ハイロ― ザム2 感想
ハイアンドロー ザム2 痺れました。ありがとうハイアンドロー。
ツイッターで感想をぽちぽちしたいところなのですが、自分用にまとめておきたいのと書きたいことが多すぎてふせったーさんを使うのがなかなかに手間なので、まとめて書いてしまおうかと思います。
ネタバレ有、むしろネタバレしかありません。さらに言えば、まとまった感想というよりも感情のままの雄たけびに近いので予めご注意のほどを。
【以下、感想です】
最高だぜハイアンドロー!!!!!!!の気持ちで最初から最後まで楽しみました。良かった。とっても良かった。
常々思っていますが、何よりもハイロ―はBGMが優勝ですね。
あまりEXILEグループの曲には触れてこなかった人間なのですが、ハイロ―に関してはむしろEXILEグループじゃないとダメとすら思えます。BGMによる見せ場の盛り上げ方が半端なく上手い。のっけからラストまで今回もわくわくしっぱなしでした。
新キャラのオンパレードでしたが、あれだけ続々と新キャラが登場しても埋もれないところがさすがハイロ―という感じです。
埋もれないどころかどんどん作品を面白くしていくキャラの出し方と使い方、信頼です。
九龍のトップが並んで歩く姿、圧巻でしたね。心はいつまでも男児なので、強い人間が勢揃いする様に無条件にわくわくします。SWORDのトップ勢揃い並みのわくわく。やっぱり格好良い男が並ぶのは最高に格好良い。
ホワイトラスカルズがメインだと画面が白いですね。新鮮です(?)。
最初から最後までロッキーは格好良いなあ、ハァ…ってな感じだったのですが、本当に最初から最後まで格好良かったです。
そもそもホワイトラスカルズ 存在意義からして大好きなのですが、闘う理由が「愛と誇りのため」ってもう大好き!って感じでしたね。痺れました。
あと、蘭丸との闘いの最中のロッキーが本当に痛そうで何度か目をつぶってしまいました。個人的に拳と拳のぶつかり合いはにこにこしながら見られるのですが、刃物と硝子が絡むと途端に痛い痛い痛い!!!ってなってしまうので、もしかしたらハイロ―に向かない人間なのかもしれないです。困った困った。
今回のザム2のMVPはおそらく間違いなくロッキーだとは思うのですが、個人的MVPはロッキーに加えて村山さんでしたね。
SWORD協定のために動く村山さん。心の中でずっと村山サァン!!!って鬼邪高校のモブ生徒並みに叫んでました。
コブラちゃんのため、というわけではないのでしょうけど、何というかこれまでの過程を経て村山さんが「SWORD協定に一票」という選択をしたことに妙な感慨を覚えました。"成長"という言葉で括って良いのかはわかりませんが、作品を通して最も大きな"変化"をしたのは村山さんだよなあと改めて。
さらに、その"変化"をもたらした大きなきっかけがコブラちゃんで、その大きな変化が見える一つである「SWORD協定に一票」の意思と行動がそのコブラちゃんに返ってくるの最高に胸熱です。え、この二人すげえって感じで勝手に一人でテンション上がりまくりでした。
村山さん関連で言うと、SWORD勢揃いの時の関ちゃんの「村山さーん!」とそれにのっかる村山さんが可愛くてたまらんという感じでしたね。鬼邪高校ベリーキュート。
はしゃぎっぷりが高校生活の延長線上感が満載でとても良さです。
さらに、その辺りのところで言うと、達磨一家の登場の仕方も最高に好きですね。
登場シーンMVPは前回のザムのボンネットに乗る日向さんなのですが、今回の引っ張られてくる感じ最高にロックです。はしゃぎ方がダントツに可愛らしい。
日向さんと蘭丸 似たもの同士だなあとか勝手に思っていたら、ムショ友だったのでにっこりしちゃいました。余談です。
あと、ノボルの戦闘シーン最高に高まりました。個人的に(頭が使えるだけに)一番えげつない闘い方しそうだなとか勝手に思っていたので、思っていたより真っ向勝負で安心しました(?)。
個人的に絶対死んでほしくない人ナンバーワンは九十九さんなので、彼が闘うたびに他の人の50倍くらいひやひやしてました。無事で良かった九十九さん。
とか何とか思っていたら、とてつもなく不穏な感じで終わりましたね。広斗ーーーーー!!!
さすがにこれ以上雅貴から大事なものを奪わないでくれよ…というどこ目線かよくわからない感情でいっぱいなのですが、やっぱりハイロ―くんは盛り上げ方が上手いですね。11月まで続きが見れないなんて発狂しそうです。
以上、驚くほどまとまりのない上に話が飛びに飛びまくった感想でした。
次回作も楽しみです。ありがとうハイアンドロー!
真琴の遙離れ【Free!TM絆 感想】
やっぱり改めて見てみると気付くことがたくさんありますね。放送から4年経ってもまだ気付けることがあるのは本当に楽しい限りです。ありがとうFree!。
岩鳶中心の構成になっているだけあって、やはりメインとなるのは遙と真琴の関係性です。しかも2期が主な内容になっているため、核となるのは真琴の遙離れ(とわたしは勝手に呼んでいます)です。
大会で真琴は自分の得意種目であるバックの他にフリーにも出場することを決め、遙に「俺と真剣に勝負をして欲しい」と頼みます。その真琴の態度を不思議に思いながらもその頼みを聞く遙。結果は遙の勝利。言葉をかけられずにいる遙に、真琴は晴れ晴れとした顔で「やっぱり水の中では最強だね、ハルちゃん」と笑顔を向けます。
そして次に行われた遙と凛の試合を見ながら、渚は真琴に「どうしてハルちゃんと勝負しようと思ったの?」と尋ねます。真琴はそれに対し「俺もハルと真剣に勝負がしてみたかったんだ」と答え、さらに「凛が羨ましかったのかな」と言葉を続けます。
その後、真琴は岩鳶SCの手伝いをしたことで指導者の道という夢を見つけ、夢が見つからずに苦しむ遙に進路を告げられぬまま、初喧嘩へと発展していきます。
個人的にここが真琴と遙の関係性を語るうえで一番のネックなのではないかなあと思っています。
真琴の遙離れとは端的に言えば、遙と同じ道を歩むのをやめるということです。
この場合の同じ道というのは競泳選手になること。凛が言うように、その気になればおそらく真琴も選手を目指すことは可能なのだと思います。ですが、真琴はその道を選びませんでした。それはなぜか?
真琴自身が言うように「競泳の世界に向いてない」、つまり勝ち負けを競う世界に向いていないというのも理由の一つでしょう。しかし、それ以上に大きいのは真剣勝負を挑んで遙に負けたことなのではないかとわたしは思っています。
そもそも真琴が水泳を始めたのは遙がいたからなのです。ハイスピでもその辺りの葛藤は描かれていましたが、やはり真琴の根底にあるのは「遙と泳ぎたい」という気持ちです。そこに1期で渚や怜、凛という仲間が加わり、「遙や仲間たちと泳ぎたい」という気持ちに変っていきます。
しかし、あくまで根底にあるのは遙の存在です。
遙はこれから競泳の世界に飛び込んでいく存在。その遙に必要なのは傍で一緒に泳ぐ友達ではなく、競い合い高め合うことのできるライバルなのだと、真琴は考えていたのではないでしょうか。
そんなライバル、遙にとっての凛のような存在に自分がなれるのかどうか。その確証を真琴はあの試合で得たかったのだと思います。
その勝負に真琴は負けました。自分は遙のライバルにはなれない。この先の遙の競泳における未来を共に歩むのは凛であるとあそこで確信したのではないでしょうか。
まあ正直そこまで考えていたのかは微妙なところなのですが、自分はライバルとして遙と泳ぐことはできない。遙と泳ぐことのできない以上、競泳選手になるのは自分の夢ではないのだと、この勝負を通して感じたのだと思います。
これが個人的に考える真琴の遙離れです。
今回の映画で追加された遙&真琴ヒストリーを見て、改めてこの真琴の遙離れは真琴にとってとても大きなことなのだと感じました。
幼少期に出会ってから遙と真琴は本当に2人の世界で生きてきたのだなあと。閉鎖的とはまた違うのですが、その気がなくても2人だけで生きてこれてしまった部分があるのだと思います。
その世界を良い意味でも悪い意味でも壊したのが水泳であり、凛なのです。
先に述べたような部分を踏まえると、遙にとっての凛はもちろんですが、真琴にとっての凛の存在は遙とはまた違った意味で大きく特別なものなのだろうと思います。
遙の後ろに隠れて泣いていた真琴が水泳と出会い、凛や仲間と過ごすことで遙に手を差し伸べられるほど大きく強くなり、最後には遙のことを思って喧嘩ができるほどになります。成長したなあ真琴、としみじみです。
個人的にはこの変化だったり決断だったりが遙の知らないところで行われている、遙に一切その葛藤を見せずにいることにもどかしい気持ちになったりもするのですが、そこはぐっと押し込めます(ここが真琴らしいところだとも思うので)。
前の記事でも述べた掌関係についてですが、遙から手を差し伸べることで始まり、水泳を始めてからは真琴から手を差し伸べています。それに対して初喧嘩の時には手首を掴み、掌には触れません。そして最後は握手をして物語を閉じます。
この”掌に触れる”というのが真琴と遙の関係性そのものなのではないかなあと思っています。端的に言うと遙と凛、また凛と宗介の拳こつんの対比なのではないかと。
ライバル関係を含む遙と凛、凛と宗介との対比、つまりライバルとしてではなく、個人的なイメージとしては常に後ろから背中を押すような関係が遙と真琴なのではないかなあと思っています。
誰が見てもオンリーワンの関係なのに、凛に対して「羨ましい」という感情を持ってしまうところが年相応でわがままでとてもいいなあと思います。真琴の一番好きな部分です。
何度でも言いますが、本当に幼少期の遙と真琴は可愛かったです。持ち帰りたい。
冒頭の遙&真琴ヒストリーを約束では凛と宗介がやるのかなあと期待しているところです。信じてるぞ監督。
Free!Timeless Medley 絆 感想
俺たちのFree!が帰ってきたぞー!!!!!の気持ちで2回見て参りました。
俺たちのFree!でした。恐ろしくこちらの期待を裏切らない作品だなあとしみじみ思います。とっても良かった。
感想はいつものようにツイッターでぽちぽちしようかと思っていた(むしろさっきまではしていた)のですが、初見の感想はそれはそれとしてまとめておきたいなあと思ったので、こちらにぽちぽちすることにしました。
※新規映像に関してもガンガンネタバレする次第ですのでご注意を!
前情報ではテレビシリーズ総集編の岩鳶中心の話ということだったので、新規映像もそこまで多くはないんだろうなあという気持ちで、それでも久々のFree!ということでわくわくしながらこの日を待っていました。
確かに総集編であることには変わりなく、新規映像もそこまで多いわけではありませんでしたが、編集がとても上手 さらに新規映像の入れ方も絶妙で、テレビシリーズを数えきれないほど見ている人間でも新鮮な気持ちで楽しめました。
あと映像はテレビシリーズのものをそのまま使っていましたが、BGMは新しく制作したようでところどころ演出が変わっていました。
Free!のBGMはどれも大好きなのですが、今回のも大変良かったです。
新鮮な気持ちで見られたのはBGMが前と違っていたからというのも理由なのかなあと思います。サントラ買わなきゃ。
さらに全体的なことに関して言えば、本当にFree!絆は七瀬遙に寄り添った世界なんだなあと。
岩鳶を中心とした構成になっているので、もちろん4人を中心としたお話にはなっています。ですが、編集の仕方だったり、ラッセルとローリーのセリフの字幕がなくなっていたりというところを見ると、Free!絆は遙に寄り添った遙と遙を中心とした周囲との絆の物語なんだろうなあという印象です。
あの世界には遙と凛を好きな人間しかいない、と個人的にずっと言い続けているのですが、どこまでも遙を中心として世界が回っているという意味で遙は主人公という立場に置かれているのだろうと思います。
そして内容について。
のっけからやられましたね。
予告とキービジュアルの時点で旭と郁弥が出るであろうことは予想していましたが、こんな早い段階からハイスピを絡めてくるとは思いませんでした。
郁弥に関しては個人的にハイスピを見た時点でいろいろ思うところがありました。
あれだけ素晴らしいリレーを泳いで夏也とのわだかまりも解けてたはずなのに、本編の流れを考えるとあの後遙は水泳を辞めてしまう。しかも、真琴が高校になるまでその理由を知らないということは、郁弥と旭も知らないということです。
一度兄である夏也とのすれ違いで絶望を感じた郁弥がまた今度は遙とのすれ違いで絶望を経験しなければならないのか…と、ハイスピがいい話で終われば終わるほど厳しい気持ちになっていました。
ただ自分の中の一つの救済案として、あのリレーを経験しあの関係性を築いた後だからこそ、郁弥も遙の気持ちをある程度察することができるのでは?という希望も持っていました。
ですが、実際今回の冒頭での郁弥の「なんで水泳辞めるんだよ…」のセリフを見て、やっぱりか!!!!!と心の中で大絶叫しておりました。しかも、あの状態が後2年ほど続いていくのだと思うと気が狂いそうです。助けて監督。
パンフレットの郁弥の紹介に「遙に唯一言葉を投げかけることのできたかつての仲間」という一文があって、そうだよな むしろお前しか言えないよな…という気持ちです。
もっと肩を揺さぶって問い詰めてもいいのでは…?という気持ちにもなったのですが、ここに関してはフォロワーさんから「あのリレーを経験したからこそ、責めるのではなくすれ違いざまに問いかけるだけで済んでいるのでは」というお話をいただきました。なるほどです。
おそらくあのリレーを共に泳いだからこそ、頭ごなしに問い詰めるのではなく純粋な「どうして…?」の気持ちをぶつけられたのだと思います。
郁弥が水泳を辞めていないことだけが救いなのですが、ラストの夏也との電話の様子を見ていると、確実に遙の退部は郁弥の水泳人生に大きな影響を与えていますよね。
凛と怜、遙と宗介、宗介と貴澄の和解を描いてくれたFree!であれば、おそらく遙と郁弥、旭の和解も描いてくれるのでしょう。だからこそここでFree!とハイスピを絡めてきたのだと思います。頼んだぞ監督。
旭と怜ちゃんの接触(?)も良かったですね。
個人的には怜ちゃんも旭のことを覚えていたということ、二人が同じバッタを専門にしていることに感動しています。胸熱です。
また、ちらりと見えた新規映像を見る限りでは、郁弥も旭も県外の高校に行っているようですね。旭に関しては一度転校を経験しているので、親の都合で中学時代から別の学校に行っている可能性もあります。
(※ここまで書いたところでパンフレットの年表を見返したら、中1の3月 つまり中2になる直前に転校していました。おっとっと)
遙、郁弥、旭の関係、夏也と尚先輩のその後も含めてハイスピ組がしっかり描かれるのは秋の新作かなあというところです。胸熱展開 期待してます!!!!!
ここからは細かい感想をちらほらと。
2回とも冒頭の遙&真琴ヒストリーで号泣しました。白状するとFree!絆で一番泣いたのここです。
本当に2人の世界で生きてきたんだなあという実感と、今まで2人が過ごしてきた時間を見せられたことで、遙と真琴が”生きている”という実感がひしひしと伝わってきました。キャラクターの”生”を感じられるのは幸せなことだなあと思います。
あと余談ですが、転んだ真琴に手を差し伸べる遙 バカみたいに可愛かったですね。首を傾げるあたりは本当に真顔で「持って帰りたい…」って口にするレベルでした。むしろよく今まで無事だったな2人とも。
最初は遙から手を差し伸べていたのが、本編では真琴から手を差し伸べるようになっているのも良さがありますね。初喧嘩の時に手ではなく手首を掴んでいること、Free!絆ラストの握手の場面を踏まえると、遙と真琴にとって”掌を重ねる”というのは大きな意味があるのだろうと思っています。(ここはぜひあとでまとめたい)
凛ちゃんのリップ音(※舌打ち)とオーストラリアでの「つめたっ」がカットされているのには驚きました。どうしてなんでしょう。いくら岩鳶が中心の構成とは言え、わざわざカットするほどのものでもないとは思うのですが。
頭の湧いた筆者はあまりにも可愛くてセクシーすぎてあれを入れてしまうとR18表記にせざるを得ないからだということで納得しています。殴ってくれていいです。
総じて言いたいことはやっぱり俺たちのFree!は最高だぜ!!!!!に尽きます。
ここまで期待を裏切らない、むしろ期待以上のものを届けてくれるFree!に感謝感激です。心の底から好きで良かったと思えることが何よりの幸せです。
遙たちの今までの軌跡、そして未来をここまで描いてくれたことが純粋に嬉しいです。監督がインタビューで「回想ではない、今を生きる遙たちを描く」という旨のことをおっしゃていて、とても胸熱でした。信頼です。
遙たちの人生はまだまだこれからなんだな、と思うと胸が躍ります。これからがとても楽しみです。
今回のFree!絆で7月のFree!約束、秋の新作への期待がさらに高まりますね。まだまだ生きられそうです。