web dropper

デザインのことや個人的なメモとか。

デザインのことや個人的なメモとか。

イベント「Design meetup リブランディングの舞台裏」に行ってきました。

メルカリ主催のDesign meetup リブランディングの舞台裏に行ってきました。
connpassでの応募者数700人以上で枠が130人だったので無理かなーと諦めていたのですが抽選に入ることができた。

忘れないように自分で気になった・印象に残った言葉をメモに残しておきます。
自分で解釈してメモったりしてるので間違えている箇所も結構あるかと。

リブランディングの舞台裏(by CXO井上雅意さん)

今日聞きたかった本題であるメルカリをリブランディングした時の経緯やプロセスの話しを聞くことができました。

  • メルカリは今までテックカンパニー色が強く、デザインにたいして無頓着しすぎた。
  • デザインに投資すると他のサービスとの差異をつけれると経営層が思った。ことが始まり。
  • CXO Design Teamができる。

でリブランディングが始まる

まず最初に議論した内容はメルカリ自体のミッションの再考するところから。

メルカリ自体のミッションは新たな価値を生みだす世界的なマーケットプレイスを創る(大きなプラットホームにしていく。)

  • ロゴのリニューアルなのかアップデートなのかそのままなのか?
  • 本当にロゴを変える必要があるのか。
  • 上記の内容を経営陣と議論。議論で期間として1ヶ月半〜2ヶ月かかった。
  • ミッションとしての方向性は変わらないのでリデザインすることで決まった。

メルカリの新しいロゴのイメージを言葉で定義すると

  • ワクワク感
  • 公平さオープンさ
  • なめらかさ(落札から配送までのフローだったり)
  • 感覚的に目指すところを議論したそうです。

デザイナーで3案まで絞って経営陣に提案。

その時の提案はかなり深いところまでビジュアルに落とし込んでいて 各それぞれの案を名刺や広告に落とし込んだビジュアルや色のトーンも細かくパターン出しをした。

ロゴ変更後

  • ロゴの適応をどこまでやるか?
  • webやアプリケーションなどは比較的すぐに変更でるが紙媒体やグラフィックは直ぐには変更が効かない。
  • 併用期間はしょうがないところもあった。

LPを作った理由

  • ロゴの変更をした意味をきちんと伝えたかった。
  • メルカリのミッションを表現したかった。

起きた失敗

  • LPより先にアプリのリリースでロゴがでてしまい一部のユーザが気づく。
  • ロゴ決定後ガイドラインを明確に作れていなかった為、各デザイナーで微妙に使い方が違い一部で指摘される。
  • ロゴの変更で社内間での共有がしきれていなかった為、LPを公開した後に社内から問い合わせがあった。(Q&Aの体制をつくっておけばよかった。)

トークセッション(by 田川欣哉(Takram)/川村真司(Party NYC)/井上 雅意)

トークセッションではそもそもなぜメルカリでリブランディングをしたのかとう言う話がありました。

誰がなにを喋ったかなどメモれてないので箇条書きです。

  • 田川さんがメルカリの役員とデザイン組織の話したところから始まった。
  • メルカリが3年後、google、apple、ネットフリックス、Airbnbなどサービスに負けないブランド力をつけていくにはどうやっていくか?
  • デザイナーには2種類あって作る人「プロダクトのデザイン」伝える人「コミュニケーションのデザイン」の役割があるが今回のチームではあえてオーバーラップした構成で進めた。
  • 3年後5年後も見据えた長期的なブランディングと経営陣にそれを見せること語れることが重要。
  • ロゴは「a」の書体が「o」に見える議論があってパターンだしをして検証もした。
  • LPのロゴで動画使った理由はシェアする際のインパクトもあるし動画でなめらかさのキーワードなどもを伝えたかった。(アイコンをメルカリのデザイナー達でとにかくいっぱいつくった。)
  • 多様性とかストーリまで伝わらない。
  • ブランデイングがはっきりしてない会社は採用基準がスキルだけになったりして入社後のミスマッチがおきる。

参加者からの質問

Q.経営のコストを投資効果をどう明示するのか?

  • A.5年後にこの姿になりますっているのを経営陣に握ってからスタートする。
  • A.実は投資はマーケティグするでもエンジニアを雇うのでもかなりコストがかかる。全体のグロースの接点としてはエンジニアよりデザイナーがいいし。エンジニアは大きいプロダクトを回すには何人も採用しなくてはいけないがデザイナーは数人でアウトプットが可能。
  • アウトプットをしつづける。ことが大事。言っているだけで終わらない。

Q.3社共同プロジェクトを進める中で、ハレーションはなかったか。あったとしたらどんなことがあったか。なかったとしたら何故なかったと思うか?

  • A.デザイナーは自分の表現をしたいのか?何かを届けたいか?というとことのメンバー選定で「何かを届けたいか?」の思考の人、コミュニケーションが取りやすい人を選んだ。

感想

今回のセミナーでメルカリがデザイン経営戦略にもアクセルを踏んでいくんだなと肌で感じたイベントでした。

メルカリという大きな組織のシンボルであるロゴを変えるという作業はかなり大変だったかと思います。
経営層だけに経過報告できていればいいかと言うとそうじゃない気もしますが常に広い範囲に共有しすぎてステークホルダーを増やすとスケジュール感として進行が難しい気もするし。。

と色々考えさせられました。

あと、Takramリードデザイナーである弓場さんのタイポグラフィへの熱度と愛情が素晴らしく。 時間があればもっと聞いていたいなと思いました。

弓場さんのおすすめしていたフォントの「たづがね」

www.monotype.com

もらったグッズがどれもかわいいです。

読書感想: 学びを結果に変えるアウトプット大全

f:id:natto_gohankun:20181128135715j:plain

学びを結果に変えるアウトプット大全

読書期間:2018年11月12日〜2018年11月23日
所要時間:4〜5時間(会社の通勤時間や昼休憩中)

本屋ふらりと立ち寄った際にrecommend的なコーナーで「アウトプット大全」というタイトルが目にとまり、パラパラと目次をめくったところかなり読みやすそうな印象。
自分が普段からアウトプットをうまくできていない認識もあったので購入。

著者名

樺沢紫苑(かばさわしおん)
精神科医、作家
1965 年、札幌生まれ。1991 年、札幌医科大学医学部卒。2004 年からシカゴの イリノイ大学に 3 年間留学。帰国後、樺沢心理学研究所を設立。
SNS、メールマガジン、YouTubeなどで累計40万人以上に、精神医学や心理学、脳科学の知識・情報をわかりやすく伝え、「日本一、情報発信する医師」として活動している。
月に20冊以上の読書を30年以上継続している読書家。そのユニークな読書術を紹介した『読んだら忘れない読書術』(サンマーク出版)は、15万部のベストセラーに。
その他、『いい緊張は能力を 2 倍にする』(文響社)、『脳のパフォーマンスを最大まで引き出す 神・時間術』(大和書房)など、28 冊の著書がある。

出版社: サンクチュアリ出版 (2018/8/3)270ページ

内容

1,アウトプットに基本法則

アウトプットの言葉の定義からインプット・アウトプットすることでの成長する仕組み・内容を解説、アウトプットをすることのメリットなども教えてくれます。

2,科学に裏付けられた、伝わる話し方

アウトプットの中でもコミュニケーションとして大切な話し方を解説。
主に普段の生活・ビジネスシーンの中での基本的なアウトプットを紹介していて何気無いことでも普段から自分が実行出来ていること(出来ていないこと)にも気付かされたりしました。

3,能力を最大限に引き出す書き方

実際に書くことによっての成果や打ち合わせでのメモを取ることの大切さや効果的なメモの取り方などを説明しています。 また、アウトプットしていく「攻めの読書」の話はなかなか面白くて、気づきの数の話はスッと内容が入ってきました。
会議や打ち合わせでホワイトボードを使うことによりメリットやスライドとの比較も大変参考になりました。

4,圧倒的に結果を出す人の行動力

アウトプットを最大限に生かす為に行動に起こすことの大事さなどに触れています。
特に自己啓発的な内容が多い章ですね。
なかなか行動に移せない人に向けての時間の取り方や配分、アウトプット術なども教えてくれます。

5,アウトプット力を高める7つのトレーニング方

日記・運動・読書感想の書き方や続け方などを紹介してます。
簡単な取り組みでいうとFacebookやツイッターなどSNSなどをつかってのアウトプット術なども教えてくれますね。

「線引き」した箇所とか気づき

  • アウトプットの黄金比の考え方が「3:7」
  • インプットの倍アウトプットすることを意識する。
  • 読書するときは本当に重要だと思えるところを3箇所見つけてそこにしっかりと線を引く。
  • アハできづいたことひらめいたことは30秒以内にメモをとる。
  • 効果的なノートの取り方。気づきを3つメモをとる。
  • 絵や図で書いて説明する。言葉+絵で説明。
  • 読書感想の書き方。

読んだ感想と意見

この本はとにかく読みやすい。

インプットするだけでなくアウトプットすることの大事さや効果的な方法を色々な目線から語ってくれています。

1話ごとの内容が大体見開きの2ページか長くでも4ページで纏めていて通勤中や昼休憩の合間を見てスラスラ読めます。挿絵のイラストや図も分かりやすさを後押ししてます。
1話ごとのボリュームはそこまでない為、説明などに少し疑問に思う部分や矛盾に感じる箇所もありますが、全体的に見て気付かされるところが多く一般的なビジネススキルが低い自分にとっては為になりました。

おすすめだと思う人。

どんな人におすすめか適当に思いついた人を箇条書きしました。

  • 新社会人の方や社会人2年目とか
  • インプットは普段からやっているけどアウトプットのやり方がわからない人
  • 会議などでファシリテーターとしての役割をすることが多い人。
  • 人前でうまく喋れない人。
  • 効率よくデジタル(ガジェット)とアナログ(紙)を使い分けたい人
  • セルフマネジメントが苦手な人。

逆におすすめじゃない人でいうと
普段からアウトプットなどは意識していて既に実践している人などは内容の濃さからするとあまりおススメではない気がします。


自分でも普段からアウトプットの量を増やすしていかなきゃいけないと思っていたけどこの本を読んで先ずは書籍の感想をブログに載せてみました。

学びを結果に変えるアウトプット大全 (Sanctuary books)

学びを結果に変えるアウトプット大全 (Sanctuary books)

UXを学ぶイベント 「UX JAM 16」に行ってきた。

f:id:natto_gohankun:20170504124855j:plain

先日、UXを学ぶイベントUX JAM 16に行ってきたのでその時のLTの内容と思ったことを自分用にメモります。

一人の方、5分というの非常にスピーディなLTなのと自分の解釈なので正しい内容のレポートではないかもしれません。間違っていたらすいません。


「UXデザインの前にやるべきUXデザイン」

テックファーム株式会社 浦田 伸男さん

クライアントからサービスを見直したいと言われた時の取り組み方法について話をされてました。 個人的に印象に残っていた話は、

相手からサービスを見直したいと言われて改善点を伝える時はユーザーテストしている動画なんかも一緒にもっていく。 そうするとお客さんの担当まではすぐに伝わっているけど、その上の上司やえらい人にも改善点として認識もらいやすい。

あと、恥ずかしいけど「ヒューリスティックス(ある程度のレベルで正解に近い解をスピーディに得ることができる方法)という言葉を初めて聞きました。

  • 企業側のUXデザインのお話
  • ヒューリスティックス評価
  • ユーザテストを動画でもっていく
  • 要点だけまとめる
  • ユーザテスト エクスプレス
  • チームをUXデザインしよう

古い組織にUXデザインを導入する方法。

株式会社ウェブクルー 鳥居 大さん

この方の話はかなり面白かった。内容的にも話術的にも。

自社のサービスの問題点を現状分析して、問題点を洗い出し、経営陣にプレゼン。 デザインとしての問題点をとにかく自分ごとにしてもらう。 社長も巻き込んで一緒にかえていく。

と言った話をされていました。話だけ聞くと簡単そうに聞こえるが実際は相当な時間や覚悟、努力があったに違いない。

  • もっとユーザの体験を重要視する。
  • デザイナーが現状分析、経営陣にプレゼン。
  • 上の方に認識してもらう。自分ごとにしてもらう。一緒にかえていく。
  • とくかく自分でやる。

小さく始めるデザインスプリント

株式会社リクルートジョブズ 松薗 美帆さん

歴史あるサービスとらばーゆのアプリリニューアルの話しをされていました。 リニューアルの過程でミニマムな規模でデザインスプリントを取り入れ「小さく早く失敗して学んで行く」 と話していました。

  • アンドロイドアプリ 3月リニューアル。
  • チームのROIを最大化し価値あるものをとどける。
  • 4ヶ月。小さく早く失敗して学んでいく。
  • デザインスプリント。
  • ユーザーテストにはお金と時間がかかる。
  • 小さく早く失敗して学んでいく。

非UIデザイナーの為のUXデザイン

KDDI株式会社 岡 昌樹さん

OS(考え方)情報の集め方の話をしていました。まずデザイナーがサービスを考える時は思い込みから脱却しないといけないという話。


UXデザインでかわる未来の車

日産自動車株式会社 加田 早苗さん

日産自動車でのUXチームをどうのように設立したかというお話。 宮澤秀右さんの車中心から人中心への思考の移行の社内セミナーの話や オフィスと横浜から目黒へ移動、求人もwantedlyへの移行等の話をされていました。

こちらの記事も興味深いです。

創業84年のスタートアップ?! あの日産がWantedlyでUXデザイナーを募集する理由

https://www.webprofessional.jp/nissan-interview/

  • スマホで操作ができる車。
  • UXチームの設立
  • 車中心>人中心から思考
  • 社内セミナー実施。
  • オフィス 横浜>目黒
  • wantedlyで求人
  • ペルソナ、ストーリーボード

WhyからはじめたいUXデザイン

株式会社ディー・エヌ・エー 真崎 達也さん

アプリをデザインしていくときの失敗談のお話をされていました。 チラシルとか男性陣で開発してたけど、ターゲットユーザーの感情とかわからないよね。とか。

  • UX DESIGN リソースとかコスト
  • ターゲットユーザーの可視化
  • 行動や感情がわからない。
  • ユーザー行動&感情の可視化
  • サービスの価値
  • CIデザイナー
  • 課題の解決のためにUXのデザインの手法をつかう。

Yahoo! JAPANとUX

ヤフー株式会社 あんざい げんさん

UXという言葉をなるべく使わないと話していたのと あくまで目的の為の手法であって目的が手法ではないと話していたのが印象的。

  • yahooでは現在約200のサービス
  • 6000人中400人のインハウスデザイナー
  • デザイナーの周りは壁もあるビジネスの壁、歴史の壁
  • 大企業にトップダウンボトムアップ
  • サイドアタッカー
  • クリエイティブボード
  • ビジュアルボード
  • デザインの統括
  • webっぽいものずくりを廃止。
  • 黒帯制度、(旗振り役)
  • UXという言葉を使わない。
  • 手法が目的ではない。
  • ビジネスによりそう
  • 表にださないといみがない
  • 日本のスタンダードを提供したい。

サービスが提供するユーザー体験を活かすプロダクトの設計

株式会社PIVOT 松浦 祐希さん

途中でトイレに行ってしまったのであまり内容を聞けず。。

  • どのプロダクトでも常に設計に落とし込まれるべき
  • 部署異動によりノウハウが貯まりづらい。
  • ガイドラインをコンテンツ化
  • プロダクトは企業とユーザーをつなぐインターフェイスです。

まとめ

どの企業様もUXデザインを取り組みに入れていて、経営者やえらい方が知らないような場合は、 マインドセットの改革からデザイナー自らが取り組んでいるような印象を受けました。いいセミナーで自らも触発されました。