四章 宇宙の根本摂理 ─因果律
(1)あなたの霊性 の高さは人生をいかに生きてきたかによって決まります。この摂理はすべての人間に例外なく当てはまることであり、どう繕ってみてもごまかしは効きません。私が〝摂理〟 という時それは大自然 の法則のことを意味し、根本的には原因と結果の法則 、すなわち因果律 のことです。 自己中心の生活を送れば、その結果としていじけた性格ができ上がります。なぜなら、利己的になることは霊性 がいじけていることを意味するからです。他人を思いやる生活を送れば、それはあなた自身のことも思いやることになります。霊性 が高まるからです。この法則に例外はありません。 (2)摂理は完全です。ひたすら人のためを心掛けた生活を送っていれば、その人を通して大霊が働きます。あなたにもその可能性があり、すべての人に例外なく言えることです。〝それは無理です〟とあなたがおっしゃっても私は〝可能です〟と申し上げます。摂理は完全であり 、ごまかすことはできません。その点をよく理解して実行に移さないといけません。 (3)幸運(ツキ)というようなものは存在しません。
法則の働きがあるのみです。
たまたまそうなったというようなことは一つもありません。
法則によって規制されている宇宙においては、すべての出来事は原因と結果 の関係で生じているのです。 (4)個人であろうと集団であろうと、民族であろうと国家であろうと、摂理に反したことをすればそれ相当の代償を支払わねばなりません。
私はつねづね摂理の働きは完璧 ですと申し上げております。
その結果が人間の目には見届けられないことがあります。 が私は、原因と結果とが前になり後ろになりしながら機能していることを確信しております。それが法則だからです。
このことは何度も申し上げてきました。
が、ここで改めて申し上げます───すべては法則であり、神の摂理 の働きでしかないのです、と。 (5)神の摂理 に逆らった生き方をする人は、みずから酷しい収穫を刈り取らねばなりません。摂理に素直に従って生きる人は、物的な面においても霊的な面においても、幸せと豊かさを手にすることになります。 (6)流血の悲劇を何度繰り返してもなお懲りない為政者が牛耳る地上では、それが生み出す苦難や悲哀の中で摂理を学ぶしか方法がありません。
本当は愛と互助の精神を発揮する行為の中で学んでほしいのですが、それが出来ない以上、摂理に逆らったことをして痛い思いをするほかはありません。
地上で〝偉い人〟が必ずしも霊界でも偉いとは限りません。
こちらでは魂の偉大さ、霊性 の高さ、奉仕的精神の強さが重んじられます。こうしたものは物的な金ピカの輝きが消えたあとも末永く残ります。 (7)霊的な目が開かれ、霊力によってもたらされる愛を受け、霊的真理の啓示を手にした者がそのあとで人のために役立つことを何一つしないようでは、神から大きなお咎め を受けます。 なぜなら、知らずに怠けたのではなく、知っていながら怠けたからです。霊能者の中には折角の霊的能力を銀貨三十枚で売っている人が大勢おります。(マタイ26・14~16参照) (8)既成宗教に籍を置く者はいずれ、これまでの犯した過ちのすべてに責任を取らねばならない日がやってまいります。
摂理を免れる方法はありません。
神の目はごまかせないのです。特に霊の声を聞いた者(心の奥では気づいている人)はその反動は大きくなります。その声に素直に従えない者は、何も知らずに信じている者より大きな報いを受けます。 (9)クリスチャンになったからといって、それで〝地の塩〟(地上の人間としての理想像)になったわけではありません。どこかの教会に所属したからと言って〝地の塩〟になるわけではありません。
こちらの世界へ来ると、地上でどういう肩書きをしていたかは問題にされません。
特定の教義を擁護しても何にもなりません。
評価されるのはただ一つ───地上生活において内部の霊性 をどれだけ発揮したかです。
VIDEO youtu.be シルバーバーチ の霊訓 宇宙の根本摂理、因果律 1~9
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(10)この大宇宙を開闢(カイビヤク)させた力、物的身体に息吹を与えた神、全天体、全法則の統治者である大霊、千変万化の生命活動となって顕現している霊、人類の全歴史を通じて各時代ごとにさまざまな予言者や霊媒 を通して真理を啓示してきた父なる神、すべての生命に宿り、
すべての生命の背後に存在するエネルギー、 それほどの偉大な存在が、牧師が数滴の水を新生児に垂らしたからといって喜び、垂らしていないからといって困った思いをなさることはありません。 (11)大切なのは各自の良心に恥じない生き方 をするかどうかということです。
赤ん坊のからだに水を二、三滴振りかけたからといって摂理がごまかされるものではありません。
原因があって結果が生じる───この法則は変えられないのです。 (12)洗礼によって魂は少しも影響を受けません。他人が代わって魂を成長させることはできないのです。地上生活を生きていく、
その生き方によって自分で成長させなくてはいけません。 間違った行為による報いは他人によって取り払ってもらうわけにはまいりません。
それを償うに足る行為と、その過ちがもたらす苦しみに耐えることによって、自ら処理していくほかはありません。 (13)新たに法則をこしらえる必要が生じることは決してありません。
全法則が用意されているからです。宇宙の経綸にとって必要なものは今も全て存在しますし、これまでも存在しましたし、これから先も間違いなく存在し続けます。
大霊は全知全能ですから、あらゆる存在の相に必要なものは全て予期しておられます。 (14)摂理は完全であり、自動的に作動します。
誰一人それから逃れられる人はいません。
自由意志も摂理の中に組み込まれております。
その働きは一定の進化の段階まで到達すると分かるようになります。 (15)あなたは個性を築き魂の進化を促進するためにこの物質界へ来ているのです。利己主義の道を選べば、それなりの代償を払わないといけません。 人道主義 の道を選べば、人間的成長という形での報いがあります。そうしたことはすべて摂理のもとに規制されており、
いかに立派な教祖様 でもその働きを変えることはできません。 (16)身分、職業、血筋、地位や肩書、肌の色や国家の別、こうしたものには一切かかわりなく、
人間のすべてに〝人のために役立つことをするチャンス 〟が用意されています。
それを怠ると、それだけの代償を払わされます。その摂理には誰ひとり干渉することはできません。
イエス も言っております───〝蒔いた種は自分で刈り取らねばならない 〟と。 (17)当然のことながら過去は今体験している結果の原因をこしらえたわけですが、その結果に対する現在の対処の仕方が、代わって将来の結果を生み出す原因となるわけです。
ですから、今こそ良いタネを蒔くように努力するのです。幼児に説教するようなことを言うようですが、しかし、それが真実なのです。 シルバーバーチ の祈り ああ、真白き大霊よ。あなたの法則が全宇宙を支えております。
あなたは全生命の責任者におわします。あなたの創造なされたものだからでございます。
物質の世界の子等にもあなたの神性をお授けになられました。 あなたのは子等をご自身に似せてお造りになられました、
その魂にあなたの霊力を植え付けられ、それが子等を永遠にあなたと結び付けております。
それは、子等も進化するにつれて、より一層あなたに似た存在となりうることを意味します。 ああ、神よ。
あなたは無窮の過去より全大宇宙を治め、無窮の未来にわたって絶対的な支配者におわします。何となれば、あなたは全生命の始原たる大霊にあらせられるからでございます。 あなたは全存在を支え、生命の全側面に顕現しておられます。それは物質の世界であろうと、はるか高き次元の霊の世界であろうと、意識ある存在に例外はございません。 このたび私たちはあなたのお召しにあずかり、あなたの使者として、地上へご意志をもたらし、ご計画を啓示し、それを実らせるべく派遣されました。 私たちは物質の子等と協調活動の中において彼らがあなたを理解し、彼らみずからを理解し、憎み合いから生まれた組織を愛の組織に置き換え、自己中心主義を互助の精神に置きかえ、戦争を止めさせて平和をもたらし、飢餓に終止符を打たせて、あなたがふんだんに用意されている恵みが平等に行きわたるようにと願っております。 大いなる神よ。
私たちは、片時とはいえ、こうして低き界層にて生活するあなたの子等と交わる時を得て、彼らとの協調的活動によってより大きな仕事を成し遂げ、悩める者を救い、暗闇の中にいる者に光明をもたらし、弱き者に力を与え、病める者を癒やし、人生の嵐の真っ只中にいる者に心の平静をもたらしてあげる仕事に勤しむことができることに深く感謝申し上げます。 ここはまさに魂の安息所であり光明の聖殿にございます。かくのごとき場を得さしめたまいしことに、われわれは深く感謝し、この場を通じてご意志の一層の支配を行きわたらせるために、それを妨げる障害を取り除かんと努力いたす所存でございます。 その目的のために私どもは祈り、刻苦し、地上の民に奉仕することによりあなたに奉仕せんと願うものです。 ここにあなたの僕インディアンの祈りを捧げます。
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古代霊は語る、シルバーバーチ の霊訓より
第2章絶対不変の法則ー 因果律 ー一問一答。
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参考、
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大変勉強になりました。 有難うございます。
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皆さん、良い種を撒きましょう。 有難うございます。
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徳とは人や世の中のためになる良い行いや想いのことです。 そして徳を積むとは良い行いを続けていくことになります。
徳を積むことの由来は因果応報 です。良い行いをすればよい報いがあり、悪い行いをすれば悪い報いがある ということですね。 良い行いよりも悪い行いが多い人は損を積みます。
徳には大きく分けて2種類ある
陽徳
周りの人に見えるように行う徳のことで 人に知られるため、自分の株が上がって人徳が積まれていきます。
陰徳
人に見られないようにひそかにする徳のことです。 誰も見ていないところで得を積むことは一番大事なことで、陰徳を積むと運気が上がり、人生が好転し始めます。 陰徳を行うことは孫の代まで徳が続くと言われています。
徳の5つの積み方
①体施(たいせ)
体施とは体を使って人の役に立つことをして徳を積む行為です。 身近なことでは掃除やボランティア、子どものお世話などの行為もこの体施にあたります。
②物施(ぶっせ)
物施は見返りを求めずに物を施すことです。 寄付や募金、身近な人にプレゼントやお土産をあげるなどの行為を言います。 高価なものでなくても相手のことを思い、喜んでもらうことが重要になります。
③顔施(がんせ)
顔施とは顔で施すということなので、笑顔と柔らかい表情で相手に安らぎを与えることです。 いつも笑顔を絶やさずにいる人は表情で周囲を明るくし温もりを与えることができます。
④念施(ねんせ)
念施とは他人の幸せを願うことです。 幸せになってほしいという気持ちをもつことで幸福を引き寄せて自分にも幸せが返ってくることになります。 また、良い行いは自分に返ってきます。そのため他人の幸せを思う気持ちを持っておくことで、いつか自分の幸せとなって返ってくることになります。
⑤法施(ほっせ)
法施とは人の幸せのために教えを人に説くこと、教え導くことです。 親が子供に教え諭すことも、専門的知識のある人が求める人達のために 教えることも法施になります。