レディオヘッド『OKコンピュータ』

 高校生のころ随分たくさんきいたアルバム。日本語盤を手に入れたので、いままで読んだことが無かった解説をよんだのだけれど…

 田中宗一郎の解説が気持ち悪すぎる!!もう、鳥肌が立つくらいの気持ち悪さ!!うげー。なんだこれ。

『ブロウ』

 麻薬王とかギャングとかマフィアとかいうだけで、血がザワザワしてしまうタイプなモンで、前から見たかった映画。ツタヤがキャンペン中ということで借りてきましたよ。ジョニー・デップ主演。70年代にアメリカの麻薬市場に君臨したジョージ・ユングさんというひとの話。実話に基づいているらしい。

 まず、音楽についてだが。いきなりストーンズ「キャント・ユー・ヒア・ミー・ノッキング」(『ステッキー・フィンガーズ』の中の名曲!)。偶然にもこの映画みる一時間くらい前に聞いてたモンで、驚きつつ、テンションは最高潮に!!あとは、ラム・ジャム「ブラック・ベティ」が良かった。

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 内容なんだけれども、麻薬取引や逮捕暦についてかなり事実に忠実に描いている(ように見える)と同時に、ジョージ・ユングと娘や両親との確執・愛などの問題も描こうとしているため、ややギュウギュウに詰め込んだという印象があった。わたしが期待していた、血生臭い殴り合いとか、拳銃バンバンは、あまり無し。

 前半は、麻薬で儲けて巧くいって、ウハウハな生活を送ってカッコいいジョージ・ユングを描いているのに、後半になってくると、家族愛とかを中心に描き出す。最後には、「結局、麻薬取引みたいな悪いことしても、いいこと無いんですよ〜」という取って着けたようなメッセージらしきものを残しつつ終わる。これには、な、な、な、なんだよそれ!!と多くの人が叫んだことだろう。

 製作者も、演じている人も、ジョージ・ユングのような生き方を、カッコいいなぁ、と思っていなきゃ作れない映画なのに、変なメッセージ出したところで、説得力もあったもんじゃないのだ。

 「悪いことをしているから、つらい人生を送るのは当然です」と思っている人にとっては、「でも、ぜんぜん悪人に描かれてねーじゃん!!」と思うだろうし、「ジョージ・ユングみたいな生き方、超カッコええ!!」と思っている人にとっては、「ななななんだよ!!その変な結論はよ!!」となる。

 特に後半において、ジョージ・ユングという男はあまり主体的に動くことが無く、ふらふらと流されて行動しているようにさえ描かれている。この映画の最大の欠点は、ジョージ・ユングがどうしてそこまで金にひきつけられていくのか、ということが描かれていないことにあると思う。「金という幻」というのであれば、なぜ、幻に惑わされているのかを描かないと。

 あと、実際の娘さんかわいそうじゃないでしょうか、このエンディングは。

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 とりあえず、まったくまとまってないけど、感想を書いといた。 

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 竹村延和『フィナーレ』

 村上隆のCDジャケット。三年位前に買った。ここ一年くらいはく聞いておらず、久しぶりに聞いたんだけれど、実に涼しげのある音楽で、聞き込んでしまった。

 アマゾンのレビューでも「属性:水」と題するレビューを書いている人がいた。「青のせかい」「みなものダンス」「水族館」「鏡の湖」と、タイトルだけから見ても涼しげ。

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 ザ・フー『ザ・ベスト・オブ・ザ・フー』

 きょうは、そろそろザ・フーが来るってことで(もうきてんのかな?)、フーのベスト盤を聞いた。

 つか、ロックオデッセイ行きたい。高くてとても行けないけど。ザ・フーに、レッチリに、エアロに、レニークラビッツに、ウルフルズに、ブサイケに、エイちゃんで、14000円。高いよ!!ま、面子を考えたら超安いんだろうけど。



 

 R・エルマン『ダブリンの四人 ワイルド、イェイツ、ジョイスそしてベケット』

 著者のR・エルマンさんは、ジョイスの評伝などで有名。イェイツとベケットに関しての評伝を読みたいと思っていたのだけれども、あるのはやたらと分厚いモノが多かったので、これを借りてきた。講演を元に書かれているものらしく、あまり難しい話は無い。薄い本。

 目的は、イエイツとベケットなので、ジョイスとワイルドを扱ったところは読んでないのだけど、ま、普通におもしろかった。イェイツとジョイスベケットがこんなにも交流があったなんてしらなかった。

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