トゥリマカ日誌(仮)

ジャカルタ暮らしの知恵、観光、グルメ、ファッション、カルチャー、子育てのこといろいろ。比較、体験、レポートします。

ジャカルタ、買い物ルーティン

結局野菜はパサールがいちばん

参考になるかわからないけど、メモがてら書いてみる。うちは食べたいものがあるときは外食しちゃうので、家のごはんにあまりこだわりがなく。。刺身とかいいチーズとかハムとかは、外食します。また、自家用車がないため、買い物はほぼすべてネット。送料払ってもタクシー代より安いので。買い物がひとつのスーパーで完結できればいいんだけどねえ。

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まずは高頻度(週1~)の買い物から。

野菜、果物、鶏肉、卵、テンペ:Sayur Box

パサールで売っているような新鮮で安い野菜が手に入るので、生鮮はもっぱらここで。剥けてるにんにくが超便利。鶏肉はどこで買っても大差ないので、ここで買ってしまってる。テンペもnonGMOが買えるので重宝している。たまに冷凍マグロや冷凍イカを買うけど、安いし問題ない。類似サービスにSegariがあるので、お好きな方でどうぞ。最近日本発行のクレジットカードが通るようになって助かる。

米、酒、牛乳、豆腐、調味料、生活用品:Grand Luckey (HappyFresh)

ビール、洗剤など、生鮮以外のデイリーな買い物は、グランドラッキーで。これもほとんど現地にはいかず、HappyFreshを利用。一時帰国前などはおみやげを買いに現地に行く。もともと牛肉と豚肉も買ってたけど、最近ちょっと外すのでやめた。米は、わが家は輝をつかっています。輝は、しっかり空気の抜けているものを選べば大丈夫。HappyFreshは日本発行のクレジットカードが通るので助かる。HappyFreshの類似サービスにAstroがあるので、これもお好きな方でどうぞ。

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つぎ、中頻度(~月1)の買い物。お肉は一度にたくさん買って、冷凍しています。

ペーパー類、冷凍食品:Lotte Mart

キッチンペーパー、ティッシュ、トイレットペーパー等。なんでかな、ペーパー類だけは妙にロッテマートが安いので、モールに遊びに行ったときなどについでに買って帰るようにしてる。ちくわ、カニカマとかの冷凍食品も安くて種類豊富。

豚肉:K-Mart

冷凍のくるっと巻いてある豚バラ肉を買っています。豚肉は結局ここがいちばんかなと。それでもちょっと臭うけどねー。でも豚肉に関してはpapayaは論外(変わってよくなってたらすみません。コロナ前に3度失敗してから怖くてもう買ってないので)、グランドラッキーも最近ハズレがちで。K-MartはHappyFreshにもある。豆付きもやしやれんこん、長芋なんかはpapayaよりちょっと新鮮。たまに春菊があるのも見逃せない。

牛肉、シュレッドチーズ:Indoguna

炒め物に重宝する薄切り肉が最近インドグナでしか手に入らない。。しゃぶしゃぶってやつがかなり薄くて食べやすいんだけど、グランドラッキーのしゃぶしゃぶがなんか分厚いんだよね。炒めると固くて子供が嫌がる。あとはシュレッドチーズをここで買います。IndogunaもHappyFreshにあるし、お散歩がてらK-Martとハシゴするときもある。

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油揚げ、納豆、冷凍うどん、ピーマン:papaya

出先にpapayaがあると寄って、油揚げと納豆と冷凍うどんをマストで買う。冷凍うどんや日本の調味料がグランドラッキーより安い。調味料はイオンで買うことも多いけど、急ぎはpapayaで。あとはホクトのしめじ、ピーマン、れんこん、長いも、ごぼうなど、Sayur Boxで手に入りにくい野菜を買ったりします。王将の冷凍餃子を買ったりもする! あと、K-Martのキムチも人気だけど、papayaの方が日本人好みのキムチだよね。桃屋の味というか、牛角の味というか。ただ正直ここの生鮮はあまり信用できないのが残念。最近ローカルのお客さんも増えてるみたいなので、ぜひ改善してほしい。。豆腐が腐ってたりね、こないだも油揚げがかびてた。。豚肉は臭いし、ほかの肉や魚や野菜もなーんかイマイチ。生鮮良くなったら、papayaだけで生きていけるのに。

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つぎ、たまーに(2か月に1回~)行くところ。

豚肉、牛肉、調味料、生活用品:AEONイオン

たまにいくと楽しいよねー。なくなったけど緊急性の低いものはリストにしてためておいて、たまると行くようにしてる。豚肉もハズレないし(日本のイオンはハズレあるのにね!笑)、調味料とかの品ぞろえがいい。家族とのおでかけも兼ねて、週末に行きます。

冷凍海鮮:FISHOP

冷凍のお魚はここで。遠いのでほんとにたまにね。カット鯖、サーモン切り身、ほぐしサーモン、ぶりなんかをマストで買います。あとはアジとか、味つけ鯖とか、冷凍コロッケとか。

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ジャカルタでパダン料理を食べる

インドネシアは広く、さまざまな地域があります。それぞれに多様な食文化があり、ひとくちに「インドネシア料理」といってもいろいろ。

しかしそんななかで「インドネシア料理といえば?強いて言うなら」と聞くと、「ナシパダン/パダン料理」と答えるインドネシア人が多くいます。日本で言う和食、とまで言えるかはわからないけど。

なるほどジャカルタにも、個人で営む食堂からチェーン店までたくさんパダン料理屋さんがあります。チェーンのパダン料理店にいたっては、ちょっとしたファミレスのよう。

道端にあるこういうパダン食堂の皿の積まれ方、いいよね。

自分もパダン料理が大好きなので、一回まとめておきます。出張者のアテンドなどにもおすすめです。

パダン料理とは

Padangはオランダ統治時代から港町として栄えたスマトラ島西スマトラ州の州都。このあたりに住むミナンカバウ族の料理が、いわゆるパダン料理と呼ばれるものです。海から山まである地域性から、肉、海鮮、野菜などを豊富なスパイスとココナッツミルクで調理するのが特徴だそう。わりとオイリーで味も濃いめ。辛いものも多い。これらのおかずをたっぷりのごはんといただきます。

レストランでは、テーブルにつくやいなや、テーブルに料理がずらりと並べられます。これがパダン料理の醍醐味。さながら自分だけの食べ放題という感じで、気分が上がります。ひとりで来てもいいし、ちょっとしたハレの日にもピッタリ。大勢でわいわい食べるのも楽しいです。(※レストランでなく食堂などだと、ショーケースなどからふつうに注文するスタイルが一般的です)

自分の皿にまずごはんを盛り、おかずを食べたいだけのせて、いただきます。手で食べてもいいし(フィンガーボウルがでる店もあります)、スプーンとフォークで食べてもよし。

テーブル上にないものやおかわりをしたい場合は、店員さんにふつうに注文すればOK。

1皿200〜300円程度なので、あまり恐れず食べて大丈夫です。お酒はなく、ひたすらごはんをもりもり食べる店です。

食べたぶんだけお会計。手を付けたお皿をみて、店員さんが集計してくれます。ひとむかし前の回転ずしの会計に近いかも。

おすすめメニュー

基本お好み次第なんだけど、やっぱりまず外せないのはRendangルンダンでしょう。牛肉のココナッツカレー煮込みといったところで、“CNNの世界一おいしい料理”にも選ばれたことのあるスター選手です。

パダン料理はおおまかにGulaiカレー類とBaladoサンバル炒めにわかれています。具は野菜、ゆでたまご、豆、魚、えび、いか、牛肉、牛もつ、牛の皮、牛の脳みそまでさまざま。Gulaiは具によってカレーの味も若干ことなり、辛さなどもちがうようです。おなじみサテも、パダンとなるとカレーがかかります。

辛いものが苦手なら、Telur Dadarオムレツ、Perkdelコロッケ、Ayam Popアヤムポップがおすすめ。アヤムポップはマリネしたチキンを素揚げ(見た目は茹で鶏に近い)したもので、ホロホロと甘く、おいしいです。これらは子どももOK。

辛いのが大丈夫なら、Terong Baladoなす唐辛子やSambal Pete Teriプテ豆としらすのサンバルなど、辛い野菜料理がまたおいしいのでぜひ。でもどうかな、ジャカルタのパダン料理は辛さひかえめなことが多いようです。見た目ほどじゃないので、一回試してみて。

野菜でいうとSayur Nangkaジャックフルーツ煮込みとかもさっぱり酸味があっておいしい。

わたしはAyam PopとDendeng Batokok/Balado(ジャーキー肉に唐辛子ソースがのったもの)がマストで、ごはんはシンコンの葉カレーといっしょに食べることが多いです。インドネシア人の知人も、具なしカレーとAyam Gorengの粉(天ぷらで言う天かすみたいなやつ)だけをわざわざ注文して、それをごはんにかけてチキンと食べてました。慣れると、好きなメニューが固定されていっちゃうんですよね。

おすすめパダンレストラン

ジャカルタにはSEDERHANA / Pagi Sore / Restoran Garudaと、3つの大きいパダンレストランチェーンがあります。みんなそれぞれ派閥があり、「うちは代々ここだよ」とか「わたしは断然パギソレ派!」などと一家言あるので、まわりのインドネシア人に聞いてみるのもおもしろいかも。ちなみにわたしはGaruda派です。

SEDERHANA

https://www.restoransederhana.id/

おそらくいちばんメジャーなパダンレストランチェーン。ジャカルタ発祥。きれいな店舗からなかなか玄人向けの店舗まで大小さまざまあります。インドネシア人の知人によると、Bendungan Hilir本店が一番おいしいとか。ほかのチェーン店に比べ味がはっきりしているので、まずはここからせめてみてほしいです。店舗もいわゆるザ・パダンなデザイン。ちなみに本店があるベンヒルは、Rumah Makan SURYAやBopet Miniなど有名店がひしめくパダンストリートとなってます。

Pagi Sore

http://www.pagisore.id/

本店はパレンバン。熱狂的?ファンが多いイメージのパダンレストランチェーン。パギソレ派は、ほかのチェーンを好まない印象があります。どの店舗も清潔感があり、上品。おもてなしにも使いやすい。味も良いです。洗練されたジャカルタっ子がたしかに好みそうな感じ。Cipete rayaなど。Kemangのはロゴが違うけど同じ系列なのかな?

Restoran Garuda

https://restorangaruda.com/

個人的にもっとも好きなチェーン。本店はメダン。味付けがマイルドで、店舗もレトロクラシカルな雰囲気です。Pondok indahやチキニにあります。ただGarudaのよさはたぶんSEDERHANAを経由しないとわからない気もするので、ぜひやっぱりSEDERHANAから行ってください笑。

ジャカルタのレジェンドパダン

さて、ジャカルタにもやはりパダン料理のレジェンドと呼ばれる店があります。チェーンの味に慣れたところで、ぜひチャレンジしてみて。

Pondok Djaja

1969年創業、ジャカルタで最も古いパダン料理店といわれています。北ジャカルタのレジェンド。

お店に入ると本日のメニューが並んでいるので、それを見ながら注文。笑顔が素敵できさくなおばちゃんがちゃきちゃきと接客してくれます。外国人とわかると英語で話しかけてくれ、観光客一人でも入りやすいお店。

料理は濃いめだけど、辛すぎず、くどくなくおいしい。味は、創業当時から変わっていないそう。看板メニューはAyam Goreng。骨まで食べられるって。

R.M. Sepakat

Blok MとPasar Mayestikにある、Pondok Djajaとおなじく1969年創業、ジャカルタで最も古いパダン料理店のひとつ。こっちは南ジャカルタのレジェンド。

ジャカルタでは他であまり見られないGulai Gajeboという牛の脂肪付き塊肉カレーが有名です。メニューは少なく、ほかにルンダンや、カレーかサンバルが数品あるくらい?

みんなGulai Gajeboを食べています。ごはんは釜と薪で焚いているそうで、香りよくおいしいです。

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ジャカルタにはまだまだ紹介しきれないくらいたくさんの有名店があります。いいお店があったら、ぜひ教えてください。というか、誘ってください。ひとりで行って、いつもおなかパンパンになっちゃうから笑。

サワブサール散歩〜レジェンドマルタバとミーアチェ

今回のお散歩は、バスに乗ってSawah Besarサワブサールへ向かいます。目的はミーアチェを食べること、レジェントマルタバを買うこと。

わたしはTransjakartaトランスジャカルタの1番というバスを大変に愛用しています。1番バスはKota コタ 〜 Blok M ブロックエムというもので、ブロックMからBundaran HIブンダランハーイーまではMRTの路線とほぼかぶっています。2023年現在、MRT フェーズ2の工事により、ガジャマダ通りJl. Gajah Mada やKota 周辺が通行止めになっていることも多く、チャイナタウン(パンチョラン Pantjoran、グロドック Glodok)〜旧市街(コタ Kota)に行くには通行止めの影響を受けないTransjakarta が最強なのです。また、バスは専用レーンを走るため、ガジャマダ通りやスディルマン通りJl. Jendral Sudirmanの渋滞に巻き込まれることもありません。時間の正確性には欠けますが、乗ってしまえば結局一番早いなと思っています。ちなみにMonasモナス(博物館前)も通ります。とにかく観光に便利!

※ちなみに2023年現在、Jl. M.H. Thamrinタムリン周辺でバス停のいくつかが改装中です。改装中のバス停は完全スルーで、付近にも止まりません。現在Sarinahサリナー駅あたり止まりませんのでご注意を。

ということで、今回は最寄りのバス停から1番バスに乗り、Sawah Besarサワブサールを目指して出発!(というかすみません、写真はすでにサワブサール駅です)

Mie Aceh Pandrah

サワブサール駅で降りて、まずはお昼ごはんのミーアチェを食べに行きます。Twitterで見かけて気になっていた店です。

これは途中にあったよすぎる薬屋さん。よすぎる…。なんか干してあるし。最高。

ここがお目当てのMie Aceh Pandrah。意外と若い方が調理されていた。

じゃーん。ミーアチェです。ここはMie Goreng(焼きそば)、Mie Kuah(スープ麺)、Mie Tumisから選ぶことができます。今回頼んだのはTumis。直訳すると「炒め」なんだけど、なんというか汁気があるやつね。具にはTelor卵をオーダーしました。

アチェにはインド系の文化が入ってきていることから、ミーアチェにはカレーの影響がみられます。アチェ料理はかなり辛いという印象があるけど、ここのは辛すぎず食べやすかったです。すっきりと辛く、複雑なスパイスのうまみ。うーん、かなりおいしい。店構えとは裏腹に(失礼)、つけあわせのアチャールも美しい。

飲み物はいつもEs Teh Tawar(無糖ジャワ茶)を頼むのですが、今回はEs Timun(きゅうりジュース)をオーダー。刺激とほてりをすっとおさめてくれます。

食べてる途中、高速で駆け抜けるなにかがドスンと足に当たったような気がし、隣の席の女の子の「ヒッ」という悲鳴が聞こえたような気がしたけど、子猫だよね。ねずみじゃないよね……

Jl. Sukarjo Wiryopranoto

つぎはマルタバのレジェンドに向かいます。ミーアチェのお店のあるこの通りは、自動車/バイク関連グッズのお店が多いよう。

Jl. Pecenongan Raya

マルタバレジェンドのある通りに来ました。ここは飲食店が多いみたい。色褪せた謎のキャラクターがお出迎えしてくれました。これってアルファマートのやつ?

街灯もかわいくて、向こうにモナスも見える。

おかゆのレジェンド、Bubur Kwang Tungもここに。Gofoodで頼んだことがあるのだけど、とにかく量が多くてよかった。お店もなるべく人数がいるうえで来たほうがよさそうです。

Martabak Pecenongan 65A

そしてこれがお目当てのマルタバレジェンド。レジェンドらしく、店名は至ってシンプルに住所そのまま。1970年からこの場所にあるそうです。ジャカルタで多く見かける、さまざまなフレーバーを用意しているマルタバの店は、ほとんどがここの模倣と言われているのだとか。

店先で店員さんたちがなにかのフレーク?から虫?を楊枝でよけていたような気がしたけど、これも見ないふりをして注文します。Martabak Telur Ayam Jamur(鶏ときのこのマルタバ)とMartabak Manis 1/2 TOBLERONE 1/2 Keju(甘いマルタバ、トブラローネとチーズのハーフ&ハーフ)をオーダーしました。ここはこのトブラローネをつかうマルタバが有名とのこと。ここの常連である俳優さんが考案したものだそうです。

店先では従業員さんの子らしきキッズたちが遊んでいました。その子らのほほえましい姿に目を細めつつ、調理を待ちます。

マルタバをつくっているところを見るのはとっても楽しい。デリバリーが楽だけど、たまにはこうして店に訪れてながめるのもいいものです。

できあがったふたつは、ずっしり重い。これを持ってまた歩いて家に帰るんだけど…

これが家で開けてみた図。うんうん、おいしい。比較的何処で食べても安定してるManisに対しTelurは意外と当たり外れのあるイメージがあるんだけど、ここは当たりだ。フィリングがちゃんとおいしい。

Manisの方もさすがトブラローネ。チョコがおいしいから、当たり前においしい。

Jl. Batu Tulis Raya

荷物は重いけど、散歩しつつ帰ります。帰りはJl. Batu Tulis Rayaを通って、TransJakartaのハルモニHarmoni駅を目指します。ここもなかなかグルメな通りでした。

和食さとだ! インドマレットに弁当があった気がするけど、路面店ははじめてみたかも。

しょっちゅうデリバリーするAyam Presto NITA。アヤムゴレンの店なんだけど、なんとここのは骨まで食べられるんです。骨をよけて食べるのがたいへんなアヤムゴレンだけど、ここのなら小骨程度ならバリバリ食べられるの。ここはサンバルもおいしいよ。

かわいらしいカップケーキの店もあった。Google Mapsにピンどめしとこ。前回も書いたんだけど、異国での散歩なのでなるべく計画通りに動き、飛び込みはチェーン店を除いてほとんどしません(飛び込みで入るのはまじでスタバくらい笑)。散歩で見つけた店はマップにブックマークしておき、また次に回しています。

ハルモニ駅につきました。ここはバスのハブ駅になっていて、いくつかの路線が交わっています。

ハルモニ駅から見えるこの建物は、元Hotel des Galeries。車で通るときもここの信号で一時停止することが多いから、見覚えがあるという方も多いはず。オランダ領東インド時代の建物で非常に美しい建築なのだけど、見ての通り廃墟。一等地なのに。なんとかしてほしいところだけど、個人所有だそうでなんともできていないとか? もったいない。少なくとも、壊さないでほしいけど。Pos Blocのような再開発を望みます。

Bundaran HI駅

大好きな1番バスに乗り込み、そのまま家まで帰ろうかなと思ってたんだけど、そういえばまだ降りたことないなと思って、Bundaran HI駅で途中下車。TransJakartaのバス停はタムリン通りを中心に大規模な改装工事が行われていて、ここが改装第一号だったかな。できたときはとても話題になりました。ここにはジャカルタの中心とも言えるTugu Selamat Datang(スラマダタンの像、ようこその像?)を一望できる展望台が設けられていて、これが映えスポットとしてSNSで大人気なんです。この日も若い子たちが自撮りにはげんでいました。まあ、個人的にはそんなに…だったかな。そのうちカフェや観光案内所?なんかもできるらしいです。それはよさそう。

再度1番バスに乗り込んで、今度こそ家に帰りました。

レジェンドラクサとクバヨラン散歩

わたしはかなりインドアな性格で、基本引きこもっています。でも散歩は好き。でもめんどくさい。ということで、ときに趣味として、ときに義務として、週1は散歩に出ています。

散歩と言いつつ、わりと計画はしっかりめに立てます。慣れてきたとはいえやっぱり一応異国だし、対策も必要なので。そして最大のルールが、目的が2つ以上あること。目的というのは「〇〇を食べたい」「〇〇を見たい」「〇〇を買いたい」「〇〇の写真を撮りたい」など。これが近隣で2つ以上あると、やっとそのエリアへ行こう!という気になるわけです。

前置きが長くなったけど、今回行くのはクバヨランエリア。とにかくラクサが食べたかった。それだけだと弱かったんだけど、Google Maps見てたらクバヨランにはバナナ市場があるっぽい?となり、南エリアはあまり行かないし新鮮なので行ってみよう!と。

ということで、Gojekでひとまず目的のラクサの店へ。腹が減っては歩けもしませんので。

Laksa Betawi Asirot

今回一番のお目当て、Laksa Betawi Asirot。ラクサってシンガポールのものを想像されると思うのだけど、ジャカルタにもラクサベタウィなるものがあるのです。

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このラクサベタウィのレジェンドが、このLaksa Betawi Asirotなのです。1972年からある、ベーシックなラクサベタウィを食べることができる貴重な店。Assirotとはこの店がある通りの名です。

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インドネシアにもプラナカン文化が入ってきており、ラクサベタウィもその系譜。シンガポールラクサと異なるのはスパイスの構成だそうで、ラクサベタウィはターメリックがふんだんに使われており黄色いのが特徴らしい。シンガポールラクサはオレンジっぽいですもんね。そこへ煮込んだ牛肉やテンペなどおかずをトッピングしていただきます。

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このお店も、ラクサを注文するとトッピングを聞かれます。カウンターにあるおかずを見て、注文。今回15時すぎくらいにお邪魔したため売り切れが多く、テンペとサンバル玉子のようなものをお願いしました。

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じゃん。ここのラクサは生のもやし、ニラ、バジルの葉?がたっぷりのっています。これがシャクシャクしておいしい。ketupat(お米のお団子)も入っていて、スープだけでじゅうぶんお腹いっぱいになります。スープはやや辛め、ココナッツミルクはひかえめでくどくない。後味は鼻に抜けるエビの風味。テンペはゴレンではなくbacem(ケチャップマニスで煮込んだもの)でした。お茶がついて3万ルピア。や、安い……個人的に相当好きでした。おいしかった。また行きたいなあ、でもまわりに用事作るのむずかしい位置なんだよね。。

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おなかの大きなネコチャンがいました。

Jl. Assirotを歩く

食後にお散歩開始です。ここからKebayoran駅まで歩きます。およそ2キロ、スタスタ歩けば20〜30分の距離です。

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この通りは印刷工場がたくさんあり、ガシャンガシャンと威勢のよい輪転機の音が響いていました。いいですねえ。小さいころ、近所にあった印刷工場を覗くのが好きでした。紙とインクのいい匂いで。

Jl. Raya Kebayoran Lamaを歩く

このまま南下し、Pasar Kebayoran Lamaを目指します。屋台がたくさん出ており、歩道はほとんど歩けませんでした笑。それなりに交通量があるのでちょっと危ないかも。

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Grab Bikeの福利厚生施設のようなものが。初めて見ました。

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わかりますか? Alfamartというコンビニの中に、なんとLAWSON!

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パサールに近づいてくると、果物を売る屋台が道沿いにズラリと並んでいました。

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パサールに到着。古そうな店が並び、雰囲気がよい。看板がかわいいですよね。パサールはわりと大規模で、文房具や子供用品などの生活用品なども揃っていました。

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そしてこれがバナナ市場Pusat Pisang Pasar Kebayoran Lama! こんな感じのバナナ専門店が道沿いにズラリと続いていました。緑色のままで食べられるPisang Ambonが気になっているのだけど、あまり見かけず。黄色いアンボンバナナもおいしいけどね。

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Kebayoran駅までびっしりお店が並んでいて、すごいにぎわい。海産物のお店もありました。

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本日のおさんぽはここまで。短めですが、なかなか満足できました。

ジャカルタのレジェンドガドガド屋をめぐる

ジャカルタには「レジェンド」と呼ばれる店がいくつかある。いわゆる「老舗」で、人気の観光地のひとつとなっている。

今回は数あるジャカルタのレジェンドから、ガドガド屋さんを紹介してみます。ガドガドとは、インドネシア料理を代表するひとつで、もやしやいんげん、キャベツなどのゆで野菜をピーナッツソースで和えたもの。厚揚げやゆで卵なども入り、一皿でしっかり一食ぶんの満足感が得られる料理です。

もともとガドガドには、ゆで野菜にピーナッツソースって絶対おいしいやつじゃん!と思ったのに、なんか食べてみるといまいちもの足りないというかなんとも言えない思いを抱いていて。かといって、絶対おいしいのがあるはずだと諦めることもできず。でも一度おいしいのを見つけて食べたら良さがわかって、いまはお店にこだわらず定期的に食べないとダメです笑。

 

Gado Gado BON BIN

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チキニにあるガドガド屋さんで、創業は1960年。BON BINという名は、もともとこの通りがJalan Kebon Binatangだったことに由来するそう。ラグナン動物園以前に、この地にKebon Binatang=動物園があったのだそうです。

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それまでガドガドって正直まあこんなもんかなってぼんやりした感じで食べてたんだけど、ここのを食べてあまりにおいしくてびっくり。ほかとあきらかにちがうのは、酸味。最初はライムかタマリンドかと思ったのだけど、どうやらパームビネガーを入れているのだそう。こっくりとしたピーナッツソースにほんのり酸味が加わることで、全然飽きないの。どんどん食べすすめられちゃう。ここはロントンもサンバルもおいしい。

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ここのを食べて以来自分の中でガドガドの解像度が上がり、ほかの店で食べるガドガドの良さもわかるようになりました。ただここのガドガドはあらかじめつくってあるドレッシングを野菜にかけて出すので、すこし変化球であることも事実です。

Gado-gado Bon Bin, Kuliner Legendaris Jakarta Sejak 1960 - Kompas.com

Bedanya Gado-gado Siram Bon Bin Sejak 1960 dengan yang Lain di Jakarta

 

Gado Gado Direksi

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Glodok地区にある、1967年創業のお店。Googleマップのピンがズレているので注意。Fortuner Canteenの中にあります。

もともと名も無い屋台だったころ、毎日身なりの良いお客さんが来るので何者か訪ねたところ、銀行の役員=direksiだと言ったそうで。元大統領のワヒドやメガワティもここのガドガドを好んでいたそうで、Gado Gado Presidenに昇格してもいいのでは!?というギャグもあるとかないとか。

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ここのガドガドは、とにかくピーナッツの主張が強い! まったりとした香ばしいペーストに、砕かれたピーナッツがざくざく。 大きなcobek(すり鉢)でごりごりつくってくれる、ガドガドらしいガドガドといえるかも。

Gado-Gado Direksi, Kuliner Legendaris Jakarta Langganan Gus Dur hingga Megawati - Tribun Travel

Gado-Gado Direksi di Glodok, Legenda Kuliner Langganan Gus Dur dan Megawati

Kelembutan Bumbu Kacang Gado-Gado Direksi Jakarta Pikat Dua Presiden

 

Gado-Gado Cemara

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1947年創業。Tanah Abangが本店だけど、3店舗ほどチェーン展開している。自分はSetiabudi One店にしか行ったことがないけど、ここはいつも混んでる人気店。

ここのガドガドはゆで卵がなく、ヴィーガン対応。ピーナッツのほかにカシューナッツが入っているそうで、ソースはナッティで甘め。といっても重くなく、ぺろりと食べられます。写真はSサイズなんだけど、ロントンの主張がすごいね笑。小さめのクルプックがたくさんのっていて、フォークでざくざくやりながら食べると食感も楽しめるひと皿でした。

Nyang Ini Gado-Gado Tak Bercabang Racikan Oma!

Gado-gado Jadul Cemara 1947

ジャカルタでどらやきを焼く

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最近歳をとって嗜好が変わったのか、たまに甘いものを欲するようになった。さらに自分でつくってみたくなり、今回はどらやきを焼いてみた。ふつうにめっちゃうまくいった。

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今回使ったのはこの豆。フードホールで買った、ジャカルタ産のこぶりなkacang merah。スーパーによってはazukiも売っているそう。

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袋の半量をフライパンでぐつぐつ。確認しながら煮たつもりだったけど、仕上がりがちょっと固めだった。つぎはもう少し長く煮ないと。通常の小豆とおなじく、一度茹でこぼしてます。

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皮は、Haanのホットケーキミックスをベースに。Haanはあまり膨らまないんだけど、味に変なクセがないので好き。みりん追加、砂糖多めで焼き上げ。ちなみに小豆も皮も砂糖はココナッツシュガー。

おいしかったー。このわたしがあんこを煮るようになるとはね。

 

ジャカルタのレジェンドアイス屋さんをめぐる

ジャカルタには「レジェンド」と呼ばれる店がいくつかある。いわゆる「老舗」で、人気の観光地のひとつとなっている。

今回は数あるジャカルタのレジェンドから、アイス屋さんをピックアップしてみました。長く愛されてきたからこその味、店構え、ぜひ楽しんでみては。

Ragusa Es Italia

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1932年創業。モナスの北東、イスティクラルモスクの脇にあるアイスクリーム屋さん。

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