けっこう毛だらけ、 猫灰だらけ、わたしの周りはガキだらけ。

大阪府八尾市にある学習塾「一徳塾」の塾長にこき使われている可哀想な塾女の独り言。

選択肢は・・・

・・・二つだった。

言われたことをやるか、もしくは

自分がやるべきだと思ったことを

やるか、だ。

伊坂幸太郎夜の国のクーパー」)

一徳塾の連休は暦通りで・・・・・・・・はない。一年間の各曜日が

同じ日数で学習できるように設定してあるので、塾のある祝日もある。

なんや、わかりにくいな~、とならないように、年末年始に一年の

塾のある日カレンダーを本人、保護者にケチることなく配っている。

だから、祝日に「今日塾あるんですか~?」などといったラインや、

電話でのたまう奴は、即刻シバキ・・・ませんわよ。まだしも、後日、

塾があるとは知らなんだ、とこれまたのたまう奴はどうしてくれようか、

なんて言いませんことよ。兎にも角にも、自身の管理はちゃんとしてくれ、

と切に願っている。どうか、保護者の皆様も、あまり世話をお焼きに

ならずに、困ったことになって、叱られ、反省するといった体験を

させてあげて欲しい。人は困らないと成長しないのだ、と塾長が常に

申しあげているではないか。かくゆう私はいつも困っているが、

果たして成長しているのか否か。そこはそっとしておいておくれ。

では、連休も最終日。はりきっていきまっしょい!

 

今日も一日、いい日でありますように。

 

 

★つばめ通信★

5月1日の夜に卵が一つ孵ったようです。

なぜか、フン受けではなく、その下の路上に卵の殻が

落ちていました。俗にいう「大家さんへの贈り物」です。

その次の日から、次々に孵化し、無事に五羽の雛が

誕生しました。今日で5日めですから、そろそろ産毛も

生え、小さな虫なら食べることができるでしょう。

おっかあツバメは時折、翼を広げて雛たちに風を送って

います。まだ産毛まみれのおチビさんでは体温調整が

できないのでしょう。これから垣間見るであろう

おっかあ・おっとうツバメの子育て生中継は感動的です。

 

 

 

 

 

 

 

人間の進化の・・・

最大の武器は

好奇心だ。

伊坂幸太郎「魔王」

 

体験の子がくると、先生はその子のことばかり気にして、こっちのことは

ほっとかれるから、いややねん。

と何とも嬉しいことを言いのたまう小学4年生なりたて君。それを聞いて、

なるほどな、学校でも転校生とか来た時はそうや。

と賛同した5年生なったばかり野郎。もちろん、皆男子。女子じゃない。

どんだけかまってちゃんやねん。

と言うことはあるかもしれないが・・・。

おかげさまで、新学期になって、一徳塾で体験を。という小中学生も

来ていただき、塾生が増えていく。仲間が増えていく。

一人っ子の子は、兄弟姉妹ができたようで喜んでいる、というような

お母さまからの感想もあり、ほっと胸をなでおろしている。

来塾した頃は、計算がうまくいかないといってはぐずっていた子が

歳を重ね、今では隣の「昔の自分」にやさしく声をかけてやっている。

これを成長といわずして何というのか。勉強を教えない我が塾は、

ある意味手間はかかるが、確実にその子が成長する方法を知っている。

これは企業秘密で言えないが、つまり、成績向上にもつながるのだ。

ははは、伊達に歳は重ねていないよ、塾長。あんど私。

 

今日も一日いい日でありますように。

 

 

★つばめ通信★

時々、体制を変えながら、卵の様子を見ながら。

卵の向きを変えたりするのかな?

予定では、週末に孵化か。

見守り隊員たちもそわそわしだす。

 

雨風の強い夜は、父ツバメはこの位置で眠る。

早起きの夫婦がゆっくりしていられるのも今だけ。

とにかく健康で無事で。

ただただ祈るばかり。

 

一回しか・・・

・・・生きられないんだからな。

伊坂幸太郎「オーデュポンの祈り」)

 

時折思い出さないと

忘れそうになる。

 

新中一生達はクラブ活動が決まったようです。そんなん、どうでもいいやん。

ってことにはなりません、一徳塾では塾の時間が変わることは言うまでも

ありませんが、何より小学生時代とは生活環境・行動が全く変わってくる

のですから。特に今まで運動なんて興味のなかったコが「運動部に入って

みたい。」なんてことをつぶやしたものなら、イケー、ヤレー、思いっきり

体を動かしてコーイ!などと背中をドンと押し、当人が思い直さないよう

応援しまくる輩が運営する塾なんですから。

保護者さんのなかには「うちの子は、運動が苦手なはずなのに運動部に

入るといっている。」とか「女の子なんだから、文化部でいいんじゃ

ないの。」とか「疲れて勉強が疎かになるから帰宅部でいいんじゃない。」

などとおっしゃるかたもいらっしゃる。運動部でも文化部でも、いやもう

帰宅部でもいいんです。時間を有効に使いましょう、ってことです。

自分の気持ちに正直に、たとえそれが友達の誘いでも、少しでも興味を

持てて、自分で決められたのならそこを尊重して応援しましょうよ。って

ことです。それに、勉強がうまくいかないからといって部活や習い事を

辞めた人(辞めさせられた←こっちの方が多いか)が、「勉強が出来るように

なりました!」というのを聞いたことがありません。

今年もクラブ活動のこと、いろいろと相談にのりました。へえ、そんな

こと思ってんねんなってこともありました。いずれにせよ、いろんなこと

経験して欲しいと願っています。うちの塾は小学2年生から中学3年生

までごちゃ混ぜになって学習しているんですから、どーんと、先輩達から

も貴重な意見が聞き取れることでしょうから。頼むで、先輩!

 

今日も一日、いい日でありますように。

 

 

★つばめ通信★

今週の月曜日に、ツバメ夫婦の留守をねらい

「特製取っ手長い長い鏡棒」を使って巣の中を

覗かせてもらいました。すると、卵が2個。

ということは、日曜日から1日に1個ずつ朝方に

産んでいるようですね。

平均5から6個です。昨日今日で打ち止めならぬ、産み止めですね。

夜中には母さんツが巣の中に入っています。

日中は、まだ籠ってはいません。ただ、巣の中で

ごそごそ体制を変えたりしているので、抱卵開始でしょうかね。

 

 

強い肉体と・・・

・・・動じない心。

それを身につける準備こそが、

必要だ。

伊坂幸太郎「フィッシュストーリー」)

 

それをすでに身に着けている塾生がいる。小学5年生だった男子君だ。

真冬でも半袖Tシャツだ。何度でも宿題を忘れてくる。塾の休日である

土曜日にやって来る。遅刻は当たり前のようだ。塾女さんがこめかみに

青筋立てて注意しても、何度だって遅れてくる。動じない心。まさに、

兼ね備えているではないか。いや、それも修正されつつある。もう、

6年生だからね。くーーーーっ、なにがなんでも、約束をないがしろに

することはダメなんだよと知ってもらいたい。がんばれ、私。

春休みの最後に、小学生だけに漢字コンテストなるものを催し、

(漢字テストをして、上位から最下位までをどーんと貼り出す、という

今時珍しいプライバシー超無視なイベント。)また、順位に応じて賞品を手に

入れられるというもの。(これまた、実力主義という薄れゆく現実社会を

絵にかいたようなとてもわかりやすいコンテストでもある。)そして、

塾生たちの笑顔もまた、本物であったということは言うまでもない。

何より、日々漢字と向き合っている塾生たちが上位をしめている、

という「そりゃそうだわな。」という結果であったので、いそいそと

宿題プリントを作る私としても声を大にして下位者たちに檄を飛ばせる

というものだ。心から、嬉しいよ。その宿題をすることの目的が、

たとえシール集めで、達成後に何かもらえるという餌であったとしても、ね。

 

今日も一日、いい日でありますように。

 

 

★つばめ通信★

昨晩は寒く、風も強かったので、夫婦仲良く巣の中で

眠るようです。例年のツバメ夫婦にはなかった行動です。

甘えん坊の夫さんなんでしょうかねぇ。

フン受けを取り付けました。もう4回もやっていると、

手慣れたもので、強風にもあおられない、何度でも雛を

巣立たすことのできる受け台となっております。

これで商売できんじゃね⤴

なわけないか。

 

人生を有意義に・・・

・・・する一番の武器は

礼儀だ。

伊坂幸太郎グラスホッパー」)

 

新中学生が入学式を終えた塾の日。誰と誰が同じクラスになっただとか、

担任がどんな感じだったとか、話してくれる。こんな体験、長い人生で

そう何回もないわな。とつくづく思う。今日は、勉強の小言はよしに

して、新しい出会いと希望に胸躍らせている君の言葉に耳を貸そう。

思い起こせば、中学生時代も楽しかった。クラブ活動、勉強、つたない

恋愛、親と友と先生と、それはそれは小さな世中で、思いっきり自由な

発言を行動をしていたものだ。この生意気少女が通塾していたならば、

ちょっとうざいな。(笑) ふてほどではないけれど、あの時代に行った

なら、♪あなたひとりで生きているんじゃないのよ~♪世界は広いわ♪

礼儀をわきまえなさ~い♪ なんて歌っちゃうわ。

無事、春期講習も終わり、明日から新学期が始まりますね。

ひとり、ふたりと体験の予約も入り、ありがたいことです。春休みに

パワーアップした塾生たちよ、元気に学校へ行って来~い。

 

今日も一日、いい日でありますように。

 

 

★つばめ通信★

ほら、口ばしに何かくわえています。泥をもったり、

寝床をに藁や草をしいたりと夫婦交互に行ったり来たり。

愛の巣作りにいそしむ若夫婦。

もってる、もってる。ここ数日は晴天で乾燥した日が

続いているので、積み上げた泥もいい感じで乾きそう。

巣が完成したら、ツバメの母さん、一日に一個づつ

卵を産んでいきますよ。

 

 

 

 

 

楽しく生きていれば・・・

・・・重力なんかなくなる。

伊坂幸太郎著「重力ピエロ」より。

 

とてつもなく重い話に作者独特の救いの言葉。

悲しいことがあっても、楽しいことをみつけて

生きていけ。

ということでしょうか。

どうぞ、一読を。いや、二、三読を。

来たぞ。

軒先の燕がご縁で見知らぬ人と言葉を交わすようになる。ツバメの時間が。

「へえ、珍しい。ツバメですね。写真撮ってもいいですか?」(推定50代男性)

とか、「おっ、今年も来たな。」(推定70代男性)とか、

「帰ってきたんですね、いつも癒されています。」(推定60代女性)とか。

人気者だな、おい。ツバメの時間は笑顔の時間でもあるのだ。

私とはいうと、アホのひとつ覚えみたいに塾生たちに伝えまくっている。

「見て見て~、今年もツバメが来てんで~。」(推定希望30代女性)などと。

昨日も新小4男子君に「ほら、ツバメやで。知ってるか?」と聞いてみたら、

真顔で「知らん。電車のツバメやったら知ってるけど。」と即答された。

んんん?どういうこと?

そやそや、彼は電車おたくだった。ほう、おもろいな。ええ、返しや。

間違ってはいない。今日一の「おもろ。」や。

自転車でひとり帰って行く彼の後ろ姿を見送った後、一目散に教室に

入って、塾長に話したのは言うまでもない。ツバメの笑いや。

 

今日も一日、いい日でありますように。

 

 

★つばめ通信★

昨夜は、夫婦の姿がありました。今までの夫婦は、どちらかが

少し離れたところで寝ていたのですが、このパターンは初めてです。

なんか、微笑ましいですね。

雨降る今朝は、忙しそうに夫婦交代で泥を運んで来ては

寝床を整える、という作業をひっきりなしに続けています。

お隣の「ツバメ見とどけ隊」の隊員とも話していたんですが、

今年は来るのが早いね、と。気候との兼ね合いか、はたまた

地殻変動か。いやなことは想像したくはないのだけれど、

小さな体で宙を舞う彼らに、大気汚染、戦闘機やミサイル、

などという人的危険物が少なからず影響していることは

間違いないと思う。

どうか、ここでゆっくり子育てをしておくれ、と

ただただ心より願うばかりだ。

 

 

 

 

燕来たりて、ホラをふく・・・

昨日ね・・・まんまと塾長のリアルな嘘話に

乗っちゃった新中学3年生のs君。

お可哀そうに。

 

さて、今春も、燕が来ました。

すでに夫婦です。

初めまして。よろしくね。

どんなことでも疑ってかかれ、と塾長に言われている塾生たち。

父ちゃんや母ちゃんの優しさは無償の愛なのか、なんてことでは決して

ありませんよ、決して。

問題を解くときに、何か行動を起こすときに、何かを尋ねられたときに、

どういうこと?と最後に「?」をつけて考えろ、そして行動しなさいよ、

ということでしょうかね。そのことを忘れないように、塾長はときどき

つきたくない「嘘」をつくのです、身をもって。優しさですね、

愛ですね、無償の。

計画を立てる、ということは、自分を縛ることではなく、自由を手に

すること。やることやれば、あとはご自由にどうぞ。

ってことでいいんじゃないかと。まずは、

キミにとって重要なこと順で項目を書き出し、各々24分の〇時間という

かたちであらわす。(分数に親しもうぜ。)そして、ちゃっちゃと円の

中に書き込んでいく。(塾女さん、せっかちだぜ。)はい、これで

キミの自由時間が出てきました~~~ってな感じです。

この円グラフから、この春休みにキミは何がしたいのか、と塾女さんが

読み取ることが出来たならばグッジョブです。そして、(自分で決めた)

学習時間から、相談しながら(伝えたいことをちゃんと伝えろ。)

宿題を出していきますよ。当然ながら、ひとりひとり量も内容も違います。

宿題全くなしでも良し、ほんの少しでも良し、めちゃくちゃ大量でも良し。

要するに自分で決めましょう。自分のことなのだから・・・です。

たとえ、お母ちゃんが宿題を熱望しても、本人にやる気がなければ

出さないよ、一徳塾。がモットーです。

 

今日も一日、いい日でありますように。

 

 

★つばめ通信★

4月1日、早朝、巣の下にフンを見つけました。

しばらくして、電線に仲良く二羽がいるのを発見。

去年巣立ったコだわ!!!

なんてこと、わかるわけもなく、とりあえず

嬉しさを嚙み締めつつ、フン受け設置の

算段をする私。

夜にはどっちかが巣に入っていました。

見張り番か。

この頃は、巣の争奪戦もあり得るのです。