餃子消費量日本一陥落の宇都宮へ。そこで奇跡が・・・
8/16〜8/17、1泊2日で宇都宮餃子合宿に行ってきた。
宇都宮といえば餃子が有名だが、年明けに、15年間守り続けてきた「餃子消費量全国No.1」の座を浜松に奪われてしまい、話題となった街。
宇都宮に行くのは約1年ぶりで、前回行けなかった名店を中心に訪問。
【8/16 1:30 pm 餃天堂】
宇都宮駅前にある「餃天堂」。餃子仲間も絶賛していたので、まずはこちらから。
▼焼餃子
餃天堂の特徴はもっちりした皮。肉汁もたっぷりなので、注意して食べる必要がある。
▼水餃子
水餃子は、ほうれん草を皮に練りこんでいるため、ご覧のとおり緑色をしている。もちもち感を味わえて美味しい。
【8/16 7:30 pm 和の中】
ここは東京餃子通信編集長、塚田師匠が宇都宮No.1と言っていたお店なので、何としても行きたかった。
師匠によると、和の中は宇都宮餃子学会に属していないため、ガイドマップの類に載っていない。駅からも離れた場所にあり、隠れた名店になっているようだ。
▼薬膳茹で餃子
丁寧に包まれており、味わいも良い。にんにく醤油でいただいた。
餃子以外にも色々なメニューが揃っているが、ここのメニューは「薬膳」と付いているメニューが多い。
あと、きくらげが添えられているメニューも多かった。
▼薬膳焼餃子
宇都宮みんみんや正嗣といった、定番の宇都宮餃子とは違った感じ。皮は手作りらしい。こちらも、にんにく醤油でいただく。
メニューをみると1皿6個なのだが、なぜか2皿とも7個ついてきていた。
人数は6名だったので、なんだったのだろう...?
▼薬膳スープ餃子
いやー、これは美味しい。自家製の皮と生姜の効いたスープが抜群の相性。素晴らしい作品。
先に書いたとおり、和の中は餃子以外にも色々なメニューが揃っていて、他の方のレビューによると、塩ラーメンがオススメとのこと。
【8/17 10:00 am 宇都宮餃子館】
ここは「朝餃子」を提供しているお店。駅前にある。
入り口では「スタミナ健太くん」が出迎えてくれる。
▼12種類の餃子食べ比べ
健太(このお店の定番。普通の餃子?)、舞ちゃん(ニンニク抜き)、ニラ、ニンニク、チーズ、お肉、スタミナ、激辛(唐辛子)、シソ、どんこ(しいたけ)、舞茸、エビの12種類が一度に楽しめる。
説明がないので、どれがどれか、食べてみるまでわからない…
いずれも、まずまずの味だった。なお、激辛は他のメンバーが当たったのだが、かなり辛いらしい。
その後、宇都宮駅の餃子像を見に行った。
日本一陥落のせいか、なにか物悲しい様子だった気がする。
【8/17 1:30 pm 正嗣 宮島本店】
宇都宮みんみんと並んで定番の正嗣。
ここは前回も行っているので2度目になる。
正嗣に向かうため、宇都宮駅からタクシーを拾ったのだが、ここで奇跡が起こる!!!!!
なんと、1/800を引き当ててしまった!!!! Σ(゚∀゚ノ)ノ
宇都宮日本一陥落を受けた宇都宮日本一奪還計画の専用タクシー。
運転手さんによると、宇都宮にある800台のタクシーの中で、唯一のタクシーだそうだ。
全く狙っていたわけでもないので、まさに餃子の神が降りてきた瞬間であった。
テレビでも何度か取り上げられたらしい。
「なすべきことはただひとつ。食って、食って、食いまくれ!」
うーむ、宇都宮の元王者のプライドか。頑張って欲しい。
宇都宮日本一奪還計画タクシーでお店に乗り付け、一同ドヤ顔で降車し、列に並ぶ。
予想はしていたが、約1時間待ちの餃列。
途中、ゲリラ豪雨に合いながらも、約1時間後に入店。
▼焼餃子
これぞ宇都宮餃子。絶妙の焼き加減でパリっとした食感が味わえる。
宇都宮に行ったら、並んででも正嗣には行っていただきたい。
メニューは焼餃子(210円)と水餃子(210円)と持ち帰り用の冷凍餃子(30個1,000円)のみ。
ライスもビールもなしの潔さ。
▼水餃子
見た目のインパクトは今ひとつになってしまったが、水餃子も美味しい。
餃子そのものは、飛び抜けて美味しいというわけではないが、僅か2種類しかないメニューのために、路地裏に出来る餃列に並び、今か今かとワクワクしながら待ち続け、カウンターのみの狭い店内で食べる、というストーリーは素敵だ。
何よりも今回は1/800の奇跡に感動した。
すべてに感動!餃子房 豚八戒
これは感動モノ!餃子の美味しさ、バリエーション、ご夫婦の人柄、店内の雰囲気。すべてが気に入った。
阿佐ヶ谷駅近くの小さな餃子屋さん「餃子房 豚八戒(チョハッカイ)」。
座席数は少なく、予約もできない(18:00〜のみOK?)ようなので、餃列は覚悟しないといけない。土曜の夜20時にいくと、店内満席で2名待ちの状態。30分くらい待って入れた。
店内に入ると、ダンディなご主人とハルピン出身の奥さんが迎えてくれる。僕ら以外は常連さんだったみたい。
餃子は全部で5種類。もちろんフルコースでオーダー。それぞれ、店主が説明を加えてくれる。
まずは華餃子(羽根付き焼餃子)。
見た目から期待できる!餡は数種類の調味料を混ぜあわせているらしく、しっかり味がついているタイプ。見た目、餡の味、肉汁のジューシー感、皮のモッチリ感、どれも最高レベルだ。
続いて、麻辣餃子。
パクチーがのっている。事前にパクチーが苦手かどうか聞いてくれるので、苦手な方はパクチー無しで出してくれる。ピリッと辛く、パクチーの香りも楽しめる作品。
次は、八戒餃子。
この八戒餃子、何と肉を使っていない。干しエビ、椎茸、豆腐などが入っている。これもまた美味い。
そして、海老水餃子。
見て欲しい、この可愛らしい姿。海老のプリプリ感がサイコー!
餃子フルコース、最後は豆腐水餃子。
最近糖質制限ダイエット中の僕にとっては、ヘルシーでありがたい。しかも美味しい。
このフルコース、出てくる順番も間違いなくこれがベストだと思う。徐々に味付けが薄くなっていきしつこくならないようにし、見た目も変幻自在、ドキドキ感も与え続けてくれる。
ご主人は料理の説明とともに、気さくに話しかけてきてくれる。奥さんはひたすら健気に餃子を包み、焼いているが、ときおり笑顔を見せてくれる。
この接客なら、座席数が少ないのも頷ける。
なので、少人数でいくことをオススメする。そして餃子はフルコースで味わってもらいたい。
■餃子房 豚八戒
http://retty.me/area/PRE13/ARE12/100000001599/
パオ愛宕店
黒胡椒餃子(写真)、羽根付き海老餃子、水餃子のラインナップ。
どれも美味しかったが、個人的には黒胡椒餃子が一番のヒット。餡にしっかり味が付いているので、タレなしでいただく。
羽根付き海老餃子もジューシーでおいしい。エビの存在感が強く、食べごたえがある。
店に入ると、端の方でお母さんがせっせと餃子を包んでいたのが印象的だったw濡れたふきんを敷いて、その上に皮をのせていた。なるほど、これによって、手で毎回水をつけてビチャビチャになるのを防げるわけか。
れんこん荘
大きな餃子が秀逸。
一般的な餃子のおよそ2倍のサイズながら、中には餡がぎっしり詰まっていて食べごたえ抜群。
ニラ多め、肉汁も多めでジューシーな食感も良い。写真は自家製(?)のラー油。
青菜と豚肉水餃子もオーダーしたが、こっちはイマイチ。
会員制高級紳士餃子
憧れの蔓餃苑についに行って来ました!
※はじめに断っておくが、会員制のため場所・連絡先は非公開となっている
タモリと餃子対決をしたあのパラダイス山元氏がオーナーの会員制餃子専門店。氏の気分次第で年に数回しかオープンしない。
試練を乗り越えた会員のみに開店情報を手に入れることができる。
しかも早いもの勝ちですぐに予約は埋まってしまう。
奇跡的に行くチャンスをもらい、フルコースを堪能してきた。
ゼナキング入り焼餃子、(通常/チーズ/大葉)クォーターパウンダー、おかひじき焼餃子、海鮮水餃子、モツアン餃子(デザート)とそのメニューは非常にバラエティに富んでいる。
写真はおかひじき焼餃子。詳細はパラダイス山元氏著『読む餃子』を参照されたいが、シャキシャキの食感がたまらない。奇跡のコラボレーションである。
自称Retty餃子担当としては、何としても会員にならねば。
その他の写真はこちら参照 http://www.facebook.com/media/set/?set=a.279888552054817.64351.100001010235268&type=1&l=f96b818f21