リクナビNEXTがリニューアルされたので、ポイントをまとめてみた
ちょっと遅くなりましたが、2/8にリクナビNEXTがリニューアルされたので、そのポイントをまとめてみました。
まず最初に今回のリニューアルの対象ページは以下です。
・TOPページ(PC・スマホ)
・応募フォーム(PC・スマホ)
TOPページ
【TOPページの変更ポイント】
①1度の遷移で求人の検索結果ページに移動できるようになっている
②ユーザーの行動履歴に合わせた情報の優先順位が向上
③「新着求人」や「求人特集」がページ下部へ移動
④ページ中段にコンバージョン関連のボタンを配置
①1度の遷移で求人の検索結果ページに移動できるようになっている
リニューアル以前は職種から求人を探そうとした場合、最初に「職種から探す」の「営業、事務、企画系」という大きな職種のグルーピングを選択して、次のページで詳細な職種「各種営業・人材斡旋」のように選択していましたが、今回のリニューアルでこの遷移に変更がありました。
リニューアル後は、大きな職種のグルーピングを選択するとモーダルウインドウが展開し、TOPページ内で詳細な職種を選択できるようになっています。それにより、従来のカテゴリページを通ることなく、求人の検索結果ページに遷移できるようになっています。
②ユーザーの行動履歴に合わせた情報の優先順位が向上
ユーザーの行動履歴に沿った情報が表示されるようになっています、ログイン後のレコメンド機能はまるでアマゾンのようです。
・「最近チェックした求人」、「前回の検索条件から探す」がページ上部に移動
・ログイン後はレコメンド機能が充実
③「新着求人」や「求人特集」がページ下部へ移動
個人的に最も衝撃だったことは、「新着求人」や「求人特集」がページ下部に移動したことです。なぜ驚いたかというと、一般的に「新着求人」や「求人特集」は商品枠といわれ、枠を買って求人の露出を増やすためのエリアだからです。つまり、商品の優先順位を下げて(短期的に売上を下げて)でも、ユーザーに求人を検索してもらうための行動を促したいというサイトとしての意志が見えました。
④ページ中段にコンバージョン関連のボタンを配置
ログアウト時の「あなたの登録情報にあった求人」のエリアは、会員登録・ログインを案内するようになっており、TOPページを見終わって離脱しそうなユーザーにさらにサイトを見てもらうための工夫がされています。
応募フォーム
【応募フォームの変更ポイント】
①応募前に必要な項目を埋めていれば、何も入力せずに応募できる
②募集職種別に入力項目の選択、さらに必須・任意を選択できる
③下書き保存機能が追加
①応募前に必要な項目を埋めていれば、何も入力せずに応募できる
事前にマイページで情報を入力しておけば、何も追加で入力することなく応募することができます。また、編集したい項目がある場合は、「全てのレジュメ項目を表示」を押せば、応募に必要な全ての項目を表示されるので、そこから個別に項目を変更することができます。
②募集職種別に入力項目の選択、さらに必須・任意を選択できる
例1)一般的な入力項目(企業からの質問、プロフィール、学歴・語学・資格、職務経歴)
例2) 入力項目が「プロフィールのみ」
③下書き保存機能が追加
リニューアル前には存在しなかった下書き保存機能が追加されています。下書きを保存した求人は求人ごとに保存することができ、マイページから下書き保存した求人を一覧で確認することができます。
■下書き保存中の求人一覧
感想
とことんユーザーに目を向けたリニューアルだなというのが僕の所感です。何て当たり前の話をしているのかと思うかもしれませんが、リクルートが得意とするマッチングビジネスは企業から広告費をいただくことで成り立っていますが、今回のようなユーザーに向けたリニューアルが必ずしも企業のためにはならないからです。例えば、応募フォームの情報をカスタマイズできるようになることは良いことですが、その一方で企業に余計な手間をかけねばなりません。また、企業に動いてもらうには営業担当の働きかけが必要となり、営業担当の負担も小さくありません。
今回のリニューアルは、リクルートはユーザーのために小さくない負担を受け入れようという姿勢が表れていて、すごく良いなに感じました。
今後、今回ご紹介した以外のページも順次リニューアルされるとのことなので、楽しみにしています。