るさんちまん

技術メモとか雑記とか

2023年を振り返る

明けましておめでとうございます。今年も振り返りをやっていきます。

過去の振り返りはこちらです。

naopr.hatenablog.com

仕事

転職した

6年働いたメルカリを退職してマイベストに転職しました。

naopr.hatenablog.com

入社してやっていることは下のエントリで書きましたが、特にエンジニア採用全般に力を入れてきました。

naopr.hatenablog.com

スカウト送信・面談・面接といったいわゆるHiring Manager的な役割に加えて、採用イベントの企画やエンジニアブログの推進など採用広報的な業務も行なっています。

加えて、10月からはデザイン組織のマネージャーも兼務しています。

僕自身デザイナーとしてのスキルは全くなくデザイン組織のマネジメントは初めてなので戸惑いはありましたが、できることを一歩ずつやっています。

まずはデザイン組織の自己組織化を進めるためにいくつかのワークショップを実施しています。

note.com

アウトプット

2022年に引き続き、2023年も継続してアウトプットできたかなと思います。

前職の最終出社日にはOffersさんのイベントで開発生産性の計測・利用についてお話しさせていただきました。

offers.connpass.com

また、前職同僚の @hidenorigotoポッドキャストでマイベストのビジネスや組織についてお話しさせていただきました。

open.spotify.com

年末にはワンキャリアさんのYOUTUBE@HirotoshiSakata@Happyui24 と一緒にマイベストのあれやこれやについてお話ししました。

www.youtube.com

プライベート

健康

おかげさまで大病なく1年過ごせました。

一番大きかったのは、包丁でズバッと指を切ったら全然血が止まらずに人生初の縫合を受けたことです。

年始から始めた週1のパーソナルトレーニングは1年継続でき*1、少しずつ体が変わってきた実感があります。

パーソナルトレーニングが思いのほか楽しいので、可変式のダンベルを買って家でトレーニングしたり家の近くにあるトレーニングルームに行ったりと自発的にトレーニングする習慣が少しずつついてきました。

また、「トレーニングした日は酒を飲まない」という自分ルールを貸していたんですがなんとかこれも守れました。トレーニング予定日に飲み会や会食が入ったらトレーニングをリスケせねばならず、地味に大変でしたw

2024年はコンスタントに週2回のトレーニングを継続したいので、出社頻度と飲酒頻度をコントロールしようと思ってます。

旅行

かねてから目標にしていた47都道府県制覇を達成しました!ちなみに最後は富山県でした。

2023年は転職したこともありそこまで旅行しなかった感覚だったのですが、振り返ると例年通りそれなりに行けてました。

2月:初めての島根・鳥取

念願だったサンライズ出雲に乗って出雲大社

松江では酒蔵がやっている酒屋さん巡り

鳥取に移動して、まずは日本一の庭園と名高い足立美術館

境港に到着するも体調を崩してあまり観光できず、翌日も鳥取砂丘は断念し米子→鳥取をぶらぶら

2月:鳥取から帰宅した翌日から富山・石川へ

駅中のすし玉→富山環水公園→寺島酒店

やちや酒造見学→金沢城→にし茶屋街

3月:結婚記念日で小淵沢

3年ぶりの七賢の蔵開き

うちゅうブルーイングのタップルーム

3月:諸事情より福岡・山口へ

大学の同期とサシ飲み

太宰府

村重酒造の蔵見学

錦帯橋

4月:友人の結婚式で大阪・兵庫へ

大阪で食い倒れ

神戸で食い倒れ→(結婚式参列)→明石大橋

5月:食い倒れに札幌へ

食べたものその1

食べたものその2

食べたものその3

白い恋人パーク

6月:妻の誕生日祝いで韓国へ

明洞・景福宮・広蔵市場

食べたもの

10月:僕の誕生日祝いで函館へ

その他

ドラマ『カルテット』や『大豆田とわ子と三人の元夫』の脚本家である坂元裕二がもともと好きだったのですが、映画『怪物』があまりによかったので過去のドラマを観まくってました。

その中でも、『それでも、生きてゆく』は過去観てきたドラマの中でもトップクラスに好きな作品でした。

tver.jp

最後に

去年の目標は達成しました!

今年の目標はこちらです。

*1:当日に体調を崩して1回だけ休んだ

1人目EMとして入社前にしてもらったこと、入社後にしたこと

本エントリは Engineering Manager Advent Calendar 2023 の5日目です。

はじめに

今年7月に1人目EM(Engineering Manager)として株式会社マイベストに入社しました。

naopr.hatenablog.com

前職でもEMをやっていたもののEMとして転職するのは初めてで、かつマイベストにとっても1人目EMということでお互いに初めて同士だったわけですが、オンボーディングは大きな混乱なくスムーズにできたと感じています。

スムーズにオンボーディングができた要因は大きく2つあったと思っており、それぞれ順に説明します。

  1. (入社前)経営層からのEMの期待値が明確に言語化されていた
  2. (入社後)EMが自身のやろうとしていることをアウトプットし続けた
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Zapier Tablesで重複チェックをサクッと実現する

ある日、僕はこんなことに悩んでいました。

Zapierが提供しているTablesというデータベース機能を使って上記がサクッと実現できたので、本エントリでご紹介します。

今回のユースケースに限らずZapier上でなにか重複チェックをしたい時にはTablesを検討してみるとよさそうです。

実現した機能

「Slackの投稿に特定の絵文字がついたら、1度だけNotionのDBにアイテムを追加する」ものです。

この機能のポイントは「1度だけ」という部分で、2回目以降他のユーザーによって絵文字がつけられた場合に無視する処理をTablesで実現しました。

Tablesとは

TablesはZapier上でデータベースを利用できる機能です。

zapier.com

今まで同様の機能を実現しようとするとGoogleスプレッドシートなど外部のサービスと連携する必要がありましたが、Tablesの登場によって手軽にデータベース機能を利用できるようになりました。

作成したzap

実際に作成したzapをお見せしながら中身を説明していきます。

zapの全体像は下記のようになります。

処理の流れはとてもシンプルです。

  1. Slackの任意の投稿に特定の絵文字がついた場合にトリガーする
  2. 投稿を一意に示すID(実際にはタイムスタンプ)を持つレコードがあるかTablesをチェックする
    • レコードがあれば何もせずに終わる
    • レコードがなければレコードを追加する
  3. Notionのデータベースにアイテムを追加する

具体的な設定内容について次から説明します。

テーブルの作成

zapを作成する前に、テーブルを作成しておく必要があります。

zapierトップページのサイドメニューにある[Tables]から新規テーブルを作成します。今回はSlack投稿のタイムスタンプだけを保存できれば十分なので、カラム1つだけのシンプルなテーブルを作成しました。

レコードの検索

zapの中でレコードを検索するには、アクションの中からTablesを選択してこんな感じでテーブルと検索条件をセットすればよいです。

レコードの存在チェック

レコードが存在していたかどうかは、アクションの中からFilterを選択してこんな感じで[Only continue if...]を設定すればよいです。

レコードの作成

レコードが存在しない場合に新規にレコードを作成するには、アクションの中からTablesを選択してこんな感じでテーブルとデータを指定すればよいです。

Tablesに関わる設定はこれだけです。簡単ですね!

zapが動き始めると、こんな感じでレコードが増えていきます。

まとめ

Zapierで重複チェックなどステートを持った処理を実現したい場合にTablesを使うとサクッと書けるので便利です。ぜひ使ってみてください!

マイベストに入社した理由と1ヶ月経った感想

前回のエントリでマイベストに入社したことについて書きましたが、このエントリではマイベストに入社した理由と入社して1ヶ月経っての所感やどんなことをやっているかについて書こうと思います。

naopr.hatenablog.com

マイベストに入社した理由

今年の4月頃から転職活動を始めたのですが、転職軸として大きなものは2つでした。

  • 自分が入ることで組織に対してレバレッジが効かせられること
  • 事業に対して共感でき、成長を信じられること

1つ目の軸であるレバレッジを考えると組織規模は多くて数百名程度かなと考えており、また役職もICよりはEM寄りのほうがやりたいことに近そうだと考えていました。

知り合いを中心に15社ほどお話をさせていただき、5社にエントリーして最終的には2社からオファーをいただきました。

最終的にマイベストを選んだ一番の決め手は事業のユニークさです。

マイベストは「最高の選択体験を実現する」をミッションに、現在はユーザーの選択をサポートするサービスとしてmybestを提供しています。"洗濯機 おすすめ"のように商品を検索した際に、サービスを意識せずにご覧になっている方もいらっしゃるかもしれません。

一見すると他の比較サイトや個人のアフィリエイトサイト、キュレーションメディアとの違いがわかりにくいかもしれませんが、マイベストでは記事中の全ての商品全てを実際に購入し、自社の専門人材が検証しているのが大きな特徴です。

例えばドラム式洗濯機の比較記事では、売れ筋上位のドラム式洗濯機15商品を購入し「乾燥力」や「洗浄力」などユーザーの選択に必要な重要な観点について実際に検証をしています。これにより、他にはない信頼性の高い一次情報(社内ではデータベースと呼んでいます)をユーザーに提供できるとともに、全商品を相対的に比較した際のレーティング情報も併せて提供することでユーザーの選択をサポートしています。

この愚直で泥くさい事業モデルが非常にユニークであることと、アフィリエイトと広告というシンプルなモデル収益モデルでありながら創業から調達なしで高い利益率をあげていることに強い興味を持ちました。

エンジニア・デザイナー向け会社紹介資料(https://speakerdeck.com/mybestinc/recruiting-guide-engineer)から引用

加えて、月間3500万人に使われるサービス規模と比較してエンジニアは10人強という少人数、また自分が入れば1人目のEMということで幅広い挑戦機会がありレバレッジを効かせられる余地が大きいと感じました。

DeNAの新卒同期であるCSOの岸本さんやCTOの渡邊さんには何度もディスカッションの機会をいただき、自分への期待の大きさを感じたことやこれから解決していく課題にワクワクしたことで入社を決めました。

入社してみての所感

オンボーディング

実は去年の10月からちょっとだけ業務委託として稼働させていただいていたのでなんとなく会社の雰囲気はわかっていたのと、業務範囲が広い役職ながら自分が取り組むことについては入社前にすり合わせができていたので、大きなギャップなくオンボーディングできていると感じます。

自分の分報チャンネルに色々なメンバーが入ってくれ、自分のふとした投稿や日報へのレスを通じてカジュアルにアドバイスをもらえるのが最高にありがたいです。

余談ですが、名前の呼ばれ方は最初でしっかりアピールするのが大事ということで強い気持ちで「なおぱーです」と言い回っているのですが、マイベストは前職ほどあだ名文化がなく名前で呼ぶケースがほとんどなのでおっさんがあだ名アピールして浮いてないかと若干そわそわしています。まあこれはそのうち慣れそうです。

開発組織について

今は週2回の出社日にエンジニア同士でランチに行く文化があり、コミュニケーションをとる機会が多いのが楽しいです。前職では完全リモートだったのでそれに慣れた自分が毎週2回も出社できるんだろうかと心配だったのですが、大きなストレスもなく今では出社とリモートのバランスがちょうどよいと感じています。

入社して一番驚いたところはドキュメント文化が浸透しているところで、全てのミーティングに議事録があるのは当然のこと、tl;dvを使ってオンラインミーティングの文字起こしが議事録に貼られるのも驚きました。Notionのデータベースで一元化された情報を様々なドキュメントで参照するのが当たり前になっていて、「このドキュメントのここの記述は古くて最新はここで…」みたいな非生産的なやりとりが少ないです。

また、サービス規模に比較して開発人数が少ないのは先にも触れた通りですが、その中でもプロダクト開発とモダンな技術へのチャレンジをバランスよく行えていると感じました。

元々Railsのテンプレートで書かれていたフロントエンドをGraphQLとNext.jsにリプレースしていたり、機械学習タスクフォースを組んで調査や実装を進めており、X(Twitter)上で家電のおすすめを行うアカウントの運用も開始しています。

prtimes.jp

ただ、(どのスタートアップもそうだとは思いますが)実現したいUXや解決すべき課題に対してリソースが足りておらず、今あるリソースをどこにどれくらい使うべきかに頭を悩ませています。選択と集中を意識しつつ採用もがっつりやっていかねばというところです。

会社の雰囲気

全体的に若い人が多く活気があるなあという印象です。オフィスで同僚とすれ違うと知らない人同士でも挨拶する文化があり、候補者としてオフィスに何度か伺った際にも社員の方が挨拶してくれるのは心地よかったです。

制度設計や行動指針を含めた組織のカラーという点では、自分が今まで経験した組織とはまた違うなと感じており、「多様性」について想いを馳せることが多いです。

今まで自分が経験した組織では人数比率的にプロダクト開発組織が全社の中でも大きな比率を占めることが多かったのですが、マイベストでは開発組織の社員比率は2割を下回っており、コンテンツ作成に携わるメンバーがが6〜7割を占めます。コンテンツ作成のメンバーは先に触れた通り各業界の専門人材でありキャリアのバックグラウンドも多様なため、制度設計の難易度の高さを感じています。

組織の拡大フェーズにおいては今ある制度が必ずしも最適とは限りませんし、役員陣と話していても"健全な朝令暮改"を歓迎する雰囲気を強く感じます。建設的な議論を通じて多様なメンバーが納得感を持って気持ちよく働けるような制度設計づくりに自分も貢献していきたいです。

いまやっていること

入社して取り組んでいることとして大きなものは生産性の可視化とエンジニア採用の2つです。

現状の開発全体を俯瞰してボトルネックを見つけたり生産性を下げている要因を見つけることで、今後開発チームが拡大したときにも高い生産性を保てるようにすることが目的です。

各チームのスプリント毎の消化ストーリーポイントを集計して、ポイントの消化が低いところはどのような原因がありそうかをリーダーにヒアリングしたり、各メンバーのコードレビュー数やミーティング時間を集計して誰が何にどのくらい時間を使っているのか計測したりしています。

各種調査によって現状の課題とそれに対する本質的な解決策は見えているものの、それと並行して短期的な改善策がないか考えているところです。

エンジニア採用文脈では、採用イベントを企画したり候補者のピックアップやスカウト送付、カジュアル面談をしています。エンジニア採用はポータビリティが高いんだなあと実感しているところで、キャッチアップ期間でも貢献できるポイントがあるのは精神衛生上とてもよかったです。

ということで、YOUTRUSTでカジュアル面談をオープンしました。マイベストに興味がある方、なおぱーとしゃべってやってもいいぞっていう方はぜひご連絡ください!

youtrust.jp

おわりに

6年ぶりの転職・かつEMとしての初めての転職ということでキャッチアップすべきことが多く入社直後はバタバタしていたのですが、ようやく落ち着いてきました。

最近あまり会えていない方とも近況報告がてらランチや飲みに行きたいので、気軽にお声がけいただけると嬉しいです。僕からもガツガツご連絡していきます!

メルカリを退職してマイベストに入社しました

6月末日をもって株式会社メルカリを退職し、本日から株式会社マイベストに入社しました。というわけで、以降はポエムです。

メルカリでやってきたこと

メルカリを含め過去のキャリアでやってきたことの詳細は職務経歴書にまとめているので、ここではざっと要約して書きます。

メルカリには2017年8月に入社し、IC(Individual Contributor)としては社内のCustomer Serviceチーム向けの管理画面(以下、CSTool)開発を行ってきたほか、USメルカリの開発やメルカリの事業者向けサービスであるメルカリShopsの開発を行ってきました。

また、メルカリでは初めてEM(Engineering Manager)を経験しました。自分がICとして所属していたCSToolチームだけでなく、セキュリティ・プライバシー領域を担当するDefence Forceチーム、メルカリShopsのエンジニア組織も担当しました。

あらためて振り返っても、自分にとってメルカリで過ごした約6年間は本当に充実していました。

入社した当初は約500人ほどだった社員数もいまやグループで2200人を超えるほどに成長しており、メルペイをはじめとする新規事業への挑戦や上場などを間近でみられたことはエキサイティングな経験でした。

メルカリは自分にとって2社目の会社でしたが、セカンドキャリアとしてメルカリを選んで本当によかったと思っています。

札幌で作ったメルカリロゴの白い恋人

マイベストでやること

マイベストはおすすめ情報サービスmybestを提供している会社です。

キュレーションメディアとは違って自社で実際に商品を購入し比較・検証を行っているのが大きな特徴で、ECサイト等で商品を購入する際に「何を選んだらいいのかわからない」というユーザーの課題解決を目指しています。

社員数は200人強、開発組織は業務委託の方を含めて30人強という規模で、今回1人目のEMとして入社しました。ピープルマネジメントやエンジニア採用・採用広報、開発生産性向上などプロダクトと組織の成長に必要なことを何でもやっていくぞ!という気持ちです。

マイベストは築地にオフィスがあり、リモートワーク派の自分も会社になれるまではぼちぼち出社しようと思うので、近辺の方はぜひぜひランチや飲みに行きましょう〜

最後にほしいものリストのリンクを置いておきますので、転職祝いしてやってもいいぞ!という方はよろしくお願いします。

www.amazon.jp

マネジメント本輪読会を始めました

所属するエンジニア組織でマネジメント本の輪読会を始めて2ヶ月経ったので、始めた経緯や実際にやってみた感想などをまとめてみようと思います。

想定読者:

  • 輪読会を主催したり参加した経験があまりない方
  • EMに興味はあるがどんな業務をしているのかあまりイメージができない方
  • EMに興味があるエンジニアが少なくて困っているEM

輪読会を始めた経緯

今回自分が所属するエンジニア組織でマネジメント本の輪読会を始めようと思ったのは下記の理由からでした。

  • 初めてEMとなったメンバーが複数おり、彼らが自信を持ってマネジメント業務をできるような学びの場を提供したかった
  • メンバーからの意見で「EMに興味はあるものの具体的な業務をイメージしにくい」というものが複数あり解決したかった
  • 自分で勉強会や輪読会を主催したことがなかったので経験してみたかった

また、輪読会を開催することで副次的な効果も狙っていました

  • 普段あまり話す機会のないメンバー同士の対話が生まれ、横のつながりができる
  • EMとメンバーがフラットに話すことで相互理解が促進される
  • 自身の積読が消化される

輪読会の目的と本の決定

エンジニア定例で輪読会の参加者を募り、興味を持ってくれたメンバーでキックオフをしました。

キックオフでは、参加者が輪読会に興味を持ってくれたきっかけや求めることをヒアリングした上で、輪読会の目的を下記のように決めました。

  1. 体系的にマネジメントを学ぶ
  2. カジュアルなディスカッションを通じてお互いに気づきを得る

キックオフ前にあらかじめおすすめの本や読みたい本を募集しておいたのですが、それらの中から目的に合致するものとして今回は『エンジニアリングマネージャーのしごと』を読むことにしました。

輪読会の進め方

輪読会の進め方について詳しい人が自分を含めあまりいなかったので、まずはゆるいルールを作って始めてみて進めながら改善ループを回していくことにしました。

  • 開催頻度は週1回45分
  • 1回につき1章ずつ進める
  • 輪読会の前に全員がその章を読んでおく
  • 毎回下記の役割を持つ担当者を決める
    • 事前にその章のまとめやディスカッションしたいこと等をwiki(弊社ではConfluence)にざっとまとめておく
    • 当日のファシリテーションをする
  • (時間があれば)KPTをして次回の改善ポイントを決める

やってみての感想

ここまで約2ヶ月で5章まで進みました。

年度またぎでEM陣のMTGが多く開催がスキップになることもありましたが、ここまで継続できており主催者としてはホッとしています。

章によって議論の盛り上がりに一定の差があるのですが、4章の「1 on 1」は特に盛り上がりました。「1on1全体の70%は部下に話してもらうと書いているけど、ヒアリングだけの1on1だと得るものがなくて部下目線だと辛い」「みんな1on1のときのフォーマットって用意してるの?」「週1回の1on1が義務みたいになってるけど本当に必要なんだっけ?」などなど、時間が足りなくなるくらいに話が尽きませんでした。

また、始まる前は担当者決めが難航するかと心配していましたが、蓋を開けてみると参加者が自発的に「次は自分が担当やります」と手を挙げてくれるのでスムーズに進んでいます。

輪読会を始めようと思った理由である「EMにとっての学びの場」や「メンバーがEM業務のイメージを持つ」に貢献できているかはまだわかりませんが、狙っていた副次的効果である「普段話すことのなかったメンバー同士の会話」や「EMとメンバーの相互理解」には貢献できている実感があります。

週に1章ずつなので1冊読み終わるまでにはまだまだ時間がかかりそうですが、焦らず継続できればと思っています。

おわりに

リモートワークによって業務の柔軟性が増えた反面、メンバー同士でお互いの業務内容を把握するのが難しくなりました。特にEMという業務の内容をメンバーに伝えたりEM同士でカジュアルにマネジメントの相談をする機会を持ちにくくなったと感じます。

輪読会はそういった悩みを緩和する1つの解決策になり得るので、よかったら始めてみてください。

2022年を振り返る

明けましておめでとうございます。

今年も振り返りをやっていきます。

ちなみに、このブログはカテゴリがあまりに適当だったので整理して毎年の振り返りは「振り返り」カテゴリでまとめました。

naopr.hatenablog.com

仕事

マネージャーに戻った

引き続きソウゾウで働いているのですが、1月からまたマネージャーに戻りました。

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詳細は上のエントリを読んでいただければと思いますが、メルカリ日本事業という1000人規模の組織でマネージャーをしていたときと、今の100人規模の組織でマネージャーをするのではまた違った面白味を感じています。

組織課題の解決やチームマネジメント、ピープルマネジメントもやりつつ今年はエンジニア採用をがっつりやっていたのですが、自分でスカウトを送ったり採用フローを改善したりと自分の裁量でできることが多くて忙しかった楽しかったです。カジュアル面談・面接含めて150人以上の方とお話しさせていただきました。

アウトプットを頑張った

先の採用文脈もあるのですが、去年は意識的にアウトプットをできたかなと思います。特に、職務経歴書をNotionで公開したのはやってよかったです。

naopr.hatenablog.com

職務経歴書を頻繁・手軽に更新できるようになったのと、「情報は公開したところに集まる」の精神で常にオープンにしておくことに価値があると思っています。

また、久しぶりに社外のエンジニアイベントに登壇させていただいたのも楽しい経験になりました。

customer-x-engineer.connpass.com

結果として、去年は下記のようなアウトプット件数になりました。今年もこの調子で積極的にアウトプットしつつインプットも並行してやっていきます。

  • 会社テックブログ:2件
  • 会社ブログ:1件
  • 会社Podcast:1件
  • 会社勉強会登壇:2件
  • プライベートブログ:7件
  • 社外勉強会登壇:1件

副業を始めた

10月から、株式会社マイベストで業務委託としてお手伝いさせていただいています。

エンジニアではなくCS(Customer Service)アドバイザー的な立ち位置で、新規サービスのCSオペレーション構築のコンサルティングをしています。…とはいいつつ本業でバタついており今のところほとんどなにもバリューを出せていないので今年はもうちょっと頑張ります…!

プライベート

引っ越し

6月に横浜市青葉区から東京の墨田区に引っ越しました。

前の家も決して悪くはなかったのですが、都心から遠くて不便なのと、坂が多くて移動が大変なのと、治安が良すぎてあまり自分たちにしっくりこなかったかなと感じています。

今の家は交通の便利さ、飲食店の豊富さに加えて毎日間近にスカイツリーを見られるのが気に入っています。

健康

一昨年から発症した蕁麻疹がいまだに治っていないのですが、薬を飲んでいれば症状がひどくなることはあまりないのでのんびり付き合っています。今年は治ってくれたらいいなあ。。

健康上の個人的な大問題として、2年以上続けてきたリングフィットアドベンチャーをついに完全クリアしてしまったことがあります。

やりこみ要素をも満足いくところまでやりきってしまい、リズムゲームやカスタムモードを楽しんでいたものの飽きてしまい、週1回もやらなくなってしまいました…。

それに伴ってブクブクと太ってしまっており、これはまずいということで今年はパーソナルトレーニングを始めようと思います。痩せるぞ!

旅行

去年はコロナが少し落ち着いたこともあり、一昨年よりも旅行に行くことができました。

4月:某アイドルのライブのために名古屋へ

ライブ直前で演者の1人が感染してしまい、ライブ中止。仕方ないので美味しいもの食べまくり。

5月:妻のフェス参戦で大阪へ

ニフレルでいきものたちと触れ合う。

妻はフェスへ、私は将棋道場へ。

6月:妻の誕生日祝いで北海道の界・ポロトへ

部屋と温泉からポロト湖を眺めつつのんびり。

9月:北海道に帰省

おいしいものたくさん食べた。

9月:南部美人の120周年祝賀会で岩手へ

南部美人さんの120周年祝賀会に呼んでいただいたので参加。

翌日に平泉と一ノ関観光。

10月:酒まつりに広島へ

広島観光で八天堂と平和記念資料館。

酒まつりで美酒鍋食べたり日本酒飲んだり。

最後に

2022年の目標はこちらでしたが、全然だめでした。

今年はもう少し現実的な目標ということでこちらです。