外資系社員のサバイバル日記

外資系メーカーで働いています。仕事や趣味、そのた諸々考えたことなどについて書いてます。

IELTS Writing TASK2の問題形式と回答パターン

IELTS Writing TASK2で出てくる問題形式とそれぞれに応じた回答パターンをまとめています。
1.Opinion形式
問題例

   ・Do the advantages outweigh the disadvantages?
   ・To what extent do you agree or disagree?
   ・Is it a positive or negative development?
   ・Discuss both views and give your own opinion.

回答方針

   ・イントロ(3行40文字)
   ・ボディーパート1(5行90文字)

     - 意見(反対意見)
     - 理由もしくは具体例
     - 反例(仮定法)
     - 結果・結論

   ・ボディーパート2 (5行90文字)

     - 意見(賛成意見)
     - 理由もしくは具体例
     - 反例(仮定法)
     - 結果・結論

   ・結論(2行30文字)

 

2.Discussion形式
問題例

   ・What are the benefits and drawbacks?

   ・Discuss the advantages and disadvantages

回答方針

   ・イントロ(3行40文字)
   ・ボディーパート1(5行90文字)

     - 利点もしくは一つの側面のトピック
     - 理由もしくは具体例
     - 反例(仮定法)
     - 結果・結論

   ・ボディーパート2 (5行90文字)

     - 欠点もしくは一つの側面のトピック
     - 理由もしくは具体例
     - 反例(仮定法)
     - 結果・結論

   ・結論(2行30文字)


3.Situation形式
問題例

   ・What are the problems? What solutions can you suggest?

   ・Which factors contribute to this?

   ・Is it realistic to expect these factors?

   ・Discuss the advantages and disadvantages

回答方針

   ・イントロ(3行40文字)
   ・ボディーパート1(5行90文字)

     - 問題点
     - 解決策

     - 理由・具体例
     - 反例(仮定法)
     - 結果・結論

   ・ボディーパート2 (5行90文字)

     - 問題点
     - 解決策

     - 理由・具体例
     - 反例(仮定法)
     - 結果・結論

   ・結論(2行30文字)

オンラインMBAの学校選び

オンラインMBAというのは、まだまだ認知度が少なく、また提供している学校も少ないため、ネット上での情報も少ないようです。Financial TimesやQSのランキングをもとに、学校が提供しているHPを見てきてある程度まとめてみたので紹介します。時間があれば各校の特色なんかも別途まとめていければと思います。

 

 

学生の特色

調べてみたところ、一概にオンラインMBAといっても、FullTimeのMBAに相当する人が対象なのか、はたまたEXECTIVE MBAに相当するものなのか、さらには全く海外の学生を受け入れていなかったりといろいろあるというのが分かってきた。下記の表にはFinancial TimesとQSのオンラインMBAランキングででてくる学校をおおよそ分類分けしたものである。

 

Group1

Group1はいわゆるFull TimeのMBAに似た対象(年齢、経験等)のプログラムといえる。ただFull Timeに比べると比較的年齢は高めで平均は35歳くらい。それでもマネジメント経験は要求されない。(おそらくあった方がbetter)。加えて、Group1は大学としての知名度や各種ランキングが高い学校であり、海外学生の比率が高い学校である。

 

Group2

Group2はほぼGroup1と同じだが、学校の知名度がGroup1ほどではない学校である。できればGroup1に行きたいが、Group2でも良い経験になると思う。また、比較的学校の知名度が下がるにつれて学費は下がる傾向にあるため、知名度を気にしない方はGroup2でもいいと思う。

 

Group3

Group3はEXECTIVE MBAに近いプログラムである。少なくとも入学要件にマネジメントの経験が要求されるため、平均年齢は30台後半くらい以上と思われる。どちらの学校も知名度やランキング上位校であり、行く価値のある学校と思う。

 

Group4

Group4はターゲットとしておそらく国内の学生が対象だと思われる。海外の学生はほとんどいない。この傾向はアメリカの大学に顕著で、(ヨーロッパの大学は海外学生比率が高い)おそらくアメリカはFull Timeが主要ということだろう。日本人の私がここで勉強するには少し難しいように感じたし、ダイバーシティをマネジメントするような経験を積みたいと考えるので、この辺は対象外になる予定。

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転職の思考法

転職の思考法という本を読んでみた。タイトルからすると転職を考えている人がメインの読書になりそうだが、転職に限らずキャリアを考える上で大事なことが書かれていると感じたので、自分の考えと合わせてここで整理してみる。


"いつでも転職できるを武器にする"、という本を読んでみて、もう少し具体的なことが書いてあっで追記しました。

 

特に印象に残ったフレーズは以下

まず評価について

  • 上司に評価されるためでなく市場に評価されるようマーケットバリューを高める
  • マーケットバリューは技術資産、人的資産、業界の生産性
  • 技術資産は職種固有の知識・技術と職種にかかわらない経験から構成される
  • 業界の生産性は、例えばウェディング業界と金融業界で比べたときにどちらも忙しいが、給料が10倍も異なる、とか成長産業・企業にいるだけでその人の価値があがる

上記1番以外は考えてみれば社内でも当てはまることである。社内で全く同じビジネス、プロダクト、サービスしかやっていないことはほとんどなく、その中でも生産性、成長性に差があるのが当然だと思う。社内でキャリアを気づいていくにしても、この生産性、成長性を意識して、担当を狙っていくのは非常に重要である。私は化学産業に属しているが、中でもコモディティスペシャルティなどいろいろなビジネスがある。コモディティでは何千トンといった生産量を稼がなくて利益がでないのに対して、スペシャルティでは100㎏で何十億と利益がでることだってある。そしてその改善はある程度技術や経験のある人なら実は誰でもできることがほとんどである。部署の中で、決して優秀とは言えないKさんは、たまたまスペシャルティの担当であったことから、ちょっとした改善で、全社で表彰されるようなことを何度も経験していた。一方で技術的にはすばらしい改善をしていたBさんだが、コモディティであったため、それほど利益に貢献できず、課内での賞賛にとどまっていることもあった。どこにポジションを置くかが、実はその人の能力より大事だということを身に染みた経験であった。

 

人的資産については、やはり社外の人脈があると強い。また井の中の蛙になっていないかの判断に役立つ。MBAや社外勉強会などは有益だと思われる。


技術資産に対しては、常にキャリアアップを狙う必要はないということ。キャリアのスライドをしていけば、唯一無二のキャラに近づいていく。例えば、エンジニアを、経験して人事に移るなど。


やりたいことについて

  • ほとんどの人にやりたいことなどなく、being(状態)に重きをおく人間がほとんどである(どんな人でありたいか、どんな状態でありたいかを重視する)
  • 状態とは、自分の状態(適切な難易度の仕事に取り組んでいるか、自分に嘘をついていないかと環境の状態(緊張と緩和のバランスは心地よい状態か?)

特に私の場合は、適切な仕事の難易度か、緊張と緩和のバランスが大事なように感じる。適切な難易度かどうかというは、その人の能力にかかわることで、常に一定ではない。ある程度その仕事になれたら次に移るといったことが大事なのだろう。自分の場合は、何かができるようになるプロセス自体がとても心地良いので、同じ仕事を突き詰めていって最終的に専門家になるより、ちょっとづつロールを変えて、仕事ができるようになるプロセスを楽しんだほうがよいのかもしれない。かつその中である程度自分が貢献できること、役に立っているという実感も大事だと思う。そこにはやはり、自分の強みを意識した職種選択、キャリア形成が大事なのだろう。

 

客観的に有利なポジションを狙いつつ、その中で自分が満足できる状況を探してくというのがキャリア選択のポイントというところだろうか。

 

 

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MBAを目指してみる

新卒で外資系の企業に入って5年になろうとしているところで、MBA気になって来た。理由は将来ローカルのオペレーションだけでなく、グローバルのポジションについてみたいと思うようになったからだ。グローバルのポジションであれば、より戦略立案や意思決定に近い仕事が出来るので面白そう。ローカルのままだと、エクスキューションがメインで言われるがままになってしまう事が多い様に感じた。特に外資系では。

MBAを取ればビジネスの全体感がわかるし、ある意味リーダーシップ、ポテンシャルの証明になるのではないかな。少なくともダイバーシティのある環境で英語でマネジメントしていく経験が全然足りていないので、MBAで経験値を高めたいと思っている。当然、実務で結果を残す事がハイポジションにつくのには必要なのだけど。

これまでもずっとMBAは気になっていたけど、別に転職してコンサルに行きたいわけでもないし、お金もかかるし、家族の事もあるしと思って、諦めてたけど、オンラインの海外MBAであればいいのかなと思っている。

まずはTOEFL、GMATの準備、オンラインプログラムの情報収入から始めてみようかな。

SituationalLeadershipという考え方

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リーダーシップがありますか?リーダーシップを発揮した経験は?

外資系、特に採用面接などではこのリーダーシップという言葉を意識される方が多いのではないでしょうか?

あなたにとってリーダーシップとはなんでしょうか?サークルの幹事長を務めることでしょうか?バイトのシフトリーダーでしょうか?

実は外資系でリーダーシップという言葉を出すとき、それはポジションの話をしているのではなく、仕事への取り組み方を表していることのほうが多いです。

その概念をよく表しているのがSituational Leadershipという考え方です。

 

Situational Leadershipとは?

”Situational”とは、「状況の」という意味です。Situationというのは、チームやプロジェクトの状況です。つまりSituational Leadership周りの状況に合わせたリーダーシップをとるということです。

Situational Leadershipでは状況に合わせて、下記4つのパターンがあります。

①指示を与える

コーチングする(指示も援助もする)

③援助する(指示は与えないが援助はする)

④委任(任せる)

 

www.earthship-c.com

 

Situational Leadershipの説明ではよく部下と上司の関係で、部下をどのように教育するかという視点で説明がなされていますが、その方法は別に部下と上司の関係でなくても成り立つのです。

 

チームが目的を達成するために、状況に合わせて行動すること自体がリーダシップであり、立場上リーダーである必要はないのです。

例えば、就職活動の面接でリーダーシップ経験について語るのであれば、リーダーというポジションの説明は求められていません。

あなたがチームの成功のためにどのようにチームと関わったかを聞かれているのです。

 

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外資系キャリアの考え方

外資系に限らず、自分のキャリアを自分で考えていくことは非常に大切です。人事のダイレクターとディスカッションしたときに、とても良いアドバイスをもらえたので紹介します。


1.情熱を注げることをやりなさい。それを続けていれば、高速で成長でき、必ず良い結果が出る

2.今の仕事で結果を出しなさい。たとえそれがやりたい仕事でないとしても、あなたが他より結果をだしていれば、必ず次の機会が得られる。自分でコントロール出来ることに集中し、それに全力を傾けなさい。

3.ワークライフバランスは人任せにせず、自分で責任を持ちなさい。自分自身で自分のプライベートとプロフェッショナルの時間を上手くコントロールしなさい。

4.正直でありなさい。常に誰かに見られています。たとえそれが難しいことでも、正しいことをしなさい。

5.自分のキャリアは、誰かに頼るのではなく、自分自身で責任を持ちなさい。やりたい仕事をするために何が必要か考えなさい。実際にその仕事についている人に話を聞くのもいいかもしれません。そして上司には自分が何に興味があるか伝えなさい。そうすればチャンスが来たときに手助けしてくれるでしょう。


自分の周りでも特に欧米人は自分で自分のキャリアを作っていこうという意識が強いです。なので、自分からやりたい仕事をしている人にコンタクトをとったりしています。これまである分野で実績を積んでいたとしても、自分のやりたいことに向かって突き進んでいきます。日系企業だと自分の都合でキャリアを変えるのはなかなかな難しいのではないかと思います。しかし、外資系ではむしろ自分で自分のキャリアを作っていくことが求められるのです。
一方で外資系でも日本人は日系企業気質な人も多いです。どうしてもやりたいことがある人は、上司の上司などよりハイレベルな欧米人が来たときに上司にも打ち明けていなかったような自分のキャリアプランを伝えたりすると、意外と道が開けたりします。

外資系で出世する人、しない人

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今回は私が外資系で働いていて感じる、出世する人としない人の特徴について紹介したいと思います。


仕事が出来る人
どこの会社でも同じですが、仕事の出来る人は出世する可能性が高いです。でもどんな人が仕事が出来るのかというのは定義が難しいですね。簡単に仕事が出来る人を見極めようと思ったら、それは仕事がどんどん集まってくる人かどうかということだと思っています。結局仕事は自分ひとりで完結出来ないことがほとんどなので、何らかの仕事は誰かにお願いするもしくはお願いされます。仕事が出来ない人に仕事を任せると仕事が進まなくなってしまうので、自然と仕事が出来る人に仕事が集まってくるわけです。

英語が出来る人
外資系で働いているとプロモーションの権限を持っているのは日本人でないケースがよくあります。上司やその上司に自分の成果を伝えるには英語は必須です。うまく自分の成果をアピール出来るというところにも繋がります。
また逆に考えると、日系企業の海外支社では日本語が出来るだけでそれなりのポジションにつく人がいます。本社からしてみれば、本社の意向に忠実に従って欲しいわけですから、英語でコミュニケーションが出来るというのは当然価値が高くなります。

変化に対応できる人、変化を推進出来る人
外資系の企業は短期間での成果を求められることが多いです。また本社の意向で組織変更があったりということも多々あります。その様な中で変化に対応出来ない人は会社の流れについていけなくなります。一方でその変革を推進、リードしていける人はどんどん出世していきます。その様な変革の際には本社から無茶苦茶な要求をされ、現場からは大量の不満が現れます。そんな難しいチェンジマネジメントをうまくリードしていける人は出世します。

常に勉強出来る人
上でも述べましたが、外資系企業は変化が多いです。加えて常に結果を残すことが求められます。その様な中で、過去に囚われすぎず、新しいことを勉強し続けられる人が出世します。
当然勉強の仕方も大切で、アウトプットを意識したものである必要があります。何かを覚えること自体に価値はなく、それを使ってどんな問題を解決することが出来るか、どれくらい価値のある問題点解決に貢献できるかです。知識だけでなくリーダーシップや問題解決能力といったソフトスキルも鍛えていく必要があります。

強みがはっきりしている人
なんでも無難にこなせる人より、何か分かりやすい強みを一つ持っているほうが出世しやすいです。理由は上層部が適性のあるポジションを見つけやすいからです。なんでも出来る人は便利屋になる可能性が高いです。
自分の強みを自分自身で客観的に認識しておくことも大事になります。そうすることで自分が寄り会社に貢献できる、会社から評価されるキャリアパスを考えることが出来ます。強みを見つけるために便利なのが、ストレングスファインダーというものです。アンケートのような質問に答えていくだけで自分の強みが明らかになっていきます。

社内ネットワークが広い人
結局外資系でもネットワークの広さ、繋がりの深さは重要です。外資系は飲み会などあまりないというイメージがあるかも知れませんが、実はそうでもないてす。海外から有力者が来たときにはディナーという形で飲み会もあります。
出世できるひとはその様な場所でも、例えば食べられないものがないか確認して店を選んだり、様々なところに気を回します。中国人が来たときなどは、敢えてその様な場所ではバカになるくらいの気持ちが必要な時もあります。飲めるだけ飲む、カラオケを披露するなど何らかのアピールをして、存在を覚えてもらうことが非常に重要なのです。
また、アメリカ人の時にはランチミーティンといって昼間からネットワーク作りになったりします。アメリカ人の場合は、あまり羽目を外すというのは辞めた方がよいです。ただここでも自分の存在を覚えてもらうことは非常に重要です。日本支社に赴任している本社の社員は、例え自分の上司、仕事に関連する人でなくても重要です。仲良くしておくことで、本社の人とのネットワーク作りの手助けをしてくれることもありますし、海外赴任している人は将来偉くなります。

運がいい人
最終的には運がいいというのも大事な要素です。仕事出来ないのに何故あの人が…というケースもたまにあります。でもよくよく聞いてみると、凄い結果を残していたりします。その結果というのは、運というか環境の要素もあって、たまたま景気が良かったとか成果の出やすいプロダクトを扱っていただけということもあります。
重要なのは、より結果の出やすい環境を自分で掴みにいくことです。そのためには与えられた事だけをこなしていくのではなく、会社全体、業界全体を意識しながら、会社の方向性を意識し、自分の進む方向性を考えることです。


最後に…
結果的に外資系だけでなくどのような会社でもある程度当てはまりそうな気がして来ました。ただ外資系で特に言えることは何事にも能動的に取り組むことが大事という事です。取り組む仕事の選択、自分のキャリア、与えられた仕事に取り組む姿勢、全てにおいて能動的である人が出世していくのではないかと思います。

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