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ポルトガル語『ficar』の10個の使い方。あらゆる場面で使える超便利な動詞なので完璧にしよう。

ポルトガル語『ficar』動詞の使い方
ポルトガル語『ficar』動詞の使い方

ポルトガル語の『ficar』動詞はあらゆる場面で使える超便利な動詞です。

英語では『stay』が近いように思いますが、『ficar』はそれよりももっと広義な面があります。

逆に使いどころを抑えていないと意味が分からないこともあり、ポルトガル語学習者にとっては必須の動詞

そこで今回はポルトガル語動詞『ficar』の10個の使い方を紹介します。



ポルトガル語動詞『ficar』の10個の使い方

『日常の作業』を述べる『ficar』

『ficar』は『日常的に行っている作業や動作』を説明する際に使えます。

おそらくその動作に『留まっている』というニュアンスがあります。

以下例文

Eu fiquei estudando ontem o dia inteiro.
昨日は一日中勉強していました。


Eu fiquei trabalhando o fim de semana todo.
週末はずっと働いていました。
Você fica falando sempre, mas não faz nada.
あなたはいつも口では言うけれど、何もしないよね。
Às vezes eu fico me perguntando,será que eu estou fazendo a coisa certa.
たまに私は自分に問いただします、私はいま正しいことをしているのか?と。
Você ficou comendo a vida inteiro, e por isso que agora está assim,engordou muito.
あなたの人生は食べてばかりね。だからそんな風に太っちゃったんじゃない。

このように特定の動作に『留まる』というところから日常の動作を表します。


『位置』を示す『ficar』

『どこどこに位置しています』『どこどこにあります』と言うときの『ficar』です。

非常によく使います。

以下例文

Onde fica o banheiro?
トイレはどこですか?


Onde fica a farmácia?
薬局はどこですか?
Onde fica o supermercado mais perto daqui?
ここから一番近いスーパーマーケットはどこですか?



『滞在』を示す『ficar』

どこかに『滞在』することを示す『ficar』です。

本質的には『位置』と同じですが、『人』に対しても『ficar』は使用可能です。

以下例文

Onde você ficou no rio de janeiro?
リオデジャネイロではどこに滞在したの?


Você quer ficar na minha casa?
私の家に居たいですか?
Você fica aqui com o meu filho enquanto eu vou alí e já volto?
私が行って戻ってくるまでの間、私の息子と一緒にここにいますか?



『bem』『mal』と共に使う『ficar』

『ficar』動詞はよく『bem』『mal』といった形容詞と使われることも良くあります。

『ficar bem』で『似合っている』とか『整っている』『ficar mal』『似合っていない』『不揃い』などの意味になることが多いです。

以下例文

Você ficou bem de barba.
あなたの髭はよく整っていますね。


Ela não ficou bem com esse corte de cabelo.
彼女の髪のカットは似合ってないわ。
Essas roupas ficam bem em você.
その服はすごく似合ってるね。
Você ficou muito mal com essa barba.
髭はあんまり似合わないよ。



『所有』の意味に使う『ficar』

モノの『所有』を表すときに『ficar』を使うことがあります。

この意味では『~と』という意味がある『com』と一緒に使うことが多いです。

以下例文

Pode ficar com o meu casaco..
私の上着を着てていいよ。


Você ficou com minhas chaves?
私の鍵知らない?



『なる』という意味の『ficar』

『~になる』という意味で『ficar』を使うことがあります。

ポルトガル語の別の単語では『tornar-se』に相当します。

以下例文

Como você ficou bonito.
かっこよくなったね


Como ele ficou rico.
彼は裕福になった。
O arroz ficou com muito sal.
ご飯がとても塩っぽくなった。
O arroz ficou uma delícia.
ご飯がとても美味しくなった。



『秘密を守る』と言うときに使う『ficar』

特定の人との間で『秘密を守る』という場合も『ficar』を使います。

以下例文

Olha,isso aqui fica entre nós...
ねぇ、これはここだけの話なんだけど、、、

このように『私たちだけの秘密』などの場合に使います。


『価格』『価値』を尋ねる場合の『ficar』

『Quanto é?』『Quanto custa?』と同じように物の『価格』を聞く場合に『ficar』を使うことがあります。

以下例文

Quanto ficou a conta?
お会計はいくら?


Quanto ficou a sua festa de casamento?
あなたの披露宴はどのくらいかかったの?
Quanto fica para ir viajar o brasil?
ブラジルに旅行に行くのにどのくらいかかるの?



『余る』『残る』という意味の『ficar』

『sobrar』『restar』動詞とおなじように『余る』とか『残る』と言いたいときに『ficar』を使うことがあります。

以下例文

ficou a gente hoje,,.já todo mundo foi embora.
今日残ったのは私たちだけ、みんな帰っちゃった。


ficou dois pães aqui, todo mundo comeu todo..
パンが二つだけ余ってるわ、あとは皆が食べちゃったの。



『体調の変化』『感情の変化』などに使う『ficar』

非常によく使うパターンです。

『com』などと一緒に『ficar』を使い、『特定の状態になる』という意味です。

以下例文

Eu fiquei com fome.
私はお腹がすきました。


Eu fico com sono.
私は眠いです。
Eu fico com sede.
私は喉が渇きます。
Eu fiquei muito triste.
私は悲しくなりました
Eu fiquei muito feliz.
私は幸せになりました。



まとめ

ポルトガル語『ficar』動詞の使い方について紹介しました。

辞書も見ておいた方がいいですが、ここで紹介したものだけでもほとんどの『ficar』が理解できるはずです。


ポルトガル語の『embora』。絶対に覚えておきたい3つの使い方。

ポルトガル語『embora』の使い方
ポルトガル語『embora』の使い方

ブラジル人は『embora』という単語をよく使います。

辞書でみると『そうであっても』とか『たとえ~でも』と言った副詞や接続詞の意味が載っていますが、これだけだと実践的ではありません。

特に『ir』動詞と一緒に使い『vou embora』という場合が口語では非常に多いからです。

私も最初は意味不明でしたが、『embora』の本質的な意味が分かれば理解するのは容易。

そこで今回は『embora』の使い方について紹介します。



ポルトガル語動詞『embora』の使い方

『立ち去る』という意味の『embora』

これが一番よく使う『embora』の意味です。

すなわち『現在いる場所を離れ、もう戻らない』というのが原義と言えます。

ポルトガル語にすると『embora』=『sair e não voltar mais』です。

このように覚えておけば『embora』は完璧でしょう。

以下例文

O meu primo foi embora para o Brasil.
私の従兄弟はブラジルに行ってしまいました。


Quando eu cheguei no ponto de ônibus,o ônibus já tinha ido embora.
バス停についたとき、バスはすでに行ってしまっていました。
Eu preciso ir embora pra minha casa,já está muito tarde.
私は家に帰らなければなりません。もうずいぶん遅くなっています。
Vou voltar para o trabalho, eu vou embora.
仕事に戻らなくちゃ。もう行くね。

このような形です。

もともとポルトガル語の『embora』は『em boa hora』から来ています。

『boa hora』を直訳すると『良い時間を』となり、以前はそういう意味もありましたが、現在はあまりそのような意味は含みません。


『mandar embora』で『解雇する』

『mandar embora』で『解雇する』という意味になります。

『mandar』には『命じる』という意味があり、『embora』すなわち、『もう戻ってこないように命じる』ということですので『解雇する』となるのです。

以下例文

Nossa! O chefe mandou embora a secretária.
なんてこと!上司が秘書を解雇したらしいわよ。


Estou com medo de ser mandado embora do meu trabalho.
懐古されるんじゃないかってびくびくしているよ。
Eu mandei aquele cachorro embora da minha casa.
家からあの犬を追い出しました。

3つ目のように単純に『追い出す』という意味で動物などにも使えます。

『戻ってこないように命じる』という意味が分かっていれば、状況を見てすぐ理解できるでしょう。


『apesar de(~にもかかわらず)』という意味の『embora』

『embora』は『~にもかかわらず』とか『~ではあるが』という意味の『apesar de~』と同じ意味でも使えます。

以下例文

Embora o João estivesse doente, ele foi trabalhar.
ジョアンは病気にもかかわらず、仕事に行きました。


Eu não gosto de comer vegetais, embora eu saiba que eles são bons para a saúde.
健康に良いことは知っているが、私は野菜が好きではない。

このようになります。また『embora』を二つ使った文を作ることも可能ですよ。

以下例文

Vamos embora ,embora eu queira ficar mais.
もっと居たいけれども、行こう。


Eu vou embora, embora eu quisesse ficar mais.
もっと居たかったが、もう行きます。

前と後の『embora』が異なる意味で使われているのが分かりますね。


『bora』という形の『embora』

ブラジル人は口語で『bora』という語を使うことがあります。

これは実は『vamos embora』が縮小した形でつまり

『vamos embora』=『bora』ということです。

以下例文

Bora pra praia?
ビーチに行く?


Bora pro cinema?
映画に行く?
Bora!
行こう!

このように、尋ねる時も答える時も『bora』という語は使えますよ。


まとめ

ポルトガル語の『embora』という単語について解説しました。

これ以外では『ir embora』『死ぬ』『逝く』という意味で使うことがあります。

『どこかへ行ってしまって戻ってこない』という意味からの連想だとすればすんなり理解できるでしょう。


ポルトガル語の俗語、スラング9選。若者がネット上で使うものなど最近のスラングまとめ!

ポルトガル語の俗語、スラングまとめ
ポルトガル語の俗語、スラングまとめ

ブラジル人はポルトガル語のスラング、すなわち俗語(gíria)を日常的に使います。

それらは通常、参考書などには載っていないため、最初は何を言っているのかわからなくて苦労します。

そこで今回はブラジル人がよく使うスラング、俗語を9個ほど紹介します。

いずれもネットなどでもよく使われており、ブラジルに行く機会がある人はぜひ参考にしてみてください。



ポルトガル語のスラング(俗語)10選

『Dar B.O.』:混乱を生じる

一つ目は『Dar B.O.』です。

これだけだと意味不明ですよね。

『B.O.』は『Boletim de Ocorrência』の略です。

『Boletim de Ocorrência』は直訳すると『出来事の報告書』となりますが、一般的にはpolícia(警察)が作成する報告書だったりします。

これがスラングで使われると『混沌とした状況』『混乱』などを示す言葉になります。

以下例文

A festa acabou mais cedo,deu o maior B.O.
パーティーは予定より早く終わって、みんな混乱してたわ。


Eu não vou resolver o B.O.
この混沌とした状況は解決できません。
Deu B.O.
混乱したわ。
Por que?
どうして?
Você viu que o João beijou a namorada do Pedro?
ジョアンがペドロの恋人にキスしてたのよ?

このように理解できない状況や何か問題が起こった時に使うのが『B.O.』です。


『passar mico』:恥ずかしい

『passar mico』または『mico』『恥ずかしい』といった意味で使います。

以下例文

Fui gravar um vídeo e cai na frente das pessoas! Foi o maior mico!
ビデオを録画しに行って、みんなの前で落としてしまったの、恥ずかしかったわ。


Passei um mico outro dia.
先日恥ずかしかったんだけど、
Eu vi a esposa do meu chefe e ela estava com a barriga grande.
上司の奥さんを見かけてお腹がすごく大きかったの
Eu perguntei você está de quantos meses?
それで尋ねたの、何ヶ月ですか?
Não!
いいえ、違います。(妊娠しているわけではない)

このように『mico』は恥ずかしい思いをしたというときに使います。


『Partiu!』:行こう!

『Partiu!』『Vamos lá』と同じ意味があります。

つまり『行こう!』というときに使います。

以下例文

Vamos ao cinema hoje à noite?
今日の夜、映画見に行かない?
Partiu cinema!
いいね、行こう!


Partiu praia nesse fim de semana?
今週末、ビーチに行かない?
Claro! Vamos sim!
もちろん、行こうよ!

このように誘うときも答えるときも『vamos』の代わりに『partiu』ということができますよ。

喜んでいきたいという感情が感じられるスラングです。


『Stalkear』:盗み見る

『Stalkear』は辞書にもあまり載っていないポルトガル語の動詞です。

読み方をカナで書くと『スタゥケアール』といった感じです。

意味としては『espionar(こっそり調べる)』と近いです。

つまりSNSなどネット上で特定の人のことを調べたりする場合に使う現代チックな単語なんです。

以下例文

Eu estou namorando com o Júlio.
今ジュリオと付き合っているの。
Ah é? Você já stalkeou o Facebook dele?
そうなの?じゃああなた彼のフェイスブックとか見てみた?
Eu não stalkeio ninguém.
そういうのは見ないようにしてるの。

まぁ個人的にはあまりいい単語ではないように感じます。


『Dar ruim』:動作しない、使えない

『dar ruim』はポルトガル語では『Não funcionar』つまり『使えない』とか『うまくいかない』とか『動作しない』といった意味があります。

以下例文

Você foi ao concerto?
コンサートには行ったの?
Deu ruim. Tiveram que cancelar por causa da pandemia.
ダメだったわ。パンデミックのせいでキャンセルしたの。


Como foi na entrevista de emprego?
仕事の面接はどうだった?
Deu ruim. Eu não consegui falar nada em português.
上手く出来なかったわ。ポルトガル語で何も話せなかったの。



『Dar PT』:飲みすぎ

『PT』『ペテ』と読みますが、『Perda Total』の略です。

直訳すると『すべてを失う』となり、『完全にダメになる』というような意味で使います。

しかしこれは一般的な意味で、スラングとしては少し違います。

スラングとしては『飲みすぎ』というときに使います。『二日酔い』みたいな状態です。

以下例文

A Maria bebeu tanto que deu PT no final da festa.
マリアは飲み過ぎてパーティーの終わりには完全に酔いつぶれていたわ。


Não gosto de sair com o João,ele sempre bebe até dar PT
ジョアンと出かけるのはあまり好きじゃないな。彼はいつも飲み過ぎて倒れるんだ。

飲み過ぎには注意しましょう。


『fingir demência』:無視する

『ignorar』つまり『無視する』と同じ意味で使うのが『fingir demência』です。

以下例文

Tem certas coisas que é melhor fingir demência.
無視したほうがいいこともあります。


Você viu que os vizinhos estão brigando de novo?
隣の人がまた喧嘩しているのを見た?
Finge demência e segue com a vida.
気にしないで普段通りにしましょう。

このスラングもネット上などでよく見かけます。


『dar migué』:嘘をつく、だます

『嘘をつく』とか『だます』という意味があるのが『dar migué』です。

以下例文

A Cláudia acreditou no que o Carlos disse?
クラウジアはカルロスが言ったことを信じたの?
Sim,ele sempre dá uns migué e ela acredita.
ええ、彼はいつも嘘をついて彼女をだますのよ。そして彼女は信じるの。


Eu quero sair mais cedo hoje do trabalho.Vou dar um migué e vou pra casa.
今日は早く帰りたい。嘘ついて家に帰ろう。
O João não veio trabalhar hoje? Não, ele deu um migué e disse que precisa ir ao médico.
ジョアンは働きに来てないの?ええ、医者に行かないといけないと嘘ついていたわ。



『CRUSH』:気になる人

『CRUSH』は英語由来のスラングです。

ネット上などでよく見かけます。

意味は、『興味を惹かれる人』『気になっている人』です。

以下例文

Quem é o seu CRUSH?
あなたのお気に入りは誰?


Ontem eu vi seu CRUSH na rua.Mas ele estava com outra.
昨日君の気になっている人を通りで見たよ。でも他の人と歩いていた。



まとめ

ポルトガル語の最近のスラングについて紹介しました。

ネット上などで見る機会があるかもしれないので参考にしてみてください。


ポルトガル語『jogar』の実践的な使い方。辞書の意味と合わせて理解しておこう。

ポルトガル語『jogar』の実践的な使い方
ポルトガル語『jogar』の実践的な使い方

今日はポルトガル語の動詞『jogar』の使い方についてです。

『jogar』は『遊ぶ』とか『投げる』という意味の動詞ですが、色んな場面で使える便利な動詞です。

ポルトガル語のマスターしたい人はぜひ参考にしてみてください。



ポルトガル語『jogar』の実践的な使い方

『スポーツをする』ときに使う『jogar』

『jogar』と聞いてまず思い付くのが、何か『スポーツをする』というときに使うものです。

以下例

Vou jogar futebol.
サッカーをします


Vou jogar basquete.
バスケットをします。
As crianças vão jogar vídeo game.
子供たちはテレビゲームをします。
As crianças vão jogar xadrez.
子供たちはチェスをします。

これがもっとも基本的な『jogar』の使い方です。

ただし一つ注意点があり、『jogar』は『ルールが明確なスポーツ』について述べる際に使います。

ルールが不明確な『遊び』には『brincar』を使います。

以下例文

As crianças agora estão jogando vídeo game, mas antes elas estavam brincando no jardim.
子供たちはテレビゲームをしています。しかし、少し前は庭で遊んでいました。


As crianças adoram brincar com água.
子供たちは水遊びが好きです。
Eu brincava muito na rua quando eu era pequena.
私は小さい頃、通りでよく遊んでいました。

このように『ルールのある』ものは『jogar』『ルールのないもの』は『brincar』で覚えましょう。


『jogar』を使った4つの表現

ここでは『jogar』を使ったよく使う表現を紹介します。

『jogar fora』:ゴミを捨てる

『jogar fora』で『ゴミを捨てる』という意味があります。

以下例文

O que eu faço com esses papéis aqui?
その紙とかはどうするの?
Ah joga fora! Não vou usar mais!
捨てて!もう使わないから。


Por que você não joga fora todas aquelas coisas?
なぜあなたはあれらのものを捨てないのですか?

このように『jogar fora』だけで『捨てる』という意味です。

これはもちろん『ゴミ箱に捨てる』ということですよ。

直訳すると『外に投げる』という意味になってしまいますが、決して外に投げ捨てるわけではありません。

昔はそうしていたのかもしれません。でも今はブラジルでもゴミ箱に捨ててください。


『jogar conversa fora』:ただの雑談

特に重要でもない些細な会話、つまり『雑談をする』というような意味でこのフレーズを使います。

以下例文

O que você estava falando com a vizinha?
隣人と何を話していたの?
Nada, só estava jogando conversa fora.
何でもないわ。ただの雑談よ。


Nossa , o que tanto você fala com esse seu amigo aí no celular?
あらまぁ、ケータイで何をそんなに友達を話しているのかしら?
A gente só está jogando conversa fora.
ただの雑談だよ。



『Jogar idéias no ar』:アイデアを投げる

『アイデアをだす』というような意味合いで使います。

以下例文

O que você vai falar para o seu chefe na próxima reunião de trabalho?
次の会議で何を話すつもり?
Não sei, eu vou jogar algumas idéias no ar e ver se ele aceita alguma coisa.
分からないわ、適当にアイデアを投げてみる、そしたら何か採用するでしょ。



『jogar praga』:不幸を願う

あまりいい言葉ではありませんが、『誰かが悪いことが起こるように願う』というような意味でこのフレーズを使います。

『praga』は元々『呪い』という意味です。

以下例文

Faz um mês que eu estou doente,não sei o que aconteceu, Acho que alguém jogou uma praga em mim.
病気になって一ヶ月よ。何が起こっているのかしら。誰かが呪いをかけてるわ。


Está tudo dando errado,eu não sei que aconteceu. você jogou uma praga em mim?
何やってもうまくいかない、何でだろう。あなたは何か呪いでもかけてる?



『賭ける』という意味の『jogar』

ポルトガル語の『apostar』に相当する『賭ける』という意味でも『jogar』は使います。

以下例文

Ele joga várias vezes no cassino.
彼は頻繁にカジノのギャンブルに興じます。



『場所を変える』という意味の『jogar』

『ものの場所を調整』するように移動する場合に『jogar』を使うことがあります。

以下例文

Joga esse sofá mais pra direita.
そのソファはもう少し右かな。


Essa imagem, joga mais pra esquerda.
その絵は少し左にしましょう。
Por que voê não para de jogar esse cabelo?
なぜあなたはそうやって髪を動かすのをやめないの?

このように『jogar』は『ものが移動する様子を表す』んですね。


『渡す』という意味の『jogar』

ポルトガル語の『entregar』に相当し、『渡す』という意味で『jogar』を使うことがあります。

以下例文

Amor,Joga uma toalha para mim.
あなた、ちょっとタオル取ってくれない?


Joga o saleiro pra mim?
その塩をとってくれる?

ちょっと何かをとってほしいような場合ですね。

『jogar』を使っているからといって投げるのは当然ダメです。

普通に持って行ってあげましょう。

『jogar』を『投げる』という意味だけで理解しておくと大変なことになります。


『投げる』という意味の『jogar』

もちろん『投げる』という意味で『jogar』を使うこともあります。

この場合はもう普通に力いっぱい投げるイメージです。

以下例文

Joga a bola, joga!
投げてボール、投げて!


Ele sabe jogar a bola perfeitamente!
彼は完璧にボールが投げられます。



まとめ

ポルトガル語『jogar』の使い方について紹介しました。

実践的にはこのような意味で使うことが多いです。辞書と合わせて理解しておけば完璧ですね。

ポルトガル語『mesmo』の使い方7つ。意味を見分けて適切に使うには?

ポルトガル語『mesmo』の使い方
ポルトガル語『mesmo』の使い方

ポルトガル語の『mesmo』は本来『同じ』という意味ですが、他にもいくつかの意味で使われます。

英語でいうと『same』『just』を合わせたような単語であり、とても便利です。

そこで今回は、『mesmo』の7つの使い方についてまとめました。



ポルトガル語『mesmo』の7つの使い方

『強調』するための『mesmo』

『mesmo』は『強調』の為に使うことがあります。

以下例

Nós devemos começar agora mesmo este trabalho.
私たちは今すぐにこの仕事を始めなければなりません。


Você vai fazer isso mesmo?
あなたは本当にそれをやるの?

上記の例では、『今すぐに』『本当に』と訳していますが、本質的な意味は『強調』です。

その場合『mesmo』を省略しても文の意味は変わりません。


『本当』という意味の『mesmo』

『本当』という意味で『mesmo』を使います。

以下例文

Você vai mesmo morar fora do país?
あなたは本当に国外に住むつもり?
Vou mesmo.
本当よ。


Eles vão mesmo se casar.
彼らは結婚するんですって。
È mesmo?
本当に?

いずれも『de verdade』と置き換えても意味が通ります。


『同じ』という意味の『mesmo』

『同じ』という意味で『mesmo』を使います。

他のポルトガル語では『semelhança』とか『igual』と同じ意味です。

以下例文

Eu sempre venho pelo mesmo caminho para casa.
私はいつも同じ道で家に帰ります。


Ela sempre pede a mesma coisa no restaurante.
彼女はいつもレストランを同じ注文をします。
Nós moramos na mesma cidade.
私たちは同じ町に住んでいます。



『再帰』的な意味の『mesmo』

直前の名詞に『再帰』する意味で『mesmo』が使われることがあります。

『~自身』という具合に訳せる場合があります。

以下例文

Ele mesmo consertou o carro.
彼自身で車を直しました。


Quem fez este bolo?
誰がこのケーキを作ったんですか?
Eu mesma quem fiz.
私自身が作りました。
Quem criou isso? Foi você mesmo?
誰がそれを作ったの?あなた?



『再帰の強調』を意味する『mesmo』

『再帰』と近いですが、『強調』の意味をプラスして『mesmo』を使うことがあります。

以下例文

Ele mesmo não ligou para nós.
彼は私たちに電話しませんでした。


Eu mesma não quis fazer isso.
私はそれをやりたくありません。

これらの例には、直前の名詞を指す『再帰』の意味もありますが、同時に『強調』の意味が含まれています。

一文目では、『彼』以外の他の人たちは『私たち』に対し、電話をした可能性が考えられます。

『例外』や『マイノリティ』としての主語になっていることが窺えます。


『ainda que』と同じ意味の『mesmo』

『ainda que』+『接続法』で『たとえ~でも』という用法があります。

その代わりに『mesmo que』+『接続法』で代用できます。

以下例文

Mesmo que eu vou viaje eu vou continuar pensando em você.
例え旅行に行くとしても、あなたのことを考えています。


Mesmo que eu viaje eu não vou esquecer de você.
例え旅行に行くとしてもあなたのことは忘れないでしょう。
Mesmo triste ela foi embora.
悲しくても彼女は逝ってしまった。
Mesmo sem entender eu vou continuar estudando.
理解できなくとも、私は勉強を続けます。

『mesmo』を文頭につけることで『~であっても』という言い方が容易にできます。

これは口語でも重宝します。


『apesar disso』『ainda assim』という意味の『mesmo』

『apesar disso(それにもかかわらず)』、『ainda assim(それでもなお)』という意味で『mesmo assim』という言い方ができます。

以下例文

Mesmo assim você tem que estudar.
それでもあなたは勉強しなければなりません。


Eu fiz tudo errado mas mesmo assim eles gostaram do trabalho.
私はすべて間違いました。それにもかかわらず彼らは仕事が好きです。

日本語では単純に『それでも』と訳してもいいでしょう。

つまり『それでも』=『mesmo assim』です。


まとめ

ポルトガル語『mesmo』の使い方について紹介しました。

見てきたようにとても便利な単語なので、しっかり使えるようにマスターしましょう。


ブラジル人が口語でよく使うポルトガル語表現を厳選して8つ紹介!

ブラジル人が口語でよく使うポルトガル語表現
ブラジル人が口語でよく使うポルトガル語表現

今回はブラジル人が口語などでよく使うポルトガル語の表現を紹介します。

こういうのはポルトガル語の参考書にもあまり載っていなかったりするので本でしか勉強したことのない人は現地に行って苦労します。

将来的にブラジルに行ってみたい人はぜひ参考にしてみてください。



ブラジル人がよく使うポルトガル語表現たち!

Caramba!

『Caramba』という単語は2つの意味で使われることが非常に多いです。

具体的には以下の2つ
・『pra caramba』で『muito(とても)』という意味
・『Caramba!』でややネガティブな『感嘆詞』

以下例文

Eu trabalhei pra caramba.
私はとても働きました。


Viajei pra caramba.
たくさん旅行しました。

いずれも『pra caramba』を『muito』と置き換えても意味が通りますよ。

次はややネガティブな感嘆の例です。

Caramba João, Você ainda não foi ao supermercado? Por que?
なんてことジョアン、あなたはまだスーパーに行ってなかったの?どうしてよ?


Caramba, Você não viu que meu carro estava ali?
あらまぁ、私の車があそこにあったのを見なかったの?

このように『caramba』は続けてややネガティブなことを言いたいときに使います。


Imagina!

これもブラジル人はよく使うんですよ。

もとは動詞『imaginar(想像する)』から来ています。

しかしブラジル人はこれを『de nada!』と同じ意味で使います。

つまり『どういたしまして』ですね。

例文

Obrigado por me ajudar.
手伝ってくれてありがとう!
Imagina!
なんでもないわ、そのくらい!

『de nada』と同じように考えて問題ないです。


Cara!

『cara』はもともと『顔』という意味です。

つまり『rosto』と同じ意味になります。

しかしブラジル人が口語で『cara』と言うときには次の意味で使います。
・誰かを呼ぶとき
・知らない人を指して

以下例

E aí cara,Vamos sair hoje?
やあ!今日出かける?


Nossa cara, você não sabe o que me aconteceu.
なんだ君、昨日僕に何があったか知らないんだ
Você falou com o cara lá da oficina?
作業場の向こうにいるあの人と話したの?
Você conhece aquela cara?
お前あいつのこと知ってる?

『cara』は他にもよく使います。そのうちの一つが『ficar de cara』です。

『ficar de cara』は『chateado(イライラした)』とか『magoado(怒った)』という意味です。

以下例文

Fiquei de cara com ele.
彼にはイライラしたわ。


Fiquei de cara com meu chefe.
上司にはうんざりしたよ。



É

『É』だけで何か相手が言ったことに対し『肯定』する意味でよく使います。

以下例文

É verdade? O João e a Maria se casaram?
本当?ジョアンとマリアが結婚したってのは?
É.
本当よ。


Você vai ficar em casa hoje?
あなたは今日家にいるつもりなの?
É.
そうだけど。

こんな感じです。

つまり『sim』に言い換えても意味が通じますね。


né.

『né』は『não』+『é』からきています。

本来は『não é?』となるところを少し略して『né?』とするわけですね。

ブラジル人は、話している時の文章の最後に『né』とつけることが非常に多いです。

『そうだよね?』とか『わかるよね?』という具合に共感を求める形です。

以下例文

Você gosta de arroz, ?
あなたはご飯が好きだよね、そうだよね?


Você entendeu que eu disse, ?
あなたは私が言ったこと分かったよね?
Você vai sair amanhã, ?
明日行くんだよね?

このように相手に確認するように何かを言いたいときには最後に『né?』とつければよく、日本語とも似ていますね。


Beleza!

ブラジル人が大好きなのが『Beleza!』です。

『Beleza』はもともと『美しい』という意味ですが、『強く肯定』するような場合に使います。

以下例文

João,Vamos ao cinema hoje?
ジョアン、今日映画に行きましょうよ!
Beleza!
いいね!


Você quer comer pizza amanhã?
明日ピザ食べたい? Beleza!
最高!

ポルトガル語だと『está ótimo』という言葉に置き換えられます。

また『Beleza?』はポルトガル語の挨拶『Tudo Bem?』に相当するときもあります。

以下例

E aí beleza?
へい、元気かい?
Beleza!
最高だよ。

このように『調子を尋ねる』のにも使えますし、『返事』にも使えます。


Pode deixar

『pode deixar』『私がやるよ』『任せていいよ』みたいな意味です。

以下例文

Eu vou fazer o jantar?
夕飯作ろうか?
Pode deixar,deixa comigo.
いや、大丈夫だよ、私にやらせて。



Nossa!

『驚き』や『感嘆』を表現するときに『Nossa!』とよく口にします。

以下例

Nossa! Nao acredito que você fez isso!
わお!これあなたがやったなんて信じられない!


Nossa! Que lindo que é o seu filho!
すごい!可愛らしい息子さんね!
Nossa! Que casa mais bonita!
うわ!かっこいい家!



まとめ

とりあえず8つほど、ブラジル人がよく使うポルトガル語表現について紹介しました。

また思い出したら追加していこうと思います。

これらは本当によく使いますよ。


ポルトガル語『ai』の口語における7つの使い方。ブラジル人もよく使います。

ポルトガル語『ai』の口語における使い方
ポルトガル語『ai』の口語における使い方

ポルトガル語の『aí』という単語は『そこ』という意味ですが、ブラジルの口語では色んな場面で使われます。

よって単純に『そこ』という意味だけで覚えておくのは不十分

実際に辞書を見ると色んな用途が記載されています。

そこで今回はポルトガル語『aí』の日常でよく使われる使い方について紹介します。



ポルトガル語『aí』の7つの使いかた

『そこ』という意味の『aí』

もっとも一般的な『aí』の用法です。

『場所の副詞』としての使い方になります。

以下例文

Onde está o meu livro?
私の本はどこ?
,em cima da mesa.
そこだよ、机の上。


Pegue na sua frente.
あなたの目の前からとって。



『話をする際の接続詞』的な『aí』

口語ではこのような用法が非常に多いです。

話をする際に、流暢に話すための一種の接続詞のような役割を果たします。

以下例文

Nós estavamos na festa, ele chegou e a gente resolveu ir embora.
私たちがパーティ行ったときに、彼が来たのね、それで私たちはその場を去ることにしたの。

この口語文では2回『aí』という単語が出ていますが、大した意味はありません。

他の単語にするなら『então』『depois』などと置き換えても意味が通ります。

以下例

O que você fez ontem?
昨日なにした?
Ah, Eu não fiz nada...Fiquei em casa... vi um filme...e aí Eu dormi.
うーん、特に何も、、家にいて、、映画を見たり、、その後で寝たわ。

つまり、大して意味はないけど、言葉につまったら『ai』と言うんです。

先述したように『então』『depois』と言い換えられる場合が多いです。

この使い方は文法的に正しいというものではないのですが、ブラジル人が使うものだから、知っておかないと現地に行ったときに混乱しますよ。


『呼びかけ』の『aí』

誰かに『呼びかけたり』『用がある』といったときも『aí』を使います。

以下例文

E Joaõ! Chegou agora? Demora muito ne?
まぁジョアン!今着いたの?随分遅れたね?


E papai! Vem cá!
おとうさん!ちょっと来て!



軽い『あいさつ』の『aí』

ブラジル人が好んで使うスラング(俗語)です。

『E aí?』というと『元気?』とか『調子はどう?』という意味になり、親しい友達などに対して頻繁に使います。

以下例文

E ? Tudo beleza?
へい、調子はどうだい?


E ? Tudo bem?
やあ?元気?
E ? Tudo tranquilo?
やあ、上手くいっているかい?

このような具合です。


『不明確な場所』を示す『aí』

曖昧に場所を伝えたい場合に『aí』を使うことがあります。

以下例文

Onde você foi ontem?
昨日どこ行ったの?
Por . Fui por .
その辺よ。ちょっとふらっと。


Eu gosto de viajar por .
私は、ちょっとした旅行に行くのが好きです。

このように場所が明確ではない場合や、あえて言いたくないときなど『そのあたり』というニュアンスで言いたいときに『por aí』と言います。

これは結構便利なのでブラジルに行く予定のある人は覚えておくといいですよ。


『感嘆表現』としての『ai』

この場合の『ai』には特に意味はありません。

何かに驚いたときや思わず声を上げてしまうようなときに『ai!』と言うだけです。

この場合の『ai』は『そこ』という意味の『aí』とは異なる単語です。

例文

Ai! Que susto! Nossa!
うわっ!びっくりした!


Ai que delícia isso!
わお!これは美味しいね!

このような具合です。

またブラジル人はよく『Ai! Meu Deus!』と言います。

『Meu Deus』は英語で『My God』ですので、これは『Oh!My God』です。

ほぼほぼ同じ意味でブラジル人は好んで使いますよ。


『痛みの表現』としての『ai』

ブラジル人はケガをした瞬間だったり、なにか身体的な痛みを感じたとき『ai!』という言い方をよくします。

誤解のないように言いますが、これも『そこ』という意味の『aí』とは異なる単語です。

以下例文

Ai! Você me machucou!
痛っ!あなた今私に傷つけたわよ!


Ai! Doeu isso!
あぁ!痛いよそれ!

このような具合です。


まとめ

ポルトガル語単語『aí』の日常的な使いかたについて紹介しました。

ブラジル人が話すのを聞けば、ここで紹介したような使い方が多く見られることでしょう。


ポルトガル語の比較級。形をしっかり理解すれば簡単です。

ポルトガル語の比較級
ポルトガル語の比較級

今回はポルトガル語の基本的な文法『比較級』についてまとめました。

たまにですが比較級を使うこともありますのでポルトガル語学習者はしっかりマスターしたいところです。

英語の『better』に相当する『melhor』は会話などでよく使うイメージです。



ポルトガル語の比較級

ポルトガル語の比較級を大別するとsuperioridade(優等比較級), inferioridade(劣等比較級)及びigualdade(同等比較級)の3つがあります。

superioridade(優等比較級)

優等比較級はその名の通り、何々よりも勝る場合に使い『~よりも~である』という意味になります。

形としては

mais + 形容詞 + (do) que....

英語の『more』に相当する『mais』を使います。

『mais』は『もっと』とか『さらに』という意味ですが、『muito(とても)』の比較級でもあります。

ちなみに『que』の前の『do』はあっても無くてもどちらでも問題ありません。

以下例

Maurício é mais alto do que João.
マウリシオはジョアンよりも背が高いです。


Maria é mais inteligente que a irmão dela.
マリアは彼女の兄弟よりも賢いです。
Nossos livros são mais grossos do que os livros da Marina.
私たちの本はマリアナのよりも分厚いです。
A casa do João é mais alta do que a casa da Juliana.
ジョアンの家はジュリアナの家よりも高さがあります。
Eu sou mais rápido do que ele.
私は彼よりも速いです。
Nossa cidade é mais interessante que a deles.
私たちの街は彼らのよりも面白いです。
Vocês são mais espertos que os seus amigos.
あなたたちはあなたたちの友達よりも賢いです。

となります。特に難しい点はないと思います。


inferioridade(劣等比較級)

劣等比較級は優等の反対で『~ほど~ではない』という意味です。

形としては

menos + 形容詞 + (do) que....

となります。

『mais』の代わりに『pouco(少ない)』の比較級でもある『menos』を使います。

あとは同じですね。

以下例

Maria é menos rápida que o irmã dela.
マリアは彼女の妹ほど速くありません。


Ele é menos alto que os amigos.
彼は友達ほど背が高くないです。
Nós somos menos preocupados do que as pessoas da cidade vizinha.
私たちは隣町の人たちほど心配してはいません。
O Rio de janeiro é menos populoso do que São Paulo.
リオデジャネイロはサンパウロほど人口が多くありません。
As revistas são menos interessantes que os livros.
それらの雑誌は本ほど面白くないです。
Os homens são menos cuidadosos que as mulheres.
男性は女性ほど注意深くありません。

先ほどと同じで特に難しくはないです。


特殊な比較級

形容詞でも『mais』や『menos』を使わずに特定の単語を使う比較級があります。

Bom(よい), ruim(わるい), grande(大きい), pequeno(小さい)がそれにあたります。

これらの形容詞に対する比較級は以下のような単語を使います。

・bom → melhor(より良い)
・ruim,mau → pior(より悪い)
・grande → maior(より大きい)
・pequeno → menor(より小さい)

これらは日常生活でもよく使うので完璧にしておくといいでしょう。

英語では『melhor』が『better』、『pior』が『worse』、『maior』が『bigger』、『menor』が『smaller』に相当します。

以下例

Caipirinha é melhor do que cerveja.
カイピリーニャはビールよりいいよな。


Eu acho que clima frio é pior do que clima quente.
寒い気候のほうが暑いよりもよくないと思います。
São Paulo é maior que o Rio de Janeiro.
サンパウロはリオよりも大きい
O Brasil é menor que a Rússia.
ブラジルはロシアよりも小さい




igualdade(同等比較級)

同等比較級は同じくらいの程度を表し『~と同じくらい~である』という意味です。

形としては

tão(またはtanto) + 形容詞 + como (またはquanto)....

となります。

以下例文

Maria é tão alta quanto José.
マリアはジョゼと同じくらい背が高いです。


Maurício é tão inteligente quanto Naomi.
マウリシオはナオミと同じくらい賢いです。
João lê tantos livros quanto Luíza.
ジョアンはルイーザと同じくらい本を読みます。
José viu tantos filmes quanto sua esposa.
ジョゼは妻と同じくらいたくさん映画を見ます。
Maria trabalha tanto quanto José.
マリアはジョゼと同じくらい働きます。
João estuda tanto quanto o irmão.
ジョアンは兄弟と同じくらい勉強します。
Mariana é tão linda como Laura.
マリアナはラウラと同じくらい綺麗です。
O português é tão difícil quanto o francês.
ポルトガル語はフランス語と同じくらい難しいです。

こちらも特に難しいところはないですね。


最上比較級

先述した優等、劣等、同等比較級以外には『形容詞の最上級』というものがあります。

いずれも複数のもののなかで『もっとも~である』という場合に使います。

優等最上級:『~のなかで最も~である』:『定冠詞 + mais + 形容詞 de....』
劣等最上級:『~のなかで最も~でない』:『定冠詞 + menos + 形容詞 de....』

優等最上級の例

João é o mais alto da família.
ジョアンは家族の中でもっとも背が高いです。


Esta montanha é a mais bonita do país.
この山は国で最も美しいです。


劣等最上級の例

Esta caneta é o menos barato desta loja.
このペンは、この店で最も安くないです。


Esta estrada é a menos movimentada de São paulo.
この通りはサンパウロでもっとも交通量が多くないです。




まとめ

ポルトガル語の比較級について紹介しました。

まとめると比較級には以下があります。
・優等最上級
・劣等最上級
・同等比較級
・最上級

基本的な形をしっかり覚えれば問題なく使えるようになると思います。


ブラジル・ポルトガル語『negócio』の6つの使い方。汎用性が高く、ネイティヴが好んで使う単語。

ブラジルポルトガル語『negócio』の使い方
ブラジルポルトガル語『negócio』の使い方

ブラジル人はポルトガル語の『negócio』という単語をよく使います。

実はこの『negócio』という単語には様々な意味があってとても便利

英語でいうと『negotiation』と語源が近いように思いますが、それ以上に幅広い用途です。

それを知らないとブラジルに行ったときに混乱します。

そこで今回はブラジルポルトガル語の実践的な『negócio』の6つの使い方を紹介します。



ブラジルポルトガル語の『negócio』の意味と使い方

『empreendimento』という意味の『negócio』

もっとも一般的な『negócio』の意味が『empreendimento』です。

『empreendimento』は『事業』とか『企画』という意味ですが、そこまで規模の大きなものでもなく、『loja(お店)』『mercado(市場)』『comércio(商店、取引)』と同じように意味です。

例文

O Pedro trabalha no negócio do café.
ペドロはカフェで働いています。


O Pedro tem um negócio no centro da cidade.
ペドロは市の中心でお店を開いています。
Vamos criar um negócio juntos?
一緒なお店を作らない?
Que negócio você quer fazer comigo?
どんなお店がやりたいの?
Vamos criar jogos para celular, vamos trabalhar nesse negócio de jogos!
スマホゲームを作ろうよ。スマホゲームの商売とか。



『coisa』という意味の『negócio』

意外によく使われるのが『coisa』という意味の『negócio』です。

『coisa』は『もの』『事』という意味ですので、漠然と何かを指し示すときに使うということです。

よって『negócio』を英語の『nagetiation』のように理解してしまうと混乱します。

何かあるものに対して、その名前が思い出せないとか出てこないとか、または言いたくない面倒で言いたくないというときに『negócio』に置き換えて言うことができます。

以下例

Pegue aquele negócio para mim?
その『もの』を私にとってくれない?
Que negócio?
どれ?なんのこと?
Esse negócio aí do seu lado.
それよ、あなたの隣にあるやつ。
O controle remoto?
このリモコン?
È isso.o controle remoto. Dá para mim esse negócio
そう、リモコン。それを私にちょうだい。

この場合、名前がとっさに出ないとか、言うのが面倒くさかったとかが考えられますが、慣れていないと『negócio』って一体何のことか意味不明ですよね。

以下例

Fecha esse negócio aí.
それしっかり閉めてよ。
Como você é chata.
うーん、面倒くさいわね。

このように文章だけでは何のことか分かりません。

たとえば、バッグのことかもしれませんし、上着のファスナーのことかもしれません。

とにかく、漠然と何か指し示すのに『negócio』は使えるのです。


『comida』という意味の『negócio』

『coisa』と同じような使い方ですが、『comida(食べ物)』を漠然と指し示す場合も『negócio』を使うことが多いです。

例文

Estou fazendo um negócio aqui de que você gosta muito.
ここにあなたの好きなものを作ってるのよ。
Verdade? O que è?
本当に?何?
Não , è segredo.
いいえ、まだ秘密。


Que delícia esse negócio.
この料理は美味しいわね!

このように敢えて名前を言いたくない場合や、料理の正確な名前が分からないという場合も『negócio』を使って表現します。

とても便利な単語ですね。


『experimento』『teste』という意味の『negócio』

ここでいう『experimento』『teste』『試み』という意味で理解するといいです。

例文

Eu estou pensando em pintar o meu cabelo em casa, o que você acha?
家で髪を染めようと思うんだけど、どうかな?
Huu,Será que esse negócio vai dar certo?
うーん、その試みはうまくいくかな?
Vou tentar!
やってみるわ!


Eu não tenho ingredientes para fazer o bolo, mas vou tentar outra coisa.
ケーキを作る材料がないんだけど、、他の物で試してみるわ。
Esse negócio vai ficar bom?
それでうまくいくかな?
Você conseguiu arrumar meu computador?
私のパソコン直せた?
Eu fiz um negócio há pouco. Acho que funciona agora.
さっきやってみたよ。今は動くと思う。



『acordo』という意味の『negócio』

『acordo』は『協定』とか『取り決め』という意味です。

そういう意味では本来の『negócio』に近く、また日常の些細なことでも使えます。

例文

Vamos fazer um negócio? Eu sempre cozinho e você lava a louça?
こうしましょう?私は毎日料理を作る、その代わりあなたがお皿を洗うのはどう?


Vamos fazer um negócio?Todos os dias às 20 horas você vai tomar o seu banho?
こういうのはどう?あなたは毎日20時にお風呂に入るようにする。



『desordem』『bagunça』という意味の『negócio』

部屋の中が散らかっているような『desordem』『bagunça』を表すのにも『negócio』は使います。

例文

Meu Deus filho! Que negócio é esse aqui?
なんてことボク!この散らかりようはなんなの?


Nossa! Que negócio é esse?
わお!雑然としてるね?

例えば、家から帰ってきたら子供が部屋の中をぐちゃぐちゃにしていた場合などに上記のように言います。


まとめ

ブラジルポルトガル語の『negócio』の使い方について紹介しました。

状況や文脈からしか判断できないこともあり、非常に応用の効く単語が『negócio』だとご理解いただけたと思います。

ブラジルに行ったときに困らないように、色んな『negócio』を知っておきましょう。

ポルトガル語動詞『pegar』の13の使い方をまとめて解説!よく使う動詞だから確実におさえよう。

ポルトガル語『PEGAR』動詞の使い方をまとめて解説
ポルトガル語『PEGAR』動詞の使い方をまとめて解説

ポルトガル語の動詞『pegar』は日本語だと『取る』という意味の動詞なのですが、その用途は広いです。

いろんな場面で使われる超頻出動詞なのでポルトガル語学習者は完璧にしておきたいところ。

そこで今回はポルトガル語動詞『pegar』の実践的な13パターンを紹介します。



ポルトガル語動詞『pegar』の用途13選

『取る』という意味の『pegar』

これがもっとも一般的です。

ポルトガル語の他の動詞で言うと『segurar(つかむ)』と近いです。

例文

Pegue minha caneta que está na mesa, por favor?
机の上にある私のペンをとってもらえますか?


Você pode pegar meu dicionário?
私の辞書取ってくれる?

『segurar』よりも『agarrar』に近い意味になることもあります。

『agarrar』も『掴む』という意味ですが力を込めて持つときに使います。

例文

Esse goleiro pegou a bola.
そのゴールキーパーはボールを掴みました。


Ele pegou no meu braço.
彼は私の腕をつかみました。

いずれも『agarrar』を用い『agarrou』としてもいいです。


『乗る』という意味の『pegar』

公共の乗り物などに『乗る』という場合に『pegar』はよく使います。

例文

Eu peguei o ônibus às sete da manhã.
私は朝の7時にバスに乗りました。


Que horas você vai pegar o trem?
何時にバスにのるの?
Eu vou pegar o avião amanhã muito cedo.
明日の朝早くに飛行機に乗ります。



『捜す』『連れてくる』という意味の『pegar』

ポルトガル語では『buscar(捜す)』とか『trazer(連れてくる)』という意味でも『pegar』を使うことがあります。

例文

Você pega o pedro na escola pra mim hoje?
今日、学校からペドロを連れてきてくれる?


Você pode pegar o meu pai na casa dele?
彼の家から父親を連れてこれる?
Você pode pegar o bolo na padaria que em achei ontem.
私が昨日見つけたお店でケーキを買ってきてくれる?

このように『もの』にも『人』にも使えます。基本的には『取る』という意味からの連想だと思えばいいですよ。


『広がる』『くっつく』という意味の『pegar』

少し分かりにくいですが、何かが『広がっている』とか『くっついている』ような状況でも『pegar』を使うことがあります。

類語だと『espalhar』『grudar』『colar』などに相当します。

例文

A umidade pegou o teto inteiro.
天上全体が湿っています。


A grama pegou no jardim todo!
芝生が庭中に広がっています。
A chuva me pegou!
雨に捕まっちゃった。



『機能する』という意味の『pegar』

これも分かりにくいですが、バイクや車のような乗り物が上手く動くような場面で使います。

類語は『funcionar(機能する)』です。

例文

O carro não pegou á tarde.
午後は車が動かなかった。


O meu celular não pega nesse lugar.
私のケータイはその場所には使えません。
A motocicleta pegou bem rápido hoje.
その原付は今日速く作動しました。



『病気になる』という意味の『pegar』

『pegar』単体ではありませんが、『風邪を引く』とか『病気になる』という場合にも『pegar』は使います。

例文

Eu peguei uma gripe ontem.
昨日、インフルエンザにかかりました。


Ela pegou uma doença terrível e merreu.
彼女は重い病気にかかり、亡くなりました。

『病気』や『風邪』を『捕まえる』というイメージです。


『芽が出る』という意味の『pegar』

『植物の芽が出る』とか『発芽する』という意味でも『pegar』は使えます。

例文

A planta que você me deu pegou.
あなたがくれた植物が芽吹きました。


A grama pegou.
芝生が芽を出しました。



『広まる』『普及する』という意味の『pegar』

『多くの人に知れ渡る』とか『普及する』という意味でも『pegar』は使います。

例文

Esta ideia do caderno pegou. Muitas pessoas tem o caderno para estudar.
そのノートの発想は普及しました。多くの人がそのノートを勉強のために持っています。


Essa ideia, não sei se vai pegar,porque ela não me parece muito boa.
その考えが広まるかは分かりません。なぜなら私にはあまりいいと思えないからです。



『残しておく』という意味の『pegar』

類語だと『reservar』という単語があります。『予約する』という意味もある『reservar』ですが、『pegar』も同様で、特定のものを何かの為に『残しておく』という意味で使います。

例文

Eu peguei quatro dias em casa, sem tabalhar.
私は働かない日を4日間取りました。


Este final de semana eu vou pegar para limpar toda a garagem.
この週末ガレージを掃除する予定です。



『分かる』『理解する』という意味の『pegar』

ポルトガル語の他の単語だと『compreender』とか『entender』という意味で『pegar』を使います。

例文

Eu preciso pegar essa matéria porque vai cair na avaliação.
評価が下がるのでこの議題について理解する必要があります。


Eu não peguei o que o professor falou.
先生が言ったことが分からなかったよ。
Você pegou? Também não.
あなたは分かった?私も分かりませんでした。



『獲得する』『得る』という意味の『pegar』

ポルトガル語の類語では『obter』とか『ganhar』に相当する意味です。

例文

O corredor sempre pega o primeiro lugar.
その走者はいつも一位を獲ります。


Ele pegou o primeiro lugar no campeonato.
彼はその大会で一位を獲りました。



『罰を受ける』ときの『pegar』

『pegar』単体ではありませんが、『罰を受ける』時にも『pegar』という単語を使います。

例文

O ladrão pegou seis anos na cadeia.
その泥棒は刑務所で5年を言い渡されました。


Ele pegou sete anos de detenção
彼は6年の留置となりました。



『火がつく』『火をつける』という意味の『pegar』

『火』を使うときにも『pegar』を使うことがあります。

その場合、『pegar fogo』という形で使うことが多いです。

例文

Nossa! Pegou fogo na casa do vizinho ontem!
なんてこと!昨日隣の家が火事になりました。


Você acredita que meu celular pegou fogo?
私のケータイから出火したなんて信じられる?

このほかにも突然『pegar』という動詞を使われることがあるでしょう。

単語の意味だけにとらわれず、状況や文脈などから臨機応変に理解することが望ましいです。


まとめ

ポルトガル語の『pegar』、ブラジルでよく使う意味について紹介しました。

現地に行けば分かりますが、これらは本当によく使うので知っておくといいですよ。