あなたはすぐにそれを成し遂げる

少々憂うべき事態になりました。

実は今回、人として生きるなら絶対するべき1つのことと題し、debian のインストールについての記事を投稿しようとしていたのですが、スクリーンショットのファイルをリネームしながらWEBWEBしていたときに、こんな記事が目に飛び込んできたのです。

 

 

よく読む気は無いので詳細はわかりませんが、これはあれでしょうか、ページ内の画像も、多いと検索順位が落ちていく感じなのでしょうか。

 

debian はもっとも素晴らしい Linux ディストリビューションのひとつですが、google でそのインストーラを取得してから、VirtualBoxdebianssh するまでの軌跡を撮りためたスクリーンショットファイルが、私の書類フォルダに120あります。

これらを全てアップロードし記事を書くことは、時代の流れに逆らうことになるのかもしれません。

 

私にできることをしましょう。

debian のインストール方法を google で検索する時に、「minimal」という言葉を検索語に加えてみてください。

ITに関心の無い日本人には馴染みの無い言葉かもしれませんが、最小の、あるいは最小構成の、というような意味でよく使われる言葉です。

 

あなたが私のブログを見て Mac Book Air を使い、システムエンジニアを目指し、WEBプログラミングを学び始めているのならば、すぐに debian のインストールを成し遂げることでしょう。

私は今、あなたを心からこう呼びます。

 

debian ユーザ と。

 

WEBプログラマーを目指したら最初にするべき1つのこと

あなたの Mac Book AirVirtualBox はインストールされていますか?

 

VirtualBox は、あなたの Mac Book Airdebian を動かすためのアプリケーションです。 

もし、あなたの Mac Book AirVirtualBox がインストールされていないのなら、あなたはあなたの Mac Book AirVirtualBox をインストールしなければいけません。

なぜならば、あなたはWEBプログラマーを目指すのですから。

 

google の検索窓に「virtualbox d」と入力してみてください。

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サジェストされたリストの中に、「virtualbox ダウンロード」と「virtualbox download」とがあることがわかるでしょうか?

 

あなたがWEBプログラマーを目指すのであれば、英単語の download の方を選択するべきなのですが、ここは試しに「virtualbox ダウンロード」を選択してみましょう。

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広告のリンクは現れませんでした。

google は、検索語に「ダウンロード」を含ませて検索する利用者が、広告に目を奪われないことを知っているのです。

WEBプログラマーを目指したばかりのあなたは、検索結果の2番目に挙がった「【初心者でもわかる】VirtualBoxのインストール方法を詳しく!」の文言に目を奪われるかもしれません。

ですが、必ず、検索結果の上位に挙がったページから確認するようにしてください。

もちろん、どのような検索語に対してどのようなページが検索結果の上位に挙がってくるのかを体験しながら学ぶためです。

 

VirtualBox ダウンロード - Oracle」をタップしましょう。

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最新版はUSサイト、つまり英語サイトからダウンロードするようお願いされました。

このように、ソフトウェアの最新情報が英語サイト先行で提供されることは少なくありません。

それでもこうやって最新版へのリンクをたどっていけば最新情報にたどりつくと思うかもしれませんが、それは間違いです。

 

「こちら(USサイト)」をタップしてみましょう。

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Oracle VM VirtualBox Base Packages - 5.2.12」がバージョン番号も含んでいてそれっぽいです。

タップしましょう。

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先ほどのリンクは、実は別ページへのリンクではなく、ページ内へのリンクだと気付かされます。

そこにある Platform が「Mac OS X(64bit)」 となっているところの「dmg image」のリンクが目的のインストーラファイルへのリンクです。

このように、結局は英語サイトからダウンロードさせられることは少なくないのです。

ここではインストーラはダウンロードせず、「virtualbox download」で検索してみましょう。

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virtualbox ダウンロード」で検索したときに1番目にヒットしていた「VirtualBox ダウンロード - Oracle」も2番目にヒットしています。

chrome の言語設定が日本語に設定されていれば、このように日本語のページも普通にヒットします。

単語がうろ覚えでも 最初の1文字さえわかれば、あとは google がなんとかしてくれます。

 

それでは最初の1文字さえわからない場合はどうなのでしょうか?

google の検索語に「virtualbox townlord」と入力してみてください。

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そうです。

あなたはもっと google を頼って良いのです。

 

では「virtualbox download」で検索し、1番目にヒットする「Downloads - Oracle VM VirtualBox」をタップしましょう。

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VirtualBox 5.2.14 platform packages のところにある「OS X hosts」のリンクが目的のインストーラファイルです。

少ないリンクでここまでたどりついたのと同時に、バージョン番号も 5.2.14 になっています。

 

ここまで顕著な例はそれほどないかもしれませんが、多くの場合、英単語で検索した方が、より最新の情報にたどりつくことができます。

英語が苦手でも、検索語などに使っているうちに、いやでも覚えていくことでしょう。

 

さあ!「OS X hosts」をタップしましょう!

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chrome の場合は、左下にダウンロード状況が表示されます。

やがてダウンロードが終了すると、

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こうなります。

ファイル名が長く、中間が省略されていますが、プロダクト名、バージョン、ファイルの種類がわかる絶妙な調整です。

 

早速 VirtualBox-5.2.14-1....dmg をダブルタップしましょう!

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chrome に比べ、かなりわかりやすいインターフェースです。

1という数字の横に、アイコンをダブルクリックしてほしい旨が表示されていますが、これは古いPCを使用しているユーザへの配慮によるものでしょう。

近いうちにタップという表記に変わるはずです。

 

細かいことは気にせずに、VirtualBox.pkg のアイコンをダブルタップしましょう。

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こうなって、

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こうきて

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こうなって

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こうなっての

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こうです。

 

間違えてこのダイアログを閉じてしまい、慌てたりはしていませんよね。

私も慌てませんでした。

冷静に、いつもの例のリンゴからシステム環境設定の「セキュリティとプライバシー」を開けばなんの問題もありません。 

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よりにもよって Oracle America Inc. のソフトウェアの読み込みをブロックしたなどと報告してきますが、冷静に「許可」をタップしましょう。冷静に。

 

ほどなく VirtualBox のインストールが終わります。

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インストーラをゴミ箱に捨てようとしていますが、ここでインストーラと言っているのは、ダウンロードしてきた dmg ファイルのことです。

好きにしてください。

 

忘れがちですが、それとは別にインストーラがメディア化したアイコンがデスクトップに残っているので「取り出す」しておきましょう。

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これであなたはWEBプログラマーとしての第一歩を踏み出しました。

あなたのWEBプログラマーとしての経験日数は、今日から数えて構いません。

 

システムエンジニアを目指したら最初にするべき3つのこと

あなたのまわりに、こんなデスクトップの Mac Book Air はありますか?

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もし、そんな Mac Book Air があったら、その使用者はライトユーザです。

そのライトユーザは、システムエンジニアにとって一番大切な設定をしてません。

 

 

いつものリンゴから「システム環境設定」を開いてください。

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「システム環境設定」の1段目の左側にある「デスクトップとスクリーンセーバ」を選んでください。

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左側にある「無地の色」を選ぶと、右側に選択することができるいくつかの色が表示されますが、システムエンジニアが選択するべき色はこの中にはありません。f:id:nickQueue:20180709115541p:plain

右下にある「カスタムカラー」をタップし、パレットの中から「ブラック」を選択してください。

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この時点で、デスクトップはこんな感じになっています。

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だいぶシステムエンジニアのデスクトップらしくなってきました。

例えばスクリーンショットのファイルサイズにも、そのシステムエンジニアらしさは表れています。

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次に目につくのは、画面下部に並ぶ不要なアイコン群です。

これらのアイコンを2本指でタップするとコンテキストメニューが開くので、そこに「Dockから削除」という項目があったら迷わず選択してください。

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一瞬、「Dockから削除」が見つからなくても、「オプション」の中にあることもあるので、よく注意して探しましょう。

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中には「Dockから削除」が見つからないものもあります。

一番左のイケメンのアイコンと一番右のごみ箱のアイコンは残しておくべきアイコンなので良いのですが、コンパスのアイコンは Safari という、シェアの低いブラウザのアイコンです。

最終的には削除するのですが、今はどこかのページを表示中で、実行中なので削除できないのです。

実行中のアプリケーションのアイコンの下には、それが実行中であることを表す「インジケータ」と呼ばれる黒い点が表示されています。

メニューに「終了」という項目があり、実行中感を演出しています。

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一通りの設定が終わると二度と使用することのない Safari ですが、Dock から削除する前に Google Chrome をインストールしましょう。

 

Safari のアドレス欄に、「chrome d」と、入力してください。

あなたがその人生の中で、Safari のアドレス欄に文字を入力するのは、この「d」が最後になります。

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サジェスト機能による検索候補の中から「chrome ダウンロード」を選択します。

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検索結果の、リンクになっているタイトルの下に「広告」と表示されているものがあることがわかるでしょうか?

これは、検索により、その対象とするページの該当度をスコアリングして上位に表示されたものではなく、広告という形でそこに表示されているリンクです。

もちろん広告の中には有用なものもたくさんありますが、あなたがシステムエンジニアを目指すのであれば、あなたは二度とこの広告リンクを選択してはいけません。

自分の知りたい情報を探すために検索語を考え、その結果どういうページが検索結果の上位に表示されるべくスコアリングされるのか、という重要な体験を重ねていくためです。

 

先ほどの検索結果からは、2番目、すなわち広告以外の検索結果の1番上位にスコアリングされた「パソコン版 Chrome - Google」をタップしましょう。

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一発で目的のページを見つけることができました。

素直に「Chrome をダウンロード」と書かれた青い部分をタップしましょう。

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すると利用規約に同意を求められます。

 

このように、ソフトウェアをインストールするときには、しばしばその利用規約に対して同意を求められます。
そのような利用規約は一通り読みましょう。
少なくても、そのソフトウェアの利用において何か問題があった時、あなたはその利用規約に同意していないとは言えません。
それは将来的にあなたがリリースするソフトウェアにおいても同様です。
利用者には、必ず利用規約に同意させ、その利用規約に免責事項を明記しましょう。

 

利用規約に「同意してインストール」すると、インストーラのダウンロードが始まります。
Safari では、ダウンロードの進行状況が画面右上に表示されます。
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ダウンロードが終わると、そうだとわかるような雰囲気を持った表示に切り替わります。

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ダウンロード途中の進行状況をよく観察していなければ、この下矢印がダウンロードの完了を意味していることに気付きにくいかもしれません。
Safari の開発者が、ユーザインタフェースの改善意識を強く持っていることに期待しましょう。

ともあれ、この下矢印をタップすると、ダウンロードしたファイルが表示されるので、その googlechrome.dmgをダブルタップしましょう。

 

すると、こんな感じになり

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こんな感じになります

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こんな感じになったからといって上部のアイコンを下部のフォルダへドラッグ&ドロップするのだと伝えきった気になっているのは、google らしからぬユーザインターフェイスに対する改善意識不足を感じます。
もう少し利用者の立場にたったシステム作りを心掛けて欲しいものです。
とはいえ慣れれば全く気にならなくなるので次に進みましょう。

 

だいぶ長くなってきました。
私もこんなに長くなるとは思っていなかったのですが決して後悔しているわけではありません。
むしろシステムエンジニアを目指すための第一歩は、軽いものではあってはならないはずです。
あなたがシステムエンジニアを目指すならば、Chrome を表す丸いアイコンをアプリケーションフォルダを意味するフォルダのアイコンへドラッグしましょう。


まだシステムエンジニアを目指し始めたばかりのあなたは、トラックパッドでのドラッグ操作に慣れていないかもしれません。
左手の親指でトラックパッドを触り、右手の親指でドラッグするようにすると、あなたはまたトラックパッドの魅力に気付いてしまうことでしょう。

 

騙されたと思って Chrome のアイコンをフォルダの位置までドラッグした後、ドロップせずにいてみてください。
Finder でアプリケーションフォルダが開かれます。
好都合なのでそのまま開いておきましょう。

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管理者の名前とパスワードが必要だと言われます。
「認証」をタップし、入力しましょう。
なにやらコピーしている雰囲気が終わると、先程開いていた Finder のアプリケーションフォルダに Chrome のアイコンが現れます。

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すぐダブルタップしてください。

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一転してとてもユーザフレンドリーな確認ダイアログが表示されます。

このわかりやすさといったらどうでしょう。
あなたが将来リリースするソフトウェアのユーザインタフェースはこうであってください。

 

「開く」をタップしましょう。

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にわかには信じられないかもしれませんが、今ようやく Google Chrome のインストール準備ができました。
とりあえず「使用統計データや障害レポートを Google に自動送信して Google Chrome の機能向上に役立てる」のチェックは外しましょう。
これは、 Chrome の機能向上のために役立たないため、ではありません。
もし何か障害が起こったら、自分の言葉で Google にそれを伝え、合わせて障害が起こった前後の経緯も詳しく説明してください。
その方がはるかに Chrome の機能向上に役立つのです。

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ここで、いつも使うブラウザを Chrome にするか Safari のままにするかの選択を迫られます。

あなたはもう二度と Safari のアドレス欄に文字を入力しないことを決意したのですから、ここは「”Chrome”に変更」を選択してください。
なぜ、Chrome がダブルクォーテーションで囲まれているか、とういことを説明するのはまた別の機会に。

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ようやく Chrome が起動できました。

 

あなたは、なぜ Chrome をインストールしたか覚えていますか?
私はぜんぜん覚えていました。

新しく起動した Chrome でこのブログを表示した後、Dock の Safari のアイコンを2本指タップし、終了してください。

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これで Safari に用がなくなったので Dock から削除しましょう。

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Chrome とは長い付き合いになるので Dock に追加しましょう。

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ライトユーザのデスクトップでは気付きにくく、忘れがちなことなのですが、デスクトップに Chromeインストーラがメディアとして残っているので、アイコンを2本指タップし、「”Google Chrome” を取り出す」しましょう。

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なぜ、ここでダブルクォーテーションで囲まれているのが 「Google Chrome」になっているのか、とういことを説明するのはまた別の機会に。

 

最後に、「システム環境設定」で、上の方にある「Dock」を開き、「Dockを自動的に表示/非表示」をチェックしてください。

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合わせて、サイズを最大に、画面上の位置を左にするのがオススメです。

 

ここまでの設定が終わると、あなたのデスクトップはこんな感じになっています。

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とてもシステムエンジニアらしいデスクトップになりました。

スクリーンショットのサイズを、最初のものと比べるとこうなります。

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左のデスクトップと右のデスクトップでは、ここまでシステムエンジニアらしさに差が出るのです。

 

お疲れ様でした。

あなたはもう、どんなアンケートの職業欄にも「SE」と記入して構いません。

 

Mac Book Air を購入したら最初にするべき1つのこと

あなたは Mac Book Air にマウスを接続して使っている人を見たことがありますか?

 

もし、そんな人がいたら、その人は Mac Book Air で一番大切な設定をしていないに違いありません。

 

例の左上のリンゴから「システム環境設定」を開きます。

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そして2段目の真ん中あたりにある「トラックパッド」を選びます。

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「ポイントとクリック」にある「タップでクリック」をチェックします。

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「スクロールとズーム」にある「スクロールの方向: ナチュラル」のチェックを外します。

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これであなたの Mac Book Air は驚くほどあなたの思い通りに動きます。
もう二度とマウスを使うことはないでしょう。