滋賀のパティスリー・W.Boléroのマカロン
滋賀県守山市にあるパティスリー、W.Boléro(ドゥブルベ・ボレロ)が伊勢丹新宿店へ出店していました。
日本におけるサロン・デュ・ショコラの常連ブランドで、チョコレートはもちろん、ケーキや焼菓子の美味しさに定評があります。
今回は初めてマカロンを購入。新作が入ったセットと迷いましたが、まずは定番のセットをいただきました。
直径5cm、厚さ2cmのボリュームあるマカロンが5個入っています。カリッと薄めのマカロン生地に、たっぷりのフィリング。見た目から満足感があります。
マカロン・ショコラ・ノワール
(左) コロンビア、ヴェネズエラ、ジャマイカなどのカカオを使用。カカオの力強いフレーバーが楽しめます。赤ワインのような華やかさのある、なめらかなガナッシュがたっぷり。ほぼチョコレート、ボンボンショコラのような迫力があります。
マカロン・ショコラ・オレ
(右) ヴェネズエラ、ジャマイカのカカオを使用したミルクチョコレートガナッシュ。まろやかでありながら、しっかりカカオを感じます。ノワールよりガナッシュが柔らかく、甘さもしっかり。アーモンドの香りが心地良いです。
マカロン・フランボワーズ・カネル
(左) フランボワーズのジャムと、シナモン風味のフランボワーズホワイトチョコレートガナッシュ入り。ガナッシュの中央にもフランボワーズのジャムがほんのり。シナモンとフランボワーズのありそうでなかった組み合わせが新鮮で、定番のフランボワーズ味に変化をもたらします。
マカロン・シトロン
(中央) レモンクリームと、紅茶のミルクチョコレートガナッシュが2層になっています。ガナッシュはレモンバーベナで香りづけし、レモンの酸味とともに爽やかな香りが広がります。紅茶のガナッシュが柔らかく甘さとコクを足して、奥行きのある味わいに。
マカロン・マール
(右) カシスのジャムと、マール酒を効かせたホワイトチョコレートガナッシュの、食べる前から期待しかない組み合わせ。(渡邊シェフのお菓子へのお酒の効かせ方、大好きです)
ホワイトチョコレートの甘みとマール酒の絶妙な組み合わせに、フレッシュなカシスの酸味。アクセントのレモン果汁が全体をまとめています。
ボリュームも味わいも大満足のマカロン。食べ終わってから、やはり新作も味わいたかったと少し後悔しました…
また機会を見て試してみたいと思います。
オンラインショップからお取り寄せができますので、店舗へ足を運べない方はそちらをご覧ください。
W.ボレロ(ドゥブルベ・ボレロ) - フランス洋菓子専門店 - 滋賀県守山市
湘南エリアを代表する名店・サンルイ島の焼菓子
葉山の老舗パティスリー・サンルイ島
JR逗子駅から徒歩で2分程の場所にある、サンルイ島 逗子店へ行きました。
サンルイ島は1987年にオープンした老舗のパティスリー。
葉山本店の他に、鎌倉と逗子に支店があります。
(2020年5月から、葉山本店は建て替えのため閉店しています。※11月中旬にリニューアルオープン予定)
逗子店は持ち帰りのみの営業。コンパクトな店内ですが大きなショーケースに美しいケーキが並び、焼菓子もふんだんに揃っています。
今回は焼菓子をいくつか購入しました。
ガレット
直径6cm、厚み1.5cm程。バターとラム酒の豊かな香り。ややソフトで、さくっとしながらほろほろとした繊細な食感が楽しめます。
キャラク
6cm四方、厚み2.5cm程。ふっくらとした模様がエレガントな印象。ガトーショコラのように濃厚なチョコレートの風味と香りを持ちつつ、食感が軽やか。重たくないので、暑い季節にぴったりです。
ケーク・ノワ
6cm×5.5cmのパウンドケーキ型。1.5cm程の厚さにスライスしています。黒糖を使用した深みがある色の生地にたっぷりのフルーツとくるみ。ブランデーの香りがしっかり感じられるクラシカルな味わいです。食感は軽く、ふんわり。チェリーやレーズンの酸味がアクセントに。
プレオール
サンルイ島で人気の焼菓子。割れたものの袋詰めがあり、自宅用にそちらを購入しました。形がほぼ残っているものは1枚8cm×12cm程の大きめサイズをそのまま楽しめます。
パイ生地にチョコレート生地とアーモンドを巻き、しっかりと焼き込んでキャラメリゼした、ザクザクと歯ごたえのある食感。バターの風味とキャラメルの香ばしさが絶妙に合わさり、塩気が甘さを引き立てます。誰にでも愛される、手土産におすすめの焼菓子です。
テイクアウトのみの逗子店でゆったりお買い物を
週末の午後でしたが、タイミングよく落ち着いた店内でゆったりと買い物を楽しめました。
焼菓子は見た目も味わいもクラシカルでプレゼントにおすすめです。(洋酒がきいているものがあるので、よく確認してお買い求めください。)
持ち帰りに時間がかかるため断念した、サンルイ島のスペシャリテであるさくらんぼのクラフティーをいつかいただいてみたいです。
プレゼントにもおすすめ、TiMiの焼菓子
半蔵門のベイク専門店・TiMi
久しぶりに、半蔵門にあるTiMiへ。なかなか行く機会がないのですが、近くへ行く時は必ず立ち寄るお気に入りのお店です。
TiMiといえばケーキを焼菓子で再現したベイクドケーキが特徴的。他にも焼菓子やパンが並び、宝探しのようにわくわくしながら選ぶのが楽しみです。
この時期ならではのカカオを楽しむ焼菓子
今の季節は特にチョコレートやカカオを使用した焼菓子が揃い、チョコレート好きならあれもこれも気になってしまうはず。
カカオタルト
直径8cm、高さ1.5cm程のタルト。チョコレートのタルト生地にパリパリとしたカカオのヌガティーヌ。アーモンドとカカオニブがざくざくと香ばしいです。甘さは控えめ、カカオのほろ苦さを味わえるタルトです。
マドレーヌ キャラメル
6cmのころんとした貝殻型。きめ細かいキャラメル色の生地はバター不使用で軽い食感。とろりとしたキャラメルが混ぜ込まれた生地の中央にもたっぷりのキャラメルが。キャラメル好きにはたまらないマドレーヌです。
ガレット ブルトンヌ ショコラ
直径6cm、厚みは2cm程。表面には模様とカカオニブがぱらりとあしらわれています。豊かなバターの香りと、チョコレートの風味、しっかりとした塩気。ざくっ、ほろっ、とした食感も楽しい、ボリュームのある焼菓子です。
レゴ
直径3.5cm、1.5cm程の厚みのある小ぶりな見た目が愛らしいレゴ。ほぼ毎回、ついつい買ってしまいます。厚みのあるココアクッキーにアーモンドやカカオニブのヌガティーヌ。歯ごたえある食感に香ばしい香り、ほろ苦い味わい。甘いチョコレートが苦手でも、こちらは食べられるかも?
素材にこだわった焼菓子はプレゼントにもおすすめ
TiMiのお菓子はオーガニックにこだわり、添加物も極力使わないで作られています。厳選した小麦粉やバターを使用しているため、素材の美味しさが伝わってきます。
ご自宅用にも、プレゼントにもおすすめなTiMi。この時期ならではのお菓子やパンを探しに、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
閉店まであとわずか、オリジンヌ・カカオのボンボンショコラ
自由が丘の名店オリジンヌ・カカオ
日本におけるショコラティエの先駆者・川口行彦シェフが手がけるチョコレート専門店、オリジンヌ・カカオが2020年1月31日をもって閉店します。(銀座店は既に閉店済み)
2020年のバレンタインシーズンが始まる前にそのショックなニュースが流れ、閉店前にもう一度味わっておこうと、久しぶりに自由が丘本店へ行ってきました。
1粒から選べるボンボンショコラ
チョコレートだけでなくケーキや焼菓子も揃います。店内は閉店が近いからか、アイテム数が少なく感じました。
ボンボンショコラは1粒から購入できます。さまざまな種類があり、迷いながら3粒選びました。
(左) オリジンヌ・カカオ
ブランド名を冠したこちらは迷わず選びました。シンプルなビターガナッシュはなめらかな食感、コーヒーのようなしっかりとした苦味が特徴的です。後味はまろやか。
(中) キャラメル サレ
キャラメル風味のガナッシュをミルクチョコレートでコーティングし、トップには大粒の塩。はっきりとした塩味と甘いキャラメルガナッシュがお互いを引き立てます。
(右) モヒート
ひと口齧った瞬間からじゅわっと溢れるフレッシュなライムの酸味にまず驚かされます。後からすっきりとしたミントの清涼感とビターチョコレートのほろ苦さ、まさにモヒートの味わいそのものです。
オリジンヌ・カカオのチョコレートが買えるのは今月末まで!
個人的にルレ・デセール(ヨーロッパを中心とした世界のトップパティシエ・ショコラティエで構成される洋菓子協会)会員のシェフのお店には絶大なる信頼を寄せています。日本では数少ないルレ・デセール会員である川口シェフが手がけるオリジンヌ・カカオのチョコレートが味わえるのもあと少し。
各地で魅力的なバレンタイン催事が始まっていますが、自由が丘にもぜひ足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。
足利銘菓・香雲堂本店の古印最中
栃木県足利市にある香雲堂本店の古印最中をいただきました。足利の銘菓であり、栃木のお土産の定番として人気の最中です。
古印最中
足利氏由来の古印をモチーフにした最中は形がいくつかあり、今回いただいたものは『野之國學』の文字が入った5.5cm四方の正方形です。厚みは3cm程。手に取るとずっしりとした重さが感じられます。
薄い皮の中には、つややかな粒あんがたっぷりと。なるほど、重さが感じられるわけです。
パリッとした皮に、小豆の風味を活かした程よい甘さの粒あんが引き立ちます。ぺろりといただいてしまいましたが、しっかりとした満足感。
粒あんにコーヒーを合わせるのが好きで、こちらもブラックコーヒーと共にいただきました。あんの甘みとコーヒーの苦みは相性抜群。もちろん、緑茶にもよく合うと思われます。
最中は普段あまり食べませんが、こちらは粒あんが美味しくあっという間になくなってしまいました。
ずっしりとボリュームがあり、手土産にぴったりですね。日持ちは1週間程ですので、購入後すぐにお渡しするのがおすすめです。
足利市に2店舗ある他、百貨店の全国銘菓コーナーや栃木県の物産展での取り扱いもあるそうです。気になる方は是非チェックしてみてください!
ホワイトデーのギフトにも!手みやげにおすすめ、フランセのミルフィユ
手みやげの定番、フランセのミルフィユ
2016年秋に横濱フランセからブランドをリニューアルし、再出発したフランセ。東京や神奈川をはじめ関東周辺に店舗を展開しています。2018年6月にはフラッグシップショップとなる表参道本店がオープンしました。
横濱フランセ時代から定番人気のミルフィユは2cm四方、長さ6.5cmのスティック型。個包装で食べやすく、皆でシェアする時にもおすすめです。
今回は4種類のミルフィユをいただきました。それぞれの味を現した色彩豊かなイラストのパッケージが華やかに目を引きます。
個包装がなくてもミルフィユそれぞれは見た目から味がわかるほどに特徴的です。こうして比べてみる機会はあまりないのでこんなに違いがあるとは思わず、驚きました。
果実をたのしむ ミルフィユ
子供から大人まで楽しめる、親しみやすいフルーツ2種類のミルフィユです。
(左) いちご
甘酸っぱいいちごクリームをパイでサンドし、ホワイトチョコレートでコーティングしています。トップにはストロベリーパウダーがたっぷりと。
サクサクとしたフリーズドライのいちごがクリームに入っていて、いちご好きにはたまらないしっかりとしたいちご味が楽しめます。
(右) れもん
爽やかな酸味のあるレモンクリームをパイでサンドし、レモン味のチョコレートでコーティングしています。
レモンピール入りのクリームはまるでレモンそのもののようなフレッシュな香り。しっかりと酸味がきいていて、パイとチョコレートとのバランスがいいです。
木の実をたのしむミルフィユ
チョコレートと相性の良いナッツを使ったほどよい甘さの、大人の味のミルフィユ2種類です。
(左) ピスタチオ
鮮やかなグリーンのピスタチオクリームをパイでサンドし、スイートチョコレートでコーティングしています。
色合いそのままに濃厚なピスタチオの風味が楽しめ、スイートチョコレートとともに贅沢な気分です。
(右) ジャンドゥーヤ
アーモンドとヘーゼルナッツのクリームをパイでサンドし、ミルクチョコレートでコーティングしています。
ふわっと広がるナッツの香りが香ばしく、まろやかなミルクチョコレートとの相性抜群です。ミルクチョコレートを使用していますが甘すぎず大人っぽい味わいです。
ミルフィユはホワイトデーのギフトにもおすすめ!
どの味もパイ生地のほんのり感じられる塩気がアクセントになっています。4種類は食べ比べてみると春夏秋冬のようなイメージです。お好みの味を見つけてみてください。
関東周辺のみの展開ですので、他のエリアの方への手みやげにおすすめです。軽く持ち運びしやすいところも嬉しいですね。
明日に迫ったホワイトデー。お返し選びがまだの方がいらっしゃったら、フランセのミルフィユをぜひチェックしてみてください!
フレデリック・カッセル 2019年の新作ショコラ「デクヴェルト」
フレデリック・カッセルはフランス・パリ郊外フォンテーヌブローに本店があるパティスリーです。ヨーロッパを中心に世界の名だたるパティシエ達で構成される「ルレ・デセール」の会長を長年にわたり務め、2018年に名誉会長に就任しました。日本には銀座三越に店舗があります。
今回は今年のバレンタインに発表された新作をご紹介します。
デクヴェルト
フランス語で「発見」を意味するデクヴェルト。全てのボンボンショコラはドミニカ産のカカオ豆を使用したチョコレートで作られています。
カッセル氏がライフワークとする“カカオ・フォレスト”という良質なカカオを未来へ繋がる活動を通して改めて見つけたこと、チョコレートの未来、生産地ドミニカで出会ったカカオや人々への思いが込められた新作です。
落ち着いたグリーンのボックスには、カカオの実やパッションフルーツが描かれています。
ボンボンショコラにもカカオの実とカカオパルプ(カカオの果肉)の柄が入っていて、カカオマニアは心をくすぐられること間違いなしです。
(左) タイノリ 〈カカオ64%〉
フレッシュなレモンを思わせる酸味と深煎りコーヒーのような香ばしさとほろ苦さ。バニラの香りがまろやかさをプラスします。すっきりとした後味。
(中央) ロマ・ソタヴェント 〈カカオ64%〉
柿やぶどうなど、秋のフルーツを思い起こすフルーツの風味とほんのりトーストのような香り。静かな苦みの余韻が長く続きます。
(右) デクヴェルト 〈カカオ66%〉
カッセル氏オリジナルのチョコレート・デクヴェルトを使用。ひと口目はバナナ。だんだんとドライアプリコットのような柔らかい酸味が顔を出します。ほんのりハーブのような香りを感じ、後味はすっきりとしています。
(左) デクヴェルト・パッション 〈カカオ66%×パッションフルーツ〉
ガナッシュが舌に触れると弾けるようなパッションフルーツの酸味が!デクヴェルト自体のバナナのような風味と相まって、トロピカルなムード。
(中央) バイベ 〈カカオ46%〉
こくのあるミルクチョコレートガナッシュは、柔らかな酸味とプラリネのようなナッツの香りが特徴的。ミルクの余韻が心地よいです。
(右) バイベ・マングー 〈カカオ46%×マンゴー〉
なめらかなガナッシュはマンゴー果肉そのものを食べているようなジューシーさ。バイベとマンゴーがこれ程までに一体化するとは、驚きです。
シンプルなビターガナッシュと、それらと相性の良いフルーツを使用したガナッシュを食べ比べられるのはなかなかない機会でとても興味深かったです。こだわりのある方へのプレゼントにも喜ばれそうですね。
落ち着いた雰囲気がお好きな女性へのホワイトデーの贈り物にもおすすめです。