東大生のバレエ留学日記

日々考えていること、バレエのこと、大学生活のことなどを綴っています

【LIFE】4月になる前に2019年度を振り返ります!

みなさん、お久しぶりです!なつこです。

 

明日から学年が変わっちゃう…!ということで、区切りがいいので、

昨年3月全くに帰国してからの一年間を振り返ろうと思います!

 

留学について知りたい方はこちらの記事を読んでみてください↓

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2019年の目標は達成できたか!?

 

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昨年の目標と結果は、

①本を100冊読む→未達成(60冊)

②惜しまず捨てる→達成!

 

①に関して。

一年で本を100冊ってすごい大変と実感。年間100冊以上読んでいる女優の芦田愛菜さんがすごすぎます。この目標を立てることによって、普段あまり読まないジャンルをあえて読んだり、新たなお気に入りに出会えたりと、良い機会が得られました。引き続き今年も本をたくさん読みたいです。あえて目標にせず、時間があるときに楽しみたいと思います。

 

②に関して。

物はまだまだ多いですが(笑)、使っていない化粧品や昔の教科書を惜しまず捨てられるようになったのは進歩かなぁと。今は本棚をきれいにするプロジェクトを行っているので、いらないものはどんどん捨てていこうと思います!

本棚大改造計画の記事はこちらです↓

(これもまだ途中経過を記事にしていないので後ほど書きますm(__)m)

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2019年度振り返り~大学面~

 昨年は4月から大学に復学して、3年生になりました。留学生活が充実しすぎていたため、大学に戻ったらここまで充実はしないだろうなぁ、と正直思っていました。でも実際にはそんなことはありませんでした。大学生活ってこんなに楽しくて充実しているものだっけ、と日々疑ったほどです。

 

 新しい友達がたくさんでき、良い刺激をたくさん受けました。個人的に一番刺激を受けたのが、友達が小論文コンテストに誘ってくれて、一緒に小論文を書き上げたことです。今回は審査委員に響きませんでしたが、同志と研究する楽しさ、アイデアが少しずつ形になっていく喜びという素晴らしい経験ができて、誘ってくれた友達には感謝しかありません。

 

 五月祭、駒場祭に主体的に参加したことも印象深い思い出です。団体をまとめるのって本当に難しい、と改めて実感しました。一緒に頑張る友達がいなかったら成功はできなかったので、共に駆け抜けた仲間に感謝しています。大変だったからこそ、成功し無事に終わった時の達成感は格別でした!

 

 研究の面では、興味のある国内の学会や講習会に参加しました。心理学、医学、教育学に様々な形で携わっている方々と知り合えたのは収穫でした。そのお陰もあってか、研究テーマが見つかりました。今まで研究を遠く離れたものとして難しく考えていたのですが、自分から出てくる素朴な疑問、世の中がこうなってほしいという願望、そういった身近なところから研究テーマって見つかるものなんですね。留学していた時に考えていた小さな疑問が今の研究テーマと深く結びついていると思うので、留学して本当に良かったとつくづく感じています。

 

2019年度振り返り~バレエ面~

  バレエ学校にいた頃は毎日6時間近く身体を動かしていて、帰国してからはさすがに同じだけ踊るのは無理でしたが、かなり充実したバレエ生活を送ることができました。週に4回ほどレッスンを受け、外部のオーディションに合格して10月にはプロの方と舞台に立つ機会がありました。『ドン・キホーテ』という演目で町の娘役をいただいたのですが、踊りだけでなく演技もたくさんあって、「自分たちこそが物語を創っている」という感覚を身に染みて感じました。

 

ドン・キホーテ』について書いた記事はこちら↓

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 今年は院試と卒論があるので勉強の比重が大きくなると思いますが、3つの舞台に出演する予定でリハーサルもたくさんあると思うので、勉強とバレエの両立を頑張りたいと思います!

 

今年の目標はこちらに書きました↓

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 今の事態がいつ収束するかはわかりませんが、今年も充実した楽しい一年だったと思えるように、前向きに物事を捉えて、今自分ができる最大限を尽くしていきたいです。

 

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました♡

 

なつこ

【LIFE】2020年!あけましておめでとうございます!

あけましておめでとうございます!

 

みなさん良い元旦を迎えられたでしょうか。

私は目覚ましにたたき起こされることなくすっきり目覚め、母が作ったお雑煮を食べて、お墓参りに行き、父方の祖父母の家に行ってきました。昨年のお正月はまだメルボルンにいたので、2年ぶりに親戚と集まって、とっても楽しい時間を過ごしました♪

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2019年の振り返りはちょっと後回しにして、今日は2020年の目標を書きたいと思います。

 

2020年の目標!

その1:大学院入学試験合格!

9月に入学試験があるので、合格できるように勉強を頑張りたいと思います。覚えることがたくさんで大変ですが、一緒に受ける仲間とともに合格を勝ち取ります!

 

その2:舞台に立ち続ける!

3月にDAIFUKU vol.6 「Strong.B」という舞台に立たせていただくことは決まっていますが、ほかにも出演したい舞台があるので、オーディションを頑張ります。出演する舞台の詳細は、またTwitterを通して告知します♪

 

その3:本棚を整理整頓する!

2月末までに、本棚をきれいにしたいと思います。以下のブログに、どんな計画で片付けていくかを書いたので、あわせて読んでいただければ幸いです。ちなみに、現時点でだいぶ捨てました(小6の教科書、ノートなど)!順調!

 

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その4:Baby, God Bless Youを弾けるようになる!

 だいぶ前にTBSで放送されていた、金曜ドラマの「コウノドリ」はご存知ですか?“Baby, God Bless You”は、「コウノドリ」で使われているピアノ曲です。今まで見たドラマの中で一番好きで、曲もすごくいいんです。昨年から少しずつ練習していて、楽譜の3分の1まで弾けるようになったので、今年中に全部弾けるように頑張ります!

母と妹がピアノを弾くので家にグランドピアノがあるんですが、私はまったくの初心者。妹に教えてもらっています(ト音記号は読めるけど、ヘ音記号が読めないので…)。ずっと同じか所を練習しているので、「あーまたやってる笑」と家族はすでに呆れてます(笑)

 

以上、私の2020年の目標です!

みなさんも目標があれば、達成に向けて一緒に頑張りましょう!

今年も「東大生のバレエ留学日記」をよろしくお願いいたします。

 

なつこ

 

 

【LIFE】本棚大改造計画!ー計画編ー

こんにちは!
一日24時間じゃ足りないから、30時間にならないかなぁと夢見ているなつこです。
先日大学で、どうしたら1日を30時間にできるかについて友達と3人で議論していたら、あとから来た友達が、「24時間でできるように1.5倍速で行動すればいいんだよ」と、サラッと言ってきて、当たり前すぎる回答に議論の余地すらなくなりました(笑)



さて、今日のテーマは、
本棚大改造計画!!

大好きな小説や勉強で使う参考書、フランスに住んでいた時使っていたノートや教科書などが詰まった自慢の本棚ですが、これらが雑多にしまわれていて見た目がよろしくないので(笑)、ブログで本棚の中身や計画の立て方などを紹介しつつ(なかば強制的に)本棚をきれいにしたいと思います!
というわけで、まずは計画を立てるところから。

まずは計画を立てよう

何か目標があってそれを実行したい時は、まずは具体的な計画を立てるところから始めます。
計画を立てる時に一番最初に決めるのは、目標(ゴール)最終期限です。
今回の場合、

目標 : きちんと整った本棚にする!
最終期限:2月下旬

です。(テストなど期限が決まっているものではないので、おおまかな期限になっています)

次はいつやるかを決めておきます。私は片付け始めるとずっとやってしまって他のやることをおろそかにしてしまうので(だから片づけは後回しになっちゃう…)、

いつやるか:寝る前の30分

と決めておきます。

最後に、ゴールからさかのぼって小さな目標とそれぞれの期限を決めていきます。途中で変えてもいいので、とりあえずざっと決めます。
私の場合だとこんな感じです↓

よし!これで計画が立てられました!あとは実行するだけ!(ちなみに、言うは易し、行うは難しです)

計画を立てて満足しちゃう、っていう人もいると思います。私も実はそういうタイプなので。そんな時私がとっている方法は、

友達に宣言する

です。
目標を立てて達成できなかったら恥ずかしいから、という理由で目標を自分の中にしまっておく人が多い気がしますが、もったいない!今年大学に復学して、勉強面でもバレエ面でも将来の面でも、色々な目標ができました。一人で頑張るのってすごく難しいから、友達に宣言することにしたんです。恥ずかしいという感情を捨てて。そうしたら、友達が応援してくれました。私も一緒に頑張る、と言ってくれた友達もいました。友達のたったその一言で、やる気が高まるって素敵なことだと思いません?
最初は恥ずかしいし勇気のいることだけど、みなさんにもぜひ試してほしいです。
やっぱり不安だよ…という方は、私に宣言してください、全力で応援させていただきます!

私もここに宣言したので、本棚大改造計画、これから実行に移していこうと思います!

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました♡

なつこ

【今月の本】3ヶ月分のおすすめを紹介!

お久しぶりです、なつこです。

今日は、サボりまくっていた(笑)本紹介をします!
紹介と言っても、あらすじではなく、感想メインで書きます。
2冊取り上げました🙂


↑私の本棚のほんの一部

1、カシオペアの丘で(上)(重松清著)
主人公は四人の幼馴染。人の名前を覚えるのが苦手だから、最初は人物関係がつかめなくてなかなか読み進められませんでした…(笑)まだ上巻しか読んでいないのですが、あまりにも感動したので紹介することにしました。この小説のメインテーマは「ゆるし」。読んでいくうちにそれぞれの人物が抱えている思いや葛藤が明らかになって、四人が「幼馴染」だからこその心の葛藤なんだと、胸が熱くなりました。ネタバレになってしまうので詳しくは書きませんが、「ガン」に関する記述が個人的には一番心に残りました。

実は先日秩父にプチ旅行に行きまして、うっすらと天の川がかかる星空に、カシオペヤ座を見つけることができました。五つの星から成る、Wの形をした星座です。この小説を読んでいなかったら気にも留めていなかったと思うので、ちょっと得した気分でした☆

2、「家族の幸せ」の経済学 データ分析でわかった結婚、出産、子育ての真実(山口慎太郎著)
みなさんは「家族」について真剣に考えたことがありますか。大学を卒業して就職したら、数年後に結婚して子供を授かる。これがおそらく、よく耳にする家庭を持つまでの流れ。では、
そもそもなんで結婚するの?
子供が生まれたとして、どう育てればいいの?
その時のメリット・デメリットは?
などの疑問を持ったことがあるでしょうか。
今では「家族」の形が一昔前に比べると変わってきていて、例えば「結婚」という形を取らなくてもパートナー同士結ばれることが社会的に許される時代になってきました。だからこそもう一度、自分にとっての幸せ、家族にとっての幸せについて考える必要があると思います。この本を読んで改めてそう感じさせられました。


いかがでしたか?いつも小説ばっかり紹介しているので、今回はノンフィクションも混ぜてみました。

あと数週間で一年が終わってしまうなんて…!みなさんはどんな一年でしたか?年が暮れる前に今年の振り返りをしたいと思います!(これは絶対年内にやる!)

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました♪

なつこ

【BALLET】『ドン・キホーテ』の見どころを解説!

こんばんは、なつこです。

 

 みなさん、昨日の台風は大丈夫だったでしょうか?私は運よく避難する必要がなく、ずっと家にいたので無事でした。みなさんも無事でありますように…

 

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前回の記事では、バレエ作品『ドン・キホーテ』のあらすじについて書きました。今日の記事はその続編、見どころについてです!

ただしこちらの見どころは、私が明日出演する公演に基づいた、独断と偏見によるものです。見どころは人それぞれだし、「ここに注目したらバレエをもっと楽しめるよ!」というものなので、あくまでも参考程度に読んでいただけると幸いです。

 

あらすじがまだの方は以下にリンクを貼っておきます!あらすじを読んでからの方が人物関係がわかって、本記事が理解しやすいと思います↓

 

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ドン・キホーテ』の見どころ

ドン・キホーテ』の主要キャストはドン・キホーテ、キトリとバジルで、もちろん彼らが出てくる場面、メインで踊る場面が見どころなのは言うまでもありません。ですが、バレエでは主役以外の役もとっても大切です。主役以外の役にも注目することで、舞台上でいったい何が起きているのか、楽しいことなのか悲しいことなのか、などその場面の雰囲気がよくわかります。今回は、私の独断と偏見で、見どころを5つピックアップしました。

 

見どころ1:第一幕の町の広場

第一幕では、主要キャストだけでなく、キトリの友人や町の娘、バジルの友人や町の踊り子などにも注目してほしいです。踊っていない時は舞台の端の方にいるのですが、場面に合わせて色々な演技、表情をしています。主役を見たい気持ちもわかります(わたしも舞台を観に行ったらついつい主役を目で追いかけているので笑)が、場面を理解するヒントになるのでぜひ注意して観てみてください!

見どころ2:ガマーシュと他の人物とのからみ

あらすじに書いたように、ガマーシュはキトリと結婚したいお金持ちの王子様。そんな彼が、(かわいそうなことに)みんなの笑いものにされてしまう場面や、みんなから嫌がられる場面がたくさん出てきます。個人的にはガマーシュが一番キャラが濃くて面白いので、ぜひ注目して観てください!

見どころ3:エスパーダをめぐる女の争い

今回の振り付けならではの場面が、エスパーダの気を惹こうとするキトリの友人と町の踊り子との間に起きる、ちょっとした争いのシーン。彼女たちの関係はこのあとどうなるのか…?そんなことにも注目しながら舞台を楽しんでいただけると嬉しいです。

見どころ4:第二幕のかわいい妖精たち

第二幕の夢の場では、まだ中学生・高校生の子どもたちが妖精役です。どこからか初々しさが垣間見える彼女たちが身にまとう衣装は、薄ピンクや薄紫といったパステルカラー。第一幕と雰囲気ががらりと変わるのが見どころです。

見どころ5:キトリとバジルのグラン・パ・ド・ドゥ

第三幕の見どころは、やはりキトリとバジルが二人で踊る、結婚式の場面。回転やリフトなどの大技がたくさん詰め込まれていて、息をするのも忘れるぐらい素敵な場面です。観る人はみんな、二人の世界に吸い込まれていくと思います。

 

以上、『ドン・キホーテ』の見どころでした!

いかがでしたか?

今回ここで伝えたかったのは、バレエは主役だけじゃないよ、ということです。その舞台に出ている人全員がある意味主役で、みんなで舞台を作っています。だから、脇役だからといって一人欠けていいわけではないし、出演者一人ひとりが全力で演じることでやっと舞台は完成します。

そんなことを少しでも頭の片隅に置きながら、舞台鑑賞を楽しんでいただければ幸いです。

 

では、明日の公演全力で頑張ります!

 

今日も読んでいただきありがとうございました!

 

なつこ

【BALLET】バレエ作品『ドン・キホーテ』のあらすじ

こんにちは、なつこです!

 

前回の記事でも書いたように、10月14日に公演『ドン・キホーテ』に出演します!1カ月前にSNSで告知したのですが、まさかこんなにたくさんの方(高校のクラスが作れちゃうぐらい!!)が観に来てくれるとは思っていなかったので、とっても嬉しいです☺いっそう練習に力が入ります、ありがとうございます!

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そこで、来てくれるみんなに舞台をより楽しんでもらえるように、2回に分けて

1、『ドン・キホーテ』あらすじ+α

2、本公演の見どころ(次回)

について書きたいと思います♡

 

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↑以前コンクールで本作品の主人公キトリを踊った時の写真です!

 

ドン・キホーテ』のあらすじ

ドン・キホーテ』は全3幕の作品です。作曲はルートヴィヒ・ミンクスで、初めて振り付けをしたのはマリウス・プティパです。(プティパは他にも『白鳥の湖』『くるみ割り人形』『眠れる森の美女』をはじめ、数多くのバレエを振り付けしています。)

 

ドン・キホーテ』の舞台はバルセロナ(スペイン)。宿屋の娘キトリと床屋の青年バジルの恋物語です。

 

プロローグ(導入)

時代は17世紀。とあるスペインの村の郷士ドン・キホーテは、中世の騎士物語の読みすぎで、旅に出ることを決意しました。彼は農民のサンチョ・パンサをお供に、憧れのドルシネア姫の影を頼りに故郷を後にしました。

 

第1幕

バルセロナの広場は、町の人々やキトリの友人たちが集まって、とっても賑やか。そこにキトリが現れます。キトリは、その明るい性格から町のみんなに好かれています。とそこに、恋人のバジルもやってきます。バジルも町の人気者で、ギターも踊りもとっても上手。二人は少し意地っ張りで、小さな言い合いは日常茶飯事ですが、結局は愛し合っている恋人同士なのです。

そこにキトリの父ロレンツォが現れます。彼は、キトリとバジルが付き合っていることが不満で、できればお金持ちのガマーシュと結婚してほしいと願っているのです。でもキトリはガマーシュに無関心。だって、キトリにはバジルしか見えていないもの。

一方広場では、踊り子のメルセデス闘牛士エスパーダたちが情熱的な踊りを見せ、盛り上がっています。そこにドン・キホーテサンチョ・パンサも現れ、広場は楽しい雰囲気に包まれ、そのすきにキトリとバジルは駆け落ちします。

 

第2幕 第1場

逃げてきたキトリとバジルは、そこが誰もいない草原だと思い込んでいましたが、実はロマたちの野営地でした。バジルはロマたちに自分たちの状況を説明し助けを求め、ロマたちは迫力のある、どこか色っぽい踊りを繰り広げます。遅れてやってきたドン・キホーテサンチョ・パンサは、キトリをドルシネア姫だと思い込んでしまいます。

キトリとバジルが踊り始めると、ドン・キホーテは錯乱し、風車を巨人だと勘違いしてしまいます。そのまま突進したドン・キホーテは、風車の羽に引っかかり、振り落とされ、意識を失ってしまいました。

ドン・キホーテは、意識を失ったまま夢の世界へと引きずり込まれ、そこでドルシネア姫や森の女王、キューピッドたちに出会います。妖精たちの可憐な舞いが終わると、とうとうドン・キホーテは意識を取り戻します。そこにロレンツォとガマーシュがやってきて、キトリたちの居場所を聞くと、サンチョは二人が逃げて行った方向を教えてしまいました。

 

第2幕 第2場

キトリとバジルが逃げ続けてたどり着いたのは、馴染みのある地下の居酒屋。ロマたちと一緒にみんなで楽しく飲んでいると、ロレンツォとガマーシュがキトリを連れ戻しにやってきます。このままだとキトリはガマーシュと結婚させられてしまう…!とその時、バジルは狂言自殺を図り、キトリとの結婚を認めてもらおうとします。キトリもそれに合わせて嘆き悲しんでいるふりをすると、かわいそうに思ったドン・キホーテがロレンツォを説得。ついに二人の結婚が認められたのでした。

 

第3幕

めでたく結ばれたキトリとバジルの結婚式。ドン・キホーテサンチョ・パンサも加わり、周囲の人々も二人を祝福しました。

 

いかがでしたか?

バレエの作品には色々な解釈があり、私がここに記したストーリが絶対というわけではありません。興味を持った方はぜひ本やインターネットで調べて、自分が好きな解釈を見つけてくださいね♪

少しでも『ドン・キホーテ』のイメージが湧けば嬉しいです。

 

次回は私が出演する公演『ドン・キホーテ』の見どころを紹介します!

 

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

なつこ

 

 

【LIFE】なかなか一歩を踏み出せないあなたへ

こんばんは、なつこです。
東京では残暑が続いていて、朝晩は過ごしやすくなってきましたが、昼間は日差しが強めの毎日です😣
みなさんの住んでいる地域はどうですか?

先日ながーい夏休みが終わり、今はどの授業を履修するか考えている段階です。興味ある授業を全部取ろうと思うと時間割が被ってしまうこともあり、取捨選択しなきゃいけないのでとても迷います💦

今学期は前回よりもさらに充実したものになりそうです…!11月には東大の学園祭である駒場祭があるので、それに向けての準備で慌ただしくしていますが、その前にバレエの公演に出演します!

この公演とは、世田谷バレエ連盟が主催の『ドン・キホーテ』のこと。

バレエ留学が終わって日本に帰ってきて、大学に復学した途端、(当たり前ですが)生活の中心が大学になりました。毎日6時間以上踊っていた生活から、昼間は大学、夜バレエのレッスン、という生活スタイルになって、「もっと踊りたいのに…!」とずっと思っていました。なんとかして舞台に立てる機会はないだろうかとインターネットで検索していたら、今回の公演に出演するダンサーを募集している記事をみつけました。
留学して自分の踊りに自信がついたはずなのに、「オーディション」という言葉を見ただけで少し怖くなって、受けるかどうか迷ったのですが、受けてみないことには何も始まらないし、どうせ落ちるなら受けてみよう、といういつもの私の考えに結局は落ち着いて、受けることにしました。

今まで、オーディションや試験などを受けてみて後悔したことはありません。たとえ結果が「不合格」でも、受けたその勇気、経験は無駄にはならないと思います。なんでもやってみる。コンクールに出てみる。東大を受験してみる。奨学金制度の選考を受けてみる。バレエ留学してみる。オーディションを受けてみる。いつも結果が良かったわけではないし、もちろん悩む時期だってありました。でも、どんな結果であっても、「挑戦してよかった」と思えました。

新しいことに挑戦するって、けっこう勇気のいることだし、結果がどうなるかわからないから怖い。しかもたいていのことは努力しないと手に入らないものだったりして、終わりが見えないから果たして自分にできるのかと不安になる。人生そんなことだらけだと思うんです。

それも自分の人生。自分の選択。だから挑戦することを選ぶこともできるし、やめておくこともできる。どちらが正しいとかはない。生き方に正解はないからね。でも私は挑戦する方を選ぶと思う。自分にはどんな可能性があって、どんなことに向いているのか、何が好きなのか。そんなのやってみないとわからないじゃん。

やめておきなよ、って誰かに言われるかもしれない。東大はあなたの学力じゃ厳しい、って高校生の時に言われたことがあります。たしかに私には無理かもしれない、と思うこともできたと思います。でも受かるか受からないかなんて、受けてみないとわからないでしょ?私のためを思っての言葉だったのかもしれません。この言葉を受け留めて私が東大を受験しなかったとしても、この人はおそらく後悔しなかったと思います。受験せずに後悔していたのは、誰でもなく私自身だったと思います。

だから、自分が後悔しないために、自分の可能性を広げるために、とにかくやってみる。やってみないとそもそも結果なんてわかりません。少なくとも私は、そう思いながら日々を送っています🙂

今回、『ドン・キホーテ』に出演するためのオーディションを受けて本当に良かったと思っています。改めて舞台を作り上げる楽しさと責任を実感していて、なによりプロの方と絡むシーンがたくさんあるのでとても勉強になります!
公演については別記事にしたいと思います✨

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました!

なつこ


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