹介する側、紹介される側、どちらにもWIN-WINで仮に最終的に一口馬を買わなくても、通常なら3240円払わないといけないカタログ代を払わなくも良い…という素晴らしいキャンペーンになっています。

※今年からは一口馬購入に至った場合は双方に5000円のクオカードが貰えます

 

(馬はたぶん買わないけど社台のカタログ・DVDがタダで貰えるんなら欲しいなぁ)

(買わない可能性は高いけどタダでカタログをGET出来て、一口馬主募集に応募出来るんならやってみようかな)

という方、ぜひぜひご利用ください。

社台のカタログ・DVDは、後のG1ホースの1歳時の立ち姿や歩く映像がある可能性が高いので、単純に馬を勉強するのにとても貴重な資料となりますよ。私は過去10年くらいの、自分に届いたすべてのカタログ・DVDを保管して研究に役立てております。


なお、紹介される方に必要な情報は以下の通りです

※氏名(ふりがな)
※年齢
※職業
※郵便番号
※住所
※電話番号(携帯可)
※送付先希望(自宅か勤務先)

こちらを私ランキンのツイッターにダイレクトメッセージでお送りください。

twitter.com

社台会員の知り合いなんていねえよ…という方、こちらの情報を私にお伝え頂ければ、私で良ければ私から社台の連絡フォームに入力します。

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ランキン馬主への道 その519 バンゴール、ラストランは無念の9着

2018年03月14日

美浦TC
3月10日戦をもって引退、繁殖入りすることになりました。ここまで温かい目で見守ってくださった出資会員の皆様には、あらためて御礼申しあげます。詳細は後日書面にてご連絡します。

 

2018年03月10日

美浦TC
3月10日(土)中山11R・中山牝馬S(G3・芝1800m牝馬限定ハンデ)に53kg石橋脩騎手で出走し、勝ち馬から0秒6差の9着、馬体重は前走から2kg増の438kgでした。
ゲートの出がもうひとつで、最後方からの競馬となりました。道中はそのままの位置でじっとして、3コーナー過ぎから外に持ち出しながら仕掛けていきました。直線では石橋脩騎手のゲキに応えてしっかりと脚を伸ばしました。上がり3ハロン34秒6の脚を駆使して前との差をつめましたが、スローで前が残る流れだったこともあり、勝ち負けからは少し遅れての入線となりました。結果は残念でしたが、諦めずに力を出し切るその姿は「よく頑張ったね」と思わず声をかけてしまうほどのものでした。
レース後、石橋脩騎手からは「ゲートをモサッと出てしまいましたので、開き直って終いの脚にかけました。もっとレースが流れてくれれば良かったのですが、思っていたような展開にはなりませんでした。それでも本馬は最後まであきらめずに良く頑張ってくれたと思います」とのコメントがありました。

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バンゴールはラストランでした。クラブ牝馬の宿命でリミットは6歳の3月までと募集時から決められています。
そんな事はもちろん承知でしたし、まだ走りたいと思っても成績が振るわず強制的に引退させられる馬の方が何十倍と多いのですから、幸せな競走生活だったと言えるでしょう。
薔薇一族の末裔、母ローザブランカはバンゴールの妹でもあるロサグラウカも2戦2勝。オークスの秘密兵器的な存在となっており、既に名繁殖の域に。当然、バンゴールにも繁殖牝馬としての期待は高いでしょう。
一口愛馬が無事に繁殖入りする確率は、牝馬なら多少は高いでしょうが、それでもなかなかの難易度。とにかくホッとしました。
肝心の競走成績、OPに上がってからの3レースの内容はとても納得のいくものではありません。騎手がまったくバンゴールの特性を理解しておらず、持ち味を出せず仕舞い。
バンゴールはギアチェンジの切り替えが下手で、一度スピートが落ちてしまったりするとリカバリーが、あるいは急激なペースアップが苦手なところがある。
中山牝馬Sの石橋脩騎手は、二度目の騎乗ではあったが、やはり理解はしておらず、スタートもミスして馬体をゲートにこすってダッシュが効かず最後方から。この時点で期待はかなり薄いものに。最後も工夫なく大外に出して追うだけ。ならばせめてもうワンテンポ早く追い出さないと勝ち負けには届かない(バンゴールは多少長く脚が使えるのでワンテンポ早く仕掛けるべきであった)。
ラッキーライラックではどうにか勝っているが、まだまだ実力不足の騎手である事は否めない。
もちろん、バンゴールがもっと強ければいいのだろうが、そういう一癖ある馬をどうにか持ってくるのが「上手い騎手」ではないのだろうか。スタートは前回以上にへぐり、何の工夫もないレースを見せられ、残念の一言でした。
上手い騎手はスタート、あるいはスタート直後の補助が違う。ルメール騎手はスタートが上手いし、失敗してもリカバリーが上手い。石橋脩騎手や柴山騎手だとスタートも失敗する確率が高く、スタートで失敗するとイコール位置取りが後方…となってしまう。
つまり、スタート後に出していくと折り合わせる事が出来ない…という事なのだろう。ゆっくり出していって折り合わせるのは技術的に高いとは思えない。競馬は基本的に少しでも前にいる方が有利なのだから、そういうところに拘って欲しいものだ。
愚痴ばかりになってしまいました。
バンゴールはラストランと分かっていたのか、最後の直線でのフットワークはなかなか目を見張るもので、いつになく躍動感のあるフットワークでした。やり方次第で十分勝ち負け出来た出来だったと思われただけに、残念なラストランでした。

バンゴールについての総括はまた別のエントリーで行いたいと思う。

埼玉県大宮駅前にバー「イスラボニータ」があるらしい

日課にしている

「イスラボニータをリアルタイム検索」

したらこのようなツイートが…。

な、なんと、「イスラボニータ」という名前のバーが出来たらしい。

最初は、たまたまイスラボニータという名前なのか思ったのですが…。

ツイートには

「元厩務員経験のあるバーテンダーさんがいる(オーナー?)お店」

…という事なので、明らかに競走馬「イスラボニータ」を意識して名付けられたお店のようです。

元のツイートから勝手に画像を拝借しますが、こんなお店のようです。

お酒飲まないから、こういう大人のお店に行った事は付き合いで行った2~3回くらいしかないのですが、まあ値段はこんなものではないでしょうか?ボッタクリではないでしょう。

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お店の表札?は明らかにイスラボニータっぽいカメラ目線な見返りボニータが…

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店内はこんな感じ。う~む…こういうお店にあまり行かないのでわからんw

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おお、この敷物?欲しい。

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地図で見たら、大宮駅からかなり近いですね。名前や住所で検索してもまだイスラボニータとは出てこないので、まだOPENしたてなのでしょうか?

ご近所のイスラボニータファンの方は、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか?

私もこないだのイスラボニータの新たな門出を祝う会の時にこのお店を知っていたら行ったのですが…。くく~。

 

バー「イスラボニータ」 

BAR「Isla bonita」

住所 埼玉県さいたま市大宮区仲町1-108-6

電話 048-729-5948

営業時間 18:00~3:00(不定休)

 

 

ランキン馬主への道 その518 「イスラボニータ、新しい門出を祝う会」に行ってきた

2018年1月28日(日)に行われた『イスラボニータ、新しい門出を祝う会』に、行ってきましたので、簡単にご報告します。実際に出席された方がこのエントリーをご覧になったら、他の方とゴッチャになってたり、全然話した内容違うよ…という事も多いと思うのですが、会全体としてこんな流れだったよね…という緩いイメージでお許し頂ければ…と思います。

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今回は、妻と参加しました。

なお、酔ってたわけではないのですが、一日経ったらすでにかなりの記憶があやふやになっております…。特に出資者の皆さんや、関係者の皆さんの素晴らしいご挨拶が…誰が何を言ったっけな~とゴチャゴチャ状態です。

開催場所といきなりのサプライズ

場所は原宿駅からほど近い中華料理屋の「南国酒家」。実際にそこを訪れると、同じ場所に二つの「南国酒家」さんがあったので戸惑ったのですが、入口付近にある案内をみると「コチラの店は完全予約制の店舗です」(&予約してない人は向こう側の店にどうぞ)と書いてあったので、今回はたぶんこちらだろう…と入ってみたら当たりました。

入口で多少もたついてる間に、会の出席者と思われる方も我々の後ろに…。よく見ると栗田調教師!

「あ、先生、どうも」(もう少しちゃんと挨拶しろよ…オレ)

とご挨拶。栗田調教師も

「どうもどうも。え~と、ココでいいんですかねぇ…」

という感じでした。会が始まったらチャンスないのか?(実際には全然チャンスありました…)

と思い、いきなり

「先生、すみませんがお写真をご一緒して頂いていいですか?」

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とお願いしたら、ご快諾頂きパシャリ。そして栗田先生向けに事前に考えておいたセリフ…

「あ、マイネルハニーとウィズエモーション、おめでとうございます」(今年に入って勝ち星を挙げた栗田厩舎所属の馬)

「あ~ありがとうございます」

ふぅ…。よし、これでOK!(何がだ…)

会場入り

少しクネクネした入口を抜けると社台のクラブの方がスタンバイしていて受付。今回の会費は12,000円。

私は実際には欠席したので何割かは戻ってきたのですが、イスラボニータが皐月賞を勝った時の祝賀会は10万円くらい掛かったような気がするのですが、今回はかなりリーズナブル。

※豆知識
クラブ馬がG1を勝った場合は基本的に祝賀会があります。社台グループの場合、その馬の出資会員は祝賀会に出る、出ないに関わらず祝賀会の費用が徴収されます。欠席の場合はいくらか返ってきます

G1レースの勝利祝賀会に比べるとかなり会費がリーズナブルになっているので、G1の祝賀会ではないので、今回の会はこぢんまりとやるからなのかな~…という想像をしていました。前回を知らないので比較出来ないのですが、十分豪華でした。今回はビュッフェ形式でコチラの方が私はありがたかったです。

それか、もしかしたら、誰か(出資者orクラブ)が水面下で負担してくれたのかも…という想像も。
会場に入ると、見知ったイスラボニータの出資者の方の姿を見えて、ちょっとした安堵感。

いきなり!痛恨の極み

何人かの方はイスラボニータの写真を持っていて、すでに入場していたルメール騎手にサインを入れてもらっていました。

最初私は

(おっ、写真がもらえるんだな~、んでもって、そこにサインしてもらってるんだねえ…ぐふふ…)

などと思ったのですが、それは大きな過ちでした…。

よく見ると、皆さん全然違う写真だし、写真の大きさも出資者さんごとに全然違うぞ…。これはいったいどういう事だ!?

ない頭が珍しくフル回転…。

いや!違うぞ!写真なんてもらえない、そんなに甘くない!(写真もらえるならこの値段で収まらない!)


そう、出資者の皆さんは、それぞれ各自で事前に、社台提携写真屋さんなり、競馬ブックフォトなりから阪神カップなんかの写真を購入し、それらを持参したうえでルメール騎手にサインをもらっていたのだ~~!


これに気づくまで大体10秒くらいでしょうか…。

入場するなり、まるでイスラボニータが大敗したときのように頭を抱える私…。

痛恨の極み…。


私は、飛行機移動であまり荷物を増やしたくなかったので、下着だけと充電グッズだけを入れた小さな手提げバッグだけで来てしまった今回の旅行…。


「しまった~~~~」(←声に出してる)

「そうか~~~そういう事かぁ~…」(←声に出してる)

「くうううう」(←声に出してる)

 

私は、年に1回行われる「社台グループ会員の集い」では騎手や関係者さんのサインおねだりは禁止、写真はOKだよ…というルールがすごく頭にあって、ジョッキーにサインしてもらう…という事がすっかり頭から抜けていました…。

そうか…、今回は「(サインおねだり)OK」だったんだ…


後悔しても後の祭りです…。

普段、イスラボニータが出走したりするときの遠征では、誰かイスラボニータファンの方がいたり、知り合いに会ったりした時の手土産?用に、重賞制覇記念のクオカードを持っていったりしてるのですが、今回は出資者同士の集まりだから、皆さんクオカードはもっている人ばかりなのでクオカードも持ってきませんでした…。

何一つグッズがない…。

仕方ない…。

せっかくの会なのにめっちゃ落ち込む私…。

気を取り直す

気を取り直して、皆さんがサインもらったりしてるのを羨まし気にチラチラと見てると、蛯名騎手も入場。目の前にいるけど、どう声をかけていいのか分からない…。栗田調教師や、ルメール騎手ならともかく、蛯名騎手にはビミョーに声をかけづらい…!ぐぬぬ…。
そうこうしてるうちに蛯名騎手は社台の関係者や照哉社長に挨拶したりと向こうへ行ってしまいました。
(なにもできねえ)←しなくていいっての

…と思いながら、席についてボーッとすると、目の前の司会席?で原稿らしきものを確認してる女性が…。

守永真彩さん!!

ん?

よく見たら守永真彩さんではないか。イスラボニータファンを公言し、ブログや主演番組でもイスラボニータを贔屓してくださった方です。


これはチャンスと、妻を連れて守永真彩さんにお願い。

「ま、真彩さんですよね?」(みょうじ忘れたので下の名前…)

「あ、はいそうです♪」

「差し支えなければ一緒に写真を撮って頂けますか?」

「はい喜んで」

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優しいお方でした…。

開宴 

そういうしてるうちに開宴!守永さんの司会。

まずは出資者代表の〇〇さん(お名前が分かりません…すみません)。

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多分、個人馬主?の人ですね。いつも口取りでお見掛けしてた方です。

  • 阪神カップの少し前からこんな会を企画していた
  • 勝ってさらにこれはやらねば!という機運も高まった
  • G1勝ってないのに今回の会を開催してくれたクラブに感謝
  • 今回は応援幕を出してくれた方にも来て頂いた(前例はないそうです)

とても立派なご挨拶だったのですが、大部分を忘れてしまったか、他の方とゴッチャになってしまってるかもです…(すみません…)。

吉田照哉社長のご挨拶

続いて照哉社長のご挨拶。

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こちらも間違ってたり、ゴッチャになってるかもですが

・5月21日生まれで2歳新馬勝ったり、6歳暮れのG1みたいなレース(阪神カップ)勝った、こういう馬はあまりいないですよ
・阪神カップは半分G1みたいなもの、ほぼ祝賀会という事でいいじゃない
・故障らしい故障もなかった。この丈夫さというのは素晴らしい武器で、種牡馬としても重要な事
・種牡馬としても非常に期待している

続いて栗田調教師のご挨拶と乾杯の音頭。

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こちらも間違ってたり、ゴッチャになってるかもですが

・イスラボニータと初めて会ったのは1歳6ヶ月の頃、しなやかでイイ馬だなぁ~と思ったのを覚えている
・4月18日に入厩した、いい馬だなあ…と
・イスラボニータが種牡馬になれて良かった
・産駒も当然期待したい

 

イスラボニータの近況

しばらく歓談の後、社台の方から、イスラボニータの近況についての映像が解説つきで流れました


映像の冒頭でカメラ目線になっていて笑われています。

会は続く

進行の順番があやふやですが、イスラボニータの名シーンDVDの鑑賞もありました。

差せ!差せ!差せ!…と声が出てしまいます。

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その後、蛯名騎手とルメール騎手が壇上に呼ばれて、イスラボニータについての思い出。

蛯名騎手「新馬戦の返し馬の時に(こりゃすごいな…)と思ったのを覚えています」

※余談ですが、新馬戦のイスラボニータの返し馬は本当にすごかったですよ。晩年のようなちんたらキャンターじゃなくて、まだ何も分かってなくて、レースの時のような大とび、前脚ピーンで2コーナーにすごい勢いで吹っ飛んでいきました。私は競馬場で「うおおっ…」って声が出ました。動いているイスラボニータの走りを初めてみたのがこの返し馬だったので衝撃的でしたね…。

ルメール騎手の感想はあったようななかったような感じでアッサリと終わらせられてしまい、お二人をいじって、あっち向いてホイや、片足立ちバランスなどのミニゲームをしたり、ルメール騎手の英語を「蛯名でも皐月賞勝ったんだから、俺だったら楽勝だと思った」とか、わざとむちゃくちゃな誤訳をしたりして、お笑いショーになってました。

この時は社台ファームの方が司会をしてくれたのですが、やや場が固まっていたのでどうにかしたかったのかもしれませんね。

その後、守永さんが

「ありがとうございました。イスラボニータの思い出がちょっと少なかったような気もしましたが…(笑)ありがとうございました」

と、フワ~ッと嫌味じゃない感じで言ってくれてので少し嬉しかったですね。個人的には阪神カップの事をルメール騎手の解説付きで聞いてみたかったな~と思いました。

また自由な歓談タイム。

応援幕の人もご紹介

そして、レース毎にイスラボニータの応援幕を貼ってくださった一般のファンの方も今回はご招待されてました。もっとたくさんいたと思いますが、今回は(たぶん連絡が取れたり、出席が可能だった)3名の女性の方が来てくれました。わたちゃんの司会。

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皆様、それぞれのご挨拶として

・栗田厩舎の馬を応援していてイスラボニータも応援していた
・共同通信杯でイスラボニータを好きになった。キャロットに出資していて自分の出資馬の応援幕は作っていたが、出資馬以外で作ったのはイスラボニータが初めて。
・(ありがとうイスラボニータの人のご挨拶)忘れてしまった…ごめんなさい

皆様関東ご在住だったのに、関西のレースでも応援幕を貼ってくださったという事です。改めて、本当にありがとうございました。

その後は出資者の皆さんのご挨拶。時間が押していたので全員ではなく、話した人が次の人を指名する形式で5~6名の方がスピーチ。ゴンザレスさん、ワドサドさん、私のお気に入りブログ主の方も壇上に(カッコイイ!)。

こちらもかなりおぼろけ、間違ってるかもだけど…皆さんそれぞれ

・初めてG1を勝った馬で感激
・イスラボニータに出資している…と話すと話がスムーズになり名刺代わりのような存在になった
・夢のような4年間でした、蛯名騎手、ルメール騎手、栗田調教師、クラブの皆様ありがとうございました
・あ~、もうこれで本当におしまいですね…。寂しいですね(涙目)
・(自分の出資馬で歴代で走ったの代表馬は)ハーツクライだったけど(ドヤァ)、またイイ馬を持てて嬉しい
・(3歳時の)天皇賞・秋のあと、有馬記念行くと皆さん思ったと思うけど、自分としてはJCに行ってほしいなぁと思っていた。そしたら本当にJCに出走したのでビックリしました。

そして楽しい会も終わりに近づき…

最後に社台レースホース代表取締役の吉田哲哉さんのご挨拶。こちらも間違ってたり、ゴッチャになってるかもですが

・1歳くらいの時はまだ弱くて募集に入れるかどうかかなり微妙だった
・募集決定直前くらいに一気に良くなって募集にいれた
・新馬を勝ち、最後もレコード勝ち、すごい
・皆言ってるが丈夫いいのは種牡馬としてもとても武器になる
・ぜひ産駒も買ってね♪

という感じでしたでしょうか。

記念撮影

その後は参加者全員で記念写真。

最後は各自、ジョッキーや栗田調教師、照哉社長などなど、思い思いに記念写真を撮って解散となりました。

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ちょうど照哉社長、哲哉さんとお話しするチャンスがあったので、図々しくも

「イスラボニータの一口馬だったら(社台の)女性会員の新規加入が見込めるから1~2頭じゃなくて4~5頭は募集をかけてほしい」

と訴えましたw苦笑いしながらも頷いて頂けました。

また、私がグッズを持参してなかったのを見かねて、同じテーブルの方が「使ってないから色紙どうぞ」とくださいました。

本当にありがとうございました。

他にも、同じテーブルの方に「ランキンさんですよね」と、思いきりドンピシャリで言い当てられたり、応援幕の方にまで「ランキンさんですか?」と当てられたりしました。

な、なんで分かるの…!?

会場では本名のプレートしかないのに…。

こうやってけっこう画像とかUPしてるし、分かる人にはバレバレなんでしょうね…(汗)。


もっと皆さんとお話し出来たら良かったのですが、なんせイスラボニータが2頭目の出資馬、お顔は知ってても、皆様の出資馬とか出資馬歴を小耳にするとスゴイ馬ばかりに出資されてる人が多かったり、十年以上も出資されてるような大先輩出資者ばかりなので…。

どうしても小さい身体をさらに小さくして場にいるだけになってしまいますね…。

せっかくなので用意してた原稿の公開

もしかしたら、自分がスピーチするのかも(今となっては恥ずぃ)…と用意してた原稿、無駄にするのもなんなんでここにUPしときますw

ズラズラと思いついた事を書いてたら、めっちゃ長くなったので、実際にスピーチする事になったらほぼボツにして、最後の方だけを話そうと思っていました。

一番伝えたかったその部分は、照哉社長、哲哉さんに直接お願いできたので、自分としては当初の目的は果たせたので良かったです。


===幻の原稿 ここから===


〇〇〇〇と申します。

私はイスラボニータが2頭目の出資馬でした。デビュー前の坂路ですごい時計を出すので、これは一つ二つは勝てるのではないか?

と期待したところ、大出遅れながらも快勝して、自身の一口初勝利、初の口取りを味わせてくれました。

その後の皐月賞までの快進撃は出資者、関係者の皆さまのご存知の通りです。蛯名騎手、ありがとうございました。

ダービーは残念ながら枠の差や、故障やアクシデントで前の馬が次々にいなくなってしまい、早めに目標、完全にマークされた展開にも泣いて無念の2着。

蛯名騎手や栗田調教師、また社台レースホース本家としても久々のダービー制覇を逃し、今でも悔しい気持ちです。

セントライト記念以降は、脚の不安が出て長期休養だったり、枠がことごとく外だったり、雨が残って良馬場でも実際には緩い馬場だったり、テンションが上がりすぎて出遅れてしまったり、皐月賞までの反動が出てしまったかのように運や展開に見放されたようなレースが続きました。

なによりも、イスラボニータの完全燃焼した…というレースを見せてないだろう…というレースが続いた事がとても悔しかったです。

それだけにマイラーズCで、これも大外枠だったのを馬群のスキを見て最内に入れて、エアスピネルとの叩き合いを制して勝ってくれたルメール騎手に感謝しますし、イスラボニータのキレ、強さを改めて見せつけた事が嬉しかったです。

安田記念では絶好の馬場だったのにまたしても外枠、そして痛恨の「ノースペース」。でも、安易に外に出さず、勝負にいっての結果だったので受け入れています。

昨年のマイルCS、またしても外枠でしたし、前日の雨で馬場も緩く、そして直線での不利。よく5着まで来ましたが、イスラボニータの能力を出し切ってないレースで本当に残念でした。

まだ全然やれてるので、7歳になっても現役を続けるのではないか…と思われた矢先の引退、種牡馬入りの報告。もうレースでの事故を心配しなくて済むし、天下の社台SSで種牡馬入り出来る安堵感と言いますか、喜びもありましたが、「このまま本当の能力を見せないままで終わってしまうのか…」という残念さの方がやはり上回りました。

阪神カップ。12月の阪神とは思えないような絶好の馬場、JRAがようやくプレゼントしてくれた1枠2番。せめてG1で1回くらい忖度してくれても良かったのに…とも思いましたが、とにかく、完全燃焼できるようなレースをして欲しい…と見守りました。

ダンスディレクターに並びかけたところで一瞬脚色が同じようになってしまい、うわああと思ったのですが、皆さんの思いがのりうつかったかのように最後の最後にフワッ…と交わしました。妻や仲間の皆さんと抱き合って喜びました。

サクラバクシンオーのスーパーレコードを更新のおまけつきで嬉しかったです。勝った事はもちろんですが、あのレコードは阪神の馬場や1400mという距離もあって、しばらくは破られない気がします。イスラボニータの名前が残る…という事が嬉しいです。

吉田社長にお伝えしたいのは、イスラボニータ出資者の熱意はクラブ歴でも相当なものだと思います。イスラボニータの産駒が出たら、1~2頭…といわず、3~4頭はクラブに回して頂ければ…と思います。

ここにいるイスラボニータの出資者はもちろんですが、阪神カップの口取り式を、スタンドから写真に入りきらないくらい囲んでくれた一般のイスラボニータのファンだった皆さまのクラブ新規入会も十分に見込めます。どうか前向きにご検討ください。

そして、「ダービー勝つだろうからいいだろう…」と皐月賞の祝賀会に出ないという痛恨の失策をした私に、今回はG1を勝ったわけでもなく、あまり例がないと思うのですがこのように、再び蛯名騎手、ルメール騎手、栗田調教師、吉田さん、関係者の皆さんに直接お礼を言え、出資確定から約6年。喜怒哀楽を共にした出資者の皆様とお会いできる、このような場を設けて頂いた社台サラブレッドクラブにお礼申し上げます。ありがとうございました。

 

===幻の原稿 ここまで===

 

以上、「イスラボニータ、新しい門出を祝う会」のご報告でした。

ダラダラと書いてしまいましたが、多少なりとも雰囲気が伝われば…と思います。出資者の皆さん、お忙しく、お疲れの中出席してくださったルメール騎手、蛯名騎手、社台関係者の皆様、応援幕の皆さま、ありがとうございました。

 

イスラボニータの種付料150万、ロゴタイプの種付料80万は妥当

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イスラボニータ、ラストランの阪神カップを制覇!笑顔と涙の大団円!自分のブログなのに何度も読み返して未だに感動に浸っております。

※画像提供いときちさん

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さて、競走生活に別れを告げたイスラボニータ。気になる種付料が発表されました。社台SS公式サイトによりますと受胎確認後の150万円だそうです。

巷ではこの150万円という価格をめぐって

異論派
「G1三勝(朝日杯、皐月賞、安田記念)のロゴタイプが80万円で、G1一勝(皐月賞)だけイスラボニータが150万は高い」
「ロゴタイプのが良血なのに…」
「一緒に走ったレースをみてもほとんどロゴタイプのが先着してるのに…」


妥当派
「フジキセキやキンシャサノキセキの成功を考えれば、イスラボニータもそれなりに走る馬を出しそう」
「イスラボニータやキンシャサノキセキのように長く走れるのは大きい」←ロゴタイプもそうなんだけどね…
「フジキセキの最高傑作なんだからこれでも安いくらい」

さて、私といえばもちろん150万円の種付け料は妥当、むしろ安いくらいでしょっという立場です。

色んな意見があっていいと思いますが、競走馬としての実績と種牡馬としての期待値は、分けて考える必要があると思います。

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オススメの競馬本『「ROUNDERS」vol.4 特集「馬見 サラブレッドの身体論」』の紹介

一口馬主にオススメの本がある

このブログを見にきてくれる方は、イスラボニータが好きとか、一口馬主をやっている…とか、一口馬主に興味がある…というような方が多いと思います。

今回は既に一口馬主をやっている人、または一口馬主に興味があるんだけど…という方にオススメの本を紹介します。

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「ROUNDERS」vol.4 特集「馬見 サラブレッドの身体論」

「ROUNDERS」vol.4とは

この本は「ガラスの競馬場」という、コラムあり、馬券術指南あり、コース解説ありの素敵な競馬ブログを運営されている治郎丸敬之さんが中心となって執筆された本です。

「ROUNDERS」は現在のところ、vol.1から4まで出版されており、その最新号となりますね。

この「ROUNDERS」vol.4はサブタイトル「馬見 サラブレッドの身体論」にあるように、馬体の見方にスポットライトを当てた巻です。

冒頭は二ノ宮調教師のインタビュー。いきなりボリューム満載、玄人好みのインタビュー内容にアッという間に引き込まれます。馬の基本的な見方から始まり、エルコンドルパサーの追い切りは

”併せ相手が一頭だと(エルコンドルパサーについていけずにラストまでもたずに)脱落してしまうので、前後半に分けて一頭ずつ用意して二頭でやった”

というような秘話が散りばめられています。

目玉コーナーは「馬見」特集

そしてこのvol.4のメインとなる特集コーナーは「馬を見る天才になる!」という「馬見」についての内容。

治郎丸さんは(飛節とか、前胸など)「専門用語をあえて使わず、なるべく誰にでも分かるような言葉で説明していく」との事。

また、クイズ形式で「二頭の馬の胴体、どっちが長いか短いか?」と、具体的な(当時の)直近の重賞ホースの写真を掲載したうえで解説。

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そんな感じで「脚の長い、短い」「首の長い、短い」「背中の角度」「目つきの良い、悪い」「毛ツヤの良い、悪い」などを写真を載せ、対比したうえで解説してくれます。

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最後には実在(当時の)現役ホースを名前を載せないで「あなたはどう見る?」というようなページが続きます。

治郎丸さん、実は最終的には「正しい馬の見方なんてない」と結んでいます。それは馬見というものは、馬の体のどれか一点、二点だけをチェックすれば良いというものではなく、それこそ何十、何百、何千と無限にポイントがあり、かつ、部分ごとに見たってダメだ…と。あくまで全体的としてどうなのか…というのが大事と説いている。

まったくもってその通りだが、初心者にはそもそも「胴が長い」とか「短い」とか言われたって分からないので、実在馬の写真で対比して見れるのはとてもありがたいのです。

(なるほど、これが「胴が長い」という事なのか)

と、しっくりくるわけであります。

「ROUNDERS」のこぼれ話

イスラボニータが皐月賞を勝った日、レース後、お知り合いさんが西船橋駅の近くで祝勝会をしてくださったのですが、そのメンバーの中にこの「ROUNDERS」シリーズの編集人である荒木さんもいらっしゃいました。

ちょうどこの「ROUNDERS」vol.4の仕上げの時期だったようで忙しそうでしたね。

裏話として聞いたのは、この本に使われている馬の写真の使用料は相当に高額だったらしく、ボヤいていました。

ここからは私の想像ですが、馬の写真もほとんどがカラーで掲載してますから、印刷代もかなり掛かった事でしょうね。

その当時から「さすがにネタが尽きた」(だったと思います)という事で、このvol.4で一旦一息つく…という事でした。それ以降続刊が出ていません。

その時もお伝えしたのですが、その後治郎丸さんも一口馬主を始められたという事もあるし、ぜひvol.5として「一口馬主の世界」なんてサブタイトルで最新号を制作してほしいなあ…なんて思っています。

「ROUNDERS」は自信をもってオススメ出来る本

他にも写真家さんのコラムがあったり、パドックでの見方があったりと読み応え十分です。

シリーズ全般に言える事ですが、この「ROUNDERS」は、かなり硬派でボリューム満載の内容です。それでいて、読みやすい文章・レイアウトになるように工夫されており、ページをめくる手が止まらない、一度読んでも何度でも読み返したくなるようなスルメのような本です。

競馬新聞とかだと(競馬をしない人からの視線的に)ちょっとカバンに入れづらいですが、この本は他人に見られても全然平気だし、逆にこの本がチラッとカバンが見えてしまったら多くの人は

(え?何その本、ちょっと見せて)

と興味がわいてくるようなカッコイイ装丁です。

実際に中を開いてみせて、馬の事を知らない人にも「ほら、馬って一頭一頭全然違うんだよ」なんて事を本を見せながら話しをしたりも出来ちゃいます。


約2000円と決して安くはない価格ですが、それに見合うだけの、それ以上の価値がある本であると、自信をもってオススメします。


一口馬主をやってみたいけど…とか、一口やってるけど全然走る馬を当てられない…という方に。単に競馬が好きな人で、ちょっと時間ができたり、電車の中で読むにももってこいです。

ランキン馬主への道 その517 イスラボニータ、引退レース阪神Cをレコード勝ち、有終の美を飾る!

2017年12月23日 2017年12月23日

美浦TC


12月23日(土)阪神11R・阪神カップ(G2、芝1400m)にルメール騎手57kgで出走、馬体重は前走から4kg減の482kgで、3歳の有力馬が多数揃うなかで2番人気に支持されました。やや立ち遅れ気味のスタートでしたが、内枠を利してすぐに5~6番手の先行集団につけて、その後の道中は折り合って7番手を進みました。直線は前が開かずに厳しいかに見えましたが、わずかに空いた隙間をついて伸びてきて、ゴース寸前でハナ差抜き去って1着でゴール、通算8勝目の勝利となりました。しかも勝ち時計の1分19秒5はレコードタイムで、ラストランを鮮やかに飾りました。


殊勲のルメール騎手からは「まずまずのスタートを切れて、武豊騎手の馬の後ろをマークする形で進めました。直線の入口では手ごたえも良くて、追い出したらしっかり伸びてくれました。直線では何度も手前を替えて、苦しかったかもしれませんが、最後きっちり捉えてくれました。勝たないといけないスペシャルなレースを勝つことができて、本当に良かったです」との勝利コメントがありました。また、栗田博憲調教師は「引退レースでもあったので、万全に仕上げたつもりでしたが、馬もそれに応えてくれて良かったです。ここまで無事に走ってくれましたし、本当にありがとうございました」と感動の面持ちで話してくれました。


なお、このあと本馬は既報どおり種牡馬入りします。本日中に美浦TCへ引き揚げて、週明けの12月26日(火)に長い間過ごした美浦TCを退厩し、山元TC経由で社台スタリオンステーションへと移動する予定です。皆様のこれまでのあたたかい応援、ありがとうございました。なお、引退と種牡馬入りの詳細につきましては、あらためて書面にてご案内させていただきます。

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ランキン馬主への道 その516 イスラボニータ、ラストラン阪神C出走へ!

2017年12月20日

美浦TC
今週12月23日(土)阪神11R・阪神カップ(G2、芝1400m)にルメール騎手57kgで出走を予定しています。同レースはフルゲートに満たない17頭立ての見込みです。きょう20日(水)の最終追い切りは、ウッドチップコースで5Fから68.5-53.3-39.4-12.9秒の時計をマークしました。
栗田博憲調教師からは「先週しっかりとやってあるし、土曜競馬なのと関西への輸送があることから、きょうはオーバーワークにならないよう息を整える程度の内容でした。すべて順調で、無事に出すことができるのが何よりです」との報告がありました。ラストランに向けて態勢は整いました。

※画像は新馬戦のイスラボニータ、若い!

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ランキン馬主への道 その515 イスラボニータ、阪神Cを最後に現役引退が決定

2017年11月24日

美浦TC
前走レース後は脚元に異常はなく、馬体に疲れも感じられないことから、すでに坂路入りして軽めキャンターの調教を開始しています。
次走は当初のスケジュールどおり12月23日(土)阪神・阪神カップ(G2、芝1400m)を目指すことにして、引き続きルメール騎手が騎乗予定です。
来年7歳となる本馬はこのようにまだまだ元気一杯です。しかし、クラシックホースでもある本馬には、次の大切な役割が残されているのは皆様もご承知のとおりです。そこで、次走予定の阪神カップをもって現役を引退、来年度から社台スタリオンステーションで種牡馬入りすることにいたしました。生産地ではすでに来年度の種付け申込みがスタートしている状況で、いまが種牡馬入りに最もふさわしい頃合いであるとの判断に至った次第です。
本日11月24日(金)には、「次走阪神カップを最後に種牡馬入りのご案内」を書面でもご送付いたしました。また、詳細につきましては、阪神カップのレース後に再度ご案内することとさせていただきます。

 

2017年11月22日

美浦TC
前走を振り返って栗田博憲調教師は「直線の入口で他馬に横から弾かれて態勢を崩してしまい、そこでもう馬自身が嫌気を差してしまったみたいです。状態が良かっただけに、完全な不完全燃焼でした。さいわいレース後の上がりからきょうまでは問題ありません」と話しています。このまま在厩して状態をみながら、問題ないようであれば、12月23日(土)阪神・阪神カップ(G2、芝1400m)を目指すことにします。ここは再度ルメール騎手に騎乗依頼済みです。

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ランキン馬主への道? その514 イスラボニータ、マイルCSは消極的騎乗により消化不良の5着

2017年11月19日

美浦TC
11/19(日)京都11R・マイルCS(G1・芝1600m)に出走、馬体重は486kg(+2)でした。
五分のスタートから中団から後方の10~11番手を追走していきました。良い手応えで徐々に進出し、直線では馬場の7分どころから追い込みに懸けました。そこで挟まれる不利があり、その後は本馬なりに伸びたものの、上位馬の決め脚に及ばず、勝ち馬からハナ+1/2馬身+3/4馬身+クビ差の5着まででした。
ルメール騎手は「直線に向くまで良い手応えでレースが進められました。ただ、直線に向いて不利があり、バランスを崩しかけてしまって…。その後は立て直して伸びてくれてはいたのですが、飛びが大きく瞬時に対応できなくて残念です。できればパンパンの馬場でレースを行いたかったですね」とコメントしています。

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ランキン馬主への道? その513 イスラボニータ、悲願のG1二勝目に向けて三度マイルCS出走へ!

2017年11月15日

美浦TC
今週11月19日(日)京都11R・マイルチャンピオンシップ(G1・芝1600m)にルメール騎手57kgで出走を予定しています。同レースはフルゲート18頭のところ、本馬を含めて18頭の出走表明にとどまっています。きょう15日(水)はルメール騎手が跨り、ウッドチップコースにて5Fから66.6-51.6-38.4-12.9秒の時計を馬なりでマークしました。
騎乗したルメール騎手は「落ち着いていたし、動きはグッドでした」と話しており、栗田博憲調教師「ここまでしっかりと調整していますし、けさは整える感じでしたが、状態がいいのもあって時計は出ましたね。不安なく、レースへ送り出すことができます」と自信を込めて、コメントしています。

 

2017年11月09日

美浦TC
来週11月19日(日)京都・マイルチャンピオンシップ(G1・芝1600m)にルメール騎手で出走を予定しています。きのう8日(水)ウッドチップコースで速めを追い、6Fから80.4-64.7-51.1-37.6-12.7秒の時計を馬なりでマークしました。オープン馬・ディバインコードと併せて、余裕十分でゴールを駆け抜けています。
栗田博憲調教師は「圧巻の動きでした。来週が楽しみです」と話していました。

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上の写真が今回、下の写真が9月下旬のものです。明らかに引き締まってきているのが分かりますよね。

イスラボニータ、今日マイルCSに向けての最終追い切りを済ませました。この日はサッと流しただけ。今日の走りで調子うんぬんを語るのは誰にも出来ません。


しかし、実質的な追い切りであった一週前追い切りで見せたパフォーマンスは素晴らしいものがありました。


80.4 -64.7 -51.1 -37.6 -12.7 ディバインコード(古オープン)一杯の内を0.5秒追走同入
長めをしっかりと追いつつも、馬なりでこの時計。かといってダラダラと走ったわけではなく、ビシッとした緊張感の中でのリラックスした走りでした。上手く言葉で伝える事は到底出来ませんが、栗田調教師のいう
「6歳にしてようやく完成」
は、一口馬主として5年間見守ってきた私としても同じ想いです。2歳新馬を勝ち、2歳重賞を勝ち、クラシックも制した馬だけに「ずっと前から完成してるだろ」と思うファンもいるかもしれません。


しかし、天才ランナーとして皐月賞を制覇した時はまさに「素質」だけでの勝利でした。その後、3年の時を経て、ついに見せた完成形は実に地味なカタチとなりました。2~3歳の頃に見せた高脚は見せなくなりアクション的には地味に。上下運動も少なりなり地味に。


一言でいえば「地味」。これが完成形です。しかし、地味がゆえに「無駄がない」走りになりました。

 

無駄がなくなったのでスタミナをロスしなくなりましたし、不得手なハズの不良馬場でも以前よりものめらなくなり、最低限の走りが出来るようになりました。

 

イスラボニータにあと必要な事は「運」でしょう。


馬場的に、今週の土曜日に雨が降るので内が悪くなる可能性はあります。ありますが欲しいのはやはり「内枠」です。馬群の中でエネルギーを溜めて、直線の早めで一気にそれを爆発させたいですね。

 

土曜日の朝方に雨が降り、その後の雨はないようなので、馬場が不良になる事はないと思います。重もないでしょう。おそらくは「ヤヤ重」でのレースでしょう。今のイスラボニータならヤヤ重なら一応の実力は出せます。100%ではないでしょうが、95%くらいは出せるのではないでしょうか。


ある程度前からいけば、馬場のいいところを選べます。もし馬場が「良」ならば、それでもパンパンの良ではないにせよ望ましい事ですね。

 

ライバルは前走で異常なまでの重馬場適性を見せたエアスピネルでしょうか。無難な騎乗をしてくる武豊騎手から思いきった騎乗も出来るムーア騎手に替わった事はプラスでしょう。


サトノアラジンはどうでしょうか。天皇賞は走ってないから疲れはない…という事ですが、毎日王冠から天皇賞、さらにこのマイルCSと中2週続き。そのうえこの後香港にまで行くそうです。なるべく馬を使ってほしいと思う私ですが、このローテはちょっと可哀そうですね。パンクしない事を願っております。たぶん、今回のマイルCSでは凡走すると思います。レースでは走ってなくてもレースに向けて仕上げてますから、疲れがないって事はないんです。


レッドファルクス、怖いですね。安田記念でも先着されてしまいましたし、スプリンターズSをきっちりと勝ってきました。ただ、今回はMデムーロ騎手からCデムーロ騎手への乗り替わりです。弟もイイ騎手でしょうが、G1におけるMデムーロの勝負強さは異常ですから、それがなくなる事は大きなマイナスでしょう。

 

連勝できたサングレーザーや逃げ一発がありそうなマルターズアポジーなど、クセ者もいますが怖くはありません。

 

イスラボニータがきちんとイスラボニータらしい走りをすれば勝てる相手…としか思えないんですよね。

イスラボニータが今回勝てば、皐月賞以来のGI制覇となり、1998年朝日杯3歳S(現朝日杯FS)と2002年安田記念を制したアドマイヤコジーンの3年5カ月19日を抜いて、GI競走の最長間隔勝利記録(3年6カ月29日)となるそうです。


これ、やっちゃいそうな気がしてなりません。


そもそもイスラボニータは「データブレイカー」、フジキセキ初のクラシックホースだったり、外枠不利を跳ね返したり、ローテ不利を覆したりの連続です。ここで、アドマイヤコジーンの偉大な記録を打ち破ってほしいですね。


そもそも、イスラボニータは典型的なフジキセキ産駒なんです。フジキセキの一流馬はカネヒキリ、サダムパテック、キンシャサノキセキ、ストレイトガール、ファイングレインなど、共通するのは一時期スランプに陥りながらもその後再び大きいレースを勝っているのです。


キンシャサの初G1は7歳の時ですよ。ストレイトガールも6歳の時。早くから素質を見せますが、息の長い活躍をして、晩年で完成するのが「フジキセキ産駒」なんです。

 

この「フジキセキ」伝説を完成させるのが今回のイスラボニータのマイルCS…というストーリー。現実のものとなりそうです。