虚弱ライターのひとりごと

ええ、独り言です。

30万円のハイエンドモデルイヤホンの感動を凌駕したアキバ丸福珈琲店の一杯のブレンドコーヒー

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昨日17:30。1日中秋葉原を歩き回り、クタクタになって入った最後の目的店舗、ヨドバシカメラで、まずは休憩しようと4階喫茶を目指してたどり着いたのが、丸福珈琲店だった。

 

この日はイヤホンの試聴をしに、秋葉原にやってきた。オーディオにふだんあまり縁がない私がイヤホンの記事を書くことになったため、実際に自分の耳で聴いてみたかったからだ。

できるだけ人混みを避けるため、朝10時過ぎには駅に到着。雨が降るという予報のせいもあってか、人も思ったほどは歩いてなかった。

イヤホン専門店「e-イヤホン」の11時開店まで、電気街の中を冷やかしながら時間を潰し、時間を潰しすぎて20分遅れでe-イヤホンに到着。

 

店内はもう混雑し始めており、試聴コーナーで聴きたかった機種を手当たり次第に聴いていく。実はリサーチしていて、多分自分の好みはWestoneではないかと当たりをつけていた。
その他にも聴きたい機種がWestoneを含めて15機種くらいはあったので、空いている試聴機をみつけては耳に当てて回ったのだ。

最初に目についたのは「Oriolus(オリオラス) Reborn」。い、いきなり10万円クラスか……と思いつつ、iPhoneを差し込んでみる。予め学習して、iPhoneにはハイレゾアプリに何曲か入れていた。

イヤホンを使っている人なら常識なのかもしれないが、ハイレゾ音源は対応機器でないと聴くことができず、iPhoneは通常ハイレゾ音源は聴けないためハイレゾアプリなどを入れて聞く必要があるのだ。

 

「おお〜、ヘッドフォンの音聴いてるみたい!」。

イヤホンといえば純正iPhoneか数千円のものしか経験がなかったため、音の広がりと表現の豊かさに思わずびっくり。

イヤホンにはお手頃な価格帯のエントリークラス、1万円から5万円前後のミドルクラス、それ以上のハイエンドクラスがある。そんなことをリサーチで予習していたが、「値段が高いイヤホンって、すごいんだな〜」と思いつつ、次に目についた4000円台のイヤホンの試聴へ。

ところが、最初に聴いたのがハイエンドクラスだったので、1万円以下のイヤホンは、正直言ってどんぐりの背比べに感じられた。いや、自分の耳が肥えていないということももちろんある。

口コミやお店のコメントでしきりに褒められていた機種も、どれもバランスはいいが生意気を言わせてもらえば「まあ、お値段なり」という感想だった。音への追求は感じられるが個性がない。

う〜ん、最初に聴いたのがやっぱりOriolus Rebornだったからか……? と思いつつ、念願のWestoneコーナーへ。

気になっていたUM ProシリーズやWST-Wシリーズを次々と聴き比べてみたが、「あれ?」。

確かに温かい音だけど、繊細な音だけど、そこまで魅力を感じなかった。きっと自分の耳が出来ていないからだろう。そんな自分にちょっとがっかりしながら、Westoneコーナーを後にした。ハイエンドクラスのW80が機器故障で修理中のため聴けなかったことも、自分の中の言い訳のひとつとなった。

 

だが、そのあと聴いたAKGで衝撃を受けた。明らかに他のものとは違う。どの音もクリアなのに、喧嘩していない。

そして、もっと驚いたのがRHAPSODIO Infinity。なんだか大きめの筐体を耳にしてみると、「なんだこれ、まるで別世界だ。次元が違う……」。

大きめと書いたけれど、あくまでもイヤホンとしての話。あのコロンとした一粒の中に、ドライバーが20基も入ってるらしい。そして、お値段は30万超え……!

どうりでド素人の私にも他との違いがはっきりと分かるはずだ。

その後はワイヤレスをいくつか視聴して、満足感とともに店を後にした。

 

お昼を食べて、今度は同行者のお目当てであるパソコンパーツをさんざん歩いて見て回り、そして最後に駅を挟んだ向こう側のヨドバシカメラに来たというわけだ。

日頃ほとんど机1個分のスペースで生活している私にとって、1日中人混みの中を歩き回るのは相当の運動量だった。

それで、最後の店舗を見て歩く前に、思わず「一息させて」とお願いしたのだ。

 

店の前に4つ並べられた椅子に座って15分ほど待ち、案内されて店内へ。丸福珈琲店は有名な喫茶店なのかもしれないが、別段グルメでもないので、「なかなか良い店に入ったかも」と思いつつ、ベリーのクレープとブレンドコーヒーを頼んだ。

運ばれてきたベリーのクレープの大きなアイスクリームをすくって一口パクリ。

馴染みのある乳製品のまろやかな甘さが疲れた身体に染み渡る〜!

スライスされた新鮮ないちごの甘酸っぱさ、可愛らしいブルーベリーとルビーのような赤すぐりを口に入れる楽しさ。

そしてコーヒーを一口含んだ途端、本当に驚いた。まるでエスプレッソかと思うような、濃厚なコクとしっかりとした苦味。

薄くてカップの底が見えるんじゃないかというコーヒーもある中、眼の前のコーヒーは、見るからにこっくりとしていて深みのある色。今更ながら、なぜ写真を撮らなかったのかと悔やまれる。

もう一度繰り返しちゃうけど、「これ、エスプレッソの2フィンガーじゃないの?」と思ってしまうほどの奥深い味だ。苦味もけっして嫌じゃなく、品のあるバランスがとれた苦味だ。

昔、美味しいといわれる喫茶店を一時期巡ってみたことがあるけれど、ここまで美味しいと感じたことはなかったと思う。

身体が疲れていたというこちらサイドの事情も付加されたかもしれないけれど、それを差し引いてもこのコーヒーはほんと美味しいと感じた。

 

最後まで味わうようにゆっくりと飲み、疲れもかなり癒やされて、もうひと踏ん張り歩いた。

深すぎるっ! イヤホンの世界

最近ガジェット系の記事の執筆がちらほらあり、

機械に詳しくない私は必死でリサーチ。

 

インピーダンスってなに?

BAってビューティーアドバイザーか?

などなど、あまりにも知らないことが多すぎて、

1日じゃ調べられん……。

 

ただ、製品についての様々な口コミを調べていくと

なんかみんなすんごい熱量で、

読んでるだけで面白くなってきた!

 

製品も調べるうちに少し開いた扉から光が差し込むように、

ちょっとだけど、ほんとにちょっとだけど分かるようになってきた。

フムフム、多分自分の好きな音はバランスド・アーマチュア型で、メーカーはWestoneじゃないかな……

なんてね。

 

今はハイレゾについてを調べ中。

iPhoneの普通のイヤホンしか持ってないけど、

試しにonkyoのアプリで聴いてみたら、

みたら、……なにこれーー!!

 

一気に開眼しましたよ。

ってことで、さっそく今度の土曜日、アキバのe-イヤホンに行ってまいります。

長い間の無趣味生活にいよいよピリオドか!?