なみのりいるかの夢

しばらくは雑記です。

「螺旋じかけの海」永田礼路

遺伝子操作が普通にあり、動物の遺伝子が人に発現する世界、15%以上発現すると人としては見られなくなる世界のお話。 鳥や鰐、羊やイルカ の遺伝子を持った人達が出てきます。人とは何か、人としての幸せは何か考えさせられます。 最後の鯨の話は良かった。…

「貝と文明」ヘレン・スケールズ著 林裕美子訳

軟体動物としての貝から食料や新薬まで様々な貝について興味深い内容でした。 思ったより長く続いていたタカラガイを貨幣として使う貿易はキイロダカラと、ハナビラダカラを取引に使われていたとか。1億個もの貝が流通に乗っていたのも不思議な感じです。 海…

水族館 「油壺マリンパーク」

今月で閉館の油壺マリンパークへ行ってきました。昔ながらの小さめの水族館ですが、ペット同伴可能との事でわんちゃんがいっぱい居ました。みんな興味深そうに見てましたね。 展示は大人しめですが、メガマウスの標本展示は圧巻です。当時の解剖の様子の映像…

小説「星のように離れて雨のように散った」島本理生

星のように離れて雨のように散った 作者:島本 理生 文藝春秋 Amazon 燃えるような恋ではなく、微かな違和感から関係を見直し、自分を取り戻していく、緩やかな恋のお話でした。 「相手の意に沿わなければ、その相手を否定したことになると思っていたことだ」…

「海藻の歴史」カオリ・オコナー著 龍和子訳

海藻の歴史 (「食」の図書館) 作者:カオリ・オコナー 発売日: 2018/01/22 メディア: 単行本 日本人には馴染みの深い海藻、海苔やワカメ、昆布にヒジキと色々と手に入れて食べる事が出来ます。しかし他国では利用の少ない海藻をそれぞれの地域ごとの利用方法…