笑える卒業論文


1年間かけて育ててきた卒業論文を、たったいま学事センターに提出してきました。

題して
「悪人」に票が入るイタリア
まやかしのベルルスコーニ帝国

大学4年間+イタリアで過ごした日々の集大成である私の卒業論文の目標は「笑える卒論にする」ということでした。そしておととい最終稿のチェックをしてくださった岸川先生は私の卒論を読みながら3度笑い、2度「ああ、これはいいねえ」と褒めて下さいました(ちゃんと数えていましたよ)。

目標は無事達成されたのです。
イタリアの政治家にこれだけ向き合ってきた今となっては、その国の新聞に目を通すのも自然な習慣となります。先ほどもコリエーレ紙のウェブ版をチェックしていたところ、私が卒論を提出するのを見ていたかのようなタイミングで我かシルヴィオの写真が掲載されているではありませんか…!

(またなんかヤバイことやらかしたのかなあ、ワクワク…!!)

政権の座から退いて4年たつ最近は、彼の(様々な意味で)ホットなニュースもめっきり見かけないのです。そんなところのベルルスコーニの記事はたいへん期待感を煽るものでした。

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ベルルスコーニ邸で飼っている犬のドゥドゥーがパパになった。ドゥドゥーの妻であるドゥディーナが土曜日、3匹の仔犬を産んだのだ。フォルツァ・イタリアのリーダー、シルヴィオ・ベルルスコーニとフランチェスカ・パスカーレは3匹の仔犬もアルコーレの別荘で育てることに決めた。2人の主人は『産まれてくれてとても嬉しい』と述べている。」

WHAT???

腰を抜かすほどのんきな記事でした。シルヴィオ、私の卒論にこれ以上ないオチを提供してくれてありがとう。


『沈黙』論 「転びのポウロ」弱き男の強さと神の形





 2010年8月5日、チリのコピアポ鉱山が落盤し33名の作業員が地下700mの穴の中に閉じ込められるという事故が起こった。一時、生存は絶望的とまでされた33名は、事故から69日経った10月13日に奇跡的に全員救出された。救助を待つまでの間、彼らは穴の中で当然平穏な過ごし方をしていたわけではない。高温多湿というだけでなく、食料や物資は限られ、いつ救助が来るかも分からないという劣悪な環境の中、33人の心身は極限状態に近かった。そんな中、彼らの精神的支柱となったのが33人の内のひとりである「司祭」と呼ばれる男の存在だった。仲間内での喧嘩や、やり場のない彼らの不安を取り除くべく、「司祭」は一日に一度、全員で祈りの時間を設けることを提案し、再び作業員たちの心に結束と安寧をもたらすことに成功した。地下700mのじめじめした薄暗い土の中で、弱りきり、心の安寧を失った人々が信仰の力で再度強く結束した。このとき、彼らの心の中に間違いなく神は存在し、そして彼らに働きかけたのだと私は感じている。私はキリスト者ではないが、このチリの落盤事故での出来事は神の存在や信仰の持てる力について考えさせられるひとつのきっかけになった。遠藤周作の『沈黙』において私が最も強く感じたメッセージは「神は存在する、どんな形であれ」ということだ。当初、遠藤本人がこの小説の題名にしようとしていた「神の存在」というキーワードと第2バチカン公会議で取り決められた方針のひとつ「文化内開花」のふたつをテーマにこのレポートを進めていきたいと考えている。

 『沈黙』という小説は言ってしまえば「キリスト教を棄てた弱い男の物語」である。また代表作『深い河』でも遠藤周作は大津という「出来損ないの」神父にひとつの焦点を当てて描いている。遠藤はなぜ、これら弱い男ロドリゴや出来損ないの神父大津の惨めで薄汚れた人生にスポットライトを当てるのだろう。新約聖書コリントの使徒への手紙二の12章にある「『力は弱さの中でこそ十分に発揮されるのだ』・・・中略・・・私は弱いときにこそ強いからです。」という言葉がこれを解く鍵になると考える。ロドリゴに対して神が沈黙を破ったのは、彼が愛するその顔を踏むまさにそのときだった。キリストの顔を踏む、つまりキリスト教を棄てた時にその顔は雄弁に彼に語りかけた。「踏むがいい」キリストは、殉教者や殉教すらできなかった棄教者ロドリゴの痛みを分かち合おうとしていた。これまでキリスト教会では棄教した者のことを、信仰を守り通せなかった弱いものとし、それについて多くを語らず「黙殺的な態度」を取ってきた。しかし遠藤自身は著書『切支丹の里』の中で「・・・だが弱者たちもまた我々と同じ人間なのだ。彼らがそれまで自分の理想としていたものを、この世でもっとも善く、美しいと思っていたものを裏切った時、泪を流さなかったとどうして言えよう。・・・中略・・・彼らが転んだあとも、ひたすら歪んだ指を合わせ、言葉にならぬ祈りを唱えたとすれば、私の頬にも泪が流れるのである。」と語っている。信仰を棄てることしかできなかった弱き彼らにスポットライトを当てることで遠藤は彼らを「灰の中から生き返らせ」たのだ。逆説的だが、キリスト教を棄てた弱き者ロドリゴは強い、と私は考える。また薄汚いボロを纏った神父の出来損ないの大津のことも、いったい誰が彼を弱い人間だと言えよう。弱き者の中にこそ生まれる強さ、それこそが信仰の力であり、神の存在のなによりの証であるのだ。

 次に、冒頭で述べた「神は存在する、どんな形であれ」の後半部に触れていきたい。遠藤作品に共通するテーマのひとつに、「日本におけるキリスト教のあり方」というものがある。善悪をきっぱりと分け二元論的なヨーロッパ育ちのキリスト教がいかにして、汎神論的な価値観を持つ日本で根付き得るのか、また根付いて来たのかという点だ。先出の大津の愛読書であるマハトマ・ガンジーの語録から引用するならば「同じ目的地に到達する限り、我々がそれぞれ異なった道をたどろうと構わないではないか」という言葉。異端的考えだとさえ指摘されながらも、遠藤がキリスト教文学者として追い求めたテーマはこれに凝縮されているのではないだろうか。著書『私にとって神とは』を読むと遠藤はキリスト教におけるキリスト、仏教における仏、また愛そのものも同じ「働き」のことだと考えているということが分かる。「神とは自分の中にある働きだ」とはっきり述べている。また大津のいう「玉ねぎ」もこれに当たるだろう。遠藤は大津の口を借りてこう言っている「・・・でも結局は、玉ねぎがヨーロッパの基督教だけでなくヒンズー教の中にも、仏教の中にも、生きておられると思うからです。・・・」ロドリゴは確かにキリスト教を棄てた。しかし彼は決して神への愛、信仰は失わなかった。神を棄てた者にさえ、神は手を差し伸べる。「どんな形であれ」それは存在するのだから。遠藤周作にとって神は対象でなく愛そのものであり、自分の心の中にある「働き」であるからだ。


【復刻版】若気のイタリ〜 東京編

ボナセーラーーー!みなさんこんばんは!!

このブログに投稿するのも約一年ぶりですが、みなさんいかがお過ごしでしたか?

ここ最近といえば先日のハロウィンが記憶に新しいですが、渋谷などで若者たちが夜の街を賑わせていたみたいですね!

あまりの賑わいっぷりに、今になってみなさんハロウィンロスなんてなってやいませんか?

しかし、ご安心ください!!
心震わすあのイベントが我々にはまだあるじゃありませんか…!

そう、渋谷(から銀座線で一駅の青山一丁目駅にある日伊協会でバイト中の私)は今ふたたび、第15回 世界イタリア語週間(11/1~11/18)で盛り上がっています!!!

これを祝って東京九段下のイタリア文化会館では様々なイベントが行われる予定です。

・イタリア映画上映会
・イタリア人留学生との交流会
・イタリア留学フェア
・イタリア市

など、イタリア好きにはたまらないコーナーが目白押し♡

さて、上にもさらっと書きましたがイタリア留学フェアというものが来る11月6日、7日に開催されます!

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そしてこの度、わたくしのイタリア留学フェアへの参戦が決定いたしました♪───O(≧∇≦)O────♪

「イタリア留学セミナー」というコーナーでシエナ留学の体験談をお話しさせていただくことになっています。

私が担当するのは
11月6日(金)12:00~13:00
11月7日(土)13:00~14:00   の2回です。

文化会館からは「語学学校以外の経験」つまり旅行会社でのインターンシップについて話してくれと言われていますが、あまり堅苦しくならずに実写版(?)「若気のイタリ〜」のつもりで楽しくお話しさせていただくつもりです*(^o^)/*

また、この時間帯以外は両日ともにシエナでお世話になった語学学校 Scuola Dante Alighieri のブースにいる予定です。

イタリア好きのみなさん、ブログを読んでくださっていたみなさん、ぜひ遊びに来てくださいね〜!


ちなみに今年のハロウィンの仮装は私の大好きな映画「Mad Max 怒りのデスロード」で私たちのアドレナリン分泌量をぶち上げまくった、炎のギター野郎(仮名)と決めていましたが、技術的な問題から断念いたしました。無念。

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帰国前夜のカミングアウト(旅行会社を選んだ理由)

 

シエナでの最後の食事にブタメンを選んだというのも相当なカミングアウトだと思うが、それとは別の告白がもうひとつある。

 

旅行会社をインターン先に選んだ理由、それは、「旅行」以外の単語が思い出せなかったから。

 

担任の先生に業界の希望を聞かれたとき、興味のあった他のいくつかの業界のイタリア語が、信じられないことにぱっと口から出て来なかったのだ。

「えっと、、、、、、、、、旅行会社、、、とか?」と、第5志望ぐらいだった業界の名前をこぼしてしまったのがきっかけだった。

 

分かっていはいたが、文字にしてみるとなんと情けないことか。

 

さらにその後、私はこう付け加えた。

「私のイタリア語レベルで仕事になるとは到底思えないので、掃除とかお茶汲みとかコピー取りさせて頂ければありがたいです。イタリアの会社の雰囲気だけ知れればいいんです、どうせ2週間だし、何もできませんから、、、」

 

大学の同級生たちが経たようなものとは似ても似つかぬ、やる気と情熱と意志が皆無の状態で始まった私のインターンだった。

 

私が働かせてもらっていたVACANZE SENESIでの仕事は、実際にはお茶汲みやコピーとりとはかけ離れたものだった。

 

・日本の旅行会社のデータベース作成

  …約400社のホームページをひとつひとつ見て、適切な会社を50社ほどピックアップ。メールアドレスやそこの業務内容をエクセルにまとめる。

・取り扱う旅行の種類やその傾向を分析

・日本人向けイタリア旅行の企画

  …王道ツアー1本、グルメツアー1本、サッカー観戦ツアー1本、ラグジュアリーツアー1本、ハネムーン3本

・企画書和訳

  …私が去ったあとも上司や他の国の顧客が読めるように企画書は英語で書いていたため。

・リストアップした約50社に企画の提案メールを送る

・会社案内和訳

・日本向け広告ハガキ作成、キャッチコピー作成

 

 

思い起こせばわずか2週間でいろんなことを経験させてもらった。

家に帰ってからも宿題のように毎日作業を持ち帰っていたが、それ自体が楽しくて楽しくて仕方がなかった。

イタリア語もおぼつかない、こんなに顔の丸い(関係ないか)日本人の学生を信じて仕事を任せてくれた上司のみなさんにいまでは感謝せずにはいられない。ビギナーズラックとしか思えないが、約50社にメールをして、5社から前向きな返信をもらい、内1社とは既に帰国後の商談の日程が決まり、別の1社からはその会社のホームページに私の企画した旅行プランを掲載をしていただけることになった。

 

 

思わぬ小さなできごとが振り返ればのちの人生を左右していた、みたいなことがひとの一生にはままあるらしい。

 

 

私の場合、あのとき「旅行会社、、、?」と口走ってしまったことがそれにあたるのではないかと今では思う。

浮かれていることは重々承知のうえだし、盲目的ですらあるというのは自覚している。

 

私が日本に帰国してからはインターン生という肩書きが外れ、

作って頂いた名刺には "日本窓口 Sales Representative"という文字が加わった。

 

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正式な社員ではないが、学生社員として雇ってもらうという形だ。

 

帰国してから就活せずにそのままVACANZE SENESIに正式に雇ってもらうことも考えたが、

家族や友人に相談した結果、これまでの予定通り日本での就活は行うことにした。

希望としてはやはり、今となっては第1志望になった旅行業。

 

さっさと日本でお仕事決めて、会社のお金でじゃんじゃんイタリアに戻る。

愛しくてたまらないこの国と、この国で出会った人々のもとに戻る。

 

7ヶ月3週間の学校生活と2週間のインターンで、そう誓わずにはいられない経験がたくさんできた。

 

ドイツ人との喧嘩も、神父にぶつけた疑問も、帰りたくないという忍び泣きも、

いつの日か思い返して微笑むことができますように。

 

ということで『若気のイタリ〜 シエナ偏』これにて終了。

めでたしめでたし、と締めくくってもいいかね? 

 

 

 

 

 

 

 

興奮冷めやらぬまま。

 
オフィスのドアを閉めた後ぶるっと震えたのは、薄着で出てきたからか、それとも・・・
 
 

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さきほど働かせてもらうことになった会社を訪ねてきました!
我慢できずに一日に2回も投稿してしまう勢いです。
 
何をしてきたかというと、直属でついてくれる上司のディレッタさんという方と仕事内容の話し合い。
業務内容の説明を受け、働く時間の調整をし、結果、以下のことを任せてもらえることに決まりました。
 
・会社サイトや情報誌の翻訳(日本語 or 英語)
・日本市場のマーケティング(日本人がイタリア旅行に求めるもの、日本の旅行会社の動向調査など)
 
 
ほえええええ・・・
 
そんなこと私にできるのだろうか・・・・・・・・
 
日本でも宗教学とかロマンス語研究とかタイ語とか地に足のついてない授業ばかりとっていて
マーケティングのような実学系の授業はほとんど取ったことがなかったし、
受かるつもりでいたイタリア語検定にも落ちて自分の語学力に自信がなくなっていたので、
正直、お茶汲みやコピー取りでも任せてくれれば御の字だと思っていたところでした。
 
従業員数6人の小さな会社だからこそ、直近で必要になる業務内容ではないものの、きちんと私を戦力として扱ってくれる方針のようです。
インターンが終わって私が日本で就職してからも連絡を取り合おうとも仰ってくださっています。
本当にありがたいことです。きちんと、それに応える働き方をしなくては・・・
 
 
(と、さっそくやる気を見せようと少し食い気味に「始業 20分ぐらい前には着いていた方がいいですよね?」と訪ねると驚いた顔をされました。「ええ〜9時より前に着いてもまだ誰もいないよ!私はいつもバスで来るからだいたい9時5分ぐらいに着くよ〜^^」私としては30分前にはついてオフィスの掃除をするなど、古典的なやる気の見せ方をしようと思っていたので、少々力が抜けてしまいました。そうそう、ここはイタリアなのでした。)
 
限られた期間だからこそ、目に見える結果を残さなければならない。本当に、こんなにわくわくするのは久しぶりです。
私はまだ学生だけど「働き者の日本人」という先人達の築いたイメージを崩さぬよう、しっかりと取り組んでいきたいと思います。がんばるぞ〜っ!
 

近況報告。インターン、はじめます。

だいぶ長いことブログをほったらかしにしていました。

ほったらかしにしていた二ヶ月で、いろんなことを経験しました。
 
 
 
ポンペイ遺跡の横断歩道でアビーロードごっこをしたり、

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リバプールで顔のでかいジョンと2ショットしたり、

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ウィーンの遊園地ではしゃぐアラサー達の撮影係をしたり、

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フィレンツェで汗臭いおじさんに密着されたり、

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道すがらカメルーン人と恋話したり、

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ローマの寿司食べ放題で4キロ太ったり、

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長かった語学学校の授業も残すところあと1日、
来週からはシエナの旅行会社でのインターンが始まります。
 
 
 
インターンといっても、私のあやしいイタリア語でできる内容はたかが知れているのですが、
それでも「実際のビジネスの現場で」「イタリア語のみを使って」「現地人と」「働く」ということが、
近い将来の自分にどのような意味があるのかしっかりと噛み締めていきたいと思います。
 
自分に課したルールとして、
・助けを求めることを恥と思わない
・理解できなかったことはその日のうちに解決する術を考える
・理解ができないのは言葉のせいなのか、状況のせいなのか区別する
これらの3つを決めたいと思います。
 
どれも自分が忘れがちになったり苦手に感じること。
これまで語学学校ではぬくぬくと好きなことだけ勉強していればよかったわけですが
これからはそういうわけにもいきません。
 
自分が彼らにとっての日本代表になり得るという自覚をもって、
与えられた以上のことをガツガツとこなしていきたいと思います。
 
 
今回は少し真面目な投稿でした。
おまけに、先日シエナの大聖堂で見つけた隠れミッキーです。
 

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流し目が色っぽい。

 

【English ver.】 "God created Adam and Eve, not Adam and Steve." Part 2

 “So why does Catholic prohibit homosexuality?”

 

Before reading…

 

1) This explanation below is Fr. Justin’s interpretation of Bible. Not my opinion. I myself neither even understand it fully nor agreed perfectly to his explanation.

 

2) The conversation was done with “his Italian speaking ability” and “my Italian listening ability.” (Moreover I’m translating it into English!) So I’ll appreciate if you find any wrong points and tell them to me. Thank you.

 

3) In order to make it easier, I wrote Fr. Justin’s part in written language. Perhaps it seems strange but please don’t think he spoke strangely!!

 

4) Dear my homosexual friends,

I’m worried that this article may make you feel bad. If you get offended please hit me on the right cheek and I’ll offer you the left side also...

 

 

 

“So why does Catholic prohibit homosexuality?”

--- God created all. All the things we need. “God created Adam and Eve, not Adam and Steve.” He’s created all, perfectly precisely and correctly.

 

“Okay, but still I don’t understand why man and man (or woman and woman) can’t love each other.”

--- In our doctrine there has to be “complementarity” between lovers. A couple of man and woman can follow this rule, but a gay couple can’t.

 

“What is the ‘Complementarity’? I understand literally. And I know it’s not easy for gay couples to maintain DNA with the technology so far, but there should be so many couples who get along with perfectly as a couple though they have the same sexuality. They seem supporting each other both mentally and physically. I think they are ‘complementing’ each other. How come Catholic says so??”

--- There are two purposes of “love (Eros)” in Catholic doctrine.

*There are three types of love in Catholicism: Eros (love of man and woman), Philia (love of neighbour) and Agape (love of God).

- The good of the spouses

- The procreation and education of sons

Other than these, for example Eros for pleasure, we recognize it as sin.

 

“(Even the purposes of love are regulated by God!?!?) Well, to be honest I’m not convinced but I understood what you say, thank you. Then if love, I mean Eros “accidentally” began to grow to the same sex, is it also ‘sin’? ”

 ---Mankind is not perfect unlike God. We sometimes make an error or we’re easily seduced. However, it’s not right that you make an action. It is a sin.

 

“Make an action?”

--- For example, now I’ve just finished a tuna sandwich and an apple. But when I casually see beside me, there is a big pizza. It can’t be helped to think, “wow looks delicious” or “I want to eat”, however, if you actually take it and eat it, that’s too much. It’s not right. Saying it more simply, it’s natural for anybody to have grudge or anger toward somebody. But you can’t use violence to him. It is a sin. Understood?

 

(It was shocking for me that he’d said like “having emotion of love to the same sex” and “using violence” were in the same category, that is to say “sin,” even though it’s just an example for explanation.)

 

“If you say ‘God created ALL,’ it should be God who created homosexuality.”

--- Since Eve took the forbidden fruit, the world has become corrupt. He created this world after 7 days. Before Eve was seduced by the Serpent, the world used to be a beautiful and perfect place. But after that it’s turned into a place where there are wars, stealing, poverty, and violence...

 

 

 

This is what he explained to me.

 

 

Nodding my head, lots of questions came to my mind. Why has God put the Serpent and the forbidden fruits in the “beautiful and perfect” place called the Garden of Eden? How does he explain love between wife and husband who don’t have a baby? Is it also a “sin”? I came up with more questions than I’d had before asking. I held back from asking all otherwise I would stray away too much from the point. But tell me if you know the answers….

 

 

By the way, it’s already time to go to bed. I’m going to get up early tomorrow morning. Before going to school Fr. Justin will take me to the saint mass which stars from 7:30!

 

 

 Can’t wait!

 

 

Alhough I came to feel Catholicism was way tougher than I’d thought, I find it important not to avoid, nor attack. I’d rather approach it from me. I’ve learned this from my experience living with the German girl, my ex flat mate.

 

As long as I love and live in Italy, the “friendship” of Catholic and I will be continuing.I want to get along with them :)

 

After studying Christian doctrine and their culture I’m little bit embarrassed that I don’t know much about MY religion. I wanna know more. Not only about Buddhism but also Allah, Jainism, the Seven Deities of Good Fortune and John Lennon too…

 

 

 

But I think I’m an ideal Buddhist who believe in “reincarnation” and try to reuse this article for a paper of theology class!

 

 

 

Thank you!