守神のダイアリー 裏序奏

裏序奏 呪われた子

神の使徒が生まれて3年がたったころ、村の裏紋章の模様が左胸
についた子供が生まれました。その紋章は<呪われた紋章>
と言われていて、その紋章を手にするものはすべての力を手にし、
未知なる平和と破滅を呼ぶと言われていました。
村人たちは、その紋章の主は堕天使と信じていますが、事実は違います。
その紋章の主は簡単に言うと守神<カミ>なのです。
守神とは
全ての力を持ち 全ての存在を知り 全てを救い 全てを守る存在なのです。
そんな子が生まれて、村の民たちは考えました。
<呪われた子をどうするか>と。
結局、破滅を生むものとして、その赤ん坊は、無残にも川に投げ捨てられたのです。
それが今から13年前、今もなお村の民は破滅へと向かっている。
それは、戦争などではなく、明らかに人間ではないものの仕業と言われている。
それは今でも・・・

序奏 神の使途の物語

昔から、華琉云<カルン>村には言い伝えがありました。
それは、戦争が終わって10年ほどしたころのことです。
そのころ、華琉云村には5人の子供が生まれていました。
その5人の左胸の上(心臓の辺り)に華琉云村に昔から伝わる
 闇 光 炎 水 草 の紋章を持った子供か生まれたのです。
そしてそのころ村の巫女が、神から
<5つの守り神の力を元に5人の赤子を授けよう
今から起きる様々な困難に立ち向かってくれるであろう>
というお告げを受けていました。
それが、今から5年前。そして今、時が動き始める・・・。