はじめてのでーとのはなし。
僕のお嫁さんへ
noteのタグに面白そうなやつがあったから、思い出しながら書いてみる。
そう、はじめてのデートは新宿だった。僕が関西から深夜バスで新宿に早朝着いて、君にマクドで待っていてと言われたね。
はじめての都会はなんとなく心細かったのもあるかもしれないが、君に会いたすぎて寂しくて胸が張り裂けそうだったのを覚えている。その一方で君に会いたい一心で此処まで来たのだとミニパンケーキを頬張りながら何処か誇らしい気持ちで、君を待っていた。
「待たせてごめん」
遅刻してきた君を見た時は衝撃的だった。
芋臭い自分の姿とは釣り合わないほど綺麗な人だ、信じられないほどの美人が立っている。
何度もインターネット上で恋をしたし、こうやってオフで会うことも自分の中で珍しくなかった。だが、こんなに自分好みの美人な人ははじめてだ。
目を奪われた、ハッシュドポテトを頬張る姿さえ美しい。綺麗で、恥ずかしげに笑う姿は涙が出そうなほど愛おしい。
じっと見続けた、いや、正直毎日スカイプで通話してたから側にいて違和感がない。人混みの中でも、君がいる安心感からか普通に歩けた。
当初、一日しか滞在しない予定だったから、のんびりイチャイチャしようとラブホに直行した。いや仕方ないよね。僕ら、性欲ありあまる若者。会ってすぐラブホ直行するしかないよね。
ってところで、続きはまた気が向いたら
ムラムラ性欲ありあまる君の旦那より
うんめいのはなし。
僕のお嫁さんへ
君の声のない帰り道、色々考えを巡らせながら帰った。
僕と君が出会ったのは、神様が俺に君から何か学びなさいって言ってるのかなあってぼんやり思った。
僕の目指す愛は、無償の愛なんだけどそれがなんとも難しい。きっと嫉妬する気持ちも悲しい気持ちも神様がどんな風に対処すべきか学んできなさいって言ってる気がする。
一番分かって欲しいのは、君に一番言いたいのは、君には自由でいてほしいこと。好きな人とキスしてセックスしてほしいし、好きな時に仕事してほしい。だって、君が一番キラキラしてる瞬間は好きなことしてる時だと思う。
だからね僕は一人で悶々課題をこなすので、君は君の課題を悶々こなしてください。勿論君に解けない問題があったら相談に乗るよ、僕は君の旦那だからね。
君の旦那より
たいくつのはなし。
僕のお嫁さんへ
今日は君がいない日です、寂しいともヤキモチとも違う。退屈な日、だから一杯欠伸がでる。
君は、君に好意を寄せる男性とお家デート。俺は一人で寂しさを誤魔化すためにお前に使うSMグッズをAmaz〇nで探したり、アニメ見たり小説読んだりオタ充してる。
去年も一人でクリスマスだったし今更何も寂しいも嫉妬もないんだけど、強いていうなら退屈。一緒に居れたら楽しいこと沢山出来るのに…、なんて思ってしまうんだ。クリスマスプレゼント、やっぱりサプライズで送ればよかったかな。でもやっぱり指輪は、直接手渡したいしね。
うーん、四月から一緒に住むからとはいえ遠距離の辛い所実感してる。
来年のクリスマスイブは君と過ごせたらいいな、予約しておいていいかな?よし、予約しておこう。君が覚えていられるかはどうか、微妙だけど。
四月からはいっぱい季節のイベントを一緒に楽しんでいけたらなと思う。沢山楽しいことしようね、嫁
少し寂しい君の旦那より
P.S. 僕は今からおばあちゃんとお寿司食べに行くよ。和風クリスマスだ!
2018/12/24
しあわせのはなし。
君には『自分宛にすごい変わった人と付き合い始めた事を書く』と言ったけれど、妙に読者を意識したキャッチーな文章になって気に食わなかったから君に手紙を書こうと思う。
僕のお嫁さんへ
君と付き合い始めて、僕はとても幸せだよ。
僕は今まで、女性同士で結婚の話なんてタブーだと思ってたのに、君は軽々と結婚の話をしてくれたね。誰かと幸せな未来を語り合う日が来るなんて夢にも思わなかったよ、大体僕だけが幸せな夢を語ってばかりだったり、現実を見ろなんて言われたり……そんなことばかりだったから。
誰かと幸せな未来を語り合うことがこれほど幸せなんて知らなかったよ、ありがとう。
あと最近話題に上がる寂しいと嫉妬の話も、受け入れてもらえると思ってなかったから凄く嬉しかったよ。鬱陶しいかなどうしよどうしよってなっていた俺に、『受け止めるから』って言ってくれた君にとても感謝してる。誰かに感情預けていいんだなって思えたよ
君は当たり前みたいに色んな幸せをくれるから嬉しくて嬉しくて一人で泣いたよ。
君は僕を褒めてくれるけど、君の方がとてもとても凄い人で、とてもとても色んなものを僕にくれてるんだ。
いつもありがとう、愛してるよ
クリスマスイブの夜に君とお電話できたらいいなと願いながら寝る旦那より。
04.Open when you need to know how much I love you.
みのりさんへ
どれほど愛してるか、のお手紙だって!普段からあれだけ好きって言ってるのにね。 何から伝えれば良いんだろう、容姿的なことは普段から伝えてるから精神面を主に書いてみようかな。
最初はみのりさんの自由さに惹かれたの、凄い自由な考え方で恋愛する人で素敵だなぁって。 でもね心奥は凄い繊細で、その考え方故に傷ついてて……芯が通っててますます素敵だなあって思ったの。
でも傷作ってるみのりさん見たら、可哀想で、俺が側に居たらその考え方でいいよって言ってあげるのにって思った。
俺が付き合ったら、貴方は貴方のまま生きていいよって言ってあげるのに。
そしたら、するんっと告白してた。
当時恋愛について俺は真面目ちゃんだったから、その自由な考え方に影響を受けたかった…って話は何度もしてるっけ。
付き合ったらもっと好きになった、みのりさんは繊細な部分を剥き出しにして見せてくれた。 キラキラして綺麗で、柔くて、変わりたいと脈打ってた。
これからもいっぱいみのりさんのいろんな顔が見たいなって思った。
03. Open When we’re having a fight.
みのりさんへ
喧嘩のこと、英語でfightって言うと初めて知った。喧嘩っていうより、真剣勝負的な意味合いのイメージが強い。
後はファイト!って応援的なね。
みのりさんと俺が喧嘩か、うん、あんま想像ができてない。激しめの話し合いみたいなイメージしか出来てない、お互い感情を淡々と伝えれるし問題って形になり得る前に早々に解決してしまうから。
想像できる範囲で語るなら、俺がみのりさんの不満を見逃し続けて爆発ぐらい?もしくは俺が爆発?…うーん。
まあ、どちらにせよですよ。喧嘩したなら、とことん戦いましょうや。 人間、自分の中の傷つけたくない何か大切なものを守らないといけない時があるから。 許せない時は許さなくていいんだよ。
でもね、きっと俺は罪悪感とかで影では泣きまくってるから。 だから、許せそうになったら許してあげてください。
僕から必ず謝りに行くから
ゆうより
02.Open When You're missing me a little.
みのりさんへ
開いてくれてありがとう、お嫁さん
読まれない手紙なんてちょっと寂しいからね
しかし少しでも恋しい時なんてあるんだろうか、したい時に電話して貪るように愛し合ってるのに。
ほんのちょっとの未来では神奈川県に引っ越すし?いやこれを読んでいる時には、もう引っ越した後かもしれないしね。
そんな状況で恋しいって思ってもらえるなんて逆に光栄だな。でも、なんでみのりさんは恋しいんだろう。
俺がお友達に会いにいってる?みのりさんが県外や海外に出かけてるのかな? それとも些細なすれ違い?
どれにしろ、俺はみのりさんの側にいますよ。
未来の俺のことは知りません、でも2019年1月23日水曜日9:53現時点では貴方をとてもとても愛してます。
貴方が遠い海外に居ようとも、他の誰かを愛していようと、一時の感情ですれ違ってモヤモヤしていたとしても、いつだって貴方のお家として貴方を待ってます。
ずっとずーっと待ってますよ
ゆうより