映画:perfect days(役所広司主演)を見た感想(ネタバレ)
うーん。この内容だと、2時間は正直長すぎるかな。
30分が限度かも。
映画の内容は、トイレ清掃員の役所広司の日々のルーティンワークを延々と見せられる。
毎日のルーティンワークに多少の差異はあるけれど、9割はルーティン。
- 朝起きて
- 歯を磨いて
- 髭剃って
- 缶コーヒー買って
- トイレ清掃して
- 昼飯食べて
- トイレ清掃して
- 家に帰って、銭湯に行って
- お酒を飲んで
- 本を読んで寝る
これを1週間程度繰り返す日常を、延々と映画館で2時間見せられる。
正直、役所広司じゃなければ成立しない映画で、役所広司がだからこそ、何とか2時間歯を食いしばって何とか席を立たずに、睡魔と闘いながら我慢できる内容だと思う。
もし、別の役者が演じていたら、二日目の同じルーティンが始まった時点で席を立っていたと思う。
正直、つまらない内容の映画だった。
この監督が伝えたい内容としては、「perfect days」の題名からも分かるように、日常には、些細な喜びにあふれている。つまり、何の変哲もない日常自体が皆気が付かないだけで、既にperfectなんだよと言いたいのではないかと推察する。
だた、そんなことは言われなくても百も承知している。
変わらぬ日常を送れること自体が奇跡であり、素晴らしい奇跡に囲まれて生活しているという事は、皆百も承知していて、それを、長々と表現されても、辛い。
「1+1=2なんだよ」という事を、2時間かけて長々見せられても退屈極まりない。
何度も言うが、この映画は無駄に長すぎる。20分から30分であれば良い映画だったと思う。
イスラエルとパレスチナ問題の構図
パレスチナさんが住んでいる土地に、
イスラエルさんがやって来て、急にここは俺の土地だって言い始めたんだよね。
当然パレスチナさんは怒るじゃない。
パレスチナさん:
「何を勝手な事言ってるんだ。早く出てってくれ」
そりゃそうだよね。
イスラエルさん:
「知るかそんな事。はるか昔古の時代、ここの土地は俺の物だったという言い伝えがあるから、俺の土地なんだ。」
もうさ、この時点で相当やばい奴じゃない。
自分の家の空き地に、こんな変な奴が来てさ、こんなこと言いだしたら、通報案件でしょ。
けどさ、パレスチナさんは通報先が無いから、自分で抗議したんだよね。
馬鹿な事言ってないで出ていってくれってさ。
最初は口だったけど、それでも動かないから、イスラエルさんを押したりしてさ、頼むから出て行ってくれってさ。
そしたら、イスラエルさんは「暴力だ!!」って言って、パレスチナさんの土地の敷地を越えて壁を作り出したんだよね。
パレスチナさん:「え??、なんで俺の家に勝手に壁作ってんの???」
結果、パレスチナさんは狭い土地に押しやられてさ、しかも壁の中に閉じ込められちゃったんだよね。
そりゃ怒るでしょ。
普通。
誰でも怒るよ。
これがパレスチナ問題のこれまでの経緯なんだけどさ、
どっちがテロリストなのかと言ったら、明らかだよね。
イスラエル問題
イスラエルやり過ぎだね。
イスラエルはもともとは略奪国家じゃない。
パレスチナに勝手に入植して、そんで勝手に建国を宣言したでしょ。
今も勝手に国境線を超えて壁を作ったり、入植を進めたり、やってることは無茶苦茶じゃない。
ユダヤ人に対する第二次世界大戦での迫害があったから、こんな勝手が許されていた感はあったけどさ、
今やっていることは、ジェノサイドで、到底正当化されるものじゃない。
やっていることは、テロよりもっとひどいジェノサイドだから、
今回はハマスが最初に仕掛けたかもしれないけど、だからと言って、一般人を大量虐殺して、民族浄化しても良いという理屈は到底成り立たないよ。
一般人を、何も罪もない子供までを無差別に殺す国って、国として認めて良いのかな?
そもそもの生い立ちを踏まえると、もはや国ではなくただの迷惑なテロ集団じゃない。
国として対応するのであれば、ジェノサイドじゃなく、国外にいるハマス指導者の身柄確保を行い、適切に裁判を行うべきじゃないかな。
いきなり、戦争だとて言って、抗う力を持たない本当に小さな自治区を、一般人を巻き込んで無差別に大量兵器で一方的に蜂の巣にするというのは、どう考えても常識ある国としてする事では無いと思う。
世代交代を感じる時
若い子は元気があって良いよね。
自分は、仕事上トップを走っている、もしくは走れる能力は持っていると自負してるんだけどさ。自称ね。(笑)
いろんな案件をやって、いろんな業務領域を経験して、いろんなシステムを作って、
いろんな言語を取得して、いろんな知識を獲得して...etc
けどさ、今の若い子って元気とパワーがあるよね。
おじさんは眩しいよ。
キラキラ光っててさ、何か青春というか、突っ走る元気というか、俺にはもうない生命力を感じるよ。
そして世の中の流れは速くて、特にITの世界は最近統計やAIにもシフトして来たり、数理最適化もあったり、今までのITはシステムが作れれば良かったけど、今は学問的な知識が必要となってきててさ。
自分も、10年くらい前から、物作りから統計にシフトしてきているけど、正直分からない事ばっかりでさ、日々勉強だよ。
昔はアルゴリズムが考えられれば良かったのに、今は分厚い本の数式を眺めながら、四苦八苦しているよ。
けど立場上分からないとは言えないからさ、自分なりの見解と見識を組み立てて、どうにかこうにかやってるよ。
何かこの業界も変わったね。
例えば、夕方に画面仕様が届けられて、納期が次の日の朝とか言われてさ、徹夜で朝まで何とか画面作ったりしていたけど、
今は、少し学者さん的な立ち位置になってきているんだよね。
AIやDXが騒がれだしてからかな。
2極化しているよね。
昔のIT土方とさ。
俺の今の体力だと、昔のようには働けないから、頭使うしかないんだけどね。(´;ω;`)
どの業界も大変だと思うけどさ、
俺も、まぁまぁ、常に大変な所にいるんじゃないかなって、
若い子も日々台頭するしさ、そうじゃなきゃ社会は駄目になるから良い事なんだけどさ、
おじさんは、もろもろ大変だよ。日々勉強で精一杯だよ。。
超高齢化社会、日本どうする?
年とるじゃない。人って。
必ず。
今の日本って安心して年取れないよね。
だってさ、老人ホームなんて何処も一杯でさ、これから団塊の世代が老人になる事を感がると、今の仕組みじゃもう無理でしょ。介護なんて。
介護が回んないんであれば、被介護者を減らすしかないよね。
つまり、要介護者であったとしても、自分の事で、出来る事は自分で出来るようにする。
仮に今できないのであれば、訓練して今後出来るようにする。
そして、必要最低限のケアだけお願いする。
もうこれしかないんだよね。実際問題。
そして次に考えないといけないのが、死の問題。
「老い」と「病気」の境界線はどこなんだろうね?
何処までが自然な「老い」で、何処からが「病気」なのか?
何処までを「老い」として受け入れるべきで、何処までを「病気」として治すべきなのか?
線引きはすごく難しいけど、人は必ず老いて死んで行く。
この自然な流れに何処まで人は逆らうべきなのだろうか?
この境界をある程度線引きした上で、介護を考えないと
雨を止めようとしたり、台風を止めようとするのと同じで、無理な事に挑もうとしたらいくらリソースがあっても無駄で、全てが無駄に終わってしまうよ。
だから、自然な「老い」を前提としたうえで介護制度を考えて行かないといけない。
後、最低限、介護する人は、公務員にする必要があるよね。
介護する人が安心して、ストレスなく働ける環境が無いと、介護なんてできないでしょ。
まだ資本主義で消耗しているの?
昔、「まだ東京でしてるの」って言うワードが流行ったけど、
資本主義もそうだよね。
もういいんじゃない。資本主義。疲れたでしょ。
資本主義がやっている構図は、昔と今もあまり変わらず、
結果は昔よりもっと酷く、国民全員が奴隷に近い状況になってるよね。
終わりのない労働。先の見えない労働。
定年60歳だったのが、今や65歳、そのうち70歳、80歳になるんじゃない。
国に税金を絞られる為に生きてるようなもんじゃない。
今話題の増税メガネ、増税クソメガネとか、いろいろとレパートリーは多いけど、
「新しい資本主義」という言葉には最初少し期待したんだよね。
例えば、働き口を失ったら、窮地に陥る社会じゃなくて、
自分で食べる分は畑で作って、余剰時間を使って貨幣を得る為に労働する。
そういう働き方であれば、例え働き口を失っても食べてはいけるじゃない。
そんなにダメージないじゃない。
今は、貨幣を得る事に全振りでしょ。タダの紙切れなのに。
紙切れが無ければ、生きていけない糞見たいな社会になってるじゃない。
人間が本当に必要なのは、衣食住で、紙切れじゃない。
だから、紙切れに労働を全振りするんじゃなくて、人間が本当に必要なものに労働力を割いた後に、余剰分で紙切れを稼ぐ社会にしないと、わけわかんなくなるよ。
ただ、今の日本は、外貨を稼がないと食べていけない。
食料自給率が低いからね。外貨を稼いで輸入しないと賄えない。
だから、国全体としても紙切れを多く得ないといけない。
だったらさ、食料自給率を上げればいいじゃない。そこに投資すればいいじゃない。
くだらないことに税金使ってないでさ。
そんでさワクチンなんてとっとと止めればいいのに。
百害あって一利なしだよ。ワクチンなんて。統計的に見れば、最初言っていた感染予防効果95%だっけ?あんなの嘘っぱちでさ、データが正しければ、ワクチン何か打たなくても99%の人は感染しないんだよね。
だからやっている事がちゃんちゃら可笑しくて、今のメディアも政府もバカしかいないのかな?
まぁいないから、こんな状況になっていると思うんだけど。
少し話がそれたけどさ、
紙切れは余剰分の労働で稼ぐ。そして人間が本来必要なものに労働力の多くを割く
これが「新しい資本主義」なんじゃないの。
プログラミングと統計学
元々SEで、プログラムを朝から晩まで書いていて、
spring、JavaEE、Strutsいろんなフレームワークやライブラリを使ってシステムを構築して、今は統計を使った仕事をしてる。
一見畑違いのように思えるかもしれないけど、似てるんだよね。
統計は、
- 検定
- 分散分析
- 回帰分析(重回帰、ラッソ、リッジ)
- 主成分分析
- 因子分析
- ...etc
いろいろな、データの分析方法がある。
これって、システム開発に置き換えると、フレームワークやライブラリと変わらないんだよね。
どいういうシーンで、何が出来るのか分かれば、統計学の背後にある小難しい公式や論理展開を理解しなくてもデータ分析は出来る。
だから、あまりプログラミングと変わらない。
もしかしたら世の中全般がそうなのかもしれないけど。
だからさ、畑違いではないんだよね。エンジニアが統計するのって。
それでさ、プログラムでも良くわかんないエラーが出たときは、使っているフレームワークやライブラリの中身を調べる事があるけど、
統計も同じで、想定外の結果が出た場合には、対象の分析方法がどういう理屈でどういう論理展開なのかを調べる。
本当に変わらなんだよね。
ただ、統計の参考書は、プログラムの参考書と比べるとイマイチかな。
利用シーンと、使い方と、背後にある論理展開の外観だけあれば、まずは十分なんだけど、そういった本て中々ないよね。