いい年なのにテレビっ子!

テレビの感想や芸能ネタなどのつぶやきリポート

日本の悪口文化にうんざりくる

人の悪口って楽しいですよね。その気持ちはわかります。共通の敵なんかいたりしたら、盛り上がる盛り上がる(笑)
職場なら、それもありでしょう。
とんでもなく性格の悪い人と一緒に働かなければならない場合など、悪口で解消するしかない。
悪口で乗り越えられるなら、なんとかそれでいこう。
みんなこう考えてます。結果、仕事がズタズタになる(笑)
悪口って、あくまでも一時的な対処療法なのに、だらだらとその方法に甘え続けるのはよくない。
でも、悪口でごまかし続けないと、職場を辞めるとか、誰かを辞めさせてやる、異動させてやる、みたいな流れになる。
物騒になったりめんどくさいのは嫌だから、悪口でごまかし続ける。
書いてるととんでもないような感じですが、このごまかし続けることを日本ではよしとしているんですよね。
これが「我慢」だとほめられることはあっても、これでだらだらだらだらくだんねーなと思って辞めると、「そんなことで辞めて!」と非難される。
仕事そっちのけで悪口言ってたほうが、世間的なステータスや人並みの生活が守れるって、日本はほんとに平和だと思います。
ってゆーか、間違ったロジックが大人の常識として浸透している。
要は、悪口言って職場でのポジションだの人間関係の均衡をキープすれば、仕事はしなくていい、仕事の中身はどうでもいい、成果なんてどうでもいいってことですもんね。
厳しい営業の仕事なんかしてる人だと、そんなわけないと怒るでしょうが、内勤はたぶんみんなこんな感じ。
内勤って能力なんて問われないですもんね。
最近はパソコンとかソフトがなんでもやってくれるし。
昔は、こんなに使い勝手のいいソフトなんてなかったから、ほんとに時間がかかって大変だった。
みんないろいろ覚えてたし。
それなのに、いまはピボットもできないとか、そんなバカがどんどん増えている。
ちょっとネットで検索すれば、使い方も出ているのに、その解説が理解できないんだって(ここまで言語能力が低いのがまともに仕事できるとか、職場の人間関係を円滑にキープするとか、できるわきゃーない)。
そんなバカが、悪口を生き生きと語っていたり、思ったより鋭い観察眼をもってたりするとびっくりします。
バカなのにそっちの能力はあるんだって。
つまり、職場で必要なのはそっちの能力だって気づいたから、そっちの能力を伸ばしたんでしょうね。
使う機能を伸ばして、使わない機能をすてていくのは、動物も昆虫も人間も一緒だなと思います。

ちょっと話は変わりますが、ネットも悪口のほうが盛り上がりますよね。
ネットが普段は言えない言葉の墓場というかごみ箱になるのは理解できる。
日常で好き勝手なことを言ってたら生活が回らなくなるし。
だから、多少は仕方ない。
でも、芸能人とかを異常にリキを入れて叩く人の気持ちってちょっと謎。
知らない人を同列視していなければ、あれだけがんばれないと思うのですが。
身近なひとに対して悪い気持ちが噴射するのはわかるけどね。我慢とかさせられてたらなおさら。
たとえば、熊田曜子とか年のわりにすごいきれいだと思うんですが、すごい叩かれますよね。
人より優れている「きれい」の部分はほぼスルーされている。
というか、その点がねたましいから、他のダメな部分をひっぱってきて執拗にいじりまくる。
日本人って人を褒めるより、けなすほうが好きなんですよね。
なんでだろ。
すごいことはすごいって言ってから、気に入らないところを叩けばいいのに。
すごい点を褒めると負けた気になるのかな。
まあ、すごいと認めるってことは、自分のほうが劣っていると認めることですからね。
書いてて思ってんですが、外人は褒めてから、叩きますよね。
もちあげて、たたくことをする。
職場で見たことがあるんですが、うまいなあと思いました。
日本人みたいにお世辞っぽくならないしね。
おかしな修飾しないでばんっというから(これは言語性の違いもある)。
褒めるときも怒るときもそう。
日本人の管理職とかって、我慢してるのか、ためこんでるのか知らないけど、人前でいきなり頭ごなしに怒ってたりして、見ててひくわーってなります。
それも嫌味をふんだんにちりばめてたり、余計な修飾が多くて、本質がはいってこない。
仕事を円滑に成功させたいんじゃなくて、誰かを凹ましたい、恥をかかせたいってことに注力しているんですよね。
あんなの見てると、誰かにやられたのを、そのままやり返してるんじゃないかって思ったりします。
実際、そうだったりするし。
いじり文化がいきすぎた結果かもね。
芸人(芸人さんのいじりはプロの仕事だから見てて楽しい。それに、芸人さん同士の信頼関係がベースにあるからできるんでしょう)きどりの馬鹿が多い。
悪口もいいけど(それはそれで楽しかったり救いになったりもする)、もう少し誰かを褒める文化がないと、これからますますタイトになっていく世のなかが回っていかなくなるような気がします。
ってゆーか、もう集団で働くの嫌だなあと最近つくづく思う。
これだけみんなの性格が劣化してしまったのに、いまだに組織で働かないと食べていかない日本ってなんなの?
日本死ねじゃないけど、いいかげん、一回木っ端微塵になったほうが違う労働のスタイルが出てくるってゆーんなら、そっちのほうがいいんだけど。
でも、まだまだいまの形で美味しい汁が吸えるって人も多いし、せっかくいいポジションにつけたからそこにしがみつきたいって人も多いから(テコンドーとかなにやってんだろね)、変わらないんだろうなー。
仕事で成功して、お金をつかんで海外に出るしかなさそうです。
そんな日が来ればいいですが・・・

「凪のお暇」と「これは経費で落ちません」~会社の中で幸せを探すか、外で探すか~

凪のお暇の最終回、良かったですね。黒木華が中村倫也も高橋一生も振るのは予想通りでしたが(物語というか、ドラマとしてはあれが大正解。というか、あれ意外まとめる方法がない)、あれを実際にやってはダメ。
自立を突き詰めるあまり、ついつい一人を選んでしまい、結局適当な相手が現れず、過去の男を振り返り「ああ、あいつだったか」となってしまうケースは多々あります。
これ、実際ものすごく多いんですよね。
自分探しというか、自己を確立するのもいいんですが、その旅の途中に出会ったしまったら、これでいいのかな、この時点でキメていいのかなと迷うでしょうが、そんななかでもきちんとパートナーを確立させることはとても大事です。
ってゆーか、若い時のほうが恋愛のチャンスは多いので、大抵自己を確立させる前に適当な誰かに出会ってしまうもの。
そこで手を打たないとひどいことになります。
仕事では自立できたけど、昔のようにまともな男が近づいてこなくて、ヒモみたいな男をパートナーにしたりっていう働く女のことを笑えなくなる。
だめんずって意外にこのタイプが多いんですよね。
あと、自分に厳しく、他人には緩かったりするタイプ(これって仕事にはめちゃくちゃ向いてるひとなんですよね)も自分探しにのめり込むタイプに多い。
このタイプもいい男を逃したりするので(真面目なひとって勝負弱いんだよね。ここぞってところで負ける)要注意です。
さて、「凪のお暇」の裏でやっている「これは経費で落ちません」もとてもおもしろいです。
真面目さもコミカルさもあり、主人公のかわいさもある。主演の多部ちゃんの演技力がなければ成立しなかったともいえるドラマですが、意外にあまりないタイプのドラマなんですよね。
会社を舞台にすると、どうしてもリアリティに欠けたり(というか、会社って千差万別だから正解がない。視聴者が納得できる会社像を作るってとても大変なのです)、かといって最大公約数的な要素でまとめて無難な設定にすると、ドラマで見るほどのものじゃなくなってしまうという難しさがある。
そのあたりの微妙な線をうまく狙っていって成功しているのが、このドラマなのです。なので地味だけど、希少。
石鹸の製造・販売という、身近なのか身近でないのかわからない業態も良かったと思います。理解できそうで理解できない感じが見てて楽しい。
毎週楽しみなドラマが裏かぶりというめずらしい現象を起こしていましたが、先に終了したのは凪のお暇でした。
この2つのドラマ、主人公が20代、30代の若い女子で、会社の中では真面目に頑張るタイプ、人に迷惑をかけることはなく、どちらかといえばかけられるタイプということで、主人公の像がわりと似ていました。
育ちの問題で、凪のほうは自己評価の低い顔色伺い女子になっていましたが、どちらも会社のなかで埋もれるタイプといえばそうなのです。
そんなふたりが、どうやって幸せにたどりつくかという物語ですが、経費のほうは会社のなかでいろいろあっても踏ん張り、会社のなかで居場所を確保しがんばっていくというもので、凪のほうは、会社の中では人に恵まれず、その世界は諦め、外の世界に救いを求めるというものでした。
凪のほうは、外の新しい世界では、これまでの不運を取り戻すように人に恵まれ立ち直っていく、新しい自分になっていくというふうに展開していきますが、これはちょっとリアリティに欠けます。
あのドラマは素晴らしかったんですが、実際にこれを目指しちゃダメです。今は皆が他人に厳しい、優しくない時代です。
会社の中もぐちゃぐちゃしててプチ修羅場にあふれてますが(それはドラマのなかでよく表現されていた。あの会社の微妙に嫌な感じが描けていたことがこのドラマの良点のひとつ)、そんな利害関係もない外の世界では、もっと厳しい人間関係があると思っておいたほうがいい。
とくにドラマのような安いアパートに入ると、周囲には全く期待できません。
長年の一人暮らしで学びましたが、やはり家賃と民度というのは相関しがち。
安いところって騒音問題とかすごいよ。挨拶とかもぜんぜんしないし。
仲良くしたいなんて全くないけど、でも、通りすがりにあまりにも荒んだ目つきで睨まれたりする(相手は睨んでるつもりはないだろうが)と怖いです。
ということで、経費のほうが幸せをさぐるという点では、リアルにおすすめです。
経費では、多部ちゃんが真面目に仕事すればするだけ、会社の先輩を追い詰めたりすることになったりします。
多部ちゃんは四角四面なクソ真面目の堅物野郎ではないので、自分が仕事を貫くことで他人の人生を変えてしまうことに迷ったり、悩んだりします。社内での攻撃にもあったりする。
賢い多部ちゃんは、そういった問題を不器用にクリアしながら、自分のスタイルを貫くわけですが、こっちのドラマのほうが喜怒哀楽はゆるいんですが(というか地味)、実用的というか、リアルです。
男にモテモテになる凪のほうが派手というか華やかですが、そういった派手さもないのに見る人をしっかりと惹きつけられるNHKのドラマ制作力と多部ちゃんの力はすごいと思いました。
凪のほうも、たくさんの濃いめのキャラが出てきて、群像劇的に進んでいき、多面的な楽しさがありました。
多くの登場人物を深掘りするほうが、物語に多様性や奥行が出ますが、下手すると内容が散漫になって台無しとなります。そういった下手をうつこともなく慎重な筋運びで成功している凪も女子ドラマとしては最高の出来栄えでした。
こういった女子ドラマの多くが中途半端になり失敗するものですが、凪が成功したのも、黒木華の演技力がまた大きかったと思います。
2大おもしろドラマが裏被りとなってしまい、どちらかいっぽうを見逃した人もいると思いますが、ぜひ両方とも視聴することをおすすめします。

今回の秋ドラマのここまでの内容と視聴率のまとめ

リーガルV、野球放送で一回分延期になりましたね。

全話平均視聴率を気にしての動きのような気がするんでしょうが、どうでしょう。

野球放送で、放送開始が後ろ倒しになると視聴率は2%ぐらいはやられる(ダウンする)ものです。

それにまんまとやられたのは獣になれない私たち。

数字もダウン中だったし、内容も退屈になっていたところなので、なんと8.1%→6.7%にダウンしました。

このままでは黄昏流星群にも追い抜かれてしまいます。

たぶんそうなるでしょう。黄昏のほうが不倫展開に拍車がかかって盛り上がってきたので。

さて、リーガルVが放送延期になったのはこういった流れを嫌ってのことと勘ぐってしまうのですが、真偽のほどはわかりません。どっちでもいっか。

さて、秋ドラマのここまでを見てきて、感想と視聴率の動きについてのまとめです。

まずスーツ。数字は下降中。14.2%でスタートしたのに、8.9%までダウン。

ここまで落ちるとは。内容はおもしろいのになぜ?と思ってしまいます。

久々の織田裕二は生き生きしてるし、鈴木保奈美もはまり役を美しく演じてます。

脇の中村アンや新木優子も見ていて楽しい。織田裕二のパートナーの中島裕翔もノー問題。

じゃあ、なぜ?

突っ込むところがあるとしたら、中島裕翔のスーパー記憶能力があまり事件(訴訟)に活かされていないこと。

それにしても、数字の極端なダウンは納得がいきません。今後の盛り返しに期待です。

低くはじまったがゆえに数字が安定してみえるがの「僕らは奇跡でできている」。

7.6%ではじまり、6%台をキープし、直近では7%を記録。

一定の層をがっちりつかんで離さないということは、内容はそれほど悪くないということです。

このままじりじりと最終的には9%台にのせれば大成功。

イライラとした(でも、それほど荒んで見えない)榮倉奈々とほんわか天然の高橋一生の対比が見もののドラマです。

さんざんなのが中学聖日記。評判悪い、数字悪いで、直近では5.4%を記録。

そんなにつまらなくもないのに、設定が思いっきり視聴者に嫌われたようです。

昔の「魔女の条件」はヒットしたのに(女教師と男子生徒の禁断の恋という同じテーマを扱ったドラマです)、時代が変わると好まれる設定もぜんぜん変わるようです。

深夜でいうと、文学処女ですが、数字は下降したまま終了。

1%未満で終了しました。何がそこまで悪かったか?

内容は可もなく不可もなく、深夜っぽいものでした。

城田優がテレビではちょっと弱かったのかな。もはや舞台で稼げる人になってるし。

テレビを離れすぎていたのかもしれません。でも、そのルックスと演技力は全く問題ありませんでした。

久々に見てかっこよかった。

主演の森川葵がやや出すぎというか、飽きられたかなという感じもします。

最近よく見ますもんね。

深夜なので、数字が悪くても、ま、いっかという作り手側の事情もなんとなく見えてしまいます(想像ですが)。

さて、再びゴールデンのドラマに戻ると、「獣になれない私たち」ですが、これがちょっとまずい感じです。

内容も退屈になってきてるし、数字も下降中。

なんと6.7%まで落ちました。ここまで下がるとはね、人気のガッキーを起用して。

これには日テレも焦っているのでは?

田中圭の浮気発覚で物語としては盛り上がる場面なのに、これでは先がちょっと心配です。

続いてリーガルVですが、こちらは何の心配もなく15%前後をキープしてゴールインするでしょう。

大きくははねないと思いますが、すごく落ちるとも考えずらい。

ひょっとして12%、13%台の回が出るかもしれませんが、最終回では17%台ぐらいはいくかもと予想します。

内容も安定して面白いし、なんだかんだいって威勢のいい米倉涼子が見たい視聴者は一定数います。

この秋一番の安泰のドラマです。

同じ木曜の10時、フジの黄昏流星群ですが、これが意外と数字を稼ぐのでは?と思ってます。

今後は黒木瞳と佐々木蔵之介の不倫に拍車がかかります。

また、中山美穂と娘の婚約者、藤井流星の恋も展開していきます。

主婦たちの妄想を体現したような中山美穂に注目が集まるだろうし、不幸な女、黒木瞳の不倫も視聴者の同情をひきそうです。

7.3%でスタートし、直近では6.5%を記録していて、数字は安定しています。

見る人は見続けているということです。この数字が拡大すると予想されます。

アラフォーの間で話題になりそうだし、内容は古いけど安定しているし、8%台ぐらいにはすぐにのせそうな感じです。

次に金曜ドラマ「大恋愛」ですが、これが今回の大穴になりそうです。

見逃し配信数は、TBSのドラマの中で最高を記録したそうです。

全話じゃなくて、初回一回分ですが。

その初回より、二回目のほうが断然おもしろかったです。

数字は10%台をキープしているし、今後内容はどんどんドラマティックになっていくので、数字は当然のびるでしょう。

最終的に15%台までのせれば大・大成功でしょうし、その可能性大です。

戸田恵梨香の演技力と大石静先生の脚本にすべてがかかっている感じです。

金曜の深夜ですが「忘却のサチコ」を高畑充希がやってます。

これが安定しておもしろい。内容も単調になるかと思ったら、いろんな要素をぶちこんできて楽しいです。

回ごとにがらっとテーマを変えてくるので、深夜の単調さがありません。

ものすごく工夫されてます。

初回を見た後はこのパターンを繰り返すのかなという不安がありましたが、そういったこともありませんでした。

消えた恋人を想う高畑充希のせつなさをきちんと扱った回もあり、笑いだけでもありません。

充実の内容です。おもしろい。そのおもしろさを反映してか、数字はわずかながら上昇中。

深夜ながら、2%台をキープしています。

最後に「今日から俺は!!」です。滅茶苦茶ですが、おもしろいです。

意味なんてないです。ヤンキー高校生の楽しい日常(ちょっと時代は古め)です。

喧嘩あり、笑いあり、高校生の恋ありで気楽に見れます。

今シーズンいちの娯楽作です。

馬鹿らしいと切り捨てずに見ることをお勧めします。

数字も安定していて、8%~9%台をいったりきたりといった感じです。

大きく化けはしないでしょうが、安定した数字をキープして、「こけた」とはいわれない結果になりそうです。

大恋愛 二回目から断然おもしろい。奇をてらうことのない王道のラブストーリー

やっと二回目をみました。

初回は変に戸田恵梨香とムロツヨシがラブラブしてるだけで、どうした?って内容でしたが、戸田恵梨香がアルツハイマーの前段階とわかった二回目から断然おもしろくなってきました。

おもしろいけど、変わったことは起こりません。

全て想定内のことが丁寧に表現されていきます。

戸田恵梨香の母の草刈民代が金をもってムロツヨシに会いに行き、別れてくれと頭を下げたり、

戸田恵梨香が自らの病を知りムロツヨシに別れを切り出したり、

元婚約者で戸田恵梨香の主治医となる松岡昌宏が戸田恵梨香の病を知っても未練たらたらだったり、

松岡昌宏の親は戸田恵梨香の病を知り、婚約破棄を喜んだり(結婚前に病が発覚して大喜び)、

ムロツヨシが戸田恵梨香の病を知っても別れようとしなったり、

だらだらと書きましたが、そういった王道ラブストーリーが丁寧に描かれていきます。

意外性はありませんが、街中でパニックになった戸田恵梨香が咄嗟にムロツヨシに連絡をとったり、泣かせるポイントもきっちり押さえています。

なんというか、ほんとに王道中の王道ラブストーリー。

すべての人に刺さるように展開していきます。珍しさはないけど、多くの人がはまるでしょう。

想像通りすぎてつまらないという意見も出そうですが、エッジのきいた内容でないことは作り手側もよくわかっているようで、だらだらとした部分は一切カット。

無駄な部分を省くことでつまらなさを感じさせないようにしています。

このスピード感というか無駄のなさがドラマティックさを強調しています。

衝撃的に出会った男女、しかし女はアルツハイマーが進行していて・・・というあらすじから想起される内容をきっちり踏襲していくのは意外に難しいものです。

わかりきったものを納得のできる形で落とし込んでいるから数字(視聴率)がいいんでしょうね。

あと、見ていて思うのは、やっぱり主演女優は戸田恵梨香ぐらいの演技力は持っていていてほしいもの。

しらけることなく見ていられます。

裕福で頭が良く(女医)、苦労知らずの戸田恵梨香ですが、自らの病を知ってもひねくれることはありません。

まだ、ね。

今後、本格的にぼけてくると、「なんで私だけ・・・」という後ろ向き展開もあるのでしょう。

今のところ、ムロツヨシや母、草刈民代のサポートを受け、前向きに過ごしていますが、これだけで終わるはずはありません。

そういった見どころをどう料理していくのか。

ラブラブシーンより、そんな苦労ポイントのほうを描くほうが上手い大石静先生なので、後半の伸び、面白さには十分に期待できます。

余計なことかもしれませんが、大石先生も確かわりと大きな病気を乗り越えていたはずなので、そういった経験が今回のヒロインに投影されるととてもリアルにおもしろくなるんじゃないでしょうか。

楽しみです。

リーガルV 米倉涼子と向井理が過去にデキてたという設定はちょっと無理では?

さて、注目のドラマ、リーガルVです。

三話までの数字は15、18.1、15.9%と絶好調とはいきませんが、わりと好調。

少なくともこけたとは絶対に言われない数字になっています。結果を出しましたね。

テレ朝のドラマ班はほんとに優秀。

米倉涼子にドクターXを継続してもらうために必死に作っているんでしょう。

サラリーマンって大変よ、ほんと。

そんなことはさておき、内容も楽しいです。

米倉のちょっと蓮っ葉なキャラを活かし、問題を起こして資格をとられた弁護士というものに見事にフィットさせています。

内容がちょっと予定調和というか、あまりにも米倉涼子の思い通りにすすむというか(結局、米倉たちが裁判に勝つ)、そういった単純さはあるんですが、一時間ドラマだしわかりやすさを優先するとこんなものかと思う。

二時間ドラマとかだったら、薄すぎて叩かれる内容ですが、一時間一話完結にはちょうどいい内容です。

視聴者が逃げない程度の複雑さをプロット(あらすじ)にもたせている、この調整感は絶妙かもしれません。

内容がドクターXのまんまじゃんという批判もありますが(この批判は出ることを承知で作っていると思う)、そうなるそうなると予想されていただけに、実際にはじまるとその点にそれほど拒否感が出ない。

あと、やはり医者を弁護士にすることで、扱う内容がガラッと変わってくるので、そのあたりで視聴者の目をそらしているとも思う。

同じじゃん批判をうまく薄めているんですよね。

それにドクターXとの違いは、米倉涼子が司令塔となりみんなを動かすといった役回りをしていること。

一匹狼キャラから、チームリーダーキャラに変更しているので、自然と口にするセリフも変わってきます。

まあ、思った通りにやりたい放題のキャラというのは変わってないのですが。あと、絶対に米倉が勝つっていう勧善懲悪な展開もね。

あと、気になったのは米倉涼子と向井理が過去に恋仲だった(?)みたいな展開があるようですが、これはいかがなものか。

美男美女のお二人ですが、米倉涼子が若く見えるとはいえ、向井理と並べるとさすがに年の差が目立ちます。

米倉涼子が不利な感じがするんですが(米倉に利点がない)、どうしてこの設定にしたのか。そもそもこの設定、必要?

向井理はただの敵みたいな感じで出したほうが良かった感じがします。余計な味付けをしたような。

最後にドクターXとの決定的な違いですが、それは米倉涼子のファッションが激しいこと。

白衣ばかり着ていたドクターXとは違い、このドラマでは米倉の衣装チェンジの回数が半端ないです。

ものすごい数の衣装提供がされてます。

ひと昔前にエビ売れというのがありましたが(エビちゃんが雑誌で着ると洋服が売れまくる)、このドラマで米倉が着た服も飛ぶように売れているんでしょうね。

そんな報道はありませんが、そんな気がします。

数字だけでなく、そういった効果も制作側にはとても大事なことのはず。

ということで、リーガルVはいまのところ大成功といえるでしょう。シリーズ化するな、絶対。

米倉涼子はずっとテレ朝でドクターX、リーガルVを繰り返すのでしょう。

なんだか、すごい。

とはいえ視聴者としては面白いモノを見れたらそれでいいので、内容に期待しましょう。

大恋愛 初回のイチャイチャ展開を見た後、脚本家が大石静だったと知り驚く

初回しか見てないんですが・・・初回はムロツヨシと戸田恵梨香のイチャイチャが多めでした。

多めというか、それしか印象に残らなかった。

そのイチャイチャ中の内容もそれほどおもしろくも楽しくもなく、なんでこんなドラマを?と内容をチェックすると、脚本家が大石静先生でびっくり。

なぜこんな退屈なものを? と思ってしまった。

でも、これはたぶん初回のみなんでしょう、大石先生はシリアス展開になったらとてもおもしろいものを書く方だし、と思って録画は続けてます。

しかし、初回はあまりおもしろくなかったため、録画だけがたまっていく・・・

数字をみると二話でも10%台を維持しているので、おもしろくなっているのでしょう。

それを期待して録画はためていきますが、どうなることやら。

そもそもアルツハイマーになっていく恋人を支えていく(ムロツヨシがね)純愛モノっていうのが、おもしろく展開するのかどうか。

内容は予想がついているものを視聴者がなぞっていくものになるので、セリフとか展開のおもしろさが求められるドラマです。

ベテラン脚本家がうまく料理していくのか、それとも初回のようなグダグダ感がずっと続くのか。

後半盛り上がる展開を書くのが上手い大石先生なので期待はできると思います。

今日から俺は!! 意外におもしろくはまってしまう。伊藤健太郎の髪型がアニメキャラのよう

意外にもおもしろかったです。ちょっとはまってしまった。

くだらないんだけど、展開が早くて、流れもよくて時間があっという間にすぎる。

出演者たちのキャラも濃くて、薄いキャラが全く出ないところも楽しい。

大した理由もなく喧嘩を繰り返しているだけなんですが、退屈な謎解きドラマを見せられるよりはずっとマシです。

あと、橋本環奈が好きな男(伊藤健太郎)の前ではぶりっ子になったり、かと思ったらスケ番になったりと予想通りの動きをしてくれます。

ああいった予想通りの動きを各キャラがしてくれるんですが、それもなんだかはまっていておもしろいです。

何も目新しいというか、予想外の展開はないんですが、楽しめます。

あと、賀来賢人の父親が吉田鋼太郎だったり、変に豪華です。

チョイ役で小栗旬が出たり、なんで?って配役も見てる側にはうれしい。

内容を求めるひとには無理なドラマでしょうが、何も考えずにただ楽しみたい層にはもってこいの内容です。