ポメラニアンアウトプッツ

ポメラを使っていろいろ書くブログ。だいたい愚痴

新日本プロレスブームが来ている、我が家に

我が家には現在、空前の新日本プロレスブームが到来している。そのきっかけはAmazonプライムビデオでやっていた「有田と週刊プロレスと」という番組だ。残念ながら現在放送が終了しているのだが、続編の制作を妻と心から望んでいるため、少しでも視聴者の声よ届け! という想いで筆を執っている次第である。

というわけで、「有田と週刊プロレスと」がいかに素晴らしい番組であったか。そして、いかに私と妻がそのおかげで新日本プロレスリングの素晴らしさに気づいたのかということをとうとうと語っていこうと思う。長いかもしれないが、めちゃくちゃ暇な人は読んでみてほしい。 本当に長いので注意してほしい。

2016年、夏

我が家では動画ストリーミングサービスとしてHuluを採用していた。なんのことはない。2週間無料のキャンペーンが嬉しすぎてつい登録してしまっただけのことである。加えて、イギリスのドラマ「シャーロック」が見たかったということも付け加えておこう。

そんななか、あるときAmazonプライムビデオのオリジナルコンテンツの魅力に気づいた(そもそもAmazonプライムには加入していたのだ)。たしか「バチェラージャパン」か「ドキュメンタル」かのいずれかを観たのがきっかけだったと思う。そこで「実はHuluよりAmazonなんじゃね?」ということに気がついた。

そこからは、Amazonプライムビデオのオリジナルコンテンツを貪るように観ていったと記憶している。そして私が非常に気に入ったのが、冒頭にもある「有田と週刊プロレスと」だった。

妻が長年抱えていたプロレスと長渕へのコンプレックス

私はさっそく妻に「有田と週刊プロレスと」の魅力を伝えることにした。その理由について説明しよう。

「お笑い芸人さんがプロレスの話題をしているときに、その面白さを理解できないのが辛い」

妻は以前から、こうしたことをよく口にしていた。たとえば「くりぃむしちゅーのオールナイトニッポン」(すでに終了している)では、定期的にプロレス談義が繰り広げられていた。話芸に長けたふたりである。雰囲気では笑うことはできた。しかし、基礎知識の乏しさから、本心から笑うことはできていない。そのことが、彼女にとってコンプレックスになっていたのだという。

なお、コンプレックスはプロレスだけではない。長渕剛に関しても同様だという。私自身は高校時代、アニキの熱心なリスナーであったため、長渕剛に関する笑いどころは熟知している。「アメトーーク」で後藤輝基氏(フットボールアワー)が展開する長渕ネタも、腹を抱えて笑うことができるのだ。しかし、妻はその面白さが雰囲気でしかわからない。そのことに思い悩む日々を送っていたのだという。

※ちなみに、このことを昨年の年末、仕事上の知人に相談すると「それは奥さん、ただのくりぃむしちゅーファンなだけだわ」と一笑に付された。

私は妻を愛している。彼女にはいつも心から笑っていて欲しいし、彼女の悩みを払拭するのはいつだって自分でありたいと思っている。だから、「有田と週刊プロレスと」を見つけたとき、真っ先に妻の顔が思い浮かんだのだ。

妻の笑顔とAmazonプライムビデオと

「有田と週刊プロレスと」を観た妻は、それから暇を見つける度に番組視聴に没頭した。私も同時進行で観ていたのだが、彼女の熱量には敵わなかった。とにかく、自分がこれまでコンプレックスとして抱えていた“プロレス”というジャンルに対し、知識がインプットされていくのが楽しかったのだろう。気がつけばファーストシーズンをすべて見終わり、当時放送中であったセカンドシーズンをリアルタイムで追いかけるまでになった。

と、前段はここまで。本題である「有田と週刊プロレスと」の素晴らしさについて言及していこう。百聞は一見にしかず。本来はぜひとも読者諸君に今すぐ観てもらいたいのだが、そうもいかない事情もあるだろう。できるだけわかりやすくレコメンドができればと思うので、お付き合いいただきたい。

有田哲平という優れた伝道師

私が今さら言うまでもなく、くりいむしちゅー有田哲平氏は日本最高峰のコメディアンである。そしてそれは、一流のスピーカー(話者)であることと同義だ。彼が切手のコレクターだとして、「有田と切手コレクションと」という番組をしていたとしても、おそらく楽しく視聴できるだろう。話術の巧みさたるや。彼の天才的な才覚にただただ驚かされる。

聞き手役の素晴らしさ

話し手、有田哲平の凄さに加えて、「プロレスを知らない」という立場で番組を盛り上げるゲストの力量もこの番組では際立つ。特に、去年アメリカへの移住を実行に移した綾部氏(ピース)の”聞き力”は素晴らしい。プロレスを知らない私たちが気になることへの言及や新鮮味のあるリアクション、そしてユーモア溢れる例え。こうした聞き手(ゲスト)を用意できたのも、「有田と週刊プロレスと」を面白くした要素のひとつであると言えるだろう。

プロレスという大河ドラマの魅力

さて、次に番組内容についても触れていこうと思う。まず私が心を奪われたのは、プロレスの歴史と背景だ。力道山先生が興した日本プロレスアントニオ猪木ジャイアント馬場が引き継ぐ。そこから長州力天龍源一郎をはじめとするスターが登場し、いかに昭和プロレスが盛り上がっていったのかが番組では紹介されていく。

プロレスについて何も知らなかった私でもスッと頭に入り、さらにはクスッと笑えるエピソードも交えられながら解説がなされていく。気づけば、いかにプロレスが魅力的なスポーツであるか理解できる。これはすでに、教養番組の類いと言ってよいだろう。

なお、個人的にはUWF新日本プロレスとの抗争が非常に興味深かった。その後訪れる総合格闘技の波と、衰退し冬の時代を迎える新日本プロレス。こうした歴史的背景を知ることこそが、プロレスを楽しむ上では重要である。「有田と週刊プロレスと」は、その入り口として圧倒的に適した番組と言えるだろう。

選手それぞれの持つ涙を誘うストーリー

プロレスの魅力は歴史にあると先述したが、それは業界・団体だけでなく、それぞれの選手にも同じことが言える。たとえば天龍源一郎。※アドリブで書くから間違いも多いかもしれない、ご勘弁を。彼は波瀾万丈な現役時代を送ったレスラーのひとりなのだとか。新日本や全日本だけでなく、メガネスーパー主催のSWSなど、いくつもの団体を渡り歩いている。その中で数々のドラマを巻き起こしてきた。

そんな彼の最後の試合。対戦相手はオカダ・カズチカである。さらっと書いたが、これはとんでもないことだ。新日本プロレスの最上位とも言われるIWGPヘビーの現チャンピオン。それがオカダ・カズチカである。当時まだ20代後半の彼に立ち向かう天龍源一郎はなんと60代。最後の最後まで、最強に立ち向かうその姿は多くの人に勇気を与えただろう。

多くのスターレスラーは、こうしたドラマティックな来歴を持っている。それをファンの立場で語る有田哲平の熱。気づけば涙が止まらない--そんな回も多々あった。

人に話したくなるし、もっと知りたくなる

有田氏の話は、収録のその日になんとアドリブで展開される。事前準備などは一切ない。これは、スケジュールの厳しい有田氏が週レギュラー番組をすることや、あえて下調べをしないことでプロレスマニアからの言及をかわすことが目的なのではないかと思っている。そのため、有田氏も時には間違った情報を伝えることがある(テロップで補足・訂正がなされるので問題はなし)。にもかかわらずだ。彼の話す内容は、ほぼ毎回と言っていいほど笑えて感心できてタメになる。そして番組を見終わった後、いつもこう思うのだ。

「ああ、誰かとこの話題について話したい」

まさに話芸ここに極まりである。こうした感情を視聴者に抱かせられる有田氏のすごさというのは、やはり番組を見ていただくよりほか表現のしようがない。と同時に、その題材である新日本プロレスという大河の広さ・深さ・長さに感銘を受ける。気がつくと私は、もっとプロレスを知りたいというモチベーションに支配されていた。

妻が1.4に行く理由

さて、そんなこんなで「有田と週刊プロレスと」にすっかりハマってしまった私の興味は、当然次の段階へと進む。実際のプロレスの試合動画を観たいという欲求だ。情報だけでプロレスファンになれるわけもない。レスラーがどのように技を競い合い、気持ちをぶつけ合っているのか? そこにはどのようなドラマが生まれるのか? そして、それを観たときに、自分はどれだけ楽しめるのかを確かめる必要があった。

しかし、YouTubeなどでプロレスの試合を捜しても実はあまり見つからない。後で知ることだが、新日本プロレスの試合をじっくり楽しみたいのであれば、月額999円(税込)で見放題となる「新日本プロレスワールド」なるサイトへ入会するのがセオリーなのである。そのことを知らない私は、結局ろくに試合も観れないまま、少しだけテンションが落ちていたようにも思える。

そんな時だ。妻が「1.4に行われる東京ドーム公演に行きたい」と言い出したのは。

棚橋弘至と博多大吉と

妻が突然こんなことを言い出したのは理由があった。それを語るうえで、彼女が熱心なラジオリスナーであることを先に紹介しておく必要がある。

妻にとってラジオは古い友人であり心のオアシスであり、そして人生で大事なことを教えてくれる師である。学生時代からオールナイトニッポンを聴き始め、本州に引っ越してきてからは「岡村隆史オールナイトニッポン」のイベントに参加するために、横浜アリーナまで足を運ぶ始末だ。なお、私自身も彼女の影響でラジオをこよなく愛聴するようになった人間のひとりである。

そんな彼女は、仕事中にラジオを流す習慣がある。とくにTBSラジオ「たまむすび」がお気に入りだそうだ。ご存じの方もいるかと思うが、この番組の週替わりMCには、南海キャンディーズの山里氏や電気グルーヴの瀧氏など、実はそうそうたるメンツが名を連ねている。そしてそのうちの一人である博多大吉氏の回のとき、きっかけは訪れた。

その日、ラジオから聞こえてきた声に妻の耳は奪われた。その声の主とは、新日本プロレス冬の時代の立役者にして今なおACEとして活躍、さらには今秋公開予定の映画「パパはわるものチャンピオン」で主演を務めたレスラー、棚橋弘至、その人である。彼はリスナーに向かって、おおまかに言うとこんな内容を訴えていたそうだ。

「プロレスを観るのには何の準備もいりません。来てくれるだけで絶対に楽しませます。ぜひ僕を見に来てください」

プロレスの知識は「有田と週刊プロレスと」で得たものしかない。でも、だんだん興味を持ち始めている。そんな妻の心に、棚橋弘至のこの言葉は刺さった。加えて、こんな言葉も後押しになったという。

「東京ドームは広いですけど、大きなスクリーンもありますし、後ろの席でも十分楽しめますよ」

プロレスのチケットは正直高い。最前列をとろうとすれば、福沢諭吉を数名献上する気概が必要である。しかし、もっとも安い座席であれば実は4,500円程度なもの。これであれば、そこまでハードルは高くないだろう。しかも、プロレス好き芸人として知られる博多大吉さんもおすすめしているんだし、間違いない。

妻は確信を得た。「1.4東京ドーム、行って損なし」。

一致する心、愛

妻の提案を私がはねのけるはずはない。なぜなら私は妻を愛しているし、常によき理解者であろうと心がけているからだ。しかし今回の場合はそれだけが理由ではない。私も1.4には行ってみたいと思っていた。

イベントへ誘われたときは、感動すら覚えたことを今も記憶している。ふたりの気持ちがぴったり一緒になっているのだ。夫婦生活を営んでいて、こんなにうれしいことはない。

また、失念していたが11月の初旬に放映された「アメトーーク プロレス大好き芸人」の影響も大きい。ここでウィルオスプレイリコシェという希代のハイフライヤー対決の映像を目にし、私はかなり「試合が観たい」という気持ちが高まっていた。加えて、過去をさかのぼると「オードリーのオールナイトニッポン」にて、たびたび若林氏がプロレスにハマっているというトークを聞いていたのもあるだろう。そのほかにも、現在は「水曜日のダウンタウン」で類い希なるセンスをこれでもかと振るう藤井プロデューサーが、以前より獣神サンダーライガーを起用し続けていたこともひっかかりのひとつだったかもしれない。

とにかく、これまで散らばっていた「プロレス知りたい欲」が線で結ばれ、ついには結実した。そのタイミングというのが、妻からのお誘いだったのだ。

1.4「レッスルキングダム12」 in TOKYO DOME

慌ただしかった師走をなんとか乗り切ろうと古今奮闘する私の心には、常に1.4東京ドームが鎮座していた。「苦しい、辛い、でも、イッテンヨン」。この想いが、仕事のプレッシャーや疲れに押しつぶされそうになっていた私を鼓舞してくれていたように思う。

妻と一緒に何度か「有田と週刊プロレスと」も見返した。それまで私たちの興味は1〜2世代前の新日本プロレスエピソードにばかり向いていた。しかしこのときばかりはオカダ・カズチカ内藤哲也、そして棚橋弘至について語る有田氏の言葉に耳を傾け続けた。いかにレインメーカーショックが大きかったのか。内藤哲也がどのような想いで今年のドームメインイベントに臨むのか。棚橋弘至の功績がどれほどのものなのか。それらの断片については、ある程度理解できていたと思う。

そして迎えた当日。電車に乗り込んだ私たち夫婦は、いつもと変わらない普段着である。ちょっとだけリラックスできる格好と、荷物を少な目にすることを心がけただろうか。それ以外はとくに何の特別感もない。隣町の無印良品に買い物にいくような出で立ちである。

しかし、東京ドームの最寄り駅である「水道橋駅」に電車が近づくにつれ、様子がだんだんと変わってきたことに気づいた。ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(プロレスを知らない方向けに、あえてカタカナで書こう)のファンの数が、どんどん増えていくのである。なお、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンとは、「制御不能なカリスマ」の異名を持つ内藤哲也を中心とした新日本プロレスのいちユニットである。黒字に赤、もしくは白で書かれたユニット名が特徴のグッズが大流行していることは「有田と週刊プロレスと」で予習済みであった。しかし、まさかここまでとは思っていなかった。

その驚きを胸に抱えながら東京ドームへと向かう。少し早く着きすぎたので、早めの夕食をフードコードで取ったのだが、そこにはすでに新日本プロレスのファンであろう人々の群。妻と二人で「すごいねー」と言い合いながら、時間は過ぎていった。

熱狂の東京ドーム

さて、ここで全試合の試合内容や私自身の感想を書くことはしない。そんなものは私よりも詳しく、かつ情熱を持って伝えているブログがほかにあるだろう。私はあくまでも、「なぜ新日本プロレスにはまったのか」を中心に書いていきたい。そこで、私たち夫婦の右隣に座っていた親子のエピソードをお伝えしよう。

親子はふたりで東京ドームに来ていた。40代の父親と、中学生くらいの男の子である。ふたりの試合観戦スタイルは非常にクールだった。たとえばケニー・オメガクリス・ジェリコの試合。前試合との転換時、トイレのため席を立った父親は、試合開始に間に合わなかった。そして自席へ戻ってくるなり息子に対して「どうなってる?」と質問。それに対して息子は「ジェリコが押してる」といった返答。それらの声には、ほとんど抑揚がなかった。それ以外の試合でも声援を送るでもなく、たまに「あれは極まってるね」「ああ、終わっちゃった」といったことをぽつりと漏らす程度だ。

しかし私は、彼らのやり取りに嫌悪感などは一切沸かなかった。テンションは低いものの、プロレスへの愛は感じる。きっと普段から親子でプロレス観戦をしたり、週プロを読んだりしているのだろう。熱量というのは、必ずしも表に出るものではない。内に秘めていたとしても、その温度が問題なのである。大切なのは、自分なりに目の前のエンターテインメントを楽しめるかどうか。それだけだ。

そうこうしているうちに、メインイベントであるIWGPヘビー級選手権試合「オカダ・カズチカVS内藤哲也」がはじまった。会場は大内藤コールである。私たち夫婦はふたりの間にあるストーリーについて、ある程度は理解はしているつもりだった。しかし、ここまで彼が観客の支持を集めているとは予想だにしなかった。やはり、現場に来てみないとわからないことというのは多いのである。

試合開始のゴングが鳴る。私も妻も声援を送り、技が入るごとに感嘆の声を漏らした。そしていよいよ試合も終盤に差し掛かり、内藤哲也の必殺技であるデスティーノ(スペイン語で運命の意)がオカダカズチカに炸裂。会場の盛り上がりに合わせ、私も自然と声が出る。しかし、隣の親子は冷静なものだ。これまでの試合同様に、クールな観戦スタイルで試合を見守っていた、はずだ。というのも、そのときの私はエキサイトしていて、周りのことなどほとんど目に入っていなかった。愛する妻がどのように観戦していたのかも、実は覚えていない。

だが、オカダ・カズチカが必殺技であるレインメーカー内藤哲也に見舞った瞬間である。私は頭を抱えた。これはさすがに、もう返せないだろうと。3カウントが決まり、オカダ・カズチカの勝利だろうと。そう思ったときに、隣から未だ声変わりをしていないハイトーンボイスが響いた。

「内藤、まだやれるって!」

このとき、私は確信をした。普段どんなに冷静沈着であろうとも、どんなにプロレスファン歴が長く試合慣れしていようとも、選手同士の本気のぶつかり合いを目の当たりにすれば、心の声は口から漏れ、拳は握られるのだ。「まだやれる」。クールに試合を観ていた少年の、内に秘めた熱意は東京ドームへと放たれた。そうした想いの集合体こそが、あの日、試合会場に溢れていた熱狂の正体なのである。

私は、プロレスが大好きになった。

新日本プロレスブームが来た、我が家に

その後、我が家は空前の新日ブームである。会話の半分以上に「内藤」「タナ」「ヒロム」「デスぺ」「鈴木みのる怖い」といった単語が飛び交っている。こんな長ったらしいブログまで書く始末である。お察しください。

そして言いたいのは、有田哲平様。あなたのおかげで、私たちの夫婦仲はさらに深まり、人生の質が急激に向上しました。本当にありがとうございます。そして同時に言いたいのは、あなたには責任があるということです。

私たちは、まだまだプロレスの歴史や、これからの新日本プロレスに対する考察など、知りたいことが山積みです。これまではあなたにたくさんのことを教えてもらえました。しかし、シーズン2が終了してからというもの、週刊プロレスを読んだり新日本プロレスのモバイル会員サイトを見たり、ワールドで過去の試合を見返したり、「2011年の棚橋弘至中邑真輔」を熟読したり、ミラノコレクションAT氏のTwitterをチェックしたりといった方法でしか情報を知り得ません。困ります! 困るんです! もっと、もっと、もっと、もっと、もっと、もっと、もっと、あなたの口からプロレスの話を聞きたいんです!

ここまで私たち夫婦をプロレス漬けにしたあなたの罪は重いです! 責任を感じるのであれば、シーズン3、4、5、6、、、、、、、100まで、あの番組を続けてください!

ということを言いたいだけのブログでしたー。

私ははあちゅう女史の大大大ファンである

私は、はあちゅう女史の熱烈なファンです。彼女がMeeTooで炎上した際にはHagexさんのブログが更新されないか2時間おきくらいに見ていたし、彼女が童貞について言及しているツイートはどれじゃとそれはもう血眼になって探していました。また、はあちゅう女史がこれまでにネットを騒がせた事件についてGoogle検索をしまくり、幾多のブログを貪るように読みました。気づけば、新年早々から私の頭の中は「はあちゅう」でいっぱいでした。

そんな私は今日、あなたがこんな発言をしていることを知りました。

なんて素敵なお言葉でしょう。今日からまた、あなたの虜になりそうです。 そういえばあなたは、昔こんなことを書いていらっしゃいましたね。

wol.nikkeibp.co.jp

ああ、愛しのはあちゅう女史。私はあなたのおっしゃる通り、あなたに多くを望みません。あたながあなたらしく生きていて、そしてたまに下々の卑しい私めどもに勢いよくガソリンをぶちまけてくれればそれだけで十分なのです。あなたがどんな発言をしたって幻滅することはありません。それがはあちゅうである、と理解することをここに誓います。

ただ、あなたは「一人の人間として冷静な目線で自分と相対してくれるような人がファンであってほしい」とおっしゃられています。これについては、どうかご勘弁をいただけないでしょうか。あなたが好きなんです。冷静でなんかいられません。それに、私は恥ずかしがり屋なのであなたと相対するようなこともできないのです。どうか慈悲を、この愚か者にお与えください。

加えて、私は金銭的に困窮はしていないものの、あなたのオンラインサロンに参加したり、あなたの書籍を購入したりはできません。なぜなら、私がもっとも興味を示しているのはあなたの行動と、それに伴うネット民の反応だからです。それ以外についてはあまり興味がなく、「はあちゅう 炎上」とばかりググっているのです。本当に下品な下劣な野郎です。どうぞののしってください。それがまた、私の生きる活力になります。

最後になりましたが、こんなブログを書いたのははあちゅう女史の少しでも力になれればという思いからでございます。あなたの名前「はあちゅう(なんてすてきな)」を、インターネット上に増やすこと。ゴミのようなブログではありますが、多少なりともあなたのプロモーションに役立つのではないかと思うからです。

あなたを応援する人はたくさんいます。今回の件でも、「はあちゅう」の名のついたブログが大量にインターネットに投下されました。それはすべて、あなたのことをこの世に広めたいと思う同志諸君の愛なのです。

あと、岡崎体育氏の「格付け!オフィシャルファンクラブ会員」については普通に賛成です。別にいいじゃん。何が悪いの? お金払わなくてもファンだって彼は思ってると思うよ。ようつべ1再生増やしてくれるだけでもプロモーション貢献だぜ。

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雪がすごいらしいので道民だった私が関東のスノービギナーに奴らとの闘い方(転ばない歩き方)を教える

平成30年1月22日(月)、どうやら今日は関東で雪がとんでもなく降るとのことだ。そうは言っても、どうせ降らないんでしょみたいなことを考えている人も多いであろう。確かに、いつだったか雪降る振る詐欺に遭ってしまい、時間を無駄にした記憶もある。だが、本当に降ってしまった時は大変だ。そこでタイトルにもあるとおり、雪国出身である私が雪慣れしていないスノービギナー諸君に雪の日の傾向と対策を伝えよう。

一応、雪道を歩くポイントをさらっと解説

この記事にアクセスされた方の目的はおそらくこの内容を期待してのことだろう。一応だが、解説をしておく。ただし、その後の文章についてもできれば読んでおくことがおすすめだ。なぜなら、たかだかこんなテキストを読んだだけでは雪道の歩き方はマスターできない。そのため、あくまで参考程度にしておくべし。

歩幅を小さくしろ

足を上げると転倒リスクが高まる。歩幅は小さくするのが基本中の基本である。

靴底を活用しろ

道路と靴底の接触面積を増やし、摩擦係数を高めろ。気休め程度ではあるが、転びにくくなる。

一定の速度で歩け

急ぎ足になるのはもっとも危険だ。延命と遅刻、どちらが尊いかは、誰にだって分かるはずだ。

ちょっと前かがみになれ

倒れる時は前のめり。偉人たちもそう言っている。後ろに重心があると、とてもこわい。

転ばないからと言って油断できないのが雪だ

雪の日のスノービギナーは恐怖している。足下が滑って転ぶと猛烈に痛いからだ。しかし、実は転ばなくったって痛みを感じる場面というのは往々にしてござる。

人は自己防衛本能からか、転びそうになるとそれを防ぐために踏ん張る傾向にある。その時というのは、日常生活で使ったことのない筋肉をアホほどに使うことになる。鍛えてもいない筋肉を瞬間的に使うわけだから、その負担というのは非常に大きい。結果として、一部分に激痛が走ることがある。しかもだ。ある程度年齢がいった人だと、その痛みが1日くらい継続する。こうなると、もう歩くこともままならない。不幸である。実際に、雪国出身である私ですらそういった体験を何度もしている。

転ばないための方法は第一に道選び

転ばない歩き方は一朝一夕で身につくものではない。しかも、こんなテキストだけの記事を読んだだけでは到底無理である。そのため、第一に考えるべきは道選びだ。ここでもっとも重要になるのは、人の後ろを歩けということ。自ら新雪の道を切り拓くことはない。とにかく、人が歩んできた道を見つけ、その足跡をたどりなさい。先人が開拓してくれた安全な道を歩くのです。さすればすってんころりん率は大幅に減るでしょう。

また、できるだけ壁際を歩くというのもポイントである。これは何も、雪の量が少ないからというわけではない。とっさの時に、手を添えられるからだ。さらに言えば、雪によってスリップする自転車などとの接触機会も限りなく減らせる。ちなみに、雪国北海道の場合は除雪作業後、道路と歩道の間に大きなスノーウォール(雪の壁)が出現する。万が一の際はこのウォールに倒れ込むというテクニックが頻繁に使われている。ただし、スノーウォールにはワンちゃんのマーキング跡(つまりおしっこ)が残されているケースが多いため、イチかバチかの捨て身動作であることは言うまでも無い。

転びたくないならうつむけ

次に、歩く際の基本姿勢だ。大切なのは、前を見ないこと。見つめるべきは自分自身の足下。一歩一歩踏みしめることが大切だ。未来ばかりを見て、今(現実)を直視しないと夢が叶わないのと一緒である。

雪で転んでしまうのは、自分の思っている“地面を踏んだ感覚”と実際のフィードバックが異なるのが要因だ。そのギャップを埋めるには、視認が効果的である。滑ってしまうのは仕方がない。しかし、滑ったときの状況を目で確認できていれば、その後の体の使い方に大きな差がでる。

こうした理由から、雪の日には自分の靴を見ながら歩くのが好ましい。シューゲイザーである。なお、北海道で歩く人々は冬になると基本的にうつむいて歩行している。これは経済の低迷を嘆いていたり、自分の将来を悲観しているわけではない。転ばぬ先の杖を体現しているのだ。

屋内であっても油断は禁物である

台風などを経験している関東人であれば常識かもしれないが、濡れた床は非常にすべりやすい。そのため、雨の日などでは注意して屋内を歩く方も多いであろう。賢明である。

しかし、雪の日はこの事故に結びつく確率がグンと高くなることを忘れないでいただきた。奴らの特徴は凝固体であることだ。通常、雨の日であれば施設の入り口に設置されているマットなどで水気が吸収される。そのため、水分が屋内に持ち込まれる量が減少すると言えるだろう。しかし、雪は靴の上に積もっていることも多い。また、フードなどにもつもりやすい。マットでは吸収できな状態で、屋内へと持ち込まれる可能性が高いのである。

その結果何が起こるか? 床全体の蹂躙だ。びちゃびちゃになってしまった床は、当然であるが滑る。しかも、自分の靴底に含まれた水分とがシナジーを起こして、よりスリップスキルが高まるのである。北海道に住まう豪者は、この水分を利用して室内靴スケートを楽しむ。ただし、大人だと怒られる。

本当に怖いのは翌日だ。奴(雪)らの罠にはまるな

さて、次に伝えておきたいのが、翌日の雪の脅威である。ほとんどの場合、関東ではありえない状況かもしれないが、知っておいて損はない。

雪は凍った時の戦闘力がヤバい

見だしママである。雪は積もった状態ではさほど怖いものではない。むしろ、カップルの時間をロマンチックに演出する天使ちゃんとも言える。しかし、雪の正体は氷である。氷は溶ける。溶けると水になる。これは常識だ。

問題は溶けた後で再度凍ってしまうことだ。細かく分かれている雪が水となり、それぞれがつながりあって氷になると、そこはもうスケートリンクである。とてもではないが、氷に対する訓練をしてきていない関東人には太刀打ちができない。

また、凍った路面に雪が再度積もると最悪だ。どこに氷があるのか分からないので、一歩一歩がすべて勘に頼った綱渡りである。子どもの頃から死線をくぐり抜けてきた雪国人であっても、この勝負に負けることがある。

勝負は翌日。気温を確認セヨ

では、どのような状態になると路面は凍ってしまうのだろうか? これは、単純に気温が0℃を下回ったかどうかで判定される。そのため、関東の場合はほとんど問題にならないのが実情だ。

しかし、油断は禁物なのは知ってのとおり。万が一、夜中に0℃を下回ったような実績があったとしたら、凍った路面が出現していることもないとは言い切れない。特に、朝早くから出社するビジネスマン諸君や、夜中から朝型までどんちゃん騒ぎをして、眠い目をこすりながら早朝に家路へと向かうようなクズ方々(バンドマンとかな)は、気を抜かれないよう注意されたし。

雪を溶かす愚者が、関東にはいる

さて、雪が溶け、水になり氷になることの危険性については十分にご理解いただけたであろう。しかし、それを分かっていない愚者が存在するのが、関東における雪問題の根深さだ。その愚行例のひとつに、「お湯で雪を溶かす」という行為がある。

賢明な読者諸君であればすでにお気づきであろう。この行為というのは、雪を強制的に溶かすものだ。つまり、それだけ氷の路面を作りだすリスクを高める行動なのである。せめて積もっているだけの状態であれば、雪の攻撃力はさほどではない。しかし、氷になってしまった途端、奴らは私たちに牙をむく。そのことを、絶対に忘れないでいただきたい。

札幌市による有益な解説

外国人に「なんでこんな場所に都市があるんだ」とも言われる札幌市。ここでは、雪による犠牲者を少しでも減らすべくロードヒーティング(地面を人工的に温め、雪を元の姿である「水」へと成仏させるための画期的な文明の利器)などの対策をしている。そんな札幌市にあるウインターライフ推進協議会 が、雪と戦うための画期的ガイドラインを発表しているのをご存じだろうか? 以下にリンクを貼っておく。はっきり言って、この記事を読んだ1000倍くらい役に立つだろう。もちろん、札幌市民向けに書いてあるので難易度は高い。だが、今年の冬こそスノーマスターになりたいあなたにとっては、これほどまでにない程の教科書となるはずだ。健闘を祈る。

ウインターライフ推進協議会 による「つるつる.jp」はこちら

Chromecast(第一世代)を導入したらWi-Fiの調子がめちゃくちゃ悪くなった話

Chromecastに不調がある時は、純正のアダプタ、もしくは2.1Aの出力があるUSB ACアダプタが使われているかチェックしようね、という話。長く書いている割には面白くないです。あと、トラブルシュートしたいだけの人は冒頭のことを試すだけでOK。本文は読まなくて大丈夫です。暇な人だけどうぞー。

購入の経緯

先日、Google Homeを購入したのがきっかけでChromecastへの物欲が高まった。ようは「OK Google、かわいい犬の動画を再生して」というのをしたかったのだ。はっきり言って、これを体験したかっただけである。そこで、メルカリにアクセスしてみるとまあうじゃうじゃと出品が。多分だと思うけど、「Chromecastってなんか便利そうだから買ってみよう→全然使わねえな」という人が多いんだろうな。持て余した人が大量に売りに出しているのだと思う。とは言えそんなに安くもない値段ばかり。自分だったら1000円くらいで売っぱらってもいいと考えるんだろうけど、業者進出で素人にも価値がバレてるんだろう。第二世代のは5000円以上のがほとんどで、全然旨みを感じられなかったから結局第一世代を購入。3,500円也。

付属品は全部あるって話だったのに

さて、メルカリで購入したのはいいけど、送られてきた品にUSB ACアダプタがなかった。これ、一昔前だったら死活問題だよね。「付属品はすべてあります」って書いてあったからさー。なので、本来はここで返品やら返金やらの手続きが発生してしまうんだろうけど、うちには余りに余ったUSB ACアダプタがあるので、「USB ACアダプタが同梱されていませんでした。ただ、うちに余っているのがあるので大丈夫です」とメッセージを送りこの件は終わらせることに。これが問題になるとはつゆ知らず、今になって後悔しています。

セットアップは無事終了、に思えたが……

ちょっとしたシコリを残しつつもセットアップを開始。実は会社でChromecast(第二世代)を使っていて、そのセットアップは自分が行ったので手順はもう理解していた。世代違ってもやることは同じ。会社のGoogleアカウントと混同しないように気をつけるとかはあったけど、 Homeアプリを使ってちゃちゃっと終わらせる。

しかしこの時、なんだか微妙なレスポンスの悪さがあったのを覚えている。セットアップにやたらと時間がかかったり、うまいことiPhoneでキャストができなかったりという事態に見舞われた。ただ、少し時間が経つと普通に使えたので問題とは考えなかった。「第一世代だし中古だし、まあこんなもんだろう」と考えたのである。

Chromecastセットアップ当時は、楽しく新日本プロレスワールドを見て過ごす 。ちなみに、Google Homeを使って「内藤哲也の動画を再生」という使い方もやってみた。声だけで操作できるってのはすごいなとは思ったけど、内藤哲也の動画はもう腐るほど見てたので、多分もう使わないなと感じた。

帰宅後、テレビを付けると「Wi-Fiに接続できない」の文字が

翌日。仕事を終えて帰り、またプロレスを見ようと思ってテレビをつけると「Wi-Fiに接続できない」の旨が書かれたメッセージが映し出される。理由はよく分からないが、とりあえず再起動をかけることに。とりあえずはそれで問題は解決したかに見えたが、なんだかネットの調子が悪い。妻のiPhoneWi-Fiに接続できなくなってしまった。

何が起こってるか分からなかったが、こういう時は大抵ルーター再起動で事が済む。AirMac Extremeの電源を引っこ抜き5カウント。ほんとはもっと時間を置くのがいいらしいが、5秒でも大体大丈夫だからいつもそうしている。で、再起動後しばらくするとWi-Fi復活。Chromecastも普通に使えるし問題解決できたように思えた。しかし、本来であればここで気づくべきだっただろう。デジタルデバイスの不調には、必ず原因があるのだと。

翌日もChromecast不調が続く

翌日。またもや同じ症状が起こる。今度は自分がひとりで家にいる時だ。とにかくWi-Fiの調子が悪くなり、Macでも接続できない状態に。普通に考えて、これはルーターに問題が発生しているはず。やれやれ、仕方がないからちゃんと調べようと思いAirMacユーティリティーを開くと、どうやらアップデートが可能な模様。うーん、難しいところではあるけど、とりあえずやっておいて損はない。その場でアップデートを済ませることに。

アップデート後、またいつも通りネットを使っていたのだが、夕方くらいに同じ症状が発生。もう困ってしまった。このままだと、内藤哲也の試合を思いっきり楽しめない。内藤哲也の試合が楽しめない毎日なんて、夏休みのない八月だ。というわけで、重たい腰を上げて本格的に原因を究明することに。

ルーターに異常なし。やはり悪いのはChromeast

こういう時のポイントは、とにかく原因の切り分け。というわけで、まずは各デバイスの挙動から確認する。

なんとも異常事態である。ただ、分かったのは2.4GhzのWi-Fiに接続したことのある端末に問題がある模様。また、iOSだからとかではない感じだ。ということは、デバイス側に問題はないようにも思える。

ただ、今回はChromecast導入後に起こった問題であるからして、ここに何か原因があるのは間違いない。そう思い、Chromecastをの電源を切った状態でいったん様子を見ることに。ルーターの再起動のタイミングで、いったんChromecastを我が家のネットワークから外した。ただし、この状態ですべてのデバイスが通常に動くことはすでに判明している。何をどうすればいいのか……。うーん、困った。

しかし、ここである閃きが。もしかして……電力不足?

最終的な原因が電力不足によるものと判明

ここで若干話を戻す。メルカリで購入したChromecastには、純正のUSB ACアダプタが同梱されていなかった。そのため、家に余っているUSB ACアダプタを使い回していた。ちなみに、この時使ったのはiPhone付属のもの。つまり、1Aのものだ。もうお分かりの方も多いだろう。そう、つまりは電力不足がすべての原因である。そして、Wi-Fiネットワークの調子が悪くなったのは、電力不足によって挙動がおかしくなったChromecastのせいだったのだ。

現在、家に余っていた別のUSB ACアダプタ(2.1Aのもの)に変えたおかげで、Chromecastは何ら問題なく運用できている。さらに、Wi-Fiも安定した状態だ。逆に言うと、たったひとつのデバイスが、ネットワークを破壊するということは往々にしてあるということを学んだように思う。ひとつ勉強になった。

というわけで、今回お伝えしたいメッセージはこちら。

  • Chromecastを使う場合は、2.1A以上のUSB ACアダプタを使おう
  • というか、純正を使おう
  • というか、鼻から新品買っておけばこんな面倒なかった
  • たかだか数千円ケチったせいでいろいろ大変になり結果損した
  • メルカリで商品買う時はこのあたり気をつけるべきだ
  • バイスにちょっと不調があったらさっさと解決すべきだ
  • 内藤哲也かっこいい

そういえば趣味でまとめたUZIネタが2日で1000PV超えて嬉しかったな。以上、仕事しなきゃいけないのに現実逃避したくて書いた、全然有用じゃないブログでした。

UZI氏逮捕に関してネットに上がっていた記事が鬼のようにダメだ

nekoze.hatenadiary.com

今、この記事をせかせか楽しく更新しているんだけど、他のサイトではどんなふうにまとめてるのかなー? と思って見てみたらとんでもない駄記事があったので、性格悪くツッコミを入れていこうと思う。

ダメ記事は、これだぁ!

mensholiday.tokyo

もうね、アホですよアホ。早速一個一個ダメ出しします。

ジブ氏に対するコメント

ジブさんの謝罪ツイートに対してこんなコメント。

番組の放送中止、内容変更を謝罪していますが、親交の深いUZI大麻で逮捕されたことには触れていません。

この時はまだニュースになっていないので、触れられなかったとも思われますが、フリースタイルダンジョンのオーガナイザーとして番組の中心メンバーが違法なことをしていたことに対する謝罪があるかもしれません。

 

いやいや、とっくのとうにニュースになってたがな。UZIの件でってハッキリ言ってるし、誰もが分かってるわ。時系列も確認してないのかよ。

ダボ氏に対するコメント

こういう意味深なツイートはしないタイプのDABOですが、「みんなが考えるきっかけに」というツイートをしています。

Zeebraほどの影響力のあるラッパーですので、UZIとも親交はあると思われます。

おい、ジブさんとダボ間違ってるぞ。校閲入れたか?

サ上氏に対するコメント

サ上に関してはUZIの逮捕は寝耳に水だったようです。

もともと陽気なツイートをするタイプのため、こんなに真剣なことをツイートするのは珍しいですね。

 

それでもUZIに対しては尊敬や敬愛を感じるツイートをしています。

本当にショックで、まさかUZIさんが大麻をしていたなんて・・・と思わせるような内容です。

ちゃんとツイート読んだか?「まさかUZIさんが……」なんてぜんぜん感じないぞ! というか、大麻やってたことなんて普通に知ってるわ。むしろ、リスナーも「多分やってんな」と思ってたわ。寝耳に水でなくて、「あー、やっちゃったなー」だわ。

ダース氏に対するコメント

東大を中退したインテリラッパーのダースレイダーUZIの逮捕の件でツイートしています。

有名ラッパーとほとんど交流のあるダースレイダーですが、「UZIさんを嫌いな人を一人も知らない」とツイート。

これは大麻をやっていたことよりも、何故逮捕されたのか・・・を考えているようなツイートですね。

だからツイート読んだか? なぜ逮捕されたのかなんて元東大が分からないわけねえだろがろい。大麻持ってたからだよ! 明白だよ! 600gだよ! それを踏まえた上で問題提起しようとしてんだよ!

エローン氏に対するコメント

フリースタイルダンジョンの審査員を務めるエローン。

番組内でUZIが連呼する「うぇいよー」という言葉をそれだけ引用しています。

これは、UZIに対する「やっちまったなぁ」というような気持ちにも聞こえますが、「逮捕されてもあなたがフリースタイルダンジョンや日本のラップブームに与えた影響は大きいですよ」という様な意味にも聞こえますね。

どちらにしろ、エローンなりのUZIに対するエールのような気がします。

エローンも以前からすると激ヤセしたので、いろいろと噂されていますが、大丈夫なことを祈ります!

「やっちまったなぁ」じゃねえよ! あと死んだ人みたいな扱いすんなよ! で、最後にさらっと疑惑投げかけてんじゃねえよ! お前に心配されたかねえんだよ!

崇勲氏に対するコメント

この日の東京の天気は雨。太陽が見えるはずはないのに、「まるで太陽が見えない」と表現しています。

「悪いことが起こってもいつかは晴れると分かっているはずなのに、一筋の光も差してくれない」という意味なのでしょう。

なんとかうまいこと言おうとして作文してるんじゃねえよ! 何にも知らないやつが(俺もそうだけど)勝手に推し量ってんじゃねえよ!

鎮座ドープネス氏に対するコメント

極めつけはこれだよ!

UZIに代わって進行役をしそうなタイプでもないし、フリースタイルダンジョンのためにもチャレンジャーか審査員で出てきてもらいたいですね。

この前すでにゲストライブで来てんだよ! 知らねえのお前だけだよ! あと!

このアカウント本人じゃねえよ! 釣られてんよ!

ニルニコ氏に対するコメント

>とんだとばっちりでしたね。

バカが! 単純に失礼だよ!

SIMON JAP氏に対するコメント

UZIくん、、、とそのあとの言葉を想像する限り「なんで違法薬物やってんだよ」とか、「なに捕まってんだよ」とかそんな感じでしょうか。

もしくは「他の奴の事は黙っておけよ・・・」とかですかね。

ここまで来ると悪意だよバカヤロー!

 

と言うわけで、この記事まじヒドいなという話でした。俺もさんざんイジってるけども、結構ちゃんと調べてやってんだよ。なんだよ働くオトコのWebマガジンって。働くオトコはこの話題あんまり興味ねえよ。バーローだよ。

ラッパーUZI氏逮捕に寄せて、フリースタイルダンジョン関連人物のツイートをだらだらとうぇいよー

UZI氏逮捕に関するHIPHOP界隈のみなさん(FSD縛り)のツイートをだらだらとまとめています。

2018年1月16日未明になるのかな? ラッパーのUZI氏が大麻所持の容疑で逮捕されたというニュースが走りました。Twitterトロールをしていたので、関連人物たちのツイートをぺたぺたします。

ZEEBRAザダディー

逃げずにちゃんと発信したの偉いなーと思いました。今後のことについても気になりますわ。

ちなみに、WREPではこんな発言。

www.youtube.com

違法アップロードよくない。

ラスボスな人

多分、般若氏

インスタやってないけど、こんな情報も。

普段SNSでネガティブな事は言いたくないし発信するつもりも無いけど 今の気持ちを素直に言うと最悪の気分だわ。

ここに来て般若氏激アツ

更新止めてたけどホットな話題が。般若氏が自身のブログで以下のようなdisを展開。これは胸アツ。

www.hannya.jp

ZEEBRA氏だけでなく、サイプレス上野氏、ダース氏に対しても言及。加えて雷家族G.K.MARYANにもメッセージ。

書き起こしだるいし長いけど書いときます。

おめえらが持てはやされたあの時代、挫折と失意のどん底だった。教えてやるよ、何でこうなった(か)。証言※1 してやるよ、俺はラッパー。俺ここにくるまで全部捨ててる。“歩み”も話もだから捨ててる。ひと言で言えねえ。だから震える。

おい、UZI。マジでダセえな。年上だけどお前しゃべえな。なんで昔からだらしがねえんだよ。なんで今、言わなきゃいけねぇんだ。ヤクブーツ※2 勝手にやれよ。やんならハナから番組辞めろ。気まずい奴は、テレビに出んな。周りの人に迷惑かけんな。

あんたが昔、この業界で一時あんま出なくなった時。這い上がってく姿、俺は見てぶっちゃけ胸がマジ熱くなった。そりゃあ俺だって 下手も打った。血も汗も涙も泥もすすった。狂ったように曲を作った この音楽が俺を救った。

許せねえんだよ、オメェもZEEBRAも。カッコばっかで、中身がねぇんだ。誰かが逮捕×2。またいちからやり直すのかジェンガ。別にディスりたくねえけどZEEBRA。こないだ話したな、俺と電話(で)。あんたが俺を選んだ。だからあんたについてくけど、やっぱ変だ。

あんたら世代の意識の無さ。せっかくここまで来たってのにさ。おい、(G.K.)MARYAN、ageha※3 に来んな。理由? 邪魔だ。十分だ。ダース、上野、死ぬまで群れろ。だったらUZI君のケツ持てよ。持てねえんだったら擁護すんな。半端な気持ちを譲渡すんな。

好きか嫌いかで俺はやってねえ 人柄なんてクソっくれえ ×2

20年もやってきてオメェら一体何やってんだよ? 文句あんだったらこっちこいよこの野郎。全員バチバチやってやっからよ。

※1 Lamp Eyeの曲。皆さんご存じのHIPHOPアンセム

※2 SHO氏の代表的ライン。ちなみに、SHO氏の大麻に関する見解はこちら

※3 フリースタイルダンジョンの撮影場所

熱いモンスターさんたち

サイプレス上野

モンスターの中で一番熱いのはサイプレス上野氏。

呂布カルマ

呂布氏も熱い感じ。

呂布氏はなぜかちょっとエッチな画像を一緒にツイートするので載せづらいぜ。

崇勲氏

何かしらの想いを感じますよね。

SIMON JAP氏

SIMON JAP氏は単純にかっこいい。

うぇいよーな人たち

ACE氏

エローン氏

ACE氏とエローン氏かぶる。果たしてうぇいよのあとに“ー”が必要なのか。それとも活用形があるのか。

ダースレイダー

ダース氏もうぇいよーには“ー”付き。

ダース氏のUZI氏に向けたラップ

2018年1月22日に放送されたAbemaTV「ニュースラップジャパン」でダース氏がUZI氏へ贈るラップを披露。

般若氏のも書き起こしたし、差別良くないので面倒だけど書き起こし。

UZIthe9mmにDARTHREIDERからから捧げるぜ NEWS RAP JAPAN代表 Check it out 関係ない身分 全てイーブン 聴け叔父貴のこの言い分 しくじったなUZIさん 富士山のふもとで低気圧 今まで積み上げてきたもんを蹴散らす 受けちまった警察の摘発 しかもこの日本で大麻所持? しかもこんな大事な時に“狙い撃ち”されちまったらもう利けねえよなデカい口 しかしまあ増えたよなネットでは急に 「ボクは日本のHIPHOPシーンの応援者」 ハァ?笑わせんな 「世間の誤解が心配」なんて言ってるアナタにまず聞きたい お前は好きなのかよHIPHOP お前は応援してるのかよHIPHOP それだったらば大丈夫 1人1人がHIPHOPの“開放軍” それだけに非常に残念だが 断言だけはさせてもらう 20年間いまだに1人もUZIが嫌いなヤツに会ったことないぜ みんな好き だってあのキャラのまんまのイケてるRapper “美髭公” 抜け出せよあの人生の迷路 寂しいけど最後に言わしてもらうよ うぇいよー!

COMA-CHI女史

確定。エローン氏に“ー”がないのは気分の沈みを表現してのことと予想される。

この辺は「日本と海外じゃ状況・条件ちゃいますがな」と言われそう。あくまで“一部の世界”ですしね。

チャレンジャーな人たち

MC松島氏

本件に関することかは不明だけど多分そう。

じょう氏

これも多分そう。

黄猿

多分そう。

NillNico氏

もはやUZI氏に対してどうとかではない。

9for氏

これはどう見てもイジってる。

掌幻氏

掌幻氏が行ってる宇多丸氏のコメントというのはこちら。

www.youtube.com

違法アップロードよくない。

なお、その後タマフルにて再度コメント。以下のサイトで書き起こしがあるので読んでみるといいよ。

miyearnzzlabo.com

Core-Boy氏

発言ではないですが、一応。

GASHIMA氏

なんと見逃してました。どうやら当日に出演する予定だった模様。

ダース氏の見解

ダースレイダー氏が持論を展開。大麻が、というよりもルールについての言及。

これに対し、フランケン氏、はしゃぐ。かわいい。

もっとも熱いフランケン氏

せっかく前回いいとこで終わったのにね……。残念だよね。

おびただしい量のツイート。出演者というよりももはや番組のファンである。かわいい、抱きしめたい。 ちなみに、この後も破竹の勢いで関連ツイートをポスト中。もう面倒くさいので詳しくは直接アカウントをチェック。

関係ないね、な人

ちこちゃんもかわいい、抱きたい。

リリー女史。多分かの件についてはまだ知らない時のツイートに違いないが、なんかちょっと笑っちゃったから貼ってしまう。

そうだよね、関係ないよね。

とりあえず、Twitterでは本件、ほとんど沈静化したみたなので更新は終了します。

ちなみに、個人的な意見(そんなんいらないだろうけど)としては、違法なんだからダメだし、じゃあなんで違法なんだっていうのはまた別の議論だよなーと感じました。 あと自分は大麻嫌いです。でも、HIPHOPの中で語られる草ネタは好きです。なんか、自分とは違う世界の出来事だと思って楽しんでます。

現場からは以上です。

入るのも出るのも無料のライブハウスを空想した話

Facebookに投稿したら見事にボロボロに言われたポストを敢えて晒す。多少編集入れてる。どうせ誰も見てないだろうという予想の下、めちゃくちゃに書いてあるので万が一燃えたらすぐに消そう。

実現したいことは以下。

  • ライブノルマ0円で出演できるライブハウス
  • チケット代無料で入場できるライブハウス

ただし、想定は都内でなく地方都市規模。東京はもう無理なのでスルーしてほしいです。

現状ある問題「ライブハウス、ノルマきついぜ」

多くの場合、ライブハウスでライブをするにはノルマが発生する。とくに駆け出しのバンドっていうのはお客さんをそんなに呼べないので、ライブハウス側が売り上げ確保するために結構よいお値段を要求する。で、それはもう仕方ないと思っているバンドマンが多い。

ノルマが発生すると、貧乏なミュージシャンはライブに出演できない。本当は毎日でも演奏したいはずなのに、それができなくなる。なもんで、チケットノルマがなくなればいいんじゃないかと考えた。

チケットノルマがないので、ミュージシャンは客を呼ばなくてもマイナスがでない(本当はマイナスなんだけど、その話はあとで)。お金がなくならないわけだから、ライブに出演することに対するリスクがなくなる。ライブを宣伝の場や経験の場と考えているタイミングなのであれば、とにかくいっぱいライブをしようと考えるはずだ。

これで、現状ある「ライブハウス、ノルマきついぜ」問題が解消する。合わせて、ライブハウスはバンドマンに対して強く迫れるようになる。ここも実はものすごい重要なポイントなので、次で説明する。

お前らみたいな下手くそ出してやらねーぜ by ライブハウス

知ってる人も少なくないとは思うが、ライブハウスの客とは「チケットを購入して足を運んでくれるお客さん」のことではない。直接的な支払いをしてくれるバンドである。お金の流れの構造を見てもそれは明らかだ。

<お金の流れ> お客さん→バンド→ライブハウス

つまり、ライブハウスはバンドから箱の使用料を支払ってもらって売り上げを立てている。もちろん、ドリンク代とかはお客さんから直接もらっているので、その点では客なわけだけれども、1日の大部分はチケット代となるわけで、上記の構造は間違っていないはず。

では、ライブハウスがバンドからノルマ徴収をやめたとしたらどうなるか? 構図は以下のように変わる

<お金の流れ> お客さん→ライブハウス→バンド

上記のように、ライブハウスはお客さんから直接代金をもらう。そして、その売り上げに応じてバンドに配分を行う。こうなると、バンドにとってライブハウスは発注者になるわけだから、そのリクエストに答えるパフォーマンスをしなくてはいけなくなる。つまり、「下手くそだからまだうちの箱には出せないな」というのが通じるようになる。

ちなみに、昔はこういう構造が当たり前だったのかな? とも思っている。ライブハウスがイベントをブッキングし、それに魅力を感じた客が集まるという構図。非常に正しいよね。規模は違うけど、RSRとかまさにそう。別に大好きなアーティストがいるからとかではなく、ちょっと見たいアーティストがいっぱい集まっていて、お得に見られるという点に価値がある。

お客さんがライブハウスに来ないのはお金がかかるから

前項のとおり、そもそもバンドにとってライブハウスはクライアントであるべきだ。しかし、現在のようにノルマ制が導入されているのはなぜだろう? これはもう、まず間違いなくライブハウスに客が来なくなったからだ。

だって、バンドがライブをやってお客さんがたくさん来れば、ライブハウスは普通に儲かる。チケット2000円で平日30人、金土日祝60人の集客があれば万々歳なのでは? とか思ってしまう。加えてドリンク代もあるしね。しかし、当然ながら毎日30人以上の客を集めるのは困難。だって、そこまでの集客力がバンドにないんだもん。

では、なぜライブハウスにはお客さんが来なくなったのだろう?

  • そもそもライブに魅力がない? 一理あるけどこれはあくまで一要因だと思う。だって、今や地下アイドルのライブにはたくさんの人が集まることも少なくないし、人気バンドはしっかり毎回客を呼んでいる。音楽興行自体は、まだまだそこまで見捨てたものではないというのが所感だ。

  • ライブハウス自体に魅力がない? これは間違いなく要因のひとつだと思う。第一に、ほとんどのライブハウスはだいたい汚いし、スタッフさんの愛想も正直いいとは言えない。加えて、飲み物は美味しくないし立ち飲みになるから長居もしたくない。環境的にもサービス的にも、正直満足できるものがないというのが現状だと思う。とは言え、キレイでサービスの良いライブハウスなら人が勝手に来るわけではない。

その他にも、お客さんがライブハウスに行かない理由というのはたくさんあると思うが、すべてを改善できても人は来ない気がする。なぜなら、ライブビジネスというのはエンタメ事業に分類されるからだ。アニメやゲーム、スポーツ観戦、映画などにインディーズのライブが勝てるのか? 答えはNO。無理に決まっている。つまり、エンタメ領域のみで戦っているうちは衰退の一途を辿るのが既定路線なわけだ。

ではどうするか? 当然、別の手法で客を集めるしかないというのが自分の考えである。そこでもっとも鍵になるのが、「開けたライブハウス」ーーつまり、チケットの無料化だ。

チケットが無料になればライブハウスが儲かる?

単純に、チケットが無料のライブハウスという時点で入場のハードルはめちゃくちゃ下がる。宣伝次第ではあるが、気軽にライブハウスへ足を運ぶ人が増えるのではないだろうか? もちろん、そこからリピーターを増やさなくてはいけないので、内装だったり飲食メニューってのはかなりこだわらなくてはならない。はっきり言って、音響よりも力を入れなくてはならないと思う。つまりは、ライブハウスの体を取った飲食店というわけだ。

ライブバーとかはこれに近いビジネスだ。ただし、チャージ料が高いし出演するミュージシャンへギャラを払わなくてはならない。そのため、ライブバー側の取り分が減る。しかも出演ミュージシャンが変わらないので、月に1〜2回行けば飽きてしまう。ついでに、酒と一元様お断りの雰囲気が強すぎる。やり方次第なんだけど、とりあえずこれではうまくいかないような気がする。

話を戻す。ライブハウスにおけるチケットレスが実現すると、バンド目当て以外のお客さんが増える。ここ、太字にしたい。出演バンドを見に来たお客さんではなく、ライブハウスでの時間・体験を目的としたお客さんが増えるのだ。これはつまり、最高のプロモーションの場になり得るということ。「とりあえず入ったライブハウスでいいバンド見つけた!」って、そうとう価値あるんじゃないかな?

当然、プロのバンドも使いたくなるだろう。音源リリースのタイミングなどで、「音楽好きな人が集まるライブハウス」に行き、アコースティックライブなどを行う。ようは、タワレコHMVでのインストアと同じだ。で、名のあるアーティストがそういうライブをしたらどうなるか? 人がもっと集まる。そこでインディーズミュージシャンがライブをしたらどうなる? もう、正の連鎖が止まらないわけだ。

チケット無料化によるインディーズミュージシャンの収益は?

ほとんどの人は上記の話を聞いた時、ライブハウス側の売り上げを気にするだろう。大丈夫、それは後で何とでもなると踏んでいる。それより気になるのが、ミュージシャンへのバックだ。これまでノルマを払ってライブをしていたミュージシャンからすれば、ノルマによるマイナスがなくなるだけでも大きなメリットだと考えるだろう。ただし注意しなくてはならないのは、人気になってたくさんのお客さんを呼べたとしても、ギャラはもらえないという点である。はっきり言って、お金がもらえないのであればライブなんてする意味まるでない。それこそ自己満足だ。

ではどのようにお金を集めるかというと、これはもう物販が大正義である。CDやグッズ、チェキなどなんでもいい。売れるものを売るのだ。これまでライブチケットに2000円払っていた人は、そこにお金を落としてくれる。これは間違いない。ついでに言うと、アーティスト本人によるグッズの手売りは非常に売れやすい。その理由は、物販には物の価値だけでなく、アーティストとの交流も含まれているからだ。加えて、その時の体験を残しておきたいという心理も働く。ついでに言うと、ライブ会場限定盤は必須。いつでもどこでも買えるものに価値はない。そこでしか買えないからこそ、人はお金を出す。なんなら、もうすでにCDの流通やiTunesでの配信で儲けられないことはわかりきっているので、そんなものは一切なしにしてYouTubeに代表曲のフルバージョンを上げる(ミュージックビデオであることが必須)。で、他の曲も聴きたいのなら会場でCDを買ってね、というのがこれかーーというか今すでにスタンダードだ。

加えて、ライブハウスはミュージシャンのCDの委託販売を絶対に受け入れよう。販売手数料をどれだけ取るかは計算してみないとわからないけど、人をライブハウスに呼べる要素になるなら間違いなくやるべき。というか、ライブハウスがレーベルを作って、3曲入りのCDをレコーディングまで面倒みてあげて(無料でRECしてやんな)、それを独占販売できる座組みを作ろう。そしたらもうこれは最強の武器になるはず。

というわけで、話をまとめると、まずはYouTubeで人を集めて(ただこれは、アップしただけではだめ。後でアイデアを語る)、次にライブを見せて、物販を買ってもらう。加えて、ライブハウスでまた別のCDを委託販売してもらう。この仕組みが整えば、当面のスタジオ代くらいは何とかなるんじゃないかなー?

たとえば月に2回ライブをするとしよう。1回のライブで、1500円のCDが4枚、500円の缶バッジが6セット売れたとすると9000円。これを2回だから18000円/月。加えて、委託販売のCD(売り上げ300円)が1ヶ月で4枚売れれば19200円の収入になる。バンドが一回に使うスタジオ代が5000円〜7000円だとして、月に2〜3回くらいは入れる計算になる。これでとりあえずは、自分 腹をあまり痛めずに活動が維持できるはず。

ライブハウスの収益化アイデア

さて、出演するミュージシャンにとってのリスクはだいぶクリアできてきたと思うけど、今度はライブハウス側の収益についても考えなくてはならない。結論から言うと、人さえ集まれば正直どうにでもなるというのが本質だと思う。ちゃんと試算してないから穴だらけのような気がするけど、だいたい札幌のライブハウスって月270万くらい売り上げてればなんとかなるのかなー? って思ってる。甘いかな?甘いかも。場所代が50万円で、人件費が190万円。その他経費で30万って感じなのかと思うんだけど、違うか?

で、この売り上げを作るために何をするのかってことなんだけど、平均1日9 万円の売り上げが欲しいのよね。30日営業でお客さんが平均で毎日50人来るとしたら、客単価は1800円になるわけだ。なかなかハードル高い。ドリンク4杯も飲む客なんてそうそういないよね。

なので、ミュージシャンには絶対に箱で打ち上げもやってもらわないと……。あれあれ、こうなると思ってたライブハウスから遠ざかっていく。打ち上げ事態は構わないんだけど、やっぱりミュージシャンから搾取する方向性に進んでしまう。これはなんとか避けたいよなー。

ということで、たとえばこんなアイデアはどうでしょう? ライブハウス側が、独自の物販を開発するというの。

権利関係がちょっと面倒になるんでスタッフの負担は増えるんだけど、たとえばその日のライブを録音したデータを即日販売できる仕組みを整える。そこまで音質にはこだわなくていいので、出演バンド単位でトラックを分けて、ダウンロード販売するという仕組み。これ、結構喜ばれると思うんだよね。もちろん、アーティストと取り分を決めて、1500円で販売なら店側は1000円、アーティスト500円みたいな。すると、20人が買ってくれたらその日の売り上げ2万円でしょ? 残り7万円を他のサービス(ドリンクやらフードやら)でまかなえばいいのかなと。

まあ、上記は実現できるかどうか曖昧なのでなんとも言えないところではあるんだけど、可能性としてはいいよね。ちなみに「毎日平均50人なんて来ないよ」という意見がもっともたるところだと思うんだけど、それはほんとは可能だと思ってる。この後書きますわ。

あとはそうね、ライブハウスでもちゃんとギターとかベースとかキーボードとかのレンタルはじめたらいいんじゃない? おれの場合、正直ギター持ち歩きたくないんだよね。ライブハウスに1000円払えば借りられるってんなら、ぜったいそうしたい。チューナーとかもなんなら借りたい。あと弦も売って欲しいし。エレキとかだったら、BOSSのオーバードライブとかディストーションとかの定番エフェクターも貸しちゃえば? ノルマ払わなくていい分、お金には多少余裕あるから、結構借りると思うよ? 東京だったら平気でアンプ使うときお金取るんだし、いいんじゃない。ちなみに、この仕組みはミュージシャンからの搾取です。でも、便利さを提供しているんだから別にいいと思う。

人が集まればライブハウスは十分儲かる

というわけで、あとはどうやって人を集めるのかということ。これはもう間違いなく、コミュニティに形成にかかっている。 人が集まる場所の提供をすれば、毎日平均50人なんてのは全然余裕だと思うんだよね。

まず、ライブを目当てに来る人が30人いたとする。すると、毎日5〜6バンドがライブをしていればOK(ただし、出演バンドの質も重要になるので、これも後述)。次に、飲食目当ての客を10人確保する。これを実現するには、ザ・ライブハウス!っていう雰囲気をなくさなくちゃいけない。きちんとお酒が飲めるバーですよってアピールをして、入場のハードルを下げる必要がある。ただこの辺は、入場料無料化でクリアできるのかなと。

そして一番のポイントが、前述のとおりコミュニティの形成だ。インディーズバンド好きが、ライブ目的以外でも立ち寄れて、そこに行けばいろいろな情報がもらえる。そんな場所になっている必要がある。プラスの要素として、ミュージシャン自信が日常的に訪れるようなお店だとなお良い。「とりあえずあのライブハウスに行けば、誰かしら仲間がいる」「ミュージシャンが集まってるバーがある」っていう環境づくりはめちゃくちゃ大事だと思う。

この環境を作り出すには、ライブハウスがお客さんにとってもミュージシャンにとってもメリットを提示しなくてはならない。じゃあそれってなんだというと、ひとつのアイデアとしてWebサイトの開設があるんじゃないかなと思う。

たとえばだけど、ライブハウスのホームページにアカウント制を導入して、そこでライブの感想が書かれているようなものを作る。ようは、ライブイベントの口コミサイトっていうのかな? お客さんが直接書き込めるようにしてもいいし、ライブ終了後にアンケートを書いてもらって、それをスタッフがアップするのでもいい。さすがにそれは面倒かな? いや、それくらいするべきだ。☆もつけてもらってね、どのバンドが人気なのかを見える化してしまう。ちなみに、この口コミはライブ会場に直接足を運んだ人しかできないようにする。

すると、「どうやらこのバンドが最近すごいらしい」みたいなのがすごくわかりやすくなる。ライブハウスのブッキングの趣味趣向じゃなくて、ユーザー目線の評価が降るわけだ。おお怖い。当然ファンは、そのバンドを応援するためにライブへと足を運ぶようになるよね? ほらほら、集客かなり期待できるんじゃない? 今まで一回のライブに2000円払って、さらにドリンク代500円徴収されていたお客さんは、同じコストで2〜3回ライブが観れるようになるんだし、悪い話じゃないでしょ? しかも、自分の応援がきちんと届く。ライブ参戦のモチベーションが全然違うじゃない。別にいらないCD何十枚も買わなくていいしね。

あとはそのうち事情通みたいなユーザーさんも登場したりしてね。あらあら恐ろしい。「○○さんがあのバンド切ったらしぞ」みたいになったら、コミュニティの盛り上がりはより一層だ。なので、ライブハウスはスターになるバンドと、有名になるお客さんの2要素を作り出し、そしてそれをコントロールすると良い。言うは易しですけどね。そうなりゃ最高だっぜ。

あと、ホームページには広告も貼ろうね。PVがあれば結構な売り上げになるはずだから、そうなるとスタッフの給料も上げられてハッピー。

イベントの質を高めることだけは忘れない

お客さんが集まるライブハウスが作るためには、前項のような仕組みづくりが大切。加えて、絶対に忘れては行けないのがイベントの質だ。

ライブノルマがなくなると、まず間違いなく客の少ないバンドからの擦り寄りが増える。「自分ら暇なんで、いくらでもライブ出ますよー」なんて感じで。普通のライブハウスのブッキング担当にしてみれば、こんなに使い勝手のいいバンドはいない。もちろん、それぞれにプライドを持ってブッキングをしているとは思うけど、売り上げのために仕方なくバンドを誘っていることも本音ではあるのではないだろうか? いや、絶対にあるね! 間違いなく!

でも、そういうのは絶対にイベントの質を落とすのでやっちゃダメだろうなと考える。お客さんとしては、行ったライブでいいパフォーマンスするバンドがたくさん出ているほうが幸せなはず。最初のほうで書いたとおり、ライブハウスの商売相手をお客さんとするのであれば、微妙なバンドが出演しているライブハウスになってはいけない。話まとまんねー。ようは、一定基準以上のクオリティがあるバンドしかライブさせちゃいけない、そういう仕組みを作りたいわけだ。

なので、ここは先人に習ってオーディションを開催するのがいいと思う。出演権利をかけたライブを、平日の昼間に行うのだ。で、この時のポイントっていうのは、ブッカーが全部を判断しないってこと。できるだけお客さんの判断に任せるのがいいと思う。

「それじゃあ、友達が多いバンドが有利になるじゃないか!」っていう批判は承知のうえ。つうか、そこになんの問題があるのだろうとも言える。友人がたくさんいるっていうのは、その人物にそれだけの魅力があるというのとイコール。つまり、それだけ魅力的な音楽ができる伸び代があるってこと。おれだってこんなこと言いたくないけど、やっぱりある程度人気になるミュージシャンは人柄がよかったり、はちゃめちゃな魅力を持ってたりするよ。それって、ブッカーが評価できるところじゃないじゃない? 往々にして、音楽好きな人は耳が肥えているわけだから、ついつい自分の趣味趣向で善し悪しを判断したがる。でもそれじゃあ、人は呼べない。

もちろん、友達がいっぱいいるけど、あまりに演奏が下手だったり、あまりにクセが強かったりといった点はブッカーがストップをかけて、アドバイスを送るべき。「もうちょっとだけ上手になったら、夜のライブに呼ぶね」みたいな。親身に相談に乗ってあげられるようなブッカーだと、そのバンドを育てるのにも貢献するだろうし、結果的に地元のシーンのVIPになるんじゃないかな?

バンドを応援する仕組みづくり

さて、そろそろ書くの飽きてきた。だいたいのことは書いたので分かると思うけど、とにかくもうお客さんがバンドを応援するってのが根本にあるわけで、その整備にライブハウスは注力すべきと、そういうことだと思う。お客さんとバンドのマッチングの場になるよう仕掛けていけば、自然に集客はできるんじゃないかなと。バンドも人気を得やすくなるんじゃないかと。とにかくお客さんが日常的にライブハウスへ足を運ぶ習慣を作ってもらって、バンド活動を自分事化できればいいわけだ。アサヤン形式だ。

だから究極、リハとかも解放すればいいんじゃないのかなー? ほら、一生懸命努力している姿とかって胸を打つでしょ? ついでに、舞台の裏側を見られるのって楽しいじゃない? そういうの、もっと見せていけば、より応援してもらえる環境って整うんじゃないかな?

でも、ここで出てくるのがミュージシャン神格化問題。とにかくだね、「昔のミュージシャンは手の届かない存在だったから憧れた」「お客さんに媚びへつらうようなアーティストになりたくない」っていう声を結構聞くわけ。自分自身もその節はあったなー。あるあるです。でもこれ、もう崩壊しているんだよね。

原因はSNSかな、やっぱり。ツイッターとかインスタとかって、今必須じゃない? プロモーションに。でも、そのせいで人となりが見えちゃってね、神じゃなくなっちゃうわけですよ。もちろん、上手に使いこなしている人なら別なんだけど。

なので、とくに駆け出しのミュージシャンはそういう神化は諦めなさいと。とにかく愛想振りまいて、応援してもらえるように努力しましょうと。じゃなきゃ、ここまでネットにクオリティ高い音楽が溢れている世の中において、音楽の良さだけでファンになってもらうのは無理だよ。そもそもライブハウスの音響って、音がでかいだけで質はよくないからね。イヤホンで聞いた方が曲の良さ伝わるわけだ。だからもう、音楽の良さだけで勝負はできないんだよ。

というわけで、ノルマなし・入場無料のライブハウスというのは、基本的にお客さんとコミュニケーションが取れるバンドでなくちゃ参加できない。無愛想でライブ終わったらすぐ帰るようなミュージシャンは、よほど音楽が良くて多くのファンを獲得していない限りNGになる。きびしー、こえー、おれそんなライブハウス出たくねー。

なので、人付き合いが苦手なミュージシャンはネットで活躍しようね。ライブなんてしなくていいんだよ。ネットのほうがよっぽどたくさんの人に聞いてもらえるからね。ただ、収益化はかなり難しいので注意しようね。

もう完璧に飽きた

飽きすぎて吐きそう。まだまだアイデアはあるんだけど、もう疲れちゃった。とにかくですね、ライブハウスがチケット制をなくし、ノルマ制をなくすっていう方針をとって、お客さんとバンドが集まれば一人勝ちになると思うんだよな、こと札幌のみに関して言えば。人が集まってればマネタイズの方法っていくらでもあると思うんだよ。

まとめると、まずは誰もが立ち寄れるライブハウス、というよりも飲食店を作る。その上で、その界隈だけで盛り上がるコミュニティを形成する。いったん人が集まれば、あとはそれをどんどこドライブできるように仕掛けをしていく。で、最終的には人気アーティストを輩出してきた箱っていうブランド力つけて、「あそこに出られれば人気者になれる!」「あのライブハウス行っておけば地元インディーズシーンのだいたいはわかる」みたいなるといいですね。

あー、一万文字目標だったけど無理だわ。終わり。